高校1年生がテスト対策で泣きついてくる2大科目と言えば、
1位 物理基礎
2位 数学1
ではないでしょうか?
在校生はもちろん、卒業したはずの生徒たちからも泣きつかれます。
「学校の授業を聴いても、さっぱり分かりません!」
対処法を知っているので、毎年恒例の治療をします。
そもそも、なぜ多くの生徒がこうなってしまうのでしょうか?
それには、共通した理由があります・・・
どちらも「新しい考え方」を導入するからです。
新しい考え方は、順を追って理解することはできます。
しかし、
「う、うん。
そこは分かりました。
でも、だから何なんでしょうか?」
という反応になってしまい、脳が受け入れを拒否してしまいます。
理解はできるけど納得はできない
納得できないことは、理解した気になれないし、次の知識を受け入れることもない。
それが人間というものです。
たとえば数1の「集合」で、
AがBに含まれるとき、「AならばB」が言えるので、これを「A⇒B」と書く事にします。
このときAはBの十分条件と言います。
などと説明されても、
「ふーん。
で、何でわざわざ記号を使うの?」
という反応をしてしまい、それ以降の勉強を脳が拒否してしまいます。
そのまま1か月が過ぎて、テスト前に困る、というワケです。
ですから、教科書に書いてあることを注意深く読んでも、頭が理解しようとしてくれないのです。
わからない、というより、納得できなさ過ぎて、脳が拒否してしまいます。
「なぜ、いきなり矢印?」
と思っているのに、
「相対速度は相手の矢印から自分の矢印を引けばよい」
とか言われても、頭が説明を受け入れてくれません。
頭の良い先生は説明が下手
物理基礎や数学1で、いきなり困っている生徒は、こういう状態です。
理解する前に、納得をしたいのです。
ところが、高校の先生や塾の先生が、
- 教科書どおり、まじめにマニュアル通りに教える
- いきなり例題の解き方や解法のワザを見せたりする
ような先生だったりすると、
多くの生徒は、納得できないまま置き去りになるでしょう。
生徒が知りたいのは、教科書を理解する前の段階、
つまり、
- そもそも何がしたいの?
- 何が便利なの?
という価値観や経験の共有みたいな知識です。
これからやることの世界観や、
先人がそう考えるに至った理由みたいなものを押さえないと、
理解する段階に進めません。
それを説明できる先生を探しましょう。
困ったら、うちに来てください。
ヒーローズ植田一本松校や赤池校でお待ちしております。