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AI

「ギュられる」って何!?

塾長です。

新しい学年の生活。もう慣れてきた頃だと思います。

勉強についても、気持ちを新たにしました。
これから1年、何をどれだけ学ぼうか、想像していることでしょう。

さて、その勉強の方向性なのですが、悩ましい話題が上がっています・・・

ギュられる!?

「ギュられる」という言葉。
皆さんは使ったことがありますか?

ここ1年くらいの間で広まってきたみたい。
ネットやSNSで、軽いノリで使われることが多いようですが・・・その意味とは?

実はこれ、作業や職業がAIに奪われて無くなってしまう、みたいな意味らしいです。

ちょっと使ってみましょう。
塾講師の立場で使ってみるとすれば、たとえば、

「うちの塾って、学習報告書が紙なんだよね。書くのがたいへん。」
「あー、そういう所で苦労してもねぇ。ギュられるヤツだわw」

みたいな感じですかね。
大学生でしたら、こんな感じの会話もありそうです。

「AIがまた進化したらしい。やばいね。」
「そうそう。ホワイトカラー職の採用人数が、どんどん減ってるらしいよ。文系ヤバいってさ。」
「企業のインターンに早いとこ参加しよ。少しでも早くからアピールしておかないとキツイな。」
「ギュられる前に就職先を決めておきたいよね。」
「決めても会社ごとギュられてたりしてw」
「あり得るw」

政治ネタならこんな感じ。

「どっかのお偉い政治家さんが、ドローンに新聞配達させればよいとか言ってたよ。」
「え、ネット配信の方が早くね? ドローンの使い方を間違ってるw」
「あと、国会にタブレットを持ち込めないらしい。理由は品位が無いから、だとか。」
「品位? 居眠りしたり、ヤジ飛ばしたりするのはどうなのよ。そもそもタブレットが何か知らないんじゃない?」
「こういうワケわからん事を言う政治家さんたち、そろそろ一括でギュられて欲しい。」

シンギュラリティに絡む不安感

「ギュられる」という言葉は「ギュ」だけがカタカナで、「られる」はひらがな。
「ドラえもん」みたいですね。

実は「ギュ」は「シンギュラリティ」の「ギュ」。

シンギュラリティ・・・この言葉を聞いたことはありますか?

正確には「テクノロジカル・シンギュラリティ」= technological singularity のこと。
日本語に訳すと「技術的特異点」。

なんのこっちゃ?

「特異点」とは、既存のルールや法則が通用しなくなる「境界」のこと。「ここから先は全く異なる世界」という境目のことです。
特にAIの発達により、そのうち人間社会の常識が通用しなくなる日がやって来るのではないか、という予想があり、その日のことを指します。
もしその日が来てしまったら、人間はAIに支配されてしまうのか、あるいは幸せを手に入れるのだろうか・・・。

そうした社会の変革が起こる日(Xデー)のことを「技術的特異点」とか「シンギュラリティ」などと呼んでいるワケです。

本当にシンギュラリティが来てしまったら、世界はどうなってしまうのでしょうか?

よく言われているのが、

  • AI(人工知能)に仕事を奪われる!
  • 就職氷河期がやって来る!

などという噂です。
どうやら、こうした将来への不安を、なんとなくラフに、軽く表す言葉として、

「ギュられる」

という表現が生まれたようです。

「人がAIに仕事や役割を奪われる」
「仕事や作業そのものがAIに代替されて不要にされてしまう」

だいたいこれくらいの意味でしょうか。

いらすとや「仕事を奪われる人」の絵

もちろん、シンギュラリティに関しては、まだまだ確定的なことは言えません。
そもそも本当にそれがやって来るのか、どの程度のインパクトがあるのか、それも曖昧です。

きっと近いうちにシンギュラリティはやって来るでしょう。
だとしても、それはコンピューターの使い方が変わり、それに応じて仕事のスタイルや種類が変わるだけ。

そんな冷静な見方が多い印象です。

さて、そんなAIについて、人とAIとの関係を考えさせられる2つの話題を紹介します。
その2つとは「クロード・ミュトス」と「バイブコーディング」。
順に見ていきましょう。

国家を超えた存在

2026年4月7日のことです。
米Anthropic社(アンソロピック社)が驚異的な、いや、脅威的なAIを発表しました。

Assessing Claude Mythos Preview’s cybersecurity capabilities (red.anthropic.com)

そのAIの名前は Claud Mythos Preview (クロード・ミュトス)、あるいは単に Mythos(ミュトス)。
プログラミングを得意とする人工知能サービスです。
しかし、その能力があまりにも強力すぎて一般には公開されませんでした。

このAIは事前テストの段階で「見てはいけないもの」を大量に発見してしまいました。

広く知られた既存のOS や動画、ブラウザなどの内部に眠っていた、プログラムの隙間。
安全性やセキュリティを脅かすような脆弱性、つまり不具合です。
それを次々に発見してしまったのです。それも1か月や数日という短い期間で。

ベテランプログラマーたちが20年も30年も発見できなかったような不具合。
5億回もテストしたのに発見できなかった不具合。
そのような、誰も見つけることができなかった不具合までもが発見されてしまいました。

さらに不具合の修正方法や悪用方法をAIに作らせることにも成功しているとのこと。

もしもこうした情報が洩れて悪用されてしまえば、世界は大混乱に陥るでしょう。
最初に心配されるのは金融ネットワーク。
ある日、自分の口座の残金がゼロになっている、なとどいうことが起こりかねません。

テロ組織が悪用すれば、軍事施設や兵器を暴走させることも懸念されます。
あるいは悪用するのが人間ではなく、また別のAIかもしれません。

それゆえ進化しすぎたAIは核兵器よりも恐ろしいと言われています。

あまりにもショッキングなニュースで、しかも発表日が4月7日だったということもあり、
エイプリルフールのネタが1週間遅れてシェアされただけだろう、
などと勘ぐってしまいそうになった人が多かったようです。

また Mythos の正しい読み方も、最初はよく知られていませんでした。
マイソス?、マイゾス?、ミソス?、ミゾス?、ミトス?・・・
正しくは「ミュトス」とのこと。

このAIを開発したアンソロピック社は新興企業ではありますが、幸い、高い倫理観を持つ会社です。
このAIは一般公開せず、政府関係やインフラ関係など限られた範囲でサービスが公開されることになりました。
セキュリティや安全性を向上させる移行期間ができたということになり、少しホッとしました。

世界中の政府関係者やIT大手が、われ先にとアンソロピック社との契約や交渉に臨んでいます。
幸い、日本政府は昨年10月にアンソロピック社と協力関係を結んでいました。

信頼できるAIエコシステムのための米・アンソロピック社との協力について内閣府

この関係を足掛かりにさらに踏み込んだ交渉や対応が始まっているようです。

ちなみに、こうしたAI関連の管理や戦略を統括する日本の国家機関はAISI(エイシー)です。
AISI =  Japan AI Safety Institute
2024年2月にできたばかりの若い組織です。

省庁を横断してIT関連の動きがとれるよう、事務局はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の中に設置されています。
ちなみにIPAは「ITパスポート「や「ネットワークペシャリスト」などといったITの国家資格を運営している組織として有名です。

他国にもAISIに相当する政府機関があり、日本のAISIはそうした機関と連携していくことも大切な役割です。
この種の機関は、アメリカやイギリスが最も発展しており、日本のAISIもそれを手本に動いているのだと思います。

ちなみにMythosについて、イギリスはすでに評価済みで、動きがかなり迅速でした。
それに比べると、日本のAISIは、まだAIを独自に評価できるような人材も組織も持ち合わせていません。
民間や大学に散らばっている優秀な専門家と連携しながら、国家組織としては「これから育てていく」という段階でしょう。
大いに期待したい所です。

ところで、AIの進化は激しいです。
このレベルのAIを開発できるのは、本当にアンソロピック社だけと言えるのでしょうか?

AIの開発には大規模な投資とシステムが必要で、おそらく Mythos レベルのAIを作れるのは、世界でもトップクラスの企業だけだろうと言われています。
あと2、3か月のうちに、米Open AI社を始めとしたアメリカの大手AIベンダー、あるいは中国のDeepSeek社などが追い付くと予想されています(※)。

しかし、まだそこに日本の企業の名前は上がっていません。
こうしたAI大手企業は、世界の株式市場から10兆円規模の資金を調達しており、日本の企業では全く勝てる見通しが立ちません。

それはさておき、心配なのは「開発可能」だと分かってしまったこと。
技術の世界は「実現可能」と分かるだけでも、技術革新が早まるものです。
この先、無名の組織が同じレベルのAIを開発したり、あるいは市販の部品を組み合わせたコンピューターで同等の能力が実現されたりもするでしょうし、そうなるまでの時間も、どんどん短くなっていくでしょう。

どちらにしても、日本の安全性は、まだまだ外国の技術に頼りっぱなしという危うい状況です。

特定の分野に絞れば、すでにAIは人間の能力を凌駕しています。
そしてAIを開発する企業は、すでに国家を超えた存在になりつつあります。

(※)その後、OpenAI社が 4/14に Mythos 相当の AI を発表しました。このように米国のAI大手の間では2~3週間くらいのスパンで抜きつ抜かれつが入れ替わるほど、開発競争が激しくなっています。

本当にAIがプログラミングしてくれるの?

近年、「バイブコーディング」というスタイルのプログラミングが流行っています。
AIにプログラムを書かせ、人間はそれをチェックするだけ、という夢のようなスタイルです。

このスタイルで、プログラミングの9割くらいは自動化されてしまいました。
業界にもよりますが、AIが力を発揮しやすい分野ではプログラミングのスピードが10倍にも100倍にもなったと言われています。

ここで疑問が湧くでしょう。

人はもう、プログラミングを勉強する必要が無いのでしょうか?

その答えを言う前に、現実を少し見てみましょう。

バイブコーディングでは、プログラムの実現方法が何種類かあるとき、AIは人間に選択を迫ります。
「この機能を実現する方法は、AとBの2通りがあります。Aがおススメですが、それでよいですか?」
などと聞いてきます。

あるいは、コンピューターを直接操作する命令をプログラミングがするときにも、
「この命令を使いたいのですが、良いですか?」
なとど聞いてきます(あるいは設定や指示をします)。

セキュリティや安全性の都合で、AIにはコンピューターのファイルやOSを直接操作できる権限がありません。
そのため、コンピューターを操作してくれる便利なプログラムをAIにつくらせようとすれば、その都度、人間に許可を求め、その責任を人間に押し付けるのです。

こうして、バイブコーディングの作業の多くは「Yes」「No」「はい」「いいえ」というボタンを押す作業になっています。

もうお分かりでしょう。

AIを使うには、AIのやることをチェックできる能力が必要ということ。

そもそもAIがプログラミングをやるにしても、相変わらず設計をするのは人間なわけです。
設計書を書く作業がAIへの指示や対話に置き換わる代わりに、なおさら人間には純粋な設計力が求められます。
そして設計力を伸ばすには開発経験が必要です。

プログラミングを勉強する必要が無くなったのか、だって?

いやいや、むしろプログラミングだけにとどまらず、色々なことに詳しくなければ、やっていけません。
しかもAIからの問い合わせに着いていけるくらいスピーディに判断できる、そういう熟練レベルさえ必要です。

AIを使うなら、なおさら、プログラミングの勉強も経験も必要です。

ただしプログラミング言語の文法を細かく厳密に覚えたり、設計図を描く練習を繰り返したりするような「修業」は大幅に減らせるでしょう。

ギュられない人がAIをチェックする?

クロードミュトスもバイブコーディングも、プログラミングに関する話題のように見えます。
しかし、AIの活用はプログラミングだけではないですよね。

これからはあらゆる分野でAIの利用が進みます。
電話に出るのでさえ、AIに対応を代わってもらう時代です。

AIがどんどん身近に、そして便利になっていく一方で、私たちはどうあるべきなのでしょうか?

例えば、AIがいつも正しいことを言うとは限りません。

最近はブラウザで何かを調べると、AIが親切にレポートをまとめてくれます。
しかし時にはウソの情報も含まれています。
AIは自信満々に噓をつくので、騙されてしまいそうになります。

またAIがプロジェクトのファイルを勝手に消してしまった、という事故も発生しています。
いくつかのサービスを連携させると、「これは絶対にやるな」という人間からの指示をAIが見過ごす「隙間」が発生し、AIが破壊的な命令を勝手に実行してしまうケースがあるのです。

「情報リテラシーが必要」と言われるようになって久しいですが、AIの広まりで、この言葉の意味も広がりました。
「AIのウソを見抜く能力」
「AIの思考の隙間を予見する能力」
も情報リテラシーに含まれるようになったと思います。
とても高度な能力です。

このように、AIに作業を代わってもらったとしても、
AIに許可や権限を与える、AIのやったことを正しくチェックする、AIのミスを防ぐ、
そういうことは人がやる必要があるわけです。

AIを正しく管理するのは人間。

ギュられない人とは、AIを管理できる人かもしれません。

これからもAIの進化はつづき、そのたびに人は騒ぐのでしょう。

しかし、その良し悪しを判断したり、チェックしたり対応したりするのは、いつでも人間です。
たとえAIの評価をAIにやらせるとしても、その評価用のAIを用意しようと決断するのは人間だし、AIに求める能力を決めるのも人間です。

AIが何をしたとしても、その出発点は必ず特定の人間がした判断や行動にたどり着きます。

勉強しなくても良いの?

それでは、どうしたらAIを管理できるようになるのでしょうか。

これは難しい質問です。

しかし、少なくともAIのウソを見抜けるくらいには勉強する必要があります。
これはAIが発達したとしても、ずっと変わらないことでしょう。

もちろん、知識の量や学習の速さでは、とうていAIには勝てません。
AIと勝負するのではなく、あくまでもAIを管理する方法を学ぶのです。
もちろん、その方法はAIの進化とともに変わるでしょうから、人が勉強する内容もそれに伴って変わっていくのでしょう。

AIと勝負するのではなく、AIを使いこなす時代。
AIができることの全てを人が極める必要はなく、任せれるところは任せればよい。

そうであれば、勉強のスタイルも変わります。
これまでの勉強にありがちだった、作業的な要素や苦行的な要素は少なくなっていくでしょう。

変わる部分と変わらない部分

とはいえ、知識の詰込みが不要になることは無いでしょう。
そもそも、知識が無ければ考えることができません。
考えることができなければ、AIの管理は、もっとできません。

ここで「知識の詰込み」という言葉に対して、反射的に反発をしてしまう人がいるかもしれません。
私も受験戦争世代ですから、その気持ちはよく分かります。
この言葉は人によってニュアンスが異なりますから、ここで誤解を解くために、少し説明をしておきましょう。

AIの対話力やエージェント力が実用化されています。
AIを活用している内に、多くの人が気付いたはずです。

あれ、人間の思考と区別がつかない・・・
端末の向こうが人なのかAIなのか、区別が難しいです。

もちろん、AIには感情もなく思考もないです。
しょせんは計算機ですから。

それなのに、どうしてそうなった?

それは機械学習といって、AIに多くの知識を詰め込んだからです。
AIは詰め込まれた知識を、場面に応じて確率の高い順につなぎ合わせて応答しているだけ。
しかも、その仕組みは人間の脳の仕組みを真似して作られている・・・

このことは、知識を詰め込めば思考らしきものが生まれることを証明しています。

それでは逆に、

人が自分の考えを話すとき、その話の中で、純粋にその人自身が考えたことは何パーセントでしょう?
おそらく1%も無いと思います。
どこかで見聞きしたことを切り取って繰り返しているだけ、というのが実態でしょう。

これはAIの応答とあまり区別がつきません。

また、知識の詰込みを抜きにして、思考力だけを育てる方法を、具体的に見たことがありません。
抽象的な理想論では見たことがありますが、何をどう訓練したらそうなるか、という具体性がありません。

つまり、知識の詰込みと思考の育成を切り離すことには、意味が無いのです。

これが「知識の詰込みは必要」(十分条件ではなく必要条件)という説明です。

もちろん昔やってたように、英単語は英単語で3000覚える、それとは別に、英文法は英文法の問題集だけ2000問解く、みたいな「昔ながらの知識の詰込み」は合理性に欠けるし、否定される部分はあると思います。

一方、単語と文法を機械的に切り分けたりせず、コーパス(模範的な基本例文)を1000くらい覚えて、それを場面に合わせて使ったり言い換えたりする訓練をした方がきっと英語は早く身に着くでしょう。
そういうスタイルを「知識の詰込みではなく、考える訓練だ」と呼ぶなら、それは上で説明したAIの機械学習みたいな「必要な知識の詰込み」と同じ意見です。

さて、話を元に戻します。
そういう文脈で「知識の詰込みは必要」だとすれば、結局のところ・・・

義務教育までは、あまり勉強のスタイルは変わらないように思います。

もっといえば、相変わらず勉強の「過程」では、やはり高い正答率にこだわる必要があると思います。
細かい違いに目を向けなければ、気づきや思考の深堀が芽生えないからです。
これが変わらない部分。

しかし、成績の「評価」では、高い正答率にこだわる必要性が薄れるでしょう。
細かく分割された知識の個々について、正確性やアウトプットの速さを競っても仕方がありません。
早くミスなく正確に、という評価は、コンピューターに対する評価であって、人に対するものではなくなるからです。

人の能力を評価するという意味では、勉強の「過程のあり方」の方が、今後はますます重視されるべきでしょう。
これが変わる部分。

それが塾長の感覚です。
まとめます。

義務教育の間に学ぶ知識は、考えるための最低限の知識と言えます。
その段階で教える知識を下手に削ってしまったら、おそらく何も考えることはできないでしょう。
だからといって、教科書を一字一句正確に暗記している状態を保つ能力を競うのはナンセンスです。

学ぶ過程で出会った細かい知識の1つ1つに対して、正確に認識しようと努力すべきだし、正しく使おうと努力すべきです。
その過程で、一時的にそれらの知識を覚えることも多いでしょう。

そういう意味で、義務教育までは勉強のスタイルが今後も変わらないと思います。

しかし、だからと言って、それらの知識を3週間後、1か月後、1年後まで正確に覚えているか否かをテストしても、あまり実用的な評価にはならないでしょうね。
そういう努力は正に「ギュられる」対象です。

勉強のスタイルは変わらない一方で、
成績のつけ方や評価のしかた、入試のあり方は大きく変わっていくと思います。

もちろん、ここまでは基礎的な知識を身に付ける過程のお話し。
主に初等教育、義務教育の話です。

基礎的な知識を身に着けた後での勉強は、全く話が違います。
高校生や大学生が学ぶ、いわゆる高等教育では、知識の詰込み要素はずっと少ないでしょう。

というより、義務教育の過程で勉強のスタイルをしっかり身に着けておけば、その後の勉強において、そもそも覚えることと考えることの区別は不要になっているはずです。

高校生の素人とベテラン正社員が同じ労働価値

AIの進化でギュられるのは就職活動する人たちだけでしょうか?

もちろん違います。

誰もがその対象です。
学生だろうと、学校や塾の先生だろうと、サラリーマンだろうと社長だろうと、みんなです。

AIの暴力的なまでに高い処理能力によって、人間のちっぽけな能力が一刀両断されていくのですから。

逆にAIを使いこなす人が最強になり得るのです。
高校生がAIを使いこなせば、10年修業を積んだベテラン社員を追い越せる。
仕事の種類にもよりますが、そのようなことが頻繁に起こってくるでしょう。

このようにベテランが素人に追い抜かれるという現象も「ギュられる」に入っていると思います。

実は専門知識が必要なのではなく、単に面倒なだけ、単に手順が多いだけ。
慣れれば大した作業ではないが、社内でそれを教えるのが下手なだけ。
全てマニュアル化されてはいるけれど、そのマニュアルが分厚い。
帳票が分かり難くて不親切なだけ。
説明が読みずらいだけ。説明が入手し難くくて不便なだけ。

こうした仕事は、経験年数でマウントを取ることができなくなります。
真っ先にAIによってギュられていく分野でしょう。

仕事を覚えてマニュアル化し、次からは効率よく実行する・・・
こうした一連の動作ですら、すでにAIが簡単にやってくれるようになっています。

ただ、AIを使いこなすほどAIを管理することも多くなって大変でしょう。
よって急に変化するわけではないかもしれませんが、しかしギュられていく傾向にあるのは確実でしょう。

年功序列や儒教的な価値観が少しでも残っていれば、それは争いの元になるでしょう。

勉強すべきは大人の方だった

そうなったとき、大人やベテラン社員はどうすべきでしょうか?

今の時代にあった知識やスキルを身に着けるべく、また勉強するしかないでしょう。
できれば、いきなりそうなる前に、普段からコツコツ勉強をしておく方が無難です。

勉強の話になると、どうしても学生に向けた話題になりがちです。
しかしAIの発展にともなって、学生と大人の間でスキルや知識の差を見出すことが難しくなっていくでしょう。

やれ教育改革だ、やれ教科書改訂だ、などと大人は子供に向かって言いますが、むしろ教育を改善すべきなのは大人の方かもしれません。
教育改革や教科書改訂で新しくなった教科書。
それらを誰よりも先に読まなければならないのは大人たちだと思います。

人生100年と言われる時代。
5年ごと、10年ごとに勉強をやり直す、そういう人生も楽しいかもしれません。

勉強をやり直すと言っても、それほど悲観的になる必要はありません。
昔のような辛い修行のような勉強は無くなっていきます。

何が分からないかも含めてAIに聞けばよいです。
AIを使うこと自体が勉強であり、成長になると思います。
1人で使うのが不安であれば、何人か集まって勉強会を開いても良いでしょう。

どうしたら楽しく勉強できるか?

むしろ、そっちに頭を使っても良いくらいです。

少子化で大学は学生数が減って苦しんでいますが、大学が学び直しの場として、再び賑わう道もあるかもしれません。

まぁ学習塾も同じですね。

速けりゃ良いってもんじゃない

上の方で述べたように、少し前から「バイブコーディング」というプログラミングのスタイルが登場してきました。
AIにほとんどのプログラムを書かせてしまうスタイルです。

最近はさらに進んで、AIに企画や設計の段階から参加してもらうスタイルへと進化しています。
こうした変化により、プログラミングのスピードが10倍、100倍と加速した分野もあります。

しかし同時に困ったことも起きてきました。

「クソコード」(正しく動かないプログラムや無意味なプログラム)も増えて来てしまったのです。

知識やプログラミングの能力が不十分な人は、AIに書かせたプログラムを正しくチェックすることができません。
バイブコーディングをするにしても、AIのウソを見抜ける程度の知識や経験が必要です。
しかしそれが無いまま、最初からAI任せでプログラマーをやってしまうと、AIのウソをそのまま受け入れてしまいます。

困ったことに、それでもプログラムの量だけはアウトプットできてしまいます。
意思のないAIが、どんどん書いてくれるわけですから、量だけは簡単に増やせます。
それでプログラミングをした気分になってしまいます。

こうして、中途半端なプログラマーが、まともに動かないプログラムを大量に作ってしまう・・・

これを後から上級のプログラマーがチェックすることを想像してみてください。

かえってチェックがたいへん、というよりも、むしろ地獄。
いっそ作り直した方が、まだまし。
生産性が高まるどころか、逆に困った状況が増えてしまった。

そういうデメリットも出て来てしまいました。

AIを管理できない人が、AIを使いこなせると錯覚してしまう。
それは最悪です。

そうならないための教育に改善していくことが、これから求められる教育改革なのかもしれません。
そして、その教育対象は、私も含めて全世代の人たちです。

だれもがギュられる時代になりました。

 

この記事のURLについて

この記事は2026年4月27日に書き起こし、2026年5月1日に公開しました。
そのため本来はブログのURLに “2026-05-01-guraleru” を含めるはずでしたが、タイプミスして “2024-05-01-guraleru” としてしまいました。
公開日とURLが不一致になってしまい、紛らわしくて申し訳ありません。
一度公開したURLは変更できないため、ここにその状況を記しておきました。

 


進学実績

卒塾生が入学した学校の一覧です(※)。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたります。生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。

※ ここで卒業生とは、進路が確定するまで在籍していた生徒のことです。進路実績とは、その中でもさらに進路調査表を提出またはそれに準じた進路報告をした生徒分の進学先です。併願校は含みません。

国公立大学

名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学

私立大学

中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、愛知工業大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学

公立高校

菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、愛知教育大学附属高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校、菰野高校(三重)

私立高校

愛知高校、中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校

(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校

天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校

※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒

 


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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
〒468-0009
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TEL:052-893-9759
教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

優秀な生徒たちが専門職大学や専門学校へ進学

専門職大学と専門学校

塾長です。

今回は大学進学について考えたいと思います。

何のために大学へ行くのか?

まず大学に行く目的から押さえておきましょう。
実は明確です。

みなさんの人生がより良くなるため。

これしかありません。
これを決して間違わないでください。

もちろん大学は高校とは違って、

  • 社会に良い影響を与える人材になる
  • 社会の発展に寄与する人材になる

という社会的な「大儀」を積極的に背負って教育や研究をする場所です。

つまり個人スキルの向上だけが目的ではダメだということですね。
何かしらの社会的な使命を背負って学び、研究する部分が大学には必ずあるわけです。

ただ、そうとは言え「何が良い社会なのか?」は人それぞれに感じ方が違います。
日本は思想も言論も自由ですから「理想の社会」の姿が人それぞれに違っていても良いわけです。
ですから、社会的な使命というのは、

自分にとって良い社会を実現する

という個人の解釈も含めた意味だと考えれば、結局のところは

みなさんの人生がより良くなるため

に進学すると言い切れます。

もっと言ってしまえば、親でもなく、先生でもなく、もちろん塾長でもなく、
お子様自身、キミ自身が
幸せになるために進学するのです。

これを進学を判断するときの原理原則として忘れないでください。
そうすれば、もしも進路に迷ったときに良い道しるべになるでしょう。

よくある間違えが、

偏差値ランキングでマウントを取る

ために進学することです。
さすがに今どき、そういう人はもういないですかね?

「社会的な価値」がないことを自慢しても、例えば自分の将来の給料は1円も増えません。
つまらない目的で進学してしまわないように、よく注意してください。

進路の選択範囲

さて、その上で高校を卒業した後の進路選択を考えます。
例えば、

  • 通常の大学へ進学する
  • 専門職大学へ進学する
  • 専門学校へ進学する
  • 短大へ進学する
  • 民間へ就職する
  • 公務員試験を受ける
  • 起業する
  • 自衛隊へ入隊する
  • 浪人する
  • ・・・

などなど、何十通りもありそうですが、そんな中でも今回は特に

  • 専門職大学へ進学する
  • 専門学校へ進学する

について書こうと思います。

なぜなら・・・

伝統的な大学以外を積極的に選択する生徒たち

近年、私が優秀だと思っていた生徒たちが、通常の大学へは行かずに、専門職大学や専門学校へ進学するケースが増えているからです。

一部の高校生にとって、伝統的な大学よりも専門職大学や専門学校の方が魅力的に見えるようです。

成績が良いから、偏差値が高いからと言って、必ずしも偏差値ランクの高い大学へ行きたいわけじゃありません。
考えてみれば、これは当たり前のことです。

そもそも大学は職業訓練校ではなく、研究教育機関です。

あたりまえに端的に考えれば、研究者になりたくないのに大学へ進学してもしょうがないです。

逆に例えば就職予備校として進学してしまうと、入学後に不幸になることも多いでしょう。

「こんな授業が何の役に立つんだ!」なんて文句を言うような大学生は、その一例です。
逆に「何で大学に来ちゃったの?」って言われます。

進学の目的が明確にできる専門職大学の誕生は、きっと時間の問題だったのでしょう。

価値観の修正

今でも一般的には「偏差値の高い大学へ進学した方が就職に有利」というふうに考えられています。
特に私たち学習塾のような「偏差値を進路の参考にする立場」でも、その様な説明を支持する人が多いでしょう。

ですから、しばしば上記の「当たり前の思考」がブロックされがちです。

同時に私たちは生徒たちの決断を全面的に支持して肯定する立場でもあります。
ですから伝統的な大学を選ばない生徒たちが増えているとすれば、私たち進路指導する側も、生徒たちの変化に積極的に対応していく必要があります。

少なくとも、世の中の変化を見極める時は、

  • 世の中で起きていることを正しいことだと受け止める
  • 自身の価値観が間違っているかもしれないと仮説を立てる

ことから始めるものです。

専門職大学とは?

はい、「専門職大学」でググりましょう。
ウィキペディアがヒットしました。

2017年5月24日の学校教育法の改正によって設けられた日本の職業大学である。修業年限は4年で、卒業すれば学士(専門職)の学位を得られる。

出典: ウィキペディア「専門職大学」

ちなみに通常の大学の中に併設されている場合もあります。
その場合は、大学内でどのコースを選択するかで、卒業資格が微妙に変わってきそうです。

大学も専門職大学も卒業資格は「学士」

そこで気になるのが「学士(専門職)の学位を得られる」という卒業資格です。
これもウィキペディアさん説明があります。

専門職大学では「○○学士(専門職)」という学位が授与される。これらの学士(専門職)の学位は、通常の学士に相当する学位と位置づけられている。

なお、通常の学士の学位の場合は、専攻分野名を括弧書きで「学士(○○)」と表記するのに対して、学士(専門職)の学位の場合は、「○○学士(専門職)」のように職業分野名に加えて末尾に「専門職」と明記することが求められている。

出典: ウィキペディア「専門職大学」

要するに卒業証書の記載でカッコ書きの中がちょっとだけ変わる、くらいの違いですね。

もちろん大学院への進学も普通にできます。
そのまま専門職大学院へ進学しても良いですし、通常の大学院へも進学できます。

念のために文部科学省の公式サイトをご紹介しておきましょう。

Q&A(専門職大学等に関するよくある質問)」(文部科学省

要するに

  • 研究したいのか?
  • 高い職業スキルを身に着けたいのか?

の違いですね。

まとめると、卒業資格の違いは、ぶっちゃけ大差はなく、特に気にしなくても良さそうです。

なお、授業料は「やや高め」の設定が多いようです。

私立大学の理系くらいはかかるでしょう。

短期大学、大学、専門職大学の位置関係

これは絵で見るのが分かりやすいです。文科省のサイトから引用します。

出典:「専門職大学・専門職短期大学の制度化について (PDF:537KB) 」(文部科学省)から抜粋

他にも、

学外の企業等の現場での実践的な実習(臨地実務実習)は、通算600時間以上(4年制の場合)

というのも専門職大学の大きな特徴ですね。

業界で活躍している一流の人達から実践的なことを教えてもらえるのが良いですね!

専門学校とは?

専門学校とは、

  • 高校卒業以上の資格で入学する
  • 職業実践専門課程がある
  • 一般に2年以上の課程
  • 都道府県知事が認可(大学や短大は国(文部科学省)が認可)

という成り立ちの学校です。

特定の職業に就くために必要な、実用的な技術やスキルを身に着けることができます。
「学校」というカテゴリーの中では「就職までの最短コース」だと思います。

大学や短大とは異なり、教養課程や「〇〇論」みたいな講義がほとんどありません。
専門的な知識や技術を学ぶ講義や実習が中心です。

また国家資格などを得るための指導や対策も手厚いです。

専門職大学と同様に、業界で現役で活躍している人が講師を務めているケースが多いです。

卒業資格は「専門士(2年以上)」または「高度専門士(4年以上)」です。

編入学試験に合格すれば、通常の大学の2年次または3年次へ編入することもできます。
ただし独学で編入するのは、かなり厳しいと思います。

専門学校は職業訓練をするための進学ですから、進路が決めきれない人には向きません。
逆に、やりたいことがハッキリしている生徒には、無駄がなく、早くやりたいことができる最適な進路となります。

愛知からお勧めの専門職大学2選

最後に、お勧めの専門職大学を2つご紹介しておきましょう。

なぜ2つかと言えば、私の知り合いがその大学の関係者だからです・・・
というのは・・・まぁ本当なのですが、そんなこと言ったら色々な学校がそうなっちゃいますね。

冗談はさておき、ここでは進路選択を考える1つの材料として、ちゃんと理由を説明します。
別に回し者じゃないですし、ウチの塾生たちに積極的に勧めているわけでもありません。

まず、専門職大学は2019年から認可が始まったばかりで、通常の大学に比べると数が少ないです。
そのため、オススメ10選とかムリです。そこまで数がありません。
逆に、専門学校は数が多すぎて一般論では選べません。

そこで専門職大学に絞りました。

次に、専門職大学の売りは「高い職業専門性」と「業界とのコネクション」です。
これらのことから、次のポイントが大切と考えます。

  • 仕事が集まる都市部の学校が、業界とのコネクションに有利
  • ITやビジネスなど開拓的な分野の方が大学の運営に有利
  • 塾長はIT推し

医療分野や観光分野については、古くから大学や専門学校が多く存在しています。
こうした既存分野においては、新参者の専門職大学は定員確保に不利かもしれません。

ですからお勧めは、新しい分野にチャレンジしている大学です。
ブルーオーシャンを突き進むというか、尖ったというか、そういう大学の方がむしろ良いでしょう。

このような観点から、塾長がおすすめするのは次の2校です。

ちなみに「専門職」ですから、まず自分に興味ない分野でしたらスルーでOKです。
最初にそこをご確認くださいね。

 

名古屋国際工科専門職大学

  • キャッチ: この大学は、社会だ。
  • 教育方針: 社会変革に貢献する真のイノベータ、ITのプロフェッショナルを育成
  • 分野: 「AI・IoT・ロボット」と「ゲーム・アニメ・CG・映像」
  • 住所: 名古屋市中村区名駅4-27-1
  • WEB: https://www.iput.ac.jp/nagoya
  • 母体: 学校法人 日本教育財団
  • 協力企業・団体: NTT DATA、CAPCOM、Cyber Agent、GMO、SQUARE ENIX、SEGA、HITACHI、Bandai Namuco Studio Inc.、トヨタ自動車、デンソー、NTT、NEC、愛知県経済産業局、中部国際空港など、他多数

名古屋駅で有名なビルの1つ、スパイラルタワーズ(モード学園ビル)の中にあります。
名古屋でもっとも華やかな場所にある大学の1つで、文化的に恵まれた場所です。

この大学が設置される時に、若い頃にお世話になった先生の1人が教授に内定されたと伺いました。
2年ほど前です。
それがきっかけで、早い段階から学校の名前は存じ上げておりました。

そうでなくとも、塾をやっているので名古屋に新しい大学ができるとなれば、注目してしまいます。
特に日本初の「情報系」専門職大学というのが熱いですよね。

大学名に「国際」とついているように、国際文化を学んだり、海外企業とのコラボや留学にも力を入れています。

私も塾でプログラミング教育に力を入れていますが、ITと英語ができれば、まず職に困ることは無いでしょう。
日本全体が緩やかに衰退していく不安がある中で、将来を切り開けると明言できる大学は、とても強いと思います。

 

情報経営イノベーション専門職大学(iU)

  • キャッチ: 就職率0%を目指す!(全員起業して社長になる)
  • 教育方針: 世の中にイノベーションを起こす人材を育成
  • 分野: 「ビジネス」「ICT」「グローバルコミュニケーション」
  • 場所: 東京都墨田区文花1-18-13
  • WEB: https://www.i-u.ac.jp/
  • 母体: 学校法人 電子学園
  • 協力企業・団体: NTT DATA、docomo、TOKYO FM、KAO、KDDI、GREE、東京都墨田区、SEGA、SoftBank、(株)TBSテレビ、Panasonic、FUJITSU、吉本興業、ASAHI、LION、三井住友海上など、他多数

東京スカイツリーから1Km弱の場所にあり、荒川も近いです。
荒川と言えば、河川敷のグラウンドを見下ろしながら土手沿いの道をマラソンする風景が、アニメやドラマの定番です。
東京都内でありながら住宅街で落ち着いた場所にあります。

この大学が認可の申請をしている段階から、事務局長の先生とSNSで知り合いました。3年半くらい前です。
起業家を育てる日本で初めての大学をつくる!
という方針に驚いて、塾へ直接パンフレットを送っていただきました。
当時、私の息子はまだ小学生でしたが、こういう面白い大学が日本にもあるのだと、ぜひ見せてやりたかったのです。
それがきっかけで、まだ日本に専門職大学が1つも無かった時代から、この大学の名前を存じ上げておりました。

名古屋から東京方面へ進学する学生もそれなりにいます。

東京へ出て学生のうちから起業したい!
そんな野心をキャンパス内で叫んだとしても、それがあたり前の大学です。

 

あとがき ~偏差値という曖昧な理由で進学する時代の終焉~

大学であれ高校であれ、今や、偏差値60未満の学校は、受験で競争する必要がほとんどありません。
少子化で受験生の数がずっと減少してきたのに、大学の数はずっと増えてきたからです。
つまり、受験競争の終焉は加速しています。

ぶっちゃけ、何かしらの受験方法で、どこかしらの学校には必ず進学できます。

もはや受験で偏差値を競わせる方法では、人材教育が成り立ちません。

そして偏差値だけの観点で見てしまえば、日本の学生は、これまでに無いくらい学力が低い状態になっています。
現に、受験科目だったはずの教科について大学生に質問をぶつけても、教科書に書いてあることを正確に答えられない学生ばかりです。

それでは、今の学生が優秀ではないのかと言えば、決してそうではありません。
少し観点を変えるだけで、学生に対する印象が変わるはずです。

例えば、「地頭の良さ」みたいな素養は、むしろ全体的に高くなっていると思われます。
昭和生まれの世代は「意見の言えない日本人」などと世界で言われましたが、今の学生は自分の意見をはきはき言います。
というか、「こいつ、偏差値が高い割には頭悪いな。」みたいなギャップが今の若い人には少ないです。

英語の「聞く力」や「話す力」についても、私たちの世代の平均に比べれば、かなり高いです。

また色々なことを幅広く知っています。まずニュースの話題はたいてい知っています。

私たちの時代には「新聞を読め」「本を読め」などと知識のある人たちからマウントを取られたものですが、今はそうはなりません。
YouTubeやネットニュース、SNSニュースなどをめっちゃ見ているからです。

そして、ある知識に詳しい人がいても、少し話題を変えれば、その人はついていけなくなります。
知らなければいけない情報が多様化して、しかも大量にあるからです。

つまり偏差値で人の能力を測っても仕方がないですし、
現に多くの人は、そういう価値観でご自身の能力を日々向上させようとは思ってはいません。

社会人になってから偏差値を上げるような努力を誰もしていない。
それが論より証拠です。

偏差値教育は、もうオワコンなのです。
もっと言えば、受験問題の出題傾向や難易度を操作しても、学力の向上にはほとんど寄与しません。

これからは、ちゃんと大学の特長を見定めて、大学で何をしたいか、ちゃんと考えて進学するのです。
これからは、ちゃんと学生に向き合って、一人一人、ちゃんと目的のある教育をするしかないのです。

普通の大学は研究するところです。
専門職大学は業界のプロになるところです。

このようにハッキリ言える環境がだんだん整ってきたのは、正にあるべき姿の方向性だと思います。

そして付け加えるなら、社会人になってから大学や専門職大学や専門学校へ入学するのもアリです。
これからは人生100年時代ですから、長い人生の中で高等教育を1回しか受けないのは変ですね。

この点については、まだまだ日本は発展途上です。
もしかしたら、次の流れはこれかもしれませんね。つまり「生涯教育」の流れも加速するでしょう。

私の塾では社会人にプログラミングを教えた事例がありますが、そろそろ本格的にその方面に対応した方が良いのかもしれません。

 


進学実績

卒塾生(進路が確定するまで在籍していた生徒)が入学した学校の一覧です。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたります。生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。

国公立大学

名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学

私立大学

中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学

公立高校

菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校、菰野高校(三重)

私立高校

愛知高校、中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校

(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校

天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校

※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒

 


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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
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「読解力」の伸ばし方。国語の勉強だけじゃダメだった!?

AIに負けない子供を育てる

塾長です。

週末は台風19号で塾をお休みにしました。幸い名古屋の被害は少なかったようですが、実家のある群馬をはじめ関東地方や長野県で被害が大きかったようです。とても心配です。

さて、その週末は何もできなかったので自宅で読書をしました。2019年9月の新刊「AIに負けない子供を育てる」(新井紀子著)です。超お勧めです。

それで、例によって感想を動画にしました。

「AIに負けない子供を育てる」新井紀子著を読んでみた塾長の感想(解説動画)

【書評】読解力がヤバイ!?「AIに負けない子供を育てる」新井紀子著を読んでみた塾長の感想

読解力を伸ばせはAIに負けない!?

筆者の新井紀子先生は、人工知能で東大合格を目指す「東ロボくん」プロジェクトのディレクタをされていました。人工知能の東ロボくんは、最終的には理系科目で合格点を達成しましたが、長文読解問題ではそこに至りませんでした。

つまり総合的には、高度な読解力を試される難関国公立大学の二次試験を突破できないということでした。ただし高度な読解能力を試されない出題形式である、関関同立やMARCHの入試問題は合格点を突破したそうです。

つまり、人工知能に勝つためには、読解力を鍛えればよい、ということです。ちなみに日本人は平均して、ほとんど読解力が無いらしいです。読めているようで、実は読めていない。確かに、いたるところでネットが炎上しているのも頷けます。そういうヤバイ現状もまた事実だそうです。

そして、この本では、読解力のテストと、読解力の鍛え方について書かれています。

読解力に必要な6つの能力

書籍の中で読解力は以下6つの能力で測るとあります。

  1. 係り受け解析
    文の構造(主語・述語・修飾語など)を正しく把握する。読解力の最も基礎となる能力。
  2. 照応解決
    代名詞が何を指しているかを正しく認識する。
  3. 具体例同定(辞書・理数)
    辞書の定義を用いて新しい語彙とその用法を獲得できる。
    または理数的な定義を理解し、その用法を獲得できる。
  4. 同義文判定
    与えられた二文が同義かどうかを正しく判定する。語彙力や論理力が必要。
  5. 推論
    既存の知識と新しく得られた知識から、論理的に判断する。
  6. イメージ同定
    文と非言語情報(図)を正しく対応づける。

出展:本の82ページ および RSTのホームページhttps://www.s4e.jp/ )より

国語だけ勉強しても読解力は伸びない

上の1~4の前半が、いわゆる国語力です。そして4の後半~6については、国語の授業では学ばない内容です。

そうです。なるほど、と思ったのは、国語の授業の範囲を超えて読解力を計っているという点です。

塾長は日ごろから「国語は万能ではない」とか「数学や理科や社会など他の教科も勉強しなければ読解力は上がらない」とかいう主張を、たびたびブログなどで言ってきました。それがビシッと上のように書かれていたものですから、とても納得がいきました。

教育改革で新設される「論理国語」とは!?

ところで、高校生の国語に新しく加わる「論理国語」ってご存知ですか?

ここで突然、そんなことを思うのは、この本でいう「読解力」が、まさに「論理国語」の一足先を行っているように思えるからです。

プログラミング教育必須化やセンター試験廃止、英語の民間試験活用を皮切り2020年度から始まる教育改革。高校生の教科書改訂は2022年度から実施されます。その時に高校生は「論理国語」なる新しい科目に出会います。

いったい何でしょうね、論理国語って。みんなで出口先生の論理エンジンを勉強しようって話でしょうか?
これとか。

しかし、そうではないようです(ただのネタです)。

正確には、国語の選択科目が変わります。従来の

「国語表現」「現代文A」「現代文B」「古典A」「古典B」

から、

論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」

に変更されます。単位数に変更はないようです。そして論理国語は選択科目の1つです。

選択科目なので学校やコースによっては全く選択されないケースも出てきます。ただし社会的な要請や大学入試の出題傾向を考えれば、「論理国語」を選択する人が増えていく流れになると思います。

文学作品が軽視されるのではないか、などと懸念の声があるようですが、私はそうなるとは思いません。そもそも文学的な価値があるか否かは読み手が自由に判断することです。いつまでも古い大先生の古典作品を「よいしょ」し続ける風潮は、逆にどうかと個人的には疑問に思います(あくまで個人の感想です)。

本の構成

話しを本の内容に戻します。本の構成は、ズバリ、科学的で実践的なアプローチです。本の章立て自体が、問題解決の手法手順と同じ順で構成されているのが分かりやすいです。つまり、

読解力の底上げという課題設定

「読解力」の計り方を6つの能力で定義

RSTでテスト

タイプ別分析と読解力アップの処方箋

という流れが一通り書かれています。このような文章構成そのものが勉強になります。

読解力をテストする!?

本の中で紹介されている読解力テスト「RST」は有料ですが、本の中にお試し版の28問があり、解答用紙もついています。
自己採点して自分の読解力を試せます。

詳細はRSTのホームページhttps://www.s4e.jp/ )をご覧くださいませ。

ホームページを見ると、読解力の6つの能力(分類)のうち「具体例同定」が更に2つに分かれた7分類で説明されています。
さらに、その7つは読解過程の11の読解プロセスからピックアップされた能力であることも分かり、興味深いです。
本に書かれていることは、理論体系のほんの一部だったんですね。

おすすめのポイント

この本はAIの本ではなくて、教育の本です。AIに負けないために読解力を伸ばそう、という本です。そして、かなり実践的な本です。学校の先生や塾の先生にはもちろん、お子様をお持ちの保護者様たちにもお勧めです。概ね、次の点で良かったと思います。

  • 読解力をテストするRSTのお試し版を体験できる
    自己採点すると自分のタイプが分かります。
  • 読解力を上げる方法が分かる
    上のテスト結果をもとに処方が書かれています
  • 学校や塾の先生向けに授業の進め方が書かれている(第8章)
    読解力を上げるための実践的な方法が具体的に書かれています
  • ご家庭向けにお子様への接し方が書かれている(第9章)
    幼少期、小学校低学年・・・中学生、など学齢別に子供への接し方や教育方針が書かれています

最後に、著者である新井先生の「ここまでやるのか」というほどの熱意を感じました。日本人に読解力が無い。その事実が分かったとして、普通の人は「ヤバイ」で終わってしまいます。この先生はその課題を克服すべく、ここまで仕組みを用意して活動されています。本当にスゴイと思いました。

 


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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

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