塾長です。
合格体験記の2人目を紹介します。
愛知大学
県内で人気のある大学の1つです。文系の大学で、創立70年以上と歴史も古いです。
出身者には地元の名士や社長さん、銀行の店長クラスの人などが多く、就職に有利と言われています。
創立は豊橋ですが、近年どんどん名古屋へキャンパスを移しています。しかも名古屋ささしまライブや車道といった、とても良いところです。それもあって、更に人気が上がてきた印象です。
ヒーローズがある植田地区からも志願者が多いです。
実は私立大学
大学の名前を県外の人が聞けば、国立大学だと思われるかもしれません。でも愛知大学は私立大学です。ちなみに愛知県にある国公立大学は次の7つ。
名古屋大学(国)、名古屋工業大学(国)、愛知教育大学(国)、豊橋技術科学大学(国)、名古屋市立大学(市)、愛知県立大学(県)、愛知県立芸術大学(県)
こだけあれば名前の取り合いになりますね。愛知大学の名前は貴重です。
合格体験記
私は高校2年の夏頃に入塾したのですが その当初から塾を苦手教科の克服に利用すると決め、松下先生と話し合った上で、計画的に学習して来ました。
今思えば、先生と立ててきた計画のおかげで、自宅学習で補う問題と 学習塾で解決する問題というようにメリハリが生まれていたと思います。
試験期間では、前半に厳しい結果を見ましたが、自分と先生の立ててきた計画、学習法を信じていたので、精神的にまいることはありませんでした。
一年半ありがとうございました。
むしろ武勇伝になった
受験勉強は順調でした。
そして高校では学年上位だったので、指定校推薦をもらう事ができました。
指定校推薦なら安心?
みなさんご存知の通り「指定校推薦」は普通の「一般推薦」とは違います。高校が「推薦する」と言った時点で、大学側が合格を出してくれる。そういう特別な1~2名の推薦枠です。大学と高校の信頼関係でそれが許されます。
だから下手な生徒を推薦したら、高校は大学からの信用を失い、その推薦枠を消されてしまします。それだけに、高校は優秀な生徒を推薦し、なおかつ志望理由書の書き方や面談の対策について、高校のプライドをかけて指導するのが普通です。
だから私も安心していました。もう合格だと。
耳を疑うほどのショック
ところが結果発表の日を過ぎても、本人から何も報告がありません。
そして良くないことに、彼が翌日に塾へ来た日、私は別の生徒たちの担当で付きっ切りでした。それで結果を聞きそびれてしまいました。申し訳ないことをしました。
その後、お母さまからコミルで報告を受けました。ショックで結果を報告できずに帰宅してきてしまったそうです。
それにしても、信じられませんでした。指定校推薦で不合格を出されることが本当にあるのか、と。
翌週、彼は「一般受験に向けて、引き続き受験勉強をすることになりました」と言って、冬期講習と入試対策の申込書を提出してきました。もう数日たったからよいだろうと、理由を聞いてみました。
「志望理由書に他の大学の研究室や教授の名前を書いてしまい、気づきませんでした。面接でそのことについて確認され、頭が真っ白になって、何も答えられませんでした。」
「え、志望理由書の記載について、高校が指導してなかったってこと?」
「文章の中身までは、あまり見てもらえませんでした。」
私は耳を疑いました。
高校と大学の信頼をかけた指定校推薦のはずが、そんな甘いチェックの運用になっていたとは。
当初の計画に戻っただけ
入塾した時は、
「学校の勉強が心配になって来た。」
「きっと推薦がもらえるような成績ではないので、一般受験で挑戦できるような実力をつけたい。」
と言っていました。高校2年生から入塾する子は、みんなそう言います。
そして、それから実力をつけていきました。
3年生の7月に面談したときには、
「指定校推薦がとれるかもしれない」
になっていました。
つまり、指定校推薦の話しは、後から出てきた話です。
だから一般受験の準備をしてこなかったわけではなかったです。
もともと一般受験に向けて必要な教材を最初から渡してありました。
当初の予定に戻っただけです。
やるべきことは前から決まっていました。だから淡々と進めていきました。
むしろ、より良い大学へ合格!
お母さまからの速報のメッセージが入りました。
「先生、愛知大学に合格しました。〇〇大学にも合格しました。まだあと1つ発表待ちの大学もあります。また連絡します。」
すぐに教えていただけるので、ありがたいです。私は嬉しくなって講師たちの連絡網に、その速報を伝えました。
それから数日後、本人が最後の授業にやって来ました。そして、あらためて本人から報告を受けました。
「愛知大学に合格しました。あと1つ発表待ちですが、一番行きたいところなので、もう決めました。」
「今度こそ、合格おめでとう。実力で勝ち取りましたね。自信もって良いよ。」
「はい、ありがとうございます。」
「1つ聞いて良いかい?
指定校推薦だった□□大学と、今回合格した愛知大学。
もしも両方を同時に合格したとしたら、どちらを選ぶ?」
「愛知大学です!」
こういう逆転合格もあるのですね。
一般受験で勝ち取った合格です。
しかも、むしろ、より難しいところへ合格しました。
とても自信がついたと思います。
「よし、これで武勇伝になったね。なかなかいないぞ。指定校推薦で落ちたヤツ。」
「やめてください。今でもトラウマなんです。」
「それは受験というより、あれでしょ。『面談でやらかした』みたいな。」
「あんな思いは、もうたくさんです。」
あれ?
意外と引きずっていました。合格体験記には「試験期間では、前半に厳しい結果を見ましたが、」とだけ記載する淡白さ。
彼らしいです。
今年の反省「指定校推薦でも塾長が事前チェックをする!」
もう、これですね。
鹿児島大学に合格した生徒も、志望理由書を見せてもらったら、まるでノーチェックだった。
それについてのお話しは、またあらためて。
最近の高校はそうなのか?
推薦入試は学校と志望校との対話。塾が口出しする隙などない。指定校推薦ともなればなおさら。
そう思っていたのですが、生徒本来の良さが大学に伝わらないのであれば話しは別です。もちろん主役は学校と生徒。あくまでも塾は裏方で良いですが、これからはその裏方として、塾長が積極的にチェックするようにしたいですね。
注意
当塾は創業以来、すべての生徒の進路を祝福するポリシーです。従いまして併願校を合格実績に含めることはありません。生徒の進路先だけを公開しているため、併願校の名前も記事では伏せてあります。
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