ヒーローズ植田一本松校で、本日からプログラミング教室がスタートしました。
最初の生徒は、なんと商業科の高校生!
数学もパソコンも苦手です、
でも
プログラミングができたらカッコイイし、マインクラフトが面白そう!
そんな理由で、お母さまを説得してプログラミングコースを追加しました。
個別指導コースには中学から通ってくれています。
さて、無事にプログラミングができたのでしょうか?
もちろん、できました!
というお話なんですけれど・・・
苦手よりも興味が勝る!
最初は生徒専用の環境を作るところから。
教室のパソコンを使うので、他の生徒と混ざらないようにします。
「パソコンのファイル操作とか得意?」
「うーん、ワードで保存とかは分かるけど、あまり詳しくはないです。」
「わかった。じゃ、ボタン1つで起動できるようにしておくね。手順だけ見てて。」
「はい。」
というレベルからスタートしました。
マインクラフトやスクラッチの画面構成について、
それぞれの操作について、
少し教えてから、しばらく本人に楽しんでもらいました。
10分後・・・
全く問題なく、操作できるようになっていました!
「慣れてきたね。じゃ、1つの機能を使ってプログラミングしてみよう!」
ブロックのIDや座標といった数の概念を少し説明して、それから直方体を作る命令について説明しました。それだけしか説明をせずに、
「2行で家を建ててみてね!」
とムチャぶりをしてみました。
20分後・・・
見事に家ができていました。
苦手なはずだった数学の空間座標、まったく問題ないです!
自発的に生まれる工夫と試行錯誤
「先生、床にカーペットを敷きたいのですが、なぜか壊れてしまいます。」
「そこは悩ましいね。でも、悩んでね、悩むべきところです。」
プログラミング教室といえども、スパイラル学習法に準拠しています。
手取り足取り教えると言っても、「生徒が」「できる」ようにするのが、うちの指導です。
マラソンや野球の監督が講師なら、走ったり打ったりする選手が生徒です。
私は監督、その子は選手。
生徒には頭と手を動かしてもらいます。
でも、興味が勝っているのか、そんなムチャぶりにも、
「はーい」
と楽しそうに返してくれました。
(とは言え、少しだけ助言を与えました)
そして10分後にはプログラミングが完成し、めでたく建物の中にはカーペットが敷かれていました。
「凄いじゃん、初めてなのに早いね!」
「先生、これを10階建てのビルにしたいのですけれど・・・」
「おお、やるね。今日は初回だし、ここまで進む予定じゃなかったんだけど。挑戦してみるかい?」
「はい」
新しく「繰り返し処理」と「変数」の概念を説明しました。
さすがに今度は30分くらい悩んでいました。
それでも、授業が終わるギリギリのところでビルが完成しました。
1階建ての建物を縦に10回繰り返す。
一見、簡単そうですが、3次元のプログラミングではx、y、zがごちゃごちゃになりやすく、変数の処理も絡むので、慎重さが必要なのです。
それでも、見事にやってのけました。
「先生、今度は階段を付けたいのですが!」
「いや、もう2時間たったので、今日はこれまでです!」
「じゃ、自習していきます。」
「わかった、でも、その前に親に帰宅時間を連絡しておこう!」
彼女の工夫が、その後の自習で、どこまで進んだのか?
来週、それを見るのが楽しみです。
流行る予感!?
ところで教室を閉めた後、ヒーローズ赤池校に通う生徒のお母さまからメッセ―ジが届きました。
今度は中学2年生からプログラミング教室のお申し込みでした。
どんどん広げていきましょう!
それから、
ヒーローズ植田一本松校とヒーローズ赤池校では、どんなプログラミングができるのか?
については、次の記事でも紹介してあります。
ぜひご参照くださいませ。