子供をダメにする親

投げやりな子供

これまで何百家族も面接をしてきました。
成績を伸ばす子の親の個性は十人十色です。

ところが、

成績が落ちたり、
投げやりだったり、
反抗して勉強を拒否してしまう、

そのようなお子様の親には、ある共通した特徴があります。
他の教室や他塾との情報交換会でも、「それあるね」みたいな話によくなります。

成功する方法には「合う」「合わない」があって、成果は人によるが、「失敗する方法」は誰にでも当てはまる。

などという経験則が仕事の世界でよく言われます。
これは勉強にも当てはまりそうです。

それだけに失敗は大きな学びです。
今回は子供をダメにする編です。

まず最初に、

「勉強」=「できない事を、できるようにすること」

と定義しておきます。
これを決めておかないと話がまとまりません。

さて、子供をダメにする親の特徴、でした。
それはズバリ、

「高圧的で、子供に短期的な成果を求める」

です。
厳しいことと高圧的なことは違います。

「厳しい」というのは、
「やってはいけないことを厳格に注意するが、やって良いことは自由にやらせる」ことです。

「高圧的」というのは、
「何をすべきかを勝手に決めて命令した上で、ミスを激しく糾弾する」ことです。

たとえば、ご自身が仕事で成果を出していたら、子供にも同じように成果を出して欲しい、と思うかもしれません。
しかし、それは子供が大人になるまで、もう少し、待ちましょう。

そもそも仕事とは、「すでにできる」を集めて積み上げて「早く安く成果を出す」という性質のものです。
だから「スキル」とか「能力」とか「即戦力」って言われるんです。

一方で、

勉強や教育というものは、「まだできない」を「できるようにする」に変化させることです。
だから「努力」とか「継続」とか「忍耐力」って言われるんです。

このように、仕事と教育は、性質が全く逆なんです。

よく褒美を与える教育はダメだと言われます。

「〇点とったら〇を買ってあげる」

みたいな感じです。
上手くいくパターンも聞いているので一概には言えませんが、下手をすれば高圧的な態度になってしまいます。

もしも点数を取れなかったら軽蔑される、みたいな雰囲気だったら、事実上の抑圧になるからです。

昔、実際に、そういう子を何人か見たことがあります。
親にそのつもりが無くても、子供は気にしていた、みたいに、難しいパターンもありました。

面談でそのことを親に言うのですが、母親が気づいても父親が頑固だったり、その逆もありました。

また褒美のネタが無くなって、子供にどう接したら良いかわからなくなり、泣きながら電話で相談してきた母親もいました。

忍耐力は努力する子供に必要なのですが、それを見守る親はもっと忍耐力が必要なのでしょう。
本当に親には頭が上がりませんね。

親の忍耐が先に切れてしまっては、子供は努力するチャンスすらも失います。
直ぐに我慢できなくなってしまいます。

子供を褒めたり待ってあげたら伸びるのか、と言われたら、その程度は子供によります。
しかし少なくとも、その逆はやってはいけない、という事ですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。