成績を上げる方法は誰でも知りたいです。
そこでお母さん、お父さん、生徒の皆さん、次のうちどちらを選びますか?
- 学年トップレベルの生徒の真似をする!
- 自分より少し上の成績の生徒の真似をする!
「学ぶ」=「真似ぶ」とよく言われます。
それでは具体的に「だれ」の「なに」を真似すべきでしょうか。
Contents
何を真似したら良いか?
そもそも、何を真似するか決めておきましょう。
それが決まらないと、だれの真似をするかも決められませんから。
結論から書きましょう。ズバリ、ここを真似してください。
- 問題集や参考書
- それらをどう使うか(気構え、時期、回数)
- 勉強時間と時間帯
- 上の努力を続けている期間
特に大切なのは2と4です。
ちなみに多くの人が4を確認しません。そこが落とし穴と言ってもよいでしょう。
だれの真似をしたら良いか?
さてお待ちかね、「誰」の真似をするかです。これも結論からいきます。
- 学年で20番以内の成績を収めている生徒
- 学年で上位7分の1以内の成績を収めている生徒
の真似をしてください。
たとえ、自分の順位がめちゃくちゃ低かったとしても、です。
もちろん、目標の点数や偏差値は、自分や子供の身の丈に合わせます。
でも勉強法に関しては、学年トップレベルに合わせる、です!
× 自分の成績よりちょっと上の友達を参考にする
一見これは正しそうに思えますが、大きな間違いです。
そして、多くの人がこの間違いをしています。
上位7分の1の法則
勉強法を真似するなら学年トップレベルの生徒に絞りたい。
それには理由があります。
一般に、ある基準で優秀な人材を集めようとした場合、定員の7倍以上の応募があれば、優秀な人材を集めることができると言われています。
逆に言えば、何かの基準で「成功者」を決めるなら、その基準で上位7分の1に絞れば良いわけです。
これより枠を緩くしてしまうと、アタリ・ハズレが混在して分かりにくくなり、基準を設けた意味が薄れます。
例えば、中学生で学年50位のお友達の勉強法は参考になるでしょうか?
その確率は五分五分でしょう。微妙です。
生まれつきの才能、例えばIQが130以上なら、それほど努力しなくても50番以内に入れるでしょう。
あるいは、毎日多量のプリントを塾から課せられ、それに慣れている子でも何とか入れます。
どちらにしろ、他人の才能や環境の話を聞いたところで真似はできません。
知りたいのは自分にも真似ができる勉強法なのですから。
もちろん中には良い勉強法を持っている生徒もいます。
このように50番以内に緩めてしまうと玉石混交(玉石混淆)になってしまいます。
一方、学年で20番以内なら多少の才能があっても、それ以上に努力を必要とします。
ましてや私のような凡人であれば、相当量の勉強をしなければ到達できない順位です。
学年が上がるほど、そうなります。
それゆえ、努力の中でそれなりのノウハウを得ている可能性が増すでしょう。
真似はしても比較はしない!
どうせ真似するならトップレベル、一流の人のやり方を真似しましょう。
今から独自に編み出すより、はるかに効率が良いです。
しかし、人間には得手、不得手があります。
同じ方法で努力をしても、残念ながらアウトプットが人によって異なります。
これは素直に認めましょう。
ですから、繰り返しになりますが、目標は「自分にとって」高く設定するものであって、他人に合わせるものではありません。
それでも、
少なくとも努力する前よりは成績が上がります。
少なくとも努力をしたら前の自分を超えられます。
そして、自分より凄い人の努力やその人の価値を理解できるようになります。
実は、社会に出れば、自分にできる事よりも、できない事を正確に把握する方が大切になります。
自分の限界を知ることも将来の大切な財産になるのです。
だから努力するために、最短で限界に挑戦するために、やり方の真似はしましょう。
自分の限界までは成績を上げましょう。
その上で、
凄い奴は凄い。
得意は得意、苦手は苦手。
そして自分が「凄い」になれる別の基準が、きっとどこかにある!
自分はあくまでも自分ですよ。
高1数学の例
1つの例として、高校1年生の数学を取り上げてみましょう。
※ただし教材は高校によって変わりますから、ここでは学年20番以内の代わりに、センター試験で平均+20点を突破できるレベルを基準にします。
標準的な努力の例としては、だいたい次のようになるでしょう。
これくらいやって、やっと得意か不得意かが分ると思います。
- ①教科書とサクシード
②黄チャート数1A - ①予習とテスト前に使う、できない問題だけ再チャレンジ、4周で解けない問題が無くなる
②最低20分は手を動かして色々な思考実験する、2周目は解法を何秒で思いつくかチェック - ①②1日1~2時間、好きな科目なので嫌いな科目の次にやる
- ①②高1の4月~12月まで、ほぼ毎日
もちろん、英語や社会、理科もありますから、勉強の総量はもっと多くなります。
まず量として、これを多いと思った人は、質を求める前にまず量を確保しましょう。
今まで思っていた自分の中の「努力」が、実は努力からほど遠かったことが分かります。
得意か不得意かの話しではなく、単に好き嫌いの問題かもしれません。
どちらにしろ、そういう事がハッキリわかるのも大切です。
やっている人の近くにいると継続しやすい
もしも真似しようとした人の勉強法が、1日10時間の勉強を毎日続ける中で実現できるものだったら、あなたはどうしますか?
確かに大変です。ただし、やらなければ前に進めません。
勉強は「量」×「質」と言われます。
しかし実際には、
- 量から質が生まれる
- 「量」×「質」に変化する
が本当の順番です。
勉強法が分かったら勉強の質が向上します。
しかし量をこなさなければ質の効果が表に出てきません。
量を確保するには、実際にやっている人の近くに身を置くことです。
友達になって行動を共にしてみるとか、同じような人たちが集まる場所に行くとか。
学習塾に行くのも、そういうメリットがありますね。
私は浪人時代によく予備校の自習室に通いました。
コースやクラスが違っても、ちゃんとした勉強法を知っている人が、友人にしろ他人にしろ、多く集まっていたからです。
真似をする相手が、目に見える場所にいる。
これがもっとも分かりやすいですから。
そんなレベルの問題集はできない?
ところで、
トップレベルの子がやっている問題集なんて、
自分にはできっこない、
そもそも真似できない、
という反論もあるかと思います。この反論は当然でしょう。
そこで「成績アップ」という目標を考えて欲しいと思います。
点数が取れる問題集をやっているからよい成績が取れます。
逆に言えば、簡単な問題集ができても、テストや模試で点数は取れません。
上の例でいえば、数1Aのサクシードだけ勉強しても、模試では大問1しか解けません。
その上のレベルの黄チャートまで取り組むから、成績が変わるのです。
例えば、英語の英語なら、記号問題や穴埋め問題のような簡単な問題集をやっても、定期テストではほとんど点数が取れません。
英作文レベルの問題までこなして、初めて半分以上の問題をまともに解けるようになるのです。
簡単な問題集は、それなりに実力は着くかもしれませんが、点数を取れるほどの実力は着きません。
では、どうすればよいかと言えば、
簡単な問題集をやってから、真似すべき問題集に着手する、ということになります。
苦手を克服するのであれば、勉強量の追加が発生するのは仕方のないことです。
つまり問題集の追加はあっても、差し替えはダメ、ということです。
一定レベルの問題が解けるようになって、初めて成績が変わります。
この事実から逆算しないと成績は上がりません。
より基礎的な問題集の追加はあっても、差し替えはダメ!
です。
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