プログラミングで論理的思考力、問題解決力が鍛えられると言われます。
どういうことかイメージするために、ちょっと次の問題を考えてみてください。
「ボタンが押された」を使って「ボタンが放された」を作ってください。
こんなことばかり考えるのがプログラミングです。
そしてこれが問題解決力につながる理由について考えます。
「ある物だけで間に合わせる」という思考力
先日、Eテレの「Why!? プログラミング」を見ました。
私たちのプログラミング教室と同じスクラッチ(Scratch)を使った説明です。
ジェイソンさんが
「マウスが押されなくなったとき」
という条件をプログラミングしようとしました。
ところが、スクラッチで用意されている条件は
だけです。
オーマイガー!?
「マウスが押されなくなったとき」が、ありませ~ん! Why?
と困り果てたジェイソンさん。
皆さんならどうしますか?
実は、演算の
を組み合わせて、
とすれば、
「マウスが押されなくなった」
と同じ意味になるのでした。
これは正に、ある物を組み合わせて目的を果たす訓練になっています。
論理的思考力と問題解決が結びついている良い事例でしょう。
お金も時間も道具も限られているのが問題解決
部活も仕事も研究も、すべて
「限られた条件の中で目的を達成する活動」
と言えます。
予算が足りない、時間が無い、環境が悪い・・・
不平や不満を言えばキリがありません。
いえ、予算も時間も道具も限られている方が、むしろ普通です。
ですから、今の状況で対応するとして、
どうしたらできるか?
を考える事に集中する必要があります。
不満足な中でも解決策を見いだせることこそ、本当の価値があります。
そして、そういう解決策を思いつける人は頭が良いと思います。
実際、そういう人が部活や仕事では評価されます。
「できない理由」ばかり漏らす人
と、
「どうしたらできるか」を提案する人
の差が出てきます。
これは仕事にも直結する行動習慣ですから、将来は年収にも響いてくるでしょう。
この行動パターン、思考パターンの訓練が、長年の教育課題でもあったわけです。
問題解決とプログラミングはよく似ている
冒頭の例で見たように、プログラミングの過程では、
「限られた命令だけを組み合わせて目的の機能に仕立てる」
ということを多く考えます。
これが問題解決の思考や行動のパターンとよく似ています。
これからの世代に必要な素養として、
- 問題解決力
- コンピューターを使いこなして解決を加速する力
を伸ばすためです。
それにはプログラミング教育がもって来いなわけです。
学校で導入されるプログラミング教育が、何もプログラマーを育てるためではない、ということが、これで分かるでしょう。
逆に言えば、問題解決やコンピューターを使いこなす訓練ができるなら、プログラミング言語は何だってかまいません。
小中学生ならなおのこと、できるだけ専門用語を覚えなくてもできる環境が理想です。
だから用語を覚えなくても始められるスクラッチが人気なのです。
お問い合わせが増えています
昨日は小学低学年向けにプログラミング教室をしました。
明日もあります。
最近、プログラミング教室の問い合わせが増えてきました。
今週も小学生から3件の体験申し込みがありました。
日本でプログラミング教育の重要性が広く理解されるのは、まだまだ、これからだと思います。
それでも教育改革をきっかけに、みなさんの関心が高まってきているのを日々感じています。
とても良いことだと思います。
ただ・・・
本当は、教育改革から漏れてしまう今の中学生や高校生も、取り組むべきなんですよね。
脱ゆとり教育の時に、ゆとり世代が置いていかれました。
その世代は苦い経験をしたでしょう。
私の息子は小6で来年から中学1年生。
2020年から小学校で始まるプログラミング教育から外れた世代です。
だから私が教えています。
親として、できることをしておきたいですね。
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