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勉強の効率

人に言われてやった分は勉強時間に含めない

塾長です。

今回は、これから受験生になる学生さんに向けた記事です。
「勉強の仕方」の超基本の部分ですが、決してあなどれません。
超重要です!

#小学校低学年など、まだ精神年齢が未発達なお子様には必ずしも当てはまりません。

勉強した量を何で測る?

受験勉強でもテスト対策でも、たくさん勉強した方が成績が上がります。
努力は大切です。

とはいえ「たくさん」とは、いったい何をどう測るのでしょうか?
何をもって「努力した」と言えるのでしょうか?

ここを間違えると、

「勉強したのに成績が上がらなかった。」

という状況になってしまうかもしれません。

もちろん「勉強方法」の良し悪しはあります。

しかし私から見ると、90%の生徒たちは、そもそも圧倒的に勉強時間が不足しています。
しかも近年、そういうお子様たちの割合が増えてきているように思います。

勉強法をどうこう言う以前に、まず勉強時間を増やした方が良いです。

白状しますが、私も学生時代はそういう状況でした。

「こんなもんかな。けっこう頑張った方だよね。」

などと自分では思っていました。
しかし、本当に頑張っている人から見れば、そんなの「頑張る」の「が」の字にもなっていません。
そういう状況でした。

それなのに頑張ったと言っていた自分が、後から恥ずかしくなるものです。
いつか、そういう時が来るものです。

そこで今回は「勉強時間とは何か?」についてお話します。

勉強時間と作業時間!?

勉強とは「できないこと」が「できること」に変化することです。
そのような取り組みをしている時間だけが「勉強時間」と言えます。

逆に、それ以外の時間は何でしょうか?

それは「できること」を繰り返しているだけの「作業時間」です。
つまりノイズ、雑音です。

勉強時間を正しく測るためには、この作業時間をいかに取り払うかがポイントです。

つまり「勉強」と「作業」の区別をハッキリと意識することです。
この区別が、正しい勉強時間を知る第1歩となります。

例えば「鬱陶しい」という漢字を覚えるために20回の書きとり練習をしたとします。
もしも11回目に覚えることができたとしたら、残りの9回は作業ということです。

英単語を覚えるために、ノートが真っ黒になるほど、びっしりと書き取りをする人がいます。
しかし注意しないと「ただ手を動かす作業をしていた」というリスクが大きくなります。
書き取り練習は有効な方法の1つですが、「勉強」と「作業」を区別しないと、それがムダになります。

さて、例えば「今日は10時間勉強した。」などと言った場合を考えましょう。

果たして、そのうちの何時間が本当に「できない」を「できる」に変える取り組みだったのでしょうか?
勉強する前とした後で、脳みその構造がちゃんと変化したのでしょうか?

勉強の効率を考えるなら、勉強と作業の区別は必須です。

勉強のフリ

もう少し精神年齢の低い話をします。

勉強のフリ

希ではありますが、そのような事をしているお子さんを見たことがあります。

少し目を離すと、解答冊子を見て丸写しし、できたことにします。
ページの進みが良く、いかにもたくさん勉強したように見せかけます。

しかし私がアドリブで質問すると、答えることができません。
答えだけではなく、図や途中の考え、計算過程なども書くよう指示しても嫌がります。
いつもノートはマルだらけなのに、学校のテストは30点くらいです。

これも勉強ではなく作業です。
「見たものを10秒くらい記憶して、近くの紙に書き写したら忘れる」
という既存の能力で手を動かしているだけだからです。

しかし、決して他人事ではありません。

似たようなことを思わずやってしまっている部分が、多かれ少なかれ誰にでもあるでしょう。

人に言われてやる(言われなければやらない)

大人から「勉強しなさい」「宿題しなさい」と叱られてからやる場合はどうでしょう?

そこで気が付いて自分からやり始めるケースなら目くじらを立てるような問題はないでしょう。

しかし何度も言われている様なら怪しいです。
早く終わらせるために「作業」をしている可能性が高くなります。

必要性に迫られたり強い興味関心を持ったりしたものにしか、人間の脳は記憶してくれません。
前にやったことを次の時に忘れているのは、自覚があるにせよ無いにせよ、

「こんなの要らない」

と思いながら作業をしていたということです。
一見すると、その場では「できる」が増えるかもしれませんが、すぐに忘れてしまうでしょう。

嫌だと思ってやらされたことは、寝ている間に忘れます。

嫌なことは早く忘れたいですよね。
人に言われてやらされた勉強は、むしろ忘れる努力を脳がしてしまうリスクがあります。

勉強時間の測り方

まとめましょう。

勉強時間 = 机に向かった時間 - 作業時間 - 言われてやった時間

もしも

「勉強したけど点数が上がらない」

という悩みをお持ちなら、このような観点で勉強時間を見直してみましょう。

自分で分からない場合は、学校の先生や塾の先生に相談して、チェックしてもらいましょう。

 

 


進学実績

卒塾生(進路が確定するまで在籍していた生徒)が入学した学校の一覧です。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたります。生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。

国公立大学

名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学

私立大学

中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学

公立高校

菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校

私立高校

中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校

(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校

天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校

※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒

 


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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
〒468-0009
名古屋市天白区元植田1-202 金光ビル2F
TEL:052-893-9759
教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

「やる気」をぶっ壊せ!やる気を大切にしたら勉強は負け!?

塾長の顔写真「やる気ってそんなに重要?ウソでしょ!」

塾長です。

世間にはびこる「間違った常識」たち。論理的な思考でそれらをバッサリと切ってやりたいと、たまに思います。ですから今回は「やる気が出れば勉強ができる。」というウソをぶった切ります。流行りのスタイルで言うなら「やる気をぶっ壊す!」という感じでしょうか。

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あなたの勉強法は何点?同じ環境でも成績に差が出る理由とは

勉強法のチェックシートの画像

塾長です。

2学期の中間テストまで、あと1カ月を切りました。これからの勉強の1つ1つが点数になると思って、気合を入れて勉強していきましょう。そこで、勉強の仕方を動画にまとめました。

同じ環境で同じ問題集に取り組んでも、それが身に着く人と見に着かない人がいます。その理由がよく分かります。そして改善できます。
勉強の効率を上げるために、ぜひ活用してください!きっとテスト勉強がはかどるようになるでしょう!!

なお、この動画にあるチェックシートは教室でもらえます。

【勉強法】同じ問題集をやっているのに成績に差が出るのはなぜ?
「勉強」と「勉強のふり」を見分けて勉強法を今すぐ改善するチェックシート

 


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「知識を盗む」という意識が効率を上げる!

虎の巻の絵

部活でも勉強でも、同じ環境にいながら、
早く上達する人と、そうでない人がいます。
練習の効率が違うからです。

では、練習の効率を上げる決め手は何でしょうか?

私は「技術を盗む」スタンスでいるか否かだと思います。

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夏期講習の受けかた

夏期講習の写真です

夏期講習の案内が届くようになりました。
お申し込み済みの方、部活のスケジュールが出るまで待っている方、いろいろです。
一方、

「夏期講習の取り方が分からない」

という方も多いでしょう。
今日は夏期講習の取り方、受け方について、
キレイごと抜きの本音で!
考えます。

前半は受講のポイント、後半は「現実」についてです。

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ブログから想像してたより柔らかい人ですね

勉強会の写真

昨日は日曜日でしたが、勉強会に参加してきました。
北海道から関西まで、全国からたくさんの塾長さんが集まって

「ブログを書く理由」

について話し合ったり意見交換したりする勉強会です。
面白そうでしょ!?

主催は

小田原市の「慧真館」の岸本先生と、
岩倉市の「さくら個別指導学院」の國立先生。

塾のブログといえば、代名詞的な先生たちです。
さらに、

名張市の「学習ジム・コーチ」の堀先生

まで来られると聞いたので、これはもう、行くしかありません。

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スマホ依存で成績を下げない方法

家では勉強に集中できない様子の写真

進級や進学に際して、子供にスマートフォンを買い与えたくなる季節です。

同時に、

  • スマートフォンに依存しすぎて勉強がおろそかにならないか?
  • 友達とのコミュニケーションに問題が発生しないか?

などと心配にもなります。

私が多くの生徒を見てきた経験からズバリ言ってしまうと、

  • スマートフォンを休憩時間に使う子は成績が伸びない
  • 友達とのコミュニケーションは使い方しだい

です。

小学生や中学生は、親の心配や信頼に反して、確実にスマホ依存になります。

しかも巧みなので、親は使いこなせていると信じてしまいます。

もしも既に買い与えてしまったとしたら、今すぐに使い方を決めて、徹底させる仕組みを作ってほしいです。

具体的には、以下のように対処してください。

 

★『勉強の合間にスマートフォンを絶対に触らない』ための3か条

  1. 勉強の前後を含めた「時間帯」を具体的に決めること
    (例) 毎日 18:00~21:00 + 塾の時間帯 など
  2. その時間帯は親にスマートフォンを預けること
  3. その時間帯は連絡できない旨を友人に周知徹底させること

 

ポイントは、家族で決めたルールをお友達や関係者にも周知徹底しておく、です。

これは、友人に周知徹底しておくことで、

  • いじめ対策になる
  • 周りに宣言させて自覚を促す

という2つの効果を生みます。

この方法を友人が取り入れれば、その友人のためにもなります。

 

大人でも依存症になりやすいスマートフォン。

お子様が使いこなすには、これくらい明確で強制力のあるルールが必要です。

 

さて、スマートフォンの悪影響をもう少し詳しく解説します。

 

例えば、

50分間は勉強して、

10分間の休憩だけスマートフォン

これを4回繰り返して、だいたい3時間半の勉強をしたとしましょう。

 

中学生が普段から3時間半も勉強したとしたら、かなり多いと思います。

きっと褒めたくなるでしょうが、

残念なことに、

翌日には、勉強した内容をほとんど忘れてしまいます。

 

勉強の合間にゲームをしたり、スマートフォンを楽しんだりすると、勉強した意味が無くなります。

何もしないで休憩した場合に比べて、圧倒的に忘れ去られてしまうのです。

 

このことは以前にも少し書きました。

なぜでしょうか?

 

人間の脳は常に記憶の整理をしています。

そして不要な情報を忘れるのも立派な能力です。

何が必要な記憶で、何が不要な記憶なのかは、興味があるか無いかで決まります。

 

さて、子供にとって、

  • 50分間勉強したこと
  • 10分間スマートフォンを触ったこと

のうち、どちらが楽しかったでしょうか?

もちろん、スマートフォンの10分間でしょう。

すると、もう想像できますね。

子供の脳内では、

  • 50分間の勉強=つまらない=興味ない=不要な記憶
  • 10分間の休憩=楽しかった=興味ある=必要な記憶

という方程式になります。

この設定をされた脳が睡眠をとって記憶を整理したら、当然、勉強した内容は優先的に消去されていきます。

 

さらにスマートフォンは脳を疲れさせます。

休憩にはなりませんので、勉強の効率はさらに落ち込みます。

 

代わりに、ゲームやSNSの内容はよく覚えていることでしょう。

もちろん、それは成績には1点も貢献しません。

 

社会人でも、休憩時間や仕事の合間にスマートフォンやSNSに時間を割いている人が、仕事の効率を落としています。

顧客との話し合いや会議で話し合った結果を正確に覚えたりメモしておけない人がいます。

実は社会的な問題になっていて、各企業ではWebの閲覧制限やスマートフォンの私的利用の制限に乗り出しています。

 

こういう大人になったら迷惑です。

一生懸命働いている周囲の社員たちは相当な不満でしょう。

 

ましてや子供たちならば、大人のような自己管理を期待できるわけがありません。

 

冒頭で上げた3か条を、ぜひ、徹底させてほしいと思います。

スマホ依存も予防が大切です。

 

逆に、

スマートフォンを理性的に扱えるお子様はいるのでしょうか?

 

まれに「うちの子は使いこなせている!」みたいな著名人の記事を目にします。

しかし、どうしたらそうなれるかは書いてありません。

今のところ、ルール以外で、つまり子供の意思だけを尊重する方法で、

子供たちが理性的な大人のようにスマートフォンを使いこなせる教育方法を私は知りません。

 

もしも発見したら、もちろん、この場でアナウンスします。