教室では昨日から私立高校入試対策がはじまりました。
生徒たちから色々な高校の色々な年度の色々な教科の過去問についてランダムに質問が来ます。
入試問題を見た瞬間に解法を見破って即興で解説していくので、脳みそフル回転、毎日クタクタです。
疲れますが、このライブ感覚がいいんですよね。
さて当然ながら、こんな質問も出てきます。
過去問で何点取れれば合格ですか?
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入試問題は6割で合格するように作られる
普通は100点満点なら60点前後で合格するように入試問題が作られます。
もちろん実際の合格点は年によってばらつきます。
58点で合格する年もあれば63点で合格する年もあります。
また当然ですが、
私立高校では、一般コースと特進コースで合格点が異なります。
公立高校のような共通試験では、学校ごとに合格点が異なります。
とりあえず、これから私立高校の過去問を解く皆さんは70点を目指しましょう。
5教科(桜花学園など一部は3教科)の合計で7割を超えればまず安全です。
65%でも大抵は合格できるでしょう。
本番と同じ状況でやらなければ意味がない
もちろん、制限時間や回答形式を厳しく守って取り組みましょう。
解答用紙に名前や受験番号を書く時間も含めて制限時間ですからね。
そして厳しく減点してくださいね。
学校の先生なら×にするだろうなぁ・・・という感覚です。
オマケや「本当はできてた」という言い訳も一切ダメです。
本番と同じ状況でやらなければ点数に意味が無くなります。
ミスや勘違いも含めて実力です。
時間に制限があるからこそ、本番で想定される時間配分や勘違いでミスが起こります。
本番の前にミスを出しておくからこそ、対策の段階に進めます。
逆に過去問を甘いやり方でやったら、本番で初めてミスを経験する羽目になります。
そうなると試験会場でパニックになってしまいます。
過去問で厳しく練習するからこそ、本番で実力が出せるのです。
こうしたことを踏まえて、過去問にチャレンジしましょう。
推薦入試の学科試験は基準が全く別
私立高校の推薦入試でも学科試験はあります。
基礎学力の確認を目的とし、英語、数学、国語の3教科で試験を行います。
ところが、ほとんどの高校は推薦入試の過去問を公開していません。
一般入試の問題に準ずる出題を課す高校もあれば、基礎問題に絞る高校もあります。
学校で担任の先生に聞けば、出題レベルくらいは分かるかもしれません。
そして気になる合格点ですが、これはハッキリ決まっていません。
もちろん公開もされません。
そもそも推薦入試は学力だけが評価対象ではないからです。
中学校から推薦を出した時点で、ほとんど合格です。
とは言え、学科試験があまりにも低い点数だと不合格になります。
流石に30%未満では苦しいでしょう。
実際、中には不合格になる生徒もいます。
中学校によって私立推薦の合格率が違う!?
上で述べたように、推薦だからと言って確実に合格するわけではありません。
実は、どの中学校から推薦を出したかで、推薦の合格率が変わります。
同じ私立高校の推薦入試でも、不合格者が出てしまう中学校と、出ない中学校があります。
これは学校の内申点が「絶対評価」であるためです。
絶対評価では中学校が決めた基準が甘ければ、高い内申点を取りやすくなります。
つまり中学校の間で、内申点と学力が釣り合わない格差があります。
この格差を補正するために、私立高校側は中学校ごとに内申点の補正値を持っていると言われています。
同じ内申点でも、他の中学校ほど学力が無いとされる中学校からの推薦であれば、それだけ当日の基礎学力テストや面接で点数を稼ぐ必要があるのです。
ヒーローズ植田一本松校での基準
ヒーローズ植田一本松校には、植田中学校、御幸山中学校、神丘中学校の生徒たちが多く通います。
どの中学校も名古屋市の中ではレベルが高い方だと言われています。
(もちろん、牧の池中学校や私立中学校の生徒もいらっしゃいます)。
実際、今まで見てきた生徒の中で、私立高校の推薦で不合格者は出ていません。
私立高校から見て、これらの中学校の内申点は、それなりにプレミア評価なのでしょう。
特に学校で大暴れしたなど負の実績が無い限り、私立推薦は今のところ安全です。
一応、植田一本松校では、基礎学力テストで5割は切らないように助言します。
とは言え、推薦の過去問が無いので、一般入試の過去問で代用して、それでどの教科も4割を絶対に下回らないことを目安にします。
もっとも、そんな基準はみんな軽くクリアしていきますけどね。
合格点を公開している高校もある
一般受験に話を戻します。
合格最低点や、合格者平均点などのデータを毎年公開している学校もあります。
ほとんどの高校はホームページを持っています。
入試情報 ⇒ 合格点・・・などとページをたどれることがあります。
ただ注意なのが「合格者平均点」は「合格最低点」よりも高いということです。
学習塾に通う生徒なら、塾の先生に聞いてみましょう。
合格偏差値と出題の難易度から、何点くらいで合格できるか言い当ててくれるでしょう。
本番は何かが起こって当たり前
最後に、もっとも大切なことを書きます。
試験会場には魔物がいる!
ということです。
必ず自分にとって良くないことが大かれ小なかれ起こるものです。
大雪が降った!
などです。
実際、私は私立高校入試の日が大雪でした。
大学入試の二次試験なんて、もっと最悪でしたよ。
前の席に座った人が風邪だったようで「ゴホゴホ」と咳を連発するのです。
前の席と私の机は一体型なので、咳のたびに振動が起こるのです。
しかし、その人を同情することで平静を取り戻しました・・・
こんなことがあると気が散ってしまい、5点くらい点数が下がるかもしれません。
ですから、できれば過去問では5%増しの70点くらい取れた方が安心です。
逆に良い点が取れても、本番では1割下がるかもしれないと覚悟しておくのです。
本番には何かが起こる!
と想定して準備した方が、むしろ気持ちが楽です。
友達と一緒に行くなら、携帯番号と自宅の番号の両方を控えておきましょう。
さらにお友達の保護者の携帯番号も教えてもらっておきましょう。
カロリーメイトや水筒(ペットボトル)を用意しましょう。
ホッカイロやハンカチ、チリ紙を忘れずに。
筆記用具は余分を持ちましょう。
腕時計はありますか?
お父さん、お母さんは自動車をスタッドレスタイヤに換えておきましょう。
何も起こらないと願うより、起こると想定して準備しておきたいものです。
気持ち的にも、です。
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