塾長です。
「今日、なんか、やる気が出ないんです。」
というテンプレ発言を口にしては、ダラダラしてしまう。
そんな生徒とお話ししました。
「やる気」って何!?
どうやったら「やる気」が出るのか・・・?
これを気にしている人には、たいへん申し訳ないのですが、結論から申します。
「やる気」なんてものは、存在しません!
気にするだけ時間のムダです!
というか、それを気にしている人が何かをやり遂げたという話を、私は聞いたことがありません。
存在しないものに、ひたすら時間や精神力を使ってしまうハメになります。
そりゃ、成績も偏差値も上がらないのは当然です。
例えば、何かのスポーツの試合にチームが負けたとします。
その理由を問われたときに、もしも監督が「やる気が不足していたからです」と答えたらどうでしょう?
例えば、仕事で期待する成果が出なかったとします。
その理由について上司が「君のやる気が無いからだ」と答えたらどうでしょう?
そんな無策で無能な監督や上司がいるところは、そもそもダメですよね。
正常な組織であれば「やる気がなかった」なんて分析は1つも出て来ません。
そういうのが出てくる所は、要するにブラックな部活や職場ということです。
「やる気」を重んじていると、ブラックな環境を引き寄せてしまいますよ。
「やる気」が無いから勉強しないのではなく、「やる気」なんてフワフワしたものを気にしているから勉強しないんですよ。
ウソばっかり言う悪い大人に要注意
やる気は最初から存在しません。
ちゃんと、このような現実を教えてくれる大人が、あなたの周りにいますか?
やる気がどうのなんて、ウソばっかり吹き込まれていませんか?
人間の脳は全身の神経とつながっていて、あらゆる刺激を処理しています。
体からの刺激の状態に連動して、無自覚に気持ちが「浮き沈み」してしまいます。
仮に「やる気」の正体があるとすれば、そのような気持の「浮き沈み」程度のものでしょう。
それは、大きな音がすれば、そっちを見てしまったり、
昆虫が光に向かって飛んでしまうような、
瞬間瞬間の反射運動みたいなものです。
単に、生身の体とはそういうものです。
日々の心の浮き沈みに、いちいち特別な意味を持たせても仕方がありません。
むしろ、生身の体とはそういうものだと受け入れて
「そんな体をどのように使いこなすべきか」
を考えて行動することに集中すべきでしょう。
ところが「やる気」という名前を付けてしまうと、あたかも特別な意味があるかのように錯覚します。
それがウソの始まりです。
体のコンディションは、生活のリズムや食事のとり方などを調整して、物理的に管理しましょう。
勉強に持ち込むような話ではありません。
ましてや勉強法の話でもなんでもありません。
自分の内面をいくら掘り返しても、新しい知識が得られることは無いですよ。
ゲームやアニメの世界では、やる気が出るとスキルや魔法が発揮されて何やら解決するストーリー展開もありますが、現実世界では違います。
気分が高揚しても、それは気分が上がるだけで、成績は上がりません。
騙されないでくださいね。
やる気は後悔のもと
日々の勉強を「やる気がある」「やる気がない」で決めてしまうと、後になって
「あー、もっと勉強しておけばよかった」
と後悔する羽目になります。
塾長は大学受験で2浪しました。
浪人というのは、同級生や世間の時間の流れから弾かれた状態で、まるで社会から孤立したような気分になります。
1年浪人しても合格できず、2浪目が決まったときは本当に落胆しました。
そして1浪目の勉強について、後悔をたくさんしたのです。
もっと努力できたはずだ・・・
そんな風に考えてしまい、グルグルと同じようなことを何度も振り返っては後悔するのです。
たとえ嫌いな科目だとしても、受験に必要だと分かり切っていたのだから、好きだと思い込んで前向きにすべきだった・・・
あの時、気分が載らずにダラダラしてしまった時間がもったいなかった・・・
自分のやって来たことは自分が一番よく知っています。
どうするのが理想だったのか、本当は分かっていたはずです。
やる気があろうがなかろうが、そんなことは重要ではなかった・・・
やるべきことを、1つでも多くやるべきだった・・・
けれども、やらなかった。
やらなかったことを自分は知っている。
だから後悔するのです。
結局、最後に残るのは、
- やったのか
- やらなかったのか
という「行動の実績」のみです。
フワフワして得体のしれない「やる気」を大切にしても、その末路は後悔だけですよ。
2浪目は、そういう無駄をそぎ落として勉強しました。
浪人生の半数は、むしろ現役時代よりも成績が下がります。
そんな中で、私は「やる気」を捨てることで成績を上げて合格できました。
最初から知っていれば、2浪なんてせずに1浪で済んだかもしれませんね。
大学受験に限らず、高校受験でも日々の勉強でも、みな同じです。
気分の変化をコントロールするのも勉強
少なくとも5教科のテストや入試の点数は「合理的な勉強」をしてきた人の方が有利です。
「合理的な」とは、具体的には、例えば、
- 数の多い単語や漢字の暗記は、毎日の「コツコツ勉強」に分散する
- テスト期間は「2周目の勉強」ができるよう、普段から1周目を終わらせておく
- 勉強する単元の順番や時間配分を、点数の取りやすい順に組み替える
- できると分かり切っている問題は飛ばす
- 志望校に必要な内申を最短で取れるよう、教科に割り振る勉強時間の配分を最適化する
- 本番を想定してランダムな順番で問題を解いてみる
というような取り組みのことです。
こうした取り組みを、どれくらい自分で考えて実施して来たのか。
それで成績の上がり方が決まります。
気持ちの状態が良かろうが悪かろうか、やるべきことは、やる!
成績に「やる気」は関係ありません。
- やったのか
- やらなかったのか
事実として存在するのは、その実績だけです。
そして成績に関係するのは、その実績の方です。
何かをすれば、その間は何かができなくなります。
体は1つしかありません。
「やる気」などというフワフワしたものに時間を割くのか、
事実として存在する「実績」を増やすことに時間を割くのか。
これは勉強に限ったことではありません。
1日24時間という時間枠は、自分の気持ちがどうであろうと変わらない条件です。
それをどのように使うかで、成績の上がり方に違いが出て来ます。
自分に与えらえれた体を、どこまで使いこなせるか。
そのことに、できるだけ集中しましょう。
できる子は「やる気」を話題にしない
成績の良い人たちの会話を聞いてみると「やる気」なんて言葉は、そもそも出て来ません。
学年で10番以内の生徒たちの会話を聞いたことがありますか?
難関大学に合格できるような生徒の会話を聞いたことがありますか?
いつまでに何をするか。
現状はどこまでできているか。
取りこぼしていることは無いか。
そういう話題が多いです。
勉強の内容1つ1つについて、具体的に明確に話をしています。
反対に、成績の悪い生徒たちの会話には「やる気」という言葉が多く飛び交います。
勉強に取り組んで、勉強の中身の詳細に目を向けて話をしているのか、
取り組まずに中身のないフワフワした話をしているのか。
あなたは今日「やる気」という言葉を何回くらい使いましたか?
1回でも使ったとすれば、ちょっとヤバいと思います。
実は、社会人になってからも同じです。
「やる気」とか「モチベーション」とか、そういう会話が多い人は、本当に仕事ができません。
いつまでたっても成果を出さない人が多いです。
そんな大人にならないようにね。
進学実績
卒塾生(進路が確定するまで在籍していた生徒)が入学した学校の一覧です。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたります。生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。
国公立大学
名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学
私立大学
中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、愛知工業大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学
公立高校
菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、愛知教育大学附属高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校、菰野高校(三重)
私立高校
愛知高校、中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校
(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校
天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校
※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL