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大学入試改革

来年からヤバイほど変わる中学校の教科書を詳細に解説!

2021年度教科書改訂勉強会

塾長です。

10月26日~31日は調整休校をいただいております。
塾長は年に4回だけお休みができます。といっても普段はできない仕事をしているだけなんですけれど。

さて今日はヒーローズの先生たちと「オンライン勉強会」をしました。議題は、来年度の中学校の「教科書改訂」について。
ご存じの通り2021年度から中学生の教科書が変わります。今回の改定は、教科書や授業の進め方が大きく変わります。

教科書の改訂とは?

私たちにとって教科書の改訂は2つの意味があります。「指導内容」の変更と「出版社」の変更です。

指導内容の変更

文部科学省が監修する教科書の内容は、およそ4年周期で少しずつ変わっていきます。
理由がだいたい大きく2点です。

  • 世の中の常識や教育へのニーズなどの変化を反映するため
  • 5~10年(不定期)ごとに行われる「教育改革」を反映させるため

そして次のように3年かけて全学年の改訂を行います。
今回は教育改革を反映した大きな変更を含んでいます。

  • 2020年4月 小学校の教科書が新しくなる
  • 2021年4月 中学校の教科書が新しくなる
  • 2022年4月 高校の教科書が新しくなる

そして、この新しい教科書で学んだ生徒が大学を受験するとき、大学入試の科目体系や出題内容も大きく変わります。
今の中学2年生からです。これは後で書きます。

出版社の変更

また教科書の出版社は複数あるので、どの出版社の教科書を使うかは、教育委員会に任されています。
愛知県の場合は、愛知県教育委員会と、名古屋市教育委員会の2つがあります。
愛知県教育委員会は、さらに県を7つの「採択地区」に分割して色々な出版社から教科書を採択しています。

4年に一度の改訂に合わせて、教科書の出版社も変更されることがあります。

国語の出版社が変更

植田一本松校の学区では、名古屋市の中学校で、国語の出版社が変わります。
光村図書から教育出版への変更です。

確か5年前まで教育出版でしたから、久しぶりに元に戻る形です。

  • 2012~2015年度 教育出版
  • 2016~2020年度 光村図書
  • 2021~2024年度 教育出版

ということで、来年から植田中学、御幸山中学、神丘中学、牧の池中学の生徒たちは「少年の日の思い出」「盆土産」といった馴染みの題材をやらなくなります。
代わりに「オツベルと像」「夏の葬列」などを5年ぶりに学ぶことになります。「故郷」のように両方の教科書に載っている作品も少しあります。

来年からヤバイほど変わる中学校の教科書

さて、ここからは内容について少し詳しく書きます。
英語については、以前のブログ「中学校の教科書改訂 英語がヤバイことになっています」でも書きました。
今回は5教科すべてにおいてヤバイ順にお話します。

高度になるもの

ざっくり言うとこんな感じです。

  • 量が増える
  • 上の学年や高校の単元が下の学年に早く取り入れられる
  • 思考力・判断力・表現力が強化される

具体的には次の表のとおりです。

\ 中1 中2 中3
英語
  • be動詞と一般動詞の現在形、can が「小学校の復習」の扱い
  • 英単語600語くらいが「小学校の復習」の扱い
  • 文章量が全体的に増量
  • 新規の英単語数が年間130程度増量(※)
  • 過去進行形
  • There is[are] ~
  • 未来形、willとbe going to の使い分け
  • 不定詞(名詞的用法、want to, try to, need to)
  • 簡単文(What a ~!、How ~!)
  • SVC(look + 形容詞)
  • 文章量が全体的に増量
  • 新規の英単語数が年間130程度増量(※)
  • It ~ to不定詞~の構文
  • 疑問詞+to不定詞
  • 受け身
  • 文章量が全体的に増量
  • 新規の英単語数が年間130程度増量(※)
  • 現在完了進行形
  • 原形不定詞
  • 仮定法
数学
  • 素因数分解
  • 確率
  • 累積度数、累積相対度数
  • 反例
  • 四分位範囲、箱ひげ図
(特になし)
国語 大学入学共通テストや高校の論理国語に繋がる内容

  • 「情報」の読み取り(図、グラフ、絵などの資料を用いた文章から必要な情報を読み取る)
  • 「思考力・判断力・表現力」を養う/活用する内容
理科
  • プリズムの分光
  • 力のつり合い
  • 生物の分類
(特になし)
  • イオン化傾向
  • ダニエル電池
社会
  • 日本の姿
  • 時差
  • 歴史が5時間増(地理が5時間減)
  • ヨーロッパ史(主に憲法史)
  • 琉球文化
  • アイヌ文化
  • 歴史の履修範囲が明治時代まで
  • 歴史が5時間増(地理が5時間減)
  • 近現代史(大正時代以降)の充実
  • 領土問題

(※)英単語は「書き取りができるべき英単語」と「読んで意味が分かればよい英単語」に層別される見込みです。小中を通じて英単語力が2300語レベルになります。

小学校へ移ったもの

ちなみに中学校から小学校へ移った(小学校が高度化した)単元もあります。

英語

小学校の高学年で英語が教科になりました。そのため次の単元が小学校に移りました。

  • 英単語600~700語
  • 基本的な日常会話(be動詞、一般動詞、疑問詞、can、過去形の表現などを含む)

数学

主に統計の初歩が小学6年生に移りました。

  • 平均値、中央値、最頻値、階級

特に意識しなくてもよいもの

次の単元は、難易度が変わるわけではないので、生徒にとっては特に意識するものではないでしょう。
学校の先生や塾の先生は過去に作ってきた財産を失うので大変ですが・・・。

  • まとめ方の改善で、学年の間で移動する単元
  • 出版社の採択が変更されたことで変わる単元
\ 中1 中2 中3
英語 (特になし(※)) (特になし(※)) (特になし(※))
数学 (特になし(※)) (特になし(※)) (特になし(※))
国語
  • 出版社の変更(名古屋市のみ教育出版へ)
理科
  • 動物の分類
  • 自然災害
  • 植物のつくりと働き
  • 圧力・大気圧
  • 気象災害
  • 放射線
  • プラスチック
  • 水圧・浮力
  • 生物の進化
社会
  • 地理が5時間削(歴史が5時間増)
  • 日本の特色について世界からの視点を削減
  • 地理が5時間削(歴史が5時間増)
  • 地理が5時間削(歴史が5時間増)

(※)削除された単元については省略しています。

全体的な傾向

ここで全体的に俯瞰してみます。
中学校の教科書について、今回の改訂の全体的な塾長の感想は次の通りです。

  • 単純な暗記的な要素が減る
  • 「思考力・判断力・表現力」を積極的に活用させる内容が増える(英語は4技能が均等になる)
  • 資料から必要な情報を探させるような取り組みが増える

学んだことを積極的に活かす実用性や主体性が求められるようになるでしょう。
文章や資料の量が多くなり、全体的に内容が高度になります。

さらに「技術」の科目ではプログラミングも高度になります。なんとコミュニケーション機能をプログラミングします。

ただし、教科書を難しくしたからと言って、生徒たちの勉強時間が増えるとは限りません。
なぜなら、高校入試や大学の入試が推薦メインとなり、少子化高校無償化で競争倍率が低下してしまうからです。
いや、むしろ塾長は次の予想すらしています。

  • 全体的に平均点が下がりやすくなる
  • 生まれつきの能力で成績に差が出やすくなってしまう
  • 勉強する生徒としない生徒の間で学力や内申点に大きな差が出やすくなる
  • 厳しい受験を嫌って公立高校の定員割れがさらに拡大する

この傾向は「テストで教科書や辞書の持ち込みOK」や「生徒ごと教科ごとにレベル分けした指導(ICTによる個別最適)」などが導入されるまで続くでしょう。
指導内容が高度化していく一方で、インフラや指導体制および世間一般の価値観が追い付いていけない状態がしばらく続くでしょう。

現状では、学校の先生をこれ以上忙しくしたら死んでしまいますし、そんなことは誰も望んでいないので、どうしても時間がかかります(学校ではなく行政の問題)。
ただ、何年先になるか分かりませんが、早くそうなるべきだと塾長は思います。

教科書改訂の行きつく先とは

最後に、この教科書改訂が「どこに向かっているのか?」について書いておきます。

新しい教科書で学んだ生徒たちが高校3年生になったとき、大学入試の出題内容や科目も変わります。

ズバリ、今の中学2年生からです。

逆算すると、今の中学2年生は、来年からずっと新しい教育体系の教科書を使うことになります。
そして、この学年が大学受験をする時に、次のことが起こります。

  • 2025年1月 大学入試の科目や単元が新しくなる

2021年1月は、大学入試改革でセンター試験から共通テストに変わりました。これは「出題形式」と「配点」の変更です。

2025年1月は、もっと大きな変更です。出題の「内容(出題範囲)」そのものが変わってしまいます。さらに2021年に断念した出題形式も取り込まれます。実はこの変更が大学入試改革の最終段階になります。

例えば、新しく「情報」という入試科目が登場し、ITSの基本知識やプログラミングが出題されます。今年から小学校でプログラミング教育(正式には「プログラミング的思考」の教育)が必須化になったのを思い出したでしょう。

小学校の教育から大学入試まで、全てつながっています。

それだけではありません。

全てが「ソサイエティ5.0」(Society 5.0)の未来を生きる人たちの姿につながっています。ただし何が正解かは誰にもわかりません。

ITS、ビッグデータ、人工知能の活用、ロボットとの共存・・・コンピューターが当たり前の時代に生きる私たちに必要なことは何か。

一人一人がちゃんと考えて、自ら進んで学ばなければならないことは確かでしょう。

 


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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

大学入試改革 あれからどうなった? 英検受けるべき?

センター試験2019年1月英語リスニングの変キャラをバックにタイトル

大学入試センター試験が終わって1週間が経ちました。
リスニングの「謎キャラ」が話題になった一方で、受験生は志望校の決断に忙しかったです。

さて、そのセンター試験は今の高校2年生で最後となります。
つまりセンター試験は、あと1回しか行われません。

2020年度(2021年1月)からは「大学入学共通テスト」に代わるからです。

現段階での「大学入試改革」をまとめておきましょう。

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