塾長です。
今日は国民の祝日「昭和の日」らしいです。休日ということなので余談を書きます。
もっとも外出の自粛やら臨時休校やらで、いつがお休みなのかよく分かりません。
教科書のナゾ。国語は「、」で他の教科は「,」
塾長が心の中で勝手に思っている日本の問題。それが
全角カンマ問題
です!
国語の教科書を開いてみてください。
句読点は点「、」とマル「。」ですよね。日本語なのですから、当たり前です。
ちなみに漢文も点「、」とマル「。」です。
よし!
数学、社会、理科の教科書を見てください。
句読点はカンマ「,」とマル「。」です。
あれ、おかしくないですか?
日本語なのにカンマ??
これが
「全角カンマ問題」
です!
(塾長が勝手にそう呼んでいるだけです。休日なので。)
ちなみに英語の教科書は、英語の本分が半角のカンマ「,」で、日本語の部分が全角カンマ「,」です。
やっぱり。
なんだか日本語訳が完成していないみたいな違和感を感じます(個人の感想です)。
国語の教科書でも全角カンマ問題が!
実はよく見ると、国語の教科書でも句読点がカンマ「,」とマル「。」になっている部分があります。
それは「横書きの資料」の部分です。
例えば中3教科書「国語3」光村図書で言えば、95ページや126ページなどです。裏表紙の注意書きなどもそうですね。
どうやら、
- 縦書きなら点「、」とマル「。」
- 横書きならカンマ「,」とマル「。」
という慣習?があるようですね。
でもカンマは英語の句読点ですよね。
やっぱり日本語に全角カンマ「,」はおかしい気がします(個人の感想です。休日なので。)
実は国からのお達しが発端だった!?
調べたら理由がありました。
昭和27年4月に当時の内閣官房長官が各省庁の事務次官に通達した「公用文作成の要領」が発端らしいです。これが省庁で公文書を記載するルールとなりました。
なんと英語の藏野先生が原文を教えてくれました。これです。
当然、その影響は公務員はもちろん、法律を扱う仕業の人達のルールにも受け継がれます。
実際、法文や学会の論文なんかもカンマ「,」とマル「。」です。塾長が学生だった当時、卒論や学会論文の作成で、教授からそのように指導されました。
教科書検定でも同様のルールが受け継がれたのは想像しやすいです。
それにしても昭和27年。Googleで西暦に直したら1952年だそうです。68年前!
そろそろ変えようよ・・・と思っていたら、変えるみたいです。
「公文書の「,」なぜ? 半世紀以上、見直し検討」(産経新聞 2019/11/18)
コンピューターの導入が進んでいる今となっては、このようなルールが無意味になりつつあるようです。
ちなみに弁護士の皆さんの対応や反応も興味深いです。
「弁護士はなぜ文章に「、」ではなく「,」を使いたがる? 弁護士39人の見解割れる」(弁護士ドットコム 2016/10/20)
最後に
きっと、だんだん改善?されていくことでしょう。
こういう独特なルールで消耗したくないですね。
このルールが作られた時代は、文書を全て「手書き」していた時代でした。このような細かなルールが大切だった時代ですね。
コンピューターで文書を作成する現代は、あまり問題になりません。どちらに揃えるにしても「置換」の一発で解決してしまいます。
それならば本来の日本語に戻してみてはいかがでしょうか。
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