名古屋の人は、3月5日夕方の速報ニュースに驚かれたことでしょう。
名古屋市教育委員会によれば、2021年3月末をもって小学校の部活動を廃止する方針とのことです。
教員が関わらない形で、児童がスポーツなどを楽しむ場所をつくれないか研究していくそうです。
こうなると、
中学校は?
名古屋市以外では?
などと、周辺の動向も気になってきます。
ちなみに中学校の運動部については、
「中学では休養日を週2日以上とし、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間程度までとする指針」
(2018年1月 スポーツ庁によるガイドラインのまとめ方針)
となりそうです。
教員の超過労働を是正するために指導者を外部から呼び込んだり、
部活動の行きすぎた指導を是正するために参加の仕方に多様性を持たせたりするのは、
とても良いことだと思います。
この際、スポーツに限らず、課外活動全体の扱い方を整えて欲しいですね。
課外活動は、部活にしても、クラブ活動にしても、そして家業の手伝いやアルバイトにしても、全て内申書に前向きな評価として記載されるべきです。
活動の場所、種類、所属、学校との関係、あるいは、有償か無償か、学校の先生の価値観に合うのか否か、などにかかわらず、課外活動はちゃんと平等に扱ってほしいものです。
もっと言えば「勉強を頑張りたいから塾に通っている」ことだって、立派な課外活動だと思います。
スポーツを頑張ることも、勉強を頑張ることも、ボランティアに参加することも、家業を手伝うことも、地域の行事に参加することも、お金を稼ぐことも、すべて素晴らしく、そして十分に教育的な意義があります。