しくじり先生の松下です。
中1の最初の中間テストでやらかした経験があります。
それについては先のブログ「さあ、令和になって初めてのガリ勉タイムだ!」もご覧ください。
今回はその「しくじり経験」から「テスト対策の勉強方法」についてまとめてみようと思います。
Contents
しくじり① テスト週間は遊ぶ時間じゃない!?
テスト1週間前になると部活が無くなり、早く帰宅できます。
ラッキーですよね。
どこかに遊びに行きたくなってしまいます。
実際、本当にいるんですよね「ちょと大須に行こうよ。」とか誘ってくる友達が。
でもダメです。勉強するために部活が無くなるのですから・・・
これ、当たり前ですかね?
本当ですか?
それなら良いです。でも僕は知りませんでした。
はい、初心に返って、みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「テスト週間は勉強するために早く帰る!」
しくじり② テスト1週間前だけがテスト週間じゃない!?
中間テストで痛い目を見た私は、期末テストは勉強することにしました。部活の先輩にも笑われて注意されちゃいましたからね。
進歩しましたよね。
今度はむちゃくちゃ点数が伸びるはずだと期待しました。
実際、本当にいるんですよね「今回は徹夜で頑張ったぜ。」みたいな人。僕です。
でも大して伸びませんでした。確かに勉強しただけあってクラスの最下位層から中の下くらいまでは上がりました。でも甘いんです。テストを受ける直前まで、僕は密かに「もっと行けるんじゃないか」と思ってたのですから。
今思えば恥ずかしいことです。
そもそもテスト週間はみんな勉強しています。そのなかで自分が頑張ったところで大した差はつきません。しかも僕の場合、中間テストでコケていたため基礎力が人よりも不足していたんです。もっと前々から勉強すべきでした・・・
テスト期間より前から勉強することって、当たり前ですかね?
本当ですか?
それなら良いです。でも僕は知りませんでした。
はい、初心に返って、みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「やって当たり前のテスト週間だけ頑張っても伸びない!」
しくじり③ 「ぜんぜん勉強してないよ」にダマされた!?
期末テストの結果を受けて、テスト勉強の方法や勉強時間について、少しは考えるようになりました。
テストの点数はともかく、なんか人として成長している感じがしますよね。
そこでクラス4位の友人にテスト期間中の勉強時間を聞きました。
「え、1日3時間もやってないけど。」
意外と少ない時間を言われました。悪いことに、それで安心してしまったんです。そして肝心の「毎日の勉強時間」や「トータルの勉強時間」などは聞いていませんでした。努力してない人は、成果を出している人の努力がどれくらいかを想像できないんですよね。それで自分に都合の良い所だけを聞いて安心してしまう。僕のことです・・・
え、「ぜんぜん勉強してないよ」はテンプレート発言ですって?
本当ですか?
ちなみにマラソン大会でも「一緒にゆっくり走ろうぜ」にダマされてます。
はい、初心に返って、みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「他人の勉強時間はあてにならない!」
しくじり④ 数字で考えないから続かない!?
それで自分は人より勉強しなければならないことを、やっと受け入れるようになりました。
謙虚になりましたよね。
自分なりに努力して「自分としては頑張った。」などとテストの後で言えるようになりました。
そして漠然と「いつかは成績が伸びるだろう」などと期待だけはしていました。
しかし期待もむなしく、それから中学2年生の2学期まで、ずっとクラス順位は変わりませんでした。
そもそも、ずっと同じ勉強の仕方なのですから、ずっと同じに決まっています。「自分としては頑張った。」なんてダメですよね。何時間頑張ったとか言えないと。実際、部活で疲れた日はまったく勉強しなかったし、英単語は本当に書けませんでした。社会にいたっては授業中に先生が言われたことが、ろくに頭に入っていませんでした。
テスト期間を待たずとも、その状況は自覚していたはずでした。それらを改善するために何時間くらい勉強するか、数字で決めていませんでした。
勉強時間を決めるのは当たり前ですかね?
本当ですか?
それなら良いです。でも僕は勉強量を数字で決めずに、気分で決めていました。
はい、初心に返って、みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「勉強時間は気分で決めずに数字で決めろ!」
しくじり⑤ 勉強の計画が立てられない!?
いざ数字で勉強時間を決めようと思っても、何時間やれば正解なのか分かりません。クラス4位の友達は参考になりませんでした。そこで意識を高く持って「テスト2週間前から100時間やってやる!」と意気込みました。
もう青春ドラマですよね。
自分の勉強を自分のためにやってるだけの小さい話しなんですが、僕の頭の中では、まるで何か大きな大会に出るための準備でもしているかのような、そんなドラマが展開されていたのでしょう。そして頭の中では、もう今度こそ伸びるだろうという期待が懲りずにありました。
しかし「捕らぬ狸の皮算用」とはよく言ったものです。100時間なんて、とてもじゃないけどできませんでした。物理的に不可能だったのです。皮算用すらできてませんでした。
例えばテスト前の1週間で考えます。
学校から16:00に帰宅して、16:30から勉強開始します。そこから就寝まで8時間あったとしましょう。夕飯、風呂、休憩で2時間くらい差し引いて実質6時間です。月~金の5日間で30時間。土、日に10時間ずつやって合計50時間です。
テスト2週間前ならどうでしょう。部活があるのでその半分くらいしかできません。週末に頑張っても合計25~30時間くらいです。
つまりテスト2週間前から超がんばったところで、合計80時間に届くかどうか。
またしても気分だけ大きく加熱して、現実が伴っていない計画を立ててしまいました。
このように考えれば、最低でもテスト3週間前から本気を出さなければ目標の100時間を突破できなかったことが、すぐに計算できます。でも当時は計算していませんでした。
もっとも3週間で100時間でも、かなり体に無理がかかります。本当は4週間前から取り組むのが現実的です。だいたい5週間おきにテスト期間が来ますから、結局は毎日のようにコツコツ続けるペースになります。
毎日コツコツ勉強するのは当たり前ですかね?
本当ですか?
それなら良いです。でも僕は「毎日コツコツ」の中身をまったく理解していませんでした。
はい、初心に返って、みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「勉強は毎日コツコツやれ!逆にそれ以上できないから焦ろ!!」
計画が無謀でも、たくさんやり続ければ結果が変わり始める
それでも勉強時間は謙虚に増えたため、英語が人生で初めて65点に達しました。
しかも平均点が低かったので、けっこう良かったのです。
何をしたかと言えば、教科書でテスト範囲の英文を1文字の狂いもなく暗記しました。
なので根本的な理解とは程遠く、応用問題は全滅でした。それでも手ごたえを感じて嬉しかったのを覚えています。
ただし、それはもう中学2年生の学年末テストでのこと。
私は英語のbe動詞と一般動詞の文法すら知らない程度の学力のまま、受験生になってしまいました。
しくじり⑥ 基礎力が不足していて効率が超悪い!?
中学3年生になると、学校から受験勉強用の教材を勧められますよね。「新研究」「マイペース」「整理と対策」などです。私も購入しました。しかし、1学期の内は、結局やらずに放っておきました。
あらあら、ダメですよね。
でも部活があって、今まで通り定期テストの勉強もありますから、更に何かを追加するなんて難しいです。
という言い訳をしたら兄貴に怒られました。
学校の授業を超超真剣に聞いて、その場で頭にたたき込め!
そして家では中1からやり直して基礎を固めろ!!
そういう指導を受けました。
「学校の授業を学校の授業内だけで頭に入れるなんて、できっこない!」
そうに思う人は多いでしょう。
確かに100%は無理かもしれません。それでも、そうしようと毎日真剣にやっていると、頭に入る量がどんどん増えてくるものです。
騙されたと思って、毎日続けてください。努力を増やす意味で騙されるのは良いことです。「そんなにやらなくて良いじゃん。」的に騙されるのが悪魔のささやきなんですよ。
そもそも、みなさんはポケモンのキャラ100種類とか、ゲームやSNSから得た膨大な情報とかを覚えていますよね。それだけの記憶力がありますよね。できないはずがないでしょう。
基礎力を固める時間は、そうやって絞り出して作るという事を、中3の1学期が終わろうという時に、やっと気が付かされました。
はい、これが最後の反省です。みなさんご一緒に。声を出して読みましょう。
「学校の授業はその場で頭に入れろ!自宅では基礎を固めろ!!」
特にテスト期間でない時は、このような勉強を心がけましょう。
教室でも成績を伸ばしている生徒は、学校の先生が授業中に言ったことを、本当に細かく覚えています。
読んで覚えるより聞いて覚える方が楽
私は塾の先生ですが、学校の先生の話をよく聞くように生徒に指導しています。なぜなら、授業で先生の話を聴いていないのは、ものすごくもったいない事だからです。
科学的な根拠だってあります。
実際、人間は文字列を読んで覚えるよりも、話を耳で聴いて覚えた方が、はるかに楽なんです。なぜなら進化の順番がそうだからです。人間は声で会話する能力なら何十万年も前に獲得しました。しかし人間が文字を使えるようになったのは、ここ数千年の間に過ぎません。今から300年ほど前になると、貴族しか文字を読み書きできませんでした。特に古代の日本にはもともと文字がありません。大和王権が確立した後で中国から漢字を輸入して文字を使えるようにしたのですから。
成績を伸ばせずに悩んでいる生徒は、まず、学校の先生が言ったことを、超超真剣に聴くことから始めましょう。
まとめ
- 「テスト週間は勉強するために早く帰る!」
- 「やって当たり前のテスト週間だけ頑張っても伸びない!」
- 「他人の勉強時間はあてにならない!」
- 「勉強時間は気分で決めずに数字で決めろ!」
- 「勉強は毎日コツコツやれ!逆にそれ以上できないから焦ろ!!」
- 「学校の授業はその場で頭に入れろ!自宅では基礎を固めろ!!」
あとがき
そんなこんなで、私の中学3年生は成功したのかどうかですが、結果はまあまあでした。
良かったが最高ではなかった、という感じです。なぜなら第一志望の公立高校には合格できず、私立の進学校に進んだからです。
成績は中1のときに比べたら、ものすごく伸びました。定期テストならクラスで3位、学年で8位まで伸びました。クラスで最下位層にいたことを考えれば、よく頑張ったと思います。
一方、模試では1度しかA判定が出ませんでした。根本的に実力を伸ばし切るまで1年弱では間に合わなかった、ということです。定期テストと違って模試では中1~中3の全範囲が試されますからね。
つまり中1でコケて基礎力がぐちゃぐちゃになったことが、高校受験まで響いた、というワケです。
みなさん、弱点への手当は早めにやりましょう。私は塾に行かず起死回生を頑張り続けましたが、やはり限界がありました。塾に通わせてもらえるなら、早い段階で頼るのが良いです。ま、そいういう想いで私は塾をやっているわけですけれども。
あ、そうそう。「塾でしか勉強しない。」というのはダメですよ。塾の勉強はあくまでも家庭学習への「追加」です。基礎固めのスピードアップや応用力の上限アップを狙うために行くのが塾ですから。そんなことは上のしくじりを見れば、もう分かりますよね。
変な話し、大手塾や手取り足取りの指導するプレミアム塾などにとっては「塾でしか勉強しない生徒」はありがたいのかもしれません。たくさん来てたくさん授業料を払ってくれますから。
でも、本当にそれで良いのですか?
ちゃんと自分のためになるお金と時間の使い方をしてください。家庭や自習でできる勉強は、家庭や自習で進めましょう。
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