こんにちは、塾長です。今年は冷夏と言われていたはずなのに、この暑さ。災害級です。皆様くれぐれもご無理をされないようにお願いします。
さて、プログラミング教室へのお問い合わせが増えてきました。
「どんなことをやるのですか?」
「学校でも始まると聞きました。体験してみたいです。」
「子供がやりたいと言ってます。体験できますか?」
はい、ぜひ、来て見て体験してください。百聞は一見に如かず。お待ちしております!
一方、プログラミング教育が良く分からない方もまだまだ多いはず。そこでお電話をいただく前に読んでいただけるよう、少し説明を綴ってみたいと思います。
Contents
「プログラミング」って何ですか?
プログラミングとは、コンピューターに与える命令をつくることです。コンピューターを自分の思い通りに動かすことができます。ただし、少し練習が必要です。
コンピューターはとっても論理的です。「いつ」「何が」「何を」「何秒」「何回」「どうする」などについて抜けもれがなく指示を出さないと正しく動いてくれません。ちょっとでも曖昧な命令を出せば失敗します。そのため「やりたい」と頭に浮かんだことを「つまりどういうこと?」と分析し、コンピューターが理解できる「論理的な言い方」に翻訳する必要があります。それを練習するのがプログラミング教室です。
生徒たちは何をプログラミングしているのですか?
ヒーローズ植田一本松校では「マインクラフト」というゲームの仮想世界で、家を建てたり、地下洞窟をつくったり、時計のような機械をつくったりしています。全てプログラムだけで実現しますから、膨大な建築作業を自動化したり一瞬で建築を仕上げたりすることができます。
YouTubeで2分40秒の動画を見られます。「スクラッチ」×「マインクラフト」=「マイクラミング」と覚えてください!
マインクラフトはモノづくりをシミュレーションする仮想世界なのです。しかも、何をしても怒られません。だから想像力が邪魔されません。子供たちの想像力と学ぶ力を結び付けてくれる最高の環境なんですよね。
どうです?
楽しそうでしょ。
でも楽しいだけではありません。いつの間にか、
- 小学生が中1で習うマイナスの数を体験して使っている。
- 小学生が高2の数Bで習う空間ベクトルを体験して理解している。
ということが起こります。
専門用語やプログラミングの文法を覚える必要がありません。それなのに、数学的な考え方、論理的な考え方、再現性という科学的な考え方を、作って、見て、体験を通じて理解し、そして自分のアイデアとして活用できるようになります。
米村でんじろう先生みたいに、爆発実験をしたい?
もちろん、できますとも。
例えば、TNT火薬を10000個ならべて爆発させるプログラム。2か月くらい通った小学生ならば、たった2行のプログラムで実現してしまうでしょう。小4算数の立方体と、高2数Bの空間ベクトルの応用なのですが、それを小学2年生が作ってしまいます。
もしもプログラミングを知らなければ10000回の作業を前に、諦めるでしょう。
プログラミング教育と5教科の違い
プログラミング教育が5教科と違うところは次の通りです。
- 模範解答がない(納得できる解を発案する、個性を発揮する)
- 試行錯誤をする(失敗を活かして改善する、科学的に考える)
- 自ら進んでする(楽しむ、チャレンジする)
なんだか難しそうにですが、実際に体験されれば、きっと直ぐに分かります。そして
- 模範解答を真似するだけ
- 間違えずに速く解かせる雰囲気
- 先生の言われた通りにやるだけ
というような、受動的なプログラミング教室なんてやる意味がない、ということもお判りいただけると思います。
「失敗」ではなく「実験」
「あれ、ちがった。あーでもない、こーでもない・・・」
生徒がプログラミングで試行錯誤をしています。その隣にいるお母さま。1分も経たないうちに、
「あ、そこは、そうじゃなくて、0から始まるから・・・」
と思わず答えを言いそうになります。そこで間に割って入ります。
「お母さん、ここはぐっと我慢です(笑)。それに失敗しても大丈夫です。何度でもやり直せますから。お子様を信じましょう。」
「あ、すみません。そうでした。思わず・・・」
お母さんの心配をよそに、生徒は1回か2回の失敗を経て、思い通りのプログラムを作りあげました。
「あれ、すごい。意外とできるじゃない。うちではゲームばかりなのに。」
「実はさっきのは失敗ではなく、実験なんです。何度も試せる、試行錯誤ができる、そういう環境では失敗がありません。そして今のように、子供の能力は大人が思っているよりも高いんですよね。」
普通の勉強なら、分からなければ直ぐに教えたりヒントを与えたりします。しかしプログラミング教育では、答えを直ぐに教えたらダメなんです。最初に目的だけを共有したら、そのあとの実現の仕方は子供に考えてもらいます。
「失敗の共有」が勉強にも役立つ
プログラミング教育は応用が利きます。5教科の勉強にも活用できるメリットがあります。私は「失敗を共有する」という行動と価値観が身に着くことが最大のメリットだと思います。
プログラミングの授業は、今までの教育とは違って「失敗」の見方が変わっています。「実験」なのです。失敗がまた次の試行錯誤に役立つからです。「失敗した」よりも「どそうしたらもっと良くなるか」に価値があります。失敗をオープンにして知恵を集め、改善する方が大切だという価値観になります。
実は、成績を上げる時も同じなんです。
優秀な子や成績を伸ばす子は、必ず自分が間違えた問題をオープンにします。オープンにすることで、先生や友人たちから、正しい考え方や意見を聴くことができます。そっやって他人の知恵を自分にも取り込んで、遂には自分でできるようにしてしまいます。
伸び悩む子や勉強が苦手な子は、自分の間違えを隠そうとします。小さなミスなら無かったことにして、できたことにしてしまいます。そうやって間違いをもみ消してしまうので、同じところで何度も間違えます。
このように、プログラミング教室を通じて身に着く「失敗の共有」は、子供たちが能力を伸ばす上でとても大切です。子供が学ぶのを支え、人間らしく自由に考える主体性を生みます。
だから将来を広げます。
大人も一緒に学びましょう
プログラミングに取り組むお子様の姿を見ていると、なんだか他人事ではありません。教育改革から漏れた世代はどうしたらよいでしょうか?
少し上の世代なら、まだ学生です。学生のうちに少しでもプログラミングを学んでおきましょう。選択科目で情報処理やプログラミングを選ぶのも1つの手です。
もっと上の世代は、もう社会人です。仕事をしながら自分で勉強するしかありません。職場の改善活動の中でエクセルのマクロをつくったり、Visual Basic スクリプトやパイソンで一部の業務処理を自動化するなどして、プログラミングを活用する場面をつくっていくのが近道です。もちろん上司に命令されてから、ではなく提案です。子供達だってアクティブラーニングなのですから。
社会人がプログラミングを1から学ぶのは大変です。教育改革でプログラミングの考え方を学べるようになった子供たちは、たいへんというより、むしろラッキーです。
やはり勉強は一生続きます。「勉強の仕方」を身に着けていることが大切ですね。
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