塾長です。
夏休みもあと1週間。宿題は終わってますよね?
まだの人は、まぁ、とにかく間に合わせてくださいw
ただし、その「間に合わせる」というやっつけ作業が、そのまま癖にならないように!
やっつけ作業は勉強じゃありませんから。
早いうちに頭のモードを「勉強」へ戻しましょう。
「勉強」?
もしも忘れちゃったら、この記事を読んで思い出してくださいませ。
勉強とスポーツは同じ
学校の通知表には「知識」と「技能」がありますよね?
この項目は英語や数学だけでなく体育や音楽にもあります。
この2つが「学ぶ」の基本です。
この2つの違い、分かります?
- 知識とは、教科書や先生から教わる情報やノウハウ、つまり「暗記した事」。
- 技能とは、生徒自身が身に着けた能力やスキル、つまり「練習の成果」。
そしてどの教科においても「勉強」とは次のことです。
- 「知識」を正確に覚える
- 知識どおりにできるまで練習し「技能」を獲得する
知識を覚えて練習し、その知識に応じた技能を獲得すること。
これが勉強です。
具体的には次のようなイメージです。
テニスの例(理想)
コーチが知識を伝え、生徒がそれを練習してプレイヤーとしての技能の獲得を目指します。

※イメージはチャッピーにより作成
数学の例(理想)
先生が知識を伝え、生徒がそれを練習して問題を解くという技能の獲得を目指します。

※イメージはチャッピーにより作成
このように勉強とスポーツは同じです。
まず、知識を覚え、とりあえず理解はします。
次に、ほんとうに覚えた知識のとおりにできるか確かめます。1回目は失敗しても、何度か練習するとできるようになります。そこでやっと技能が身に着きます。
よって、知識だけ、技能だけ、というのはあり得ません。
どちらか一方だけでは勉強とは言えません。
思った通りにできない
ところが、この過程が上手くいきません。
知識を覚えて理解する段階、練習をクリアする段階、それぞれのどこかで失敗するリスクがあります。
教わったことを覚えたつもりが、覚えてなかった・・・よくありますよね。
覚えていたとしても、体が、脳が、教わった通りに動いてくれない、ミスをする。
だから実際の風景はこんな感じです。
テニスの例(現実)
コーチが伝えた知識を、生徒が忘れたり、覚えたとしても体がうまく動かなかったりします。

※イメージはチャッピーにより作成
数学の例(現実)
先生が伝えた知識を、生徒が忘れたり、覚えたとしても使い方が思いつかなかったりします。

※イメージはチャッピーにより作成
すぐにできたら天才
このように、実際には、知識を覚えても、実は覚えておらず練習が出来なかったり、
練習しても頭や体が思うように動いてくれなかったり、ミスをしたり、
ということが起きます。
そこで、ちゃんと覚えた状態になるまで暗記を確認する、ミスが無くなるまで練習を繰り返す。
それが勉強の本当の姿ということになるわけです。
ただそうすると、
新しい知識の意味が、言葉の意味が、そもそもわからない、
暗記できていると思い込んでしまうクセが強い、
練習が正しいのか否か分からなくなった、
などなど、
勉強の過程そのものが上手くいかないことが多々あります。
そんなとき、人に見てもらう必要があります。
だから、学校や塾に行くわけです。
もちろん、中には、すぐに覚える、すぐにできる、という人もいます。
とても少数ですが、天才と言われる人たちです。
そういう人達は、そもそも勉強法を悩みません。
残念ながら、このような記事に興味がある時点で私もあなたも天才ではありません。
暗記と練習を繰り返し、コツコツと勉強しましょう。
さて、これで勉強の仕方について、おさらいできました。
「知識」の正確な暗記を徹底すること。
その知識をもとに「技能」が身に着くまで練習を繰り返すこと。
知識と技能の違いを意識することがポイントです。
(補足)知識と技能の違い
知識と技能の違いについて、もう少し補足しておきます。
知識
知識は情報です。
人から人へコピーや伝達ができます。
伝達する方法は色々あります。教科書を渡す、先生が教える、動画を見せる、などです。
要するに、情報が正しければ、そのソースは何でも良いわけです。
なお勉強に限って言えば、知識は覚えたか否か、ゼロかイチかで状態を判断できます。プログラミングの変数で言えばブーリアン型で状態を表現できます。
一字一句を正確に、何も見ずに言える/書き出せるのであれば、「暗記できた」ということ。それ以外は「暗記できてない」ということになります。
暗記が不正確であれば、その後の訓練の効率が落ちたり、無意味になったりするため、特に勉強では暗記のチェックは厳密である必要があります。
技能
技能は、本人が身に着けたスキルです。
人から人へコピーや伝達がができません。
師匠から弟子に技(ワザ)を伝えようとすれば、それには必ず修業(訓練)が必要で、それを「継承」と呼びますよね。
技能は「継承」するものであって「伝達」はできません。
また技能は練習量などによって熟練度に差がでます。
よって熟練度に応じたレベルを評価することができます。プログラミングの変数で言えば整数型や実数型で状態を表現できます。
見え方の違い
知識は「覚えた」「覚えてない」とゼロかイチかで評価できますが、
技能は「熟練度」や「レベル」など量的に評価できる、
と言えるでしょう。
勉強法のまとめ
さて、まとめます。
ここから先は、まとめるだけなので、チャッピーにお願いします。
チャッピーさん、
上の4つの絵をもとに、勉強の仕方をまとめてください。
勉強をテニスに例えて説明するようにしてください。
上記の4つの絵を並べて考えると、「勉強の仕方」は「テニスの上達の仕方」と非常によく似ています。
ポイントは、先生から教わったことを「知識として聞いて終わり」にせず、自分で繰り返し使えるようにすることです。
1.まず「コーチからノウハウを教わる」
テニスでは、コーチから
- テイクバックをコンパクトにする
- 体の回転を使う
- ボールを少し前で打つ
といった**スイングのコツ(ノウハウ)**を教えてもらいます。
勉強でも同じです。
先生から、
- 方程式は両辺に同じ計算をする
- 英単語は語源や使い方と一緒に覚える
- 数学では問題の条件を整理してから式を立てる
などの**「問題を解くための方法」**を教わります。
つまり、
先生の役割=テニスコーチの役割
です。
2.教わったら、自分で「練習する」
テニスでは、コーチにスイングを教えてもらっただけでは上手くなりません。
実際にラケットを振って、ボールを打って、
「こういうことか」
と身体で覚える必要があります。
勉強もまったく同じです。
先生から方程式の解き方を教わったら、次は自分で別の問題を解きます。
例えば先生が
[
2x+3=11
]
の解き方を教えてくれたなら、自分で
[
3x-5=16
]
などの問題を解いてみます。
ここで重要なのは、
「分かった」ことと「自分でできる」ことは違う
ということです。
テニスで「スイングの説明を理解した」ことと、「実際にボールを打てる」ことが違うのと同じです。
3.「忘れてしまう」のは自然なこと
3枚目・4枚目の絵が、実は勉強では非常に重要です。
テニスでも、コーチに教わった直後は
「なるほど!体を回転させればいいんだ」
と思っていても、数日後には
「あれ?どうやって打つんだっけ?」
となることがあります。
勉強でも同じです。
授業中には
「方程式の解き方は分かった!」
と思っていても、数日後に問題を見ると、
「あれ?最初に何をするんだっけ?」
となります。
これは頭が悪いからではなく、練習量がまだ足りないだけです。
だから、忘れたときには、
「忘れてしまった」→「もう一度思い出す」→「もう一度練習する」
というサイクルを回します。
4.実は「思い出す練習」が非常に大切
ここが、テニスとの比較から学べる大きなポイントです。
例えば、テニスでコーチに
「インパクトは身体の前で!」
と教わったとします。
練習中に毎回コーチが横から
「前!前!前!」
と言ってくれれば打てます。
しかし、それではコーチがいないとできない状態です。
本当に上達するためには、コーチがいない状態で、
「今のスイング、何を意識するんだっけ?」
と自分で思い出せる必要があります。
勉強も同じです。
教科書を読み直して、
「そうだった、方程式は両辺に同じことをするんだった」
と確認するだけでなく、いったん教科書を閉じて、
「方程式を解くときの手順を説明してください」
と自分に問いかけてみます。
そして、
- 両辺に同じ数を足したり引いたりする
- 両辺を同じ数で割る
- (x) の値を求める
と自分で言えれば、知識がかなり身についています。
5.勉強は「教わる → 練習する → 思い出す」の繰り返し
4つの絵をまとめると、次のようなサイクルになります。
① 先生から教わる
↓
② 自分で問題を解いてみる
↓
③ できない・忘れていることに気づく
↓
④ もう一度思い出す・教わる
↓
⑤ もう一度練習する
↓
⑥ 少し難しい問題に挑戦する
これはテニスでいう、
コーチに教わる
↓
ボールを打つ
↓
ミスする
↓
フォームを修正する
↓
もう一度打つ
↓
試合で使ってみる
という流れと同じです。
6.「勉強=テニス」だと考えると、勉強の仕方が変わる
この例えで一番伝えたいのは、
勉強は「授業を聞くこと」ではなく、「教わった技術を自分で使えるようにすること」
だということです。
| テニス | 勉強 |
|---|---|
| コーチ | 先生・教材 |
| スイングのコツ | 問題の解き方・考え方 |
| ボールを打つ | 問題を解く |
| ミスする | 間違える |
| フォームを修正する | 解き方を見直す |
| 繰り返し練習する | 復習する |
| 試合で使う | テスト・実際の問題で使う |
したがって、「先生の説明を聞いて分かったから勉強は終わり」ではありません。
テニスで言えば、
「コーチの説明を聞いたから、もう試合で打てる」
と言っているようなものです。
7.おすすめの勉強法
この考え方を実際の勉強にすると、次の5段階がおすすめです。
① 教わる
先生の説明を聞き、「何をすれば問題が解けるのか」を理解する。
② すぐ練習する
授業の直後に、類題を自分で解く。
③ 何も見ずに思い出す
教科書を閉じて、「解き方は何だった?」と自分に問いかける。
④ 間違いを修正する
答え合わせをして、「答えが違った」だけでなく、どこで考え方を間違えたのかを確認する。
⑤ 時間を空けてもう一度やる
翌日、数日後、1週間後などにもう一度解く。
これはテニスでいう、
「コーチに教わる → コートで練習 → ミスを修正 → 時間を空けて再び練習 → 試合で使う」
という上達方法そのものです。
一言でまとめると
勉強は「知識を集めること」ではなく、「教わったことを何度も使って、自分の技術にすること」です。
テニスで言えば、
コーチの言葉を覚えるだけでは上手くならない。
ラケットを振って、失敗して、修正して、何度も打つことで上手くなる。
勉強も同じで、
先生の説明を聞く → 自分で解く → 忘れる・間違える → 思い出す → 修正する → もう一度解く
というサイクルを回すことが、「分かる」から「できる」へ進むための勉強法になります。
チャッピー、ありがとう。
日本は技術立国ではなく技能立国?
これからの日本を背負う、君たちのために、日本の現実について少し書いておきます。
よく「日本は技術立国だ」と言われますが、他国に比べると、これはウソです。
正確には「日本は技能立国だ」が本当です。
実は「知識」とは、産業界では「技術」と呼ばれます。
知識=技術です。
そして技術を集めた結果、マニュアルやソフトウェアや機械が作られます。
このマニュアルやソフトウェアや機械もコピーが可能です。
よって、それらもまた技術と言えます。
技術は人から人へ伝達できてしまうため盗まれるリスクがあります。
だから特許のような仕組みで守る必要があるワケです。
このように人から人へ伝達できるのですから、技術は知識ということです。
さて、話を元に戻しましょう。
日本が得意なのは「技術力」ではなく「技能力」ということ。
技術力はむしろ他国より遅れていることが多いです。
技術は人から伝達できる情報であるため、人に依存しません。
よって企業が技術を蓄積・集約すればするほど、企業には人に依存しないマニュアル、機械、ロボット、コンピューターやソフトウェアが増えていくはずです。
だから人が入れ替わっても、企業のもつ能力は変わりません。
しかし日本の企業では、機械やソフトウェアではなく、熟練度の高い人の数が増えていきます。
つまり日本の企業が蓄積しているのは、技能を持った人、つまり技能あるいは職人さんたちです。
だから人が入れ替わってしまうと、企業の持つ能力も変わってしまいます。
日本では、新入社員の育成は、先輩社員のもとでの「修業」がメインとなります。
技能は人から人へ伝達できないため、その継承には修業が必要だからです。
そのため先輩社員を尊敬すべし、という年功序列あるいは儒教的な文化が根強いです。
その結果、日本ではソフトウェア産業が軽視され、アプリ開発やオートメーションが他国より遅れてしまいました。
スマホやパソコンの中身が、ほとんどアメリカ製、中国製であることを見れば、明らかでしょう。
みなさんは勉強を通じて、ぜひ知識と技能の違い、つまり技術と技能の違いをよく見極めてください。
そして日本を技術でも強い国にして欲しいと思います。
進学実績
卒塾生が入学した学校の一覧です(※)。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたります。生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。
※ ここで卒業生とは、進路が確定するまで在籍していた生徒のことです。進路実績とは、その中でもさらに進路調査表を提出またはそれに準じた進路報告をした生徒分の進学先です。併願校は含みません。
国公立大学
名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学
私立大学
中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、愛知工業大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学
公立高校
菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、愛知教育大学附属高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校、菰野高校(三重)
私立高校
愛知高校、中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校
(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校
天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校
※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒
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