Hero's マインクラフトの世界で暗記を得意にする方法を語る絵

こんにちは、塾長の松下です。

1年じゅう受ける質問ですが、特にテスト直前になると駆け込み的に増える質問があります。

「社会が覚えられません。どうやったら暗記できますか?」

焦って、藁をもつかむ思いで、こういう根本的なことを質問してしまいます。そういう生徒を見ると、こちらにも焦りと心配がありますが、まずはお応えします。

ということで、動画を作りました。社会に限らず、暗記科目、いや、全ての科目について言える話です。

【勉強法】暗記科目を得意にするには?苦手な人と得意な人の決定的な違いとは!?

 

勉強は楽しいですか?

上の動画は、勉強の楽しさにもつながってきます。みなさん、勉強は楽しいですか?

正直に答えてしまえば「面白くない」、「つまらない」・・・ですよね。

ところが大人に話を聞くと「勉強は楽しい」と答える人が多いです。またハイレベルな大学へ合格する受験生ほど、そう思う人の割合が高いです。なぜでしょうか。ですから質問を変えましょう。

勉強が好きってどういうこと?

この秘密が分かれば、学生の皆さんが楽しく勉強できるかもしれませんよ。

好きなことは、いくらでも話せる

今や生徒たちが好きなものと言えば、ゲームやアニメ、ライトノベル、それにYouTube。女の子はTikTokも好きみたいですね。そういう色々なところから情報が入って来て、雑学の知識が豊富なんです。

例えば、休み時間になるとカードゲームについて熱く語ってくる生徒がいます。僕はゲームをやらないので、ほとんど宇宙語に聞こえて理解できないのですが、本人はそんな僕の様子にもお構いなく、滝のように口から流れ出る言葉を浴びせまくってくるわけです。

「そいつに勝てないんですよ。強いんですよ。何度やっても勝てないんですよ。」
「わかった、わかった。そろそろ次の授業だから、俺もう行くね。」

カードゲームの世界では、キャラクターの種類が何百とあり、それぞれに固有の特性や使える技があるらしいです。用語の多さにびっくりしますが、それ以上に、それだけの量を覚えている記憶力にもビックリです。

またパソコンのCPUや自作方法に詳しい子もいます。パソコンの自作ブームがまだ健在だったとは驚きました。やっぱりCPUの種類や部品の型番など、とにかく用語をたくさん知っています。

よくテレビで魚や昆虫にめちゃくちゃ詳しい小学生が出てきたりしますが、便利な時代になって、そういう人が増えているのかな、と思います。

そして、その正確で緻密な用語の使い方を、勉強にも活かせばよいだけなのに。と思います。

暗記のテクニックで暗記は楽になるのか!?

それでは、大好きなゲームのキャラクターやアニメの登場人物の名前を、皆さんはどうやって覚えていますか?

どうもこうも無いですよね。どんどん見て、どんどん体験しているうちに、いつの間にか詳しくなっています。好きなだけ触れているうちに頭が勝手に覚えてしまいます。覚えることが負担とは思わないでしょう。

ところが勉強になると

「暗記が大変だなぁ。脳に負担がかかるかなぁ。」

などと考えてしまいます。少しでも楽に覚えようと、

「み・は・じ」

みたいな覚え方や語呂合わせを使って暗記しますよね。あれ、何かおかしくないですか?

嫌いだから早く終わらせたい。だから手軽に暗記したい。そのために「覚え方」も一緒に覚えよう。そうやって何か1つを暗記するたびに覚え方も一緒に覚える羽目になる。・・・かえって覚えること増えてます!

好きであれば、覚えようと思わなくても覚えてしまいます。
好きでなければ、覚えようと思うほど覚えるのが大変になってしまいます。

だったら、嫌いなものを好きだと思い込んだ方が早いのではないでしょうか。

上の動画でも話したように、頭に入れる情報を削って絞るより、むしろ増やした方が暗記できるのです。情報を増やそうと行動するためには、手っ取り早く、好きだと自己暗示をかけることではないでしょうか。

効率を上げようとすると効率が下がるジレンマ

生徒や保護者から「勉強の仕方を教えて欲しい」と言われて応えてきました。そういう塾を目指しているからです。しかし気を付けなければいけない点があります。それは次のことを分かっていて欲しいということです。

  • 「勉強の仕方を知りたい」の真意が「楽して身に着けたい」「楽して覚えたい」である限り、成果が出ない
  • 「勉強の仕方を知りたい」の真意が「勉強を好きになりたい」「できるようになりたい」であれば成果が出る

上で考えたとおり、嫌いな勉強を避けようとして暗記テクニックを使えば、それだけ勉強が大変になります。それよりも、嫌いだと思わないようにした方が近道です。

勉強の効率を上げる目的が「勉強をたくさんしたいから」なら効率が上がるし、「勉強を最小限にしたいから」なら効率が下がります。逆説的ですが、効率を上げるには勉強量を増やしてしまうのが一番手っ取り早いのです。

「勉強の量が勉強の質を変える」

という真実に向き合うことが大前提です。この教訓は、仕事の効率を考えようとした時のパターンとよく似ています。

成功できない人が考える効率

  • 楽して儲けたい → ギャンブルで一山当てようとして日銭も失う
  • 言われたらやる → 常にリストラ候補で間もなく職を失う

仕事の量を少なく済ませようと、下手に効率を求めて努力を怠るがために、かえって成果が出ません。これと反対のパターンは次のようになります。

成功する人が考える効率は努力の中にある

  • 努力を継続する → 5分の無駄もなくコツコツと知識や富を蓄積
  • 自ら進んでやる → 信頼を得て出世する

努力をする中で無駄を省くのが本当の意味での効率です。効率は努力の中に存在します。

勉強も仕事も全く同じですね。
勉強を通じて成功する行動パターンを身に着けたいものです。

 


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