「やる気」をぶっ壊せ!やる気を大切にしたら勉強は負け!?

塾長の顔写真「やる気ってそんなに重要?ウソでしょ!」

塾長です。

世間にはびこる「間違った常識」たち。論理的な思考でそれらをバッサリと切ってやりたいと、たまに思います。ですから今回は「やる気が出れば勉強ができる。」というウソをぶった切ります。流行りのスタイルで言うなら「やる気をぶっ壊す!」という感じでしょうか。

今回は動画とブログの2つで表現してみました。動画のあとに記事も続きますから、ブログを最後までスクロールしてご覧くださいませ。

ちなみに、この動画で表示されているチェックシート「勉強の振り禁止!」については、こちらの記事あなたの勉強法は何点?同じ環境でも成績に差が出る理由とは」をご覧ください。

【勉強法】「やる気」をぶっ壊せ!やる気を大切にしたら勉強は負け!?

やる気のままに生活したら野生の動物にしかならない!

人間と動物の違いを一言で言えば「理性」があるか否かでしょう。ですから人間社会で「教育」と言えば「理性を強化すること」を意味します。逆に教育の目的とは、それ以外の他に何があるのかな、とさえ思います。

なお、ここでは「理性」とは「将来や他人への影響を考えて、自分の行動を合理的に決める」くらいの意味としておきます。感情のまま短絡的に行動する「情動」の反対語くらいの意味とします。野生の反対とした方が韻を踏めますね。

試しに、やる気のままに子供に生活させてみてください。どうなるでしょうか。

食う、寝る、何もしない、テレビを見る、ゲームをする、マンガを読む、YouTubeを見る・・・

ほとんど9割以上のお子さんは、こうした遊びや本能に従った行動をするでしょう。ところが、中には

「うちの子は言われなくても自分で宿題をやりますけど。」

というケースもあります。素晴らしいです。なぜ、このような違いが出てしまうのでしょうか。これは、

「将来のことから逆算して今の行動を決める」

という理性」の発達具合だと私は思います。つまり理性が「未熟」だから、宿題を忘れたら明日が困るという将来像まで頭が回りません。目の前の楽しさを優先してしまいます。逆に、自分から進んで宿題をするお子様は、それだけ他の子よりも理性の発達が進んでいるということです。一般には、男の子より女の子の方が速く発達します。小6や中1の女の子から見たら、同級生の男の子は少し子供っぽく見えるのではないでしょうか。

ですから理性の発達が未熟な段階で「やる気のままに勉強しなさい」と言って期待したところで、普通は勉強なんてしません。

宿題は提出期限を大人から指示されているからやるのだし、テストがあるから勉強する、というのが本音でしょう。ほとんどの子供にとって、もしも何も制約が無ければ、勉強しないのが普通です。そうした大人からの指示や制約を与えられることで、理性が発達していくのです。

つまり、やる気が出るか否かは関係なく、まず勉強しなければならない環境を作ること。そして勉強が身に着く行動パターンを身に着けさせること。これが、やる気が出るのを待つことよりも、何万倍も重要だと私は思います。

え、塾長が子供だったとき?

そうですね。釣りやキャンプ、天体観測などに行っちゃうでしょうね。もしも何の制約も無かったら、きっと勉強はしなかったでしょうね。今の生徒たちと一緒ですよ。塾の先生らしくないですかね。しかし、嘘をついて無理に過去を美化するような大人でいたくはないです。それに子供は大人のウソを直ぐに疑うものですよ。

子供を尊重すること≠子供を大人と見なすこと

あたかも子供を大人のように扱おうとする大人がいます。これは勘違いです。

解りやすい例でいえば、もしも闇金業者が小学生に借金を負わせたらどうでしょうか。あるいは、教師が中学生の生徒と恋愛したらどうでしょうか。もちろん無効だし違法行為ですよね。子供を大人と見なしてしまうことを、もしも意図的にやっていたら犯罪になることさえあるのです。

ところが教育になると、なぜか、子供を大人のように扱おうとして「良い人ぶる」大人が出てきます。「スマホは子供でも使いこなせる」とかね。もちろん子供からは支持されて人気が出るでしょう。もちろん、これは大人の悪知恵で、明らかにポジショントークです。実際にスマホを小中学生に与えてみてください。理性が未発達な子供たちは、その場その時間が楽しければ良い、という行動がどんどん強化されていってしまいます。ゲームやSNSに依存してしまう悲惨な現実が待っていますよ。

子供を大人扱いして人気を取ろうとする大人は良くないと塾長は思っています。

勉強した後でやる気が出る!その逆は無い!!

さて、世の中には「やる気が出る」→「勉強する」の順番で行動しようとする人がいます。しかし、それは間違いです。上で説明したように、その順番で勉強することは、おそらく一生ないでしょう。

これは直ぐに証明ができます。

みなさんは勉強が好きですか?

「勉強が好き」というのは、例えば、誰に言われるまでもなく気が付いたら教科書を読んでいた、などという経験が良くある状態のことです。例えば、母親から「もう、早くお風呂に入りなさい!いつまで勉強しているの、いい加減にしなさい!」と怒られてしまうような状態のことです。そういう時期はありますか?

もしも無いのなら、それほど勉強が好きではないということです。同時に、それまでの人生経験の中で、勉強に対するやる気は自然に発生して来なかったとも言えます。ですから、やる気が出てから勉強するという順番は、どうやら経験則的に考えて成立しません。

それでも勉強した経験があるのは、先生に言われたり、親に言われたり、「悪い点数だったら恥ずかしい」と周囲からの目線を気にしたり、というような「外部からの圧力」が働いたからでしょう。少し歳を取れば「目的」という言葉に変わりますが、それも「圧力」と本質は同じです。仮に主体的に勉強したとしても、それは外部からの圧力に対応する過程で、自分から勉強するという行動を選んだ、という結果にすぎません。

つまり、やる気は自然に発生して来るものではなく「勉強するためにやる気を出す」というのが実際の経験直です。

「勉強する」→「やる気を出す」

というのが本当の順番です。もっと言えば「やる気」というのは、自分で自分の気持ちをコントロールした結果の状態に過ぎず、何かの実態があるわけではない、ということです。

成績の良い子はやる気をアピールしない

勉強は「できない」ことを「できる」ようにすることです。逆に、それさえ達成できるなら、自分の気持ちなんて関係ありません。やる気が無くても「できる」ことが増えているのであれば、勉強が進んでいるということです。

実際、私の経験則として、成績が伸びている生徒たちは「やる気」をアピールしません。逆に成績が伸びない子ほどアピールします。

速く「できない」を見つけて、いかに「できる」ようにするか。そのことに集中しているからです。

自分の「できない」を探す → 「できる」ように練習する → 次の「できない」を探す・・・・

この小さな繰り返しを数多く回している中で、やる気の量をチェックするのは、時間のムダでしかありません。勉強の効率を上げるなら、そういう無駄な時間は省きたいし、早く勉強を終えて休みたいなら、なおさら余計な時間を取りたくはありません。

ですから勉強のできる子は、やる気なんて気にしないです。1年のうちで「やる気」という言葉を使う回数なんて、きっと片手で数えるくらいしかないでしょう。

つまり、やる気を気にしている時点で、すでに勉強になっていない状態といえます。やる気を気にしたら勉強は負けです。

大人の言う「やる気」は子供とは別物!?

学校に行っていない大人でも自分で勉強していることが良くあります。塾長も勉強をしています。これは一見すると、やる気に満ち溢れているから積極的に勉強をしているかの様に錯覚します。しかし、そうではありません。むしろ逆で、長年の勉強の習慣から、

たくさん勉強する → 過去の勉強の積み重ねからやる気が出てきている

という状態になっているのです。先にやる気があったのではなく、過去の勉強の蓄積から、やる気がしみ出してきているのです。

格好つけて言うなら「知識が知識を呼ぶ」とでも言いましょうか。いえ、これは格好つけすぎですね。しかし、勉強を積み重ねるにつれて勉強が本当に面白くなってくる、という人がいるのは事実です。

趣味で歴史を研究していたり、宇宙の勉強をしていたり、そういう大人はたくさんいます。

しかし、子供たちは、まだまだ勉強の積み重ねが足りません。勉強に興味を持てるだけの知識がまだありません。知識が無いので、先のことを考えることもできません。だから理性的に考えて、将来や周辺の状況から逆算して自分から勉強を進んでやることが、余計にできません。

理性が発達するまでは、多少は我慢して勉強する、というのが、子供たちのやる気の本当の姿です。

塾長は「中学校の勉強は楽しいそ」と生徒に嘘をつくことはできません。塾長だって中学生の時には教科書を楽しんで読むなんて芸当はできませんでした。もちろん、今になって振り返れば楽しいとは思えますが、当時と今では、ものの考え方が違います。

ですから、今まさに学校に通っている生徒に向かって「勉強は楽しいぞ」などとキレイごとを言ったところで、生徒は「そうですね」と空返事をするだけで、むしろ心の距離が遠のいてしまうような気がします。

しかし、それでも、先人として勉強を楽しんでやっている姿を子供たちに見せることはできます。

勉強が楽しいという未来を見せること。

それが大人としての、塾長としての役割だと思います。

勉強とは「成功する行動パターン」を身に着けさせること

さて、勉強してからやる気が出ると言って来ました。それでは、勉強をどうやればよいのか、となります。

これは成績の良い子の真似をすればよいです。そういう子が周りにいなければ、塾や学校の先生に聞いて、その通りにやってみましょう。まず、言われた通りに素直にやる。それが先です。それを徹底して結果を出すと、次に向かって改善をしたくなります。それが他人から見ると「やる気」があるように見えます。

何はともあれ、自分の行動パターンよりも、少しでも良い行動パターンに変化させることが大切です。

成績が伸びないのは、同じやり方、同じ時間の使い方、同じ価値観で、いつも同じことを繰り返しているからです。前回と今回で理性の発達が無いからです。

 


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