受験生のみなさん、面接の対策は始めていますか?
AO入試や推薦入試に限らず、高校の一般入試でも面接があります。
もちろん私立高校、公立高校のどちらでも実施されます。
しっかり準備しておかないと、本番でタジタジ、ボロボロになってしまいます。
思っていることの10分の1も言えなかった・・・なんて悔しいことは避けたいです。
そこで今回は面接の対策について書きます。
面接の対策は、今後の人生で色々な応用ができます。
例えば先月、アルバイト講師の大学生にエントリーシートの書き方を指導しました。
今週になって任天堂のインターンシップのメンバーに見事に選ばれたと報告がありました。
Contents
想定質問に対する回答案を作文する
面接対策で必ずやることが作文です。
いくつかの想定質問を用意して、その答え方を作文します。
まず手始めに、代表的な想定質問について書いてみてください。
- 志望動機
- 今まで最も頑張ったこと
- 入学後に頑張りたいこと
- これまで最も苦労したこと
- 自分の長所と短所
書けたら、それを親や学校の先生、塾の講師などに添削してもらいます。
必ず第3者に見てもらってください。
できるなら面接官を経験した人や、ちゃんと面接について勉強している先生にお願いしたいです。
面接対策を指導できる先生とは
ただし面接を指導できる人は限られています。
学校の先生でも指導できる先生と、そうでない先生がいます。
例えば、
「消費税についてどう思いますか?」
という質問をしてしまう先生は、そもそも面接を分かっていません。
基本的に面接では、5教科の学力試験で出題される範囲のことは聞かれません。
1人たった2~3個の質問で人物や志望動機を見ていくのですから、
学力試験と重複した質問などする余地がありません。
そもそも面接指導とは、生徒の人物としての長所を引き出し、それを生徒と一緒に言葉にしていく共同作業だと言えます。
それができる先生に添削をお願いしましょう。
逆に言えば、こんな先生は指導に向いていません。
- 自身の考え方を押し付けてしまう人
- てにおはの細かい指摘に終始し、生徒の意図を拾おうとしない人
- 生徒のことを良く知らない、知ろうとしない人
- 抽象的な言葉や理想論しか出てこない人
自己PRができない3つの理由
さて、想定質問への回答について、すぐに作文を始めてください。
手始めに、上記の想定質問に対して、それぞれ5行ずつくらい書きましょう。
細かいことは気にせず、とりあえず書けるだけ書いてください。
・・・どうですか?
頭では考えが浮かんでいるつもりでも、いざ文章にしてみると意外と書けないものです。
上手に書けなかったとしたら、なぜでしょう?
私の指導経験からすると、その理由は大きく3つあるようです。
それぞれ対策を見ていきましょう。
自分の長所や頑張ったことが思い浮かばない
そもそも日本人は自分の良いところを言うのが苦手です。
むしろ、それが普通だと知って、楽になりましょう。
だって普通なら、自分で自分を褒めるようなアピールをすれば、それこそ「自慢かよ」「リア充乙」などと揶揄されてしまいます。
日本人は遠慮したり、自分のことを控えめに言ったりする習慣や美徳がありますよね。
しかし面接対策はこうした日本人らしい習慣が邪魔になります。
遠慮という心の壁をぶっ壊して、自分を天まで持ち上げて書きましょう。
ドラえもんので言うならスネ夫くんを見習って、少し悪乗りするくらいが、むしろちょうど良いのです。
面談の相手は他人です。
親しい人や自分のことを知っている人ではありません。
言葉にしなければ何も伝わりません。
やりたいことや将来の夢が思い浮かばない
夢がない、やりたいことが見つからない。
これもやっぱり、夢なんてないのが普通ですから、まず気持ちを楽にしましょう。
やりたいことや夢が書けない理由は、あなたが正直者で良い人だからです。
「できない可能性の方が大きい」
「途中で変わるかもしれない」
「仕事にできるようなことじゃないから」
というように、自分の発言に責任を感じてしまうと書けなくなります。
あくまでも、
- 今の時点で思っていること
- 何となく向いていそうだと思っていること
- できればやりたいと思っていること
くらいのことで良いのです。
人目など気にせず言葉にしていきましょう。
どの質問に対しても同じ回答になってしまう
これは書いていることが抽象的で、ぼんやりしている時に起こりやすいです。
そういう時は、具体的な体験談やエピソードを入れましょう。
「それはどんな体験のこと?」
などと自分に問いかけて、思い出した体験を書いてみてください。
試しに、ちょっと例を挙げて考えてみましょう。
- あなたの長所は何ですか。
- あなたが頑張りたいことは何ですか。
に対して、
- 一生懸命なところです。
- 勉強を一生懸命頑張りたいです。
と回答をした生徒がいたとしましょう。
何でもかんでも「一生懸命」になってしまいました。
そこで、
「それは、いつの、どんな体験のこと?」
と自問自答で考えを巡らせて、
- 文芸部の出展で普通は1人1作品出すところを私は2作品も頑張って作りました。
- 理科の物理分野が苦手だったのですが10月以降の追い込みでできるようになりました。
という風に、具体的な体験が書けました。
そこで最初の質問に戻って考えをまとめ直しました。
その結果、
- あなたの長所は何ですか。
- あなたが頑張りたいことは何ですか。
に対する作文は、
- 私は文章を書くことが得意で好きです。文芸部の出展では、普通は1人1作品出すところを私は2作品も頑張って作りました。
- 私は高校でも勉強を頑張りたいです。少し前まで理科の物理分野が苦手だったのですが10月以降の追い込みでできるようになりました。新しいことができるようになることは楽しいです。
という風にまとまりました。
自己PRの作文は人間成長のチャンスでもある
書いたものを自分で読み返すことで、一歩引いたところから客観的に自分を見直すことができます。
これこそが理性の拡大です。
確かに、面接対策、受験対策はテクニックの面が強いです。
しかし、それだけでは勿体ないのです。
自分のことを言葉で表現し、それをあらためて読み返すことで、自分を良く知ります。
自分の良い所、悪いところ、そして自分の悪い所との付き合い方までもが見えてきます。
自分の考えや言動を見直して、ひとまわり成長するチャンスです。
まとめ
- 面接の想定質問に対して、回答案の作文を早くから書き始める
- 作文したものを第3者に添削してもらう
- ただし面接指導ができる先生に頼むこと
- 自己PRが思いつかない場合は3つの理由と対策で考える
- 面談の準備を通じて人としても成長しよう
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