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スマホ依存

「休憩中のスマホ」で頭から記憶がどんどん消えていく!?

スマホ中毒かも

塾長です。

今回は深刻なテーマです。
リアル過ぎて気分が悪くなるかもしれません。その場合は、すぐに閲覧を中止してください。

せっかく勉強したのに頭から消えていく

勉強したことが記憶にどんどん定着していけば、テストの点数も伸びやすくなります。
それならば、記憶が定着するような行動をとればよいですよね。

それができれば苦労しないよ。

なんて、言いたくなります。特にテスト期間ともなれば、なおさら。
まぁ、それくらい勉強には苦労するものです。

記憶の定着をはかる勉強。

最初に思いつくのは「くり返す」という反復学習でしょう。
基本中の基本ですが、これさえ実行していない生徒が半分以上ですから、まず、これが最初のハードルですね。
できるようになったら「インプット3割、アウトプット7割」を考慮すれば、さらに効率が良くなります。

どちらにしても、勉強したら、それを定着させる行動が必要です。

逆に、そうでない行動をしている限り、なかなか勉強したことが定着しません。
テストの点数は伸びにくいです。

それはこんなイメージです。

記憶が定着する行動の概念図

放っておけば1日で約70%の記憶が失われます(エビングハウスの忘却曲線)。
つまり、次の行動はどれも同じです。

  • 勉強した後で何もしない
  • 勉強した後で関係ないことをする
  • 息抜きで頭を全く別のことに切り替える

これらの行動はみんな

「勉強したことが頭から蒸発していく」

という状態になります。
テスト期間ともなれば、これは致命的です。

ところがスマホの登場で、この致命的な行動をしている子供たちが増えてきました。

勉強の邪魔になるスマホの使い方

スマホは多機能なので、勉強にも遊びにも使えます。

ただ勉強している時は、勉強に使った方が良いに決まっていますよね。
テスト期間であれば、

  • 勉強に使う 99%
  • 連絡に使う 1%
  • 遊びに使う 0%

というのが普通だと思います。

塾長はこれが「普通」だと思うのですが、人によって感覚が違うかも知れません。
試しに、こんな感じでも良いでしょうか?

  • 勉強に使う 70%
  • 連絡に使う 10%
  • 遊びに使う 20%

いくらテスト期間中とはいえ、少しは休憩しないとね。
息抜きをしなければ可哀そうだ。

こんな感覚を取り入れれば、上のようになるかもしれません。

塾長はこれくらいだと

のび太なの?
え、ヤバくない?

って思ってしまいます。
だって、こういうことだからです。

記憶の定着とスマホ

テスト期間中に息抜きなんて、えらい余裕っぷりですよね。
やっぱりテスト期間はもっと焦るのが普通だと思います。

そして何より、勉強している日に少しでもスマホで遊ぼうとすれば、なし崩し的に全てがダメになりやすいです。

こんなイメージです。

スマホ中毒かも

もうね、勉強しているのかスマホで遊んでいるのか、グチャグチャになりますよ。

1時間も集中していられず、思わずスマホに手が伸びてしまう。

もしもテスト期間中なのにそんな状態であれば、ちょっとヤバイです。

テストで点数がどうのこうの言う前に、病院に行ってみた方が良いと思います。

勉強にこだわらないから翌日には忘れ去る

勉強の合間にスマホをやりだす子供たちに共通していること。
それは、

勉強したことを定着させる行動が消え去っている

ということです。
それだけではありません。

勉強したことを忘れるように脳に指令を出している

とも言えます。
つまり、スマホ依存な子供の脳にとっては、

勉強したことを忘れたいから忘れている

という状態なのです。

人間の脳は寝ている間に不要な記憶を捨てていきます。
そして必要か不要かは、無意識のうちに選択されています。
ですから

「この記憶は必要だ、とても必要だ!」

と何度も脳に言い聞かせる必要があるわけです。
それが勉強です。

もしも勉強が一息ついたら、どうしますか?

テスト期間の話です。

普通なら、間違えた所をもう一度見直して自分自身に念を押したり、学習したページに関連した教科書を確認したり、類題を探してやって見たりしますよね。
それが「普通」です。

テスト前の話です。

ところが、そこでスマホを取り出してゲームをしてしまうのです。

大した余裕っぷりですよね。
この行動は自分の脳みそに

「今やったことは重要じゃないからね。忘れても良いよ。」

という指令を出していることと同じです。

寝て次の日にはきれいサッパリ忘れています。

つまり、こんなイメージです。

記憶の定着とスマホ2

これが休憩時間にスマホでゲームしている子供たちです。
せっかく勉強しても、スマホで消している、という状態です。

テスト期間にこんなことをしていたら、いっこうに勉強がはかどりません。

そもそもスマホで目や脳が疲れてしまいますから休憩にはなりません。

こんな説明しなくても、分かっていることなんでしょうけれど。

注意してキレるようであれば、依存症か、その一歩手前を疑ったほうが良いでしょう。

スマホは誰のもの?

最近は小学生でもスマートフォンを持ち歩いています。
すぐに子どもと連絡が取れるのは安心で便利です。
これからも普及していくと思います。

ただ1つだけ、保護者の方に覚悟して欲しいことがあります。

ちゃんと正しい使い方を指導し、そして管理する。

これは保護者の義務です。
これだけは他人に任せられるものではありません(他人に任せて良い、という価値観の人もいます)。

スマートフォンの契約書に誰の名前を書いたのか。
よく思い出してほしいと思います。

もしもスマホの使い方をお子様に指導する自信が無いのであれば、買い与えない方が良いと思います。
ガラケーでも連絡は取れます。

もうすぐ学校で1人1台の端末が使えるようになります。
まずは、それを正しく使えるように練習してみましょう。

スマホはそれからでも遅くはないと思います。

スマホを勉強に活用できれば強力な武器になります。
オンラインで質の良い授業やコンテンツも増えてきました。
無料でもかなりあります。

それは間違いないでしょう。

同時に、スマホを使いこなすためには、大人からの正しい指導が必要です。
ひとこと「ちゃんとしなさい」と言って終わりではダメです。
気軽にプレゼントするようなものではないです。

  • あくまでも所有者は保護者様
  • 必要な時間帯だけお子様に貸し出している

そういうスタンスを貫いて、しっかり管理して欲しいと思います。

今のところ、私はスマホの使い方を子供に教えることに関して、それを他人に任せて良いとは思っていません。
今のところ、子供に正しいスマホの使い方を教えられる大人が少ないからです。

たとえ教えられると言う人がいたとしても、それは自分の子供だからでしょう。
他人のお子様にそれができる人は、ほとんどいないと思います。

スマホを買い与えたまま完全に子供の自由にしてしまうのは、
免許が無いのに車を買い与えるようなものです。

今のところ、スマホの教習所になれるのは、スマホを契約された保護者様だけです。

スマホを使いこなせる人のまねができるかどうか?

もちろん、中にはスマホで勉強の効率を上げているお子様もいらっしゃいます。

本人の素養が元から高かったのか、あるいは保護者様のご指導や環境づくりが素晴らしかったのか。
おそらく両方だと思います。

どちらにしろ、それがマネできるくらいなら、そもそもスマホを使う以前から、ある程度は正しい勉強法ができているはずです。

  • スマホが無い状態で、やるべきものを、やるべき量だけ勉強できているのか?
  • スマホが無い状態で、集中して勉強ができるのか?
  • スマホが無い状態で、「勉強したことを忘れたくない!」と自分の意思で脳にインプットできるのか?

勉強の仕方が正しいかどうか。その本質はスマートフォンとは関係がありません。
スマホのない状態で正しい勉強ができるなら、スマホをステップアップの道具に使ってみるのはアリだと思います。

正しいスマホの使い方

  • 勉強の目的を自分でちゃんと考えること(言われたことだけやればOKと考えないこと)
  • 勉強の合間の休憩時間は、勉強のことをすべし
  • スマホで調べる時は、他の動画やリンクをクリックして寄り道しない
  • スマホの使い方を守れなかった時に「でも」「だって」は禁止
  • SNSの着信音をオフにすべし
  • 常に直ぐに返答を求めるような友達とは付き合わない
  • 計画的に行動すればスマホは不要と心得る(そもそもスマホで連絡が必要になるのは計画性が無いから)
  • いつ保護者にチェックされても良い使い方をすべし
  • 塾の行き帰りの連絡は塾の電話を使うべし
  • TikTokなど未成年に危険なSNSは削除すべし(保護者は常に最新動向を勉強すべし)
  • 課金ゲームは削除すべし(保護者は子供に人気のあるゲームの現状を研究すべし)
  • いじめの心配があったら (1)保護者 (2)学校 の順に相談すべし
  • そもそもルールが増やされていくようなら使用を中止すべし

・・・なかなか簡潔にはまとまらないですね。
とにかく、このようなルールを設けてお子様と共有し、ちょく直話しあわれてはいかがでしょうか。

ルールをお子様と一緒に考えて、ちょくちょくブラシアップしていくのも良いと思います。

 


ヒーローズ植田一本松校の進学実績

卒塾生(進路が確定するまで在籍していた生徒)が入学した学校の一覧です。
ちなみに合格実績だけであれば更に多岐・多数にわたりますが、当塾の理念に反するので生徒が入学しなかった学校名は公開しておりません。

国公立大学

名古屋大学、千葉大学、滋賀大学、愛知県立大学、鹿児島大学

私立大学

中央大学、南山大学、名城大学、中京大学、中部大学、愛知淑徳大学、椙山女学園大学、愛知大学、愛知学院大学、愛知東邦大学、同朋大学、帝京大学、藤田保健衛生大学、日本福祉大学

公立高校

菊里高校、名東高校、昭和高校、松陰高校、天白高校、名古屋西高校、熱田高校、緑高校、日進西高校、豊明高校、東郷高校、山田高校、鳴海高校、三好高校、惟信高校、日進高校、守山高校、愛知総合工科高校、愛知商業高校、名古屋商業高校、若宮商業高校、名古屋市工芸高校、桜台高校、名南工業高校

私立高校

中京大中京高校、愛工大名電高校、星城高校、東邦高校、桜花学園高校、東海学園高校、名経高蔵高校、栄徳高校、名古屋女子高校、中部第一高校、名古屋大谷高校、至学館高校、聖カピタニオ高校、享栄高校、菊華高校、黎明高校、愛知みずほ高校、豊田大谷高校、杜若高校、大同高校、愛産大工業高校、愛知工業高校、名古屋工業高校、黎明高校、岡崎城西高校、大垣日大高校

(番外編)学年1位または成績優秀者を輩出した高校

天白高校、日進西高校、愛工大名電高校、名古屋大谷高校

※ 成績優秀者・・・成績が学年トップクラスで、なおかつ卒業生代表などに選ばれた生徒

 


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予算3万円!子供のために立派なパソコンとソフトウェアを揃える方法

3万円で子供のICT環境を実現できる方法を考える塾長

塾長です。今回は「お子様のために3万円をどう使うか?」というお話です。ご家庭にお子様用のパソコンとソフトの一式をそろえる方法についてご提案です。加えて、動画を見ていただければ「知らないことの恐ろしさ」も痛感するかもしれません。

予算3万円!子供のために立派なパソコンとソフトウェアを揃える方法

動画の目次

  • 1:26 日本の学校のICT環境は絶望的
  • 6:02 コスパの高い中古パソコンの見つけ方
  • 12:53 買ったパソコンを家のどこに置くべきか?
  • 14:07 子供にパソコンでやらせたい3つのこと
  • 16:57 LibreOffice (文書作成、表計算、プレゼン資料作成など)
  • 19:08 GIMP (画像処理、写真の加工、お絵かき)
  • 20:48 Blender (3DのCGアニメーション作成)
  • 22:47 Scratch (小中学生向けのプログラミング)
  • 25:45 Python と Java (本格的なプログラミング)

「学校のICT化が遅れている」という心配

今や日本の学校現場では、ICT化の遅れが深刻です。端末の台数不足で生徒5人に1人しか使えません。来年から小学生、再来年から中学生のプログラミング教育が必須化されますが、これでは環境面で不安が残ります。

11月11日に自民党の教育再生実行本部などの議員たちは、すべての児童や生徒に1人当たり1台のコンピューター端末が行き渡るようにすることなどを求める提言書を安倍総理大臣に提出しました。そして首相はこれを受理し、前向きな姿勢を見せました。

しかし、生徒1人にコンピューター1人という構想は、ずっとも前から言われてきたこと。なかなか進まないICT化を象徴するニュースとも言えます。

待ってはいられない!

なにより、目の前にいるお子様や生徒のことを考えたら、学校のICT環境が整うのをまってはいられません。それは何年も先でしょう。その間に今の生徒たちは学校を卒業してしまいます。そして世の中もどんどん進んでいきます。

待っていてはダメです。「今の」お子様のために、直ぐにできること。これを探して行動するしかありません。

そこで3万円で十分な環境を構築する方法を上の動画でお伝えしています。もちろん、これは「できること」の1例でしかありません。しかし少なくとも、多くの人の予想よりも低い予算で環境が実現できることは、お分かりいただけるでしょう。

パソコン以外は無料

実は3万円の予算の大半は中古パソコンの購入費です。今やほとんどのソフトウェアは無料でも満足のいくものが揃うからです。「コンピューターを使いこなす」ための訓練だと教育的に考えれば、なおさらお金がかかりません。

自由研究や宿題のレポート作成、委員活動報告書などの文書作成、技術や数学で学ぶような統計処理、プレゼン資料の作成、データーベースといた、いわゆるオフィスソフトはもちろん、写真加工、イラスト、CGアニメーションなどのソフトも無料です。もちろん、プログラミング環境も無料です。

おすすめの無料ソフトウェア

動画で紹介している無料ソフトウェアのリンクを張っておきます。

塾長が学生だった頃、写真加工やイラストを行える「フォトショップ」というソフトウェアは10万円くらいでした。プログラミングをしたければ、やはり4万円から10万円のソフトを買う必要がありました。何かをしようとすれば、すぐに何万円ものソフトを買う必要がありました。

しかし今やほとんどのソフトが無料で手に入ります。ソフトウェアだけで言えば、だれでもクリエイターに成れます。そういう時代です。

パソコンはリビングに置きましょう

高性能なパソコン。その性能をゲームやSNSにしか使わないのは宝の持ち腐れです。子供がゲーム依存症になるリスクも心配です。特に小中学生は精神が未熟です。大人が見ている中で、安全に、有効に使わせる必要があります。

そこで塾長はリビングルームに置くことをおすすめします。ご家庭の共有スペースに置いて家族みんなで使う。それくらいがちょうどよいと思います。逆に子供部屋には置かない方が良いでしょう。

ちなみに、塾長は小中学生にスマートフォンを持たせることに反対です。できれば携帯できるゲーム機も買い与えない方が良いと思っています。携帯できるゲームやスマフォは便利なので四六時中ハマるようになるからです。

勉強している間も、食事している間も、ずーとゲームやSNSのことを考えている、そういう人間になってしまいます。外見は勉強している様に見えても、頭の中ではSNSの返事待ちでソワソワしていたり、休憩時間にやったゲームのことを考えていたりします。何をやっても上の空ですから、何も身に着かず成果が出ません。脳の中がSNSやゲームに侵されてしまったゾンビ状態といえます。

勉強のフリだけ。そういうお子さんが最近は増えています。

コンピューターで子供にやらせるべき3つのこと

それでは何がコンピューターの正しい使い方なのでしょうか?

私は次の3つを子供にやらせればよいと思います。もちろん何ごともやり過ぎはよくありません。テレビと同じで、時間を決めて使わせるようにしましょう。

  1. 調べること
    → 知識を増やす、探求心を育む、情報を批判的に読む
  2. 学ぶこと
    → 学校で分からなかったことを復習する、学校で教われないことを学ぶ
  3. 創ること
    → 知識を応用・実践する、情報を表現・発信する、行動力を育む

ICT環境がもたらす次世代の「格差」

これからの世界は「モチベーション格差」になるそうです。

社会のインフラが整ってきて、国民の「健康で文化的な最低限度の生活」に「ICT環境」が含まれるようになったら、そうなるそうです。つまり、物質やお金の有無ではなく、モチベーションの有無で格差が発生する、というのです。

このことは動画のように3万円でパソコンとソフトを揃えて見れば分かります。贅沢なICT環境がそれだけで揃ってしまうのですから。一昔前ならソフトウェア代だけで100万円。業界の売れっ子たちだけが手にしていたクリエイティブな環境。それが今は無料。そういう時代です。無料で高機能なソフトウェアを提供してくれる。そういう天才プログラマーたちが世界にはたくさんいるのです。

環境はある。あとはやるだけ。

多くの人が、すでにそのような状態になっていることに、きっと気が付くでしょう。

もっと早く知っていればよかったかも。そうに思いませんか?
そして、みんなが気づいて、みんながやりだしたら、どうなると思いますか?

やるか、やってきたか、どれくらいやってきたか。

それだけで差がつくようになります。だから、無料なものほど、早く手に入れて早くやるべきなんです。子供のためにICT環境を用意すること。待ったなしです。

そして、周囲の大人が「知らなかった」ために、子供からその環境が奪われていることが、次世代の「格差の芽」であるかもしれません。

そのように考えると、ICT環境の遅れが、いかに深刻かお分かりいただけるでしょう。ですから待ったなしです。親としてできることなら、ぜひ、ご家庭でもICT環境を作ってあげて欲しいと思います。

 


名古屋市天白区の植田で塾を探すなら個別指導のヒーローズ!!

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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

スマホ依存の何が悪い? 勉強の視点

机でスマホを操作する写真

ネット依存症やスマホ依存症が社会問題になっています。
厚生労働省の研究グループが衝撃的な調査結果を発表しました(文献①)。

今や中学生の1割以上が依存傾向で、その数はここ5年で倍増。
中学・高校生では、推計93万人が依存症だそうです。

いったい何が問題なのでしょうか?
関連記事も含めて、概要をまとめます。

続きを読む

スマホ依存で成績を下げない方法

家では勉強に集中できない様子の写真

進級や進学に際して、子供にスマートフォンを買い与えたくなる季節です。

同時に、

  • スマートフォンに依存しすぎて勉強がおろそかにならないか?
  • 友達とのコミュニケーションに問題が発生しないか?

などと心配にもなります。

私が多くの生徒を見てきた経験からズバリ言ってしまうと、

  • スマートフォンを休憩時間に使う子は成績が伸びない
  • 友達とのコミュニケーションは使い方しだい

です。

小学生や中学生は、親の心配や信頼に反して、確実にスマホ依存になります。

しかも巧みなので、親は使いこなせていると信じてしまいます。

もしも既に買い与えてしまったとしたら、今すぐに使い方を決めて、徹底させる仕組みを作ってほしいです。

具体的には、以下のように対処してください。

 

★『勉強の合間にスマートフォンを絶対に触らない』ための3か条

  1. 勉強の前後を含めた「時間帯」を具体的に決めること
    (例) 毎日 18:00~21:00 + 塾の時間帯 など
  2. その時間帯は親にスマートフォンを預けること
  3. その時間帯は連絡できない旨を友人に周知徹底させること

 

ポイントは、家族で決めたルールをお友達や関係者にも周知徹底しておく、です。

これは、友人に周知徹底しておくことで、

  • いじめ対策になる
  • 周りに宣言させて自覚を促す

という2つの効果を生みます。

この方法を友人が取り入れれば、その友人のためにもなります。

 

大人でも依存症になりやすいスマートフォン。

お子様が使いこなすには、これくらい明確で強制力のあるルールが必要です。

 

さて、スマートフォンの悪影響をもう少し詳しく解説します。

 

例えば、

50分間は勉強して、

10分間の休憩だけスマートフォン

これを4回繰り返して、だいたい3時間半の勉強をしたとしましょう。

 

中学生が普段から3時間半も勉強したとしたら、かなり多いと思います。

きっと褒めたくなるでしょうが、

残念なことに、

翌日には、勉強した内容をほとんど忘れてしまいます。

 

勉強の合間にゲームをしたり、スマートフォンを楽しんだりすると、勉強した意味が無くなります。

何もしないで休憩した場合に比べて、圧倒的に忘れ去られてしまうのです。

 

このことは以前にも少し書きました。

なぜでしょうか?

 

人間の脳は常に記憶の整理をしています。

そして不要な情報を忘れるのも立派な能力です。

何が必要な記憶で、何が不要な記憶なのかは、興味があるか無いかで決まります。

 

さて、子供にとって、

  • 50分間勉強したこと
  • 10分間スマートフォンを触ったこと

のうち、どちらが楽しかったでしょうか?

もちろん、スマートフォンの10分間でしょう。

すると、もう想像できますね。

子供の脳内では、

  • 50分間の勉強=つまらない=興味ない=不要な記憶
  • 10分間の休憩=楽しかった=興味ある=必要な記憶

という方程式になります。

この設定をされた脳が睡眠をとって記憶を整理したら、当然、勉強した内容は優先的に消去されていきます。

 

さらにスマートフォンは脳を疲れさせます。

休憩にはなりませんので、勉強の効率はさらに落ち込みます。

 

代わりに、ゲームやSNSの内容はよく覚えていることでしょう。

もちろん、それは成績には1点も貢献しません。

 

社会人でも、休憩時間や仕事の合間にスマートフォンやSNSに時間を割いている人が、仕事の効率を落としています。

顧客との話し合いや会議で話し合った結果を正確に覚えたりメモしておけない人がいます。

実は社会的な問題になっていて、各企業ではWebの閲覧制限やスマートフォンの私的利用の制限に乗り出しています。

 

こういう大人になったら迷惑です。

一生懸命働いている周囲の社員たちは相当な不満でしょう。

 

ましてや子供たちならば、大人のような自己管理を期待できるわけがありません。

 

冒頭で上げた3か条を、ぜひ、徹底させてほしいと思います。

スマホ依存も予防が大切です。

 

逆に、

スマートフォンを理性的に扱えるお子様はいるのでしょうか?

 

まれに「うちの子は使いこなせている!」みたいな著名人の記事を目にします。

しかし、どうしたらそうなれるかは書いてありません。

今のところ、ルール以外で、つまり子供の意思だけを尊重する方法で、

子供たちが理性的な大人のようにスマートフォンを使いこなせる教育方法を私は知りません。

 

もしも発見したら、もちろん、この場でアナウンスします。