塾長です。
愛知県は4月6日からの学校再開を予定通りに行うと発表しました(2020/4/3 時点)。
すこし安心しましたが、油断はできませんね。
ここ10日間で、日本の危機感はかなり上昇し、更に行動規制がかかる傾向にあります。
状況によっては、また休校になる覚悟も少し残しておくくらいで丁度よいのかもしれません。
それはそうと、國立先生のこちらのブログ(さくら個別指導学院)で重要なことを知りました。
大切なので皆さんにも情報共有します。
コロナ休みは欠席の扱いですか?
愛知県では今のところ、感染を恐れて自主的に学校をお休みすると「欠席」になるようです(2020/4/3時点)。
2020/4/6 補足
その後すぐ名古屋市では、ご家族に高齢者や持病を持つ方がいる場合は、事前に学校に言うだけで自主的な休校を認め、欠席にしないよう配慮することを決めました。
しかし、新学期に入ってすぐ、4/19まで臨時休校することが決まってしまいました。
学校の先生はじめ関係者の皆様に感謝すると共に、今後も引き続き、塾の方でも足並みをそろえ、可能な限り協力して参りたいと思います。
國立先生のツイッターによれば、千葉では欠席の扱いにならない配慮がされているのだとか。
千葉市の基準
出欠席の扱いについて
新型コロナウイルス感染予防のために保護者の判断で欠席する場合には、その旨を学校にお伝えいただければ、学校長の判断で欠席扱いにはいたしません。
その他の理由で欠席する場合にも、学校にご連絡ください。
北海道でもこのような欠席にならない配慮を協議中だそうです。
ここはぜひとも、愛知県や名古屋市も続いてくれると嬉しいですね。そうなるように國立先生も嘆願書を出されるそうです。ありがたいですね。みんなで応援しましょう。
行政側の人達もめっちゃ大変だとは思いますが、どうかお願いします。
何はともあれ、こういう情報は知っているのといないのでは大きく違います。
生徒側からしてみれば、これは内申点に響きますから、要注意ですね。
そもそも学校を休んだ時の「扱い」とは?
学校を休んだ場合、その休み方の違いで内申書の書かれ方が変わってきます。特に受験生は影響があるのか否かが気になります。
ちょっとまとめてみました。
種類 | 内申の影響 | 説明 |
出席停止 | なし | 内申書の「出席停止・忌引等の日数」に記載されるため減点されません。
第一種感染症にかかったか、その疑いがある場合は、感染拡大を予防するために、学校保健安全法 第19条・第20条に基づいて学校を休まなければなりません。 |
忌引 | なし | 内申書の「出席停止・忌引等の日数」に記載されるため減点されません。
親や祖父母が死亡し、葬儀に参列するためや喪に服すために、学校や仕事を休むこと。一般に3親等まで認められます。日数など詳細は校則によります。学校所定の書類を提出します。 |
公欠 | なし | 内申書の「出席停止・忌引等の日数」に記載されるため減点されません。
学校が認めた行事に参加するために学校を不在にすること。部活の全国大会出場や高校受験、大学受験など。手続きや対象範囲については校則によります。 |
欠席 | 減点 | 内申書の「欠席日数」に記載され、減点の扱いになります。
上記に該当しない全てのお休みは、理由に関わらず欠席になります。たとえ病気であっても、体質や持病であっても、上記に該当しなければ内申は減点されます。 |
内申書に記載される項目としては「出席停止・忌引等の日数」と「欠席」の2種類だけです。
さて、新型コロナウィルスが心配でお休みするのは、上の「第一種感染症にかかったか、その疑いがある場合」にあたるのでしょうか?
新型コロナウィルスは第一種感染症ですか?
まず、文部科学省が新型コロナウィルスを「第一種感染症」と認めているか否かです。
結論から言えば、認められています。こちらに発表があります。2月中旬には施行とあるので、もう法的根拠になっています。
そうなると感染の「疑い」や感染の「恐れ」でお休みするのもアリかも?・・・と思いそうです。
でも早とちりは禁物です。
まだハードルがあります。
第19条で休む場合は医師の診断書などの証明書が必要だからです。
第20条で休む場合は校長先生から指示が出る必要があるからです。
ですから基本的には自己判断でお休みする限り、欠席の扱いになってしまいます。
千葉市の場合、この基準を緩和したわけです。つまり自己判断でお休みしても
「ちゃんと学校に連絡さえすれば公欠扱いにする」
と決断しました。
あらためて考えると、この決断は英断ですね。
そして対応が速いです。
なぜ今回だけは自己判断のお休みを認めて欲しいのか?
今回の新型コロナウィルスは、感染した時の症状が軽いのが、逆に厄介だと言われています。
人によっては自分が感染しているのか否か、よく分かりません。
ということは、誰が感染しているのかも直ぐには分かりません。
だから健康に見える人が感染をばらまいている可能性も否定はできないです。
また、検査を受けたとしても検査が成功する確率が、そもそも低いです。
怪しいと思っても、日数を置いて、2~3回の検査を経なければ、結論が出ません。
明らかに調子がおかしいだろって状態なら、検査が成功します、みたいな感じです。
そのため、国は感染の疑いの強い人や地域に対象を絞って、検査をするようにしています。
ただ心配だからとか、念のために、という理由だけで検査を要望されてしまうと、それに薬や人手が取られてしまい、医療現場が崩壊してしまうからです。
そのため、専門科から見て今すぐには検査不要と見なされれば、受け付けてもらえないのが現状です。
無理を通して検査を要求すれば、その分、誰かが困ることになります。
こうしたもろもろの状況から総合的に考えると、
誰が感染しているか分からないし、検査もできない。
というのが、厄介なのです。
医療現場に迷惑をかけないようにしつつ、なおかつ、感染する/させる可能性は臆病なほどに避けておくべき。
そのように考える保護者様が一定数いらっしゃるのは、私は当然だと思います。
そうなると、ある程度は自己判断で自宅にこもる行動も、尊重するしかないのではないか、と思うわけです。
正解は分からないので最善を尽くすしかない
この件について、行政や学校を批判するつもりは全くありません。
なぜなら、誰にも正解が分からないからです。残念ながら誰の行動がもっとも正しいのかは、後にならないと分かりません。
行政の手法を批判する知識人もありますが、その批判が正しいのかさえも分かりません。立場によって、人によって、言う事がバラバラです。
ですから、私たちに出来ることは、常に「最適解」を考え続け、それを毎日のように更新・改善して、今できる最善を尽くすことだけです。
こういう時だから、きっと間違った判断をする日があるかもしれないし、デマに惑わされる日もあるかもしれません。
そのリスクは誰にでもあります。
でもそれを責めたり悔やんでも仕方がないのです。
大切なことは昨日までのやり方を、今日から変える、改善する、という科学的な思考プロセスを、みんなで淡々と毎日のように実践していく事だけだと思います。
行政も学校も、みな最善を尽くして頑張っていると思います。
だから、批判や非難をするのではなく、良い事例を出し合って共有し、柔軟に対応してもらえるようにお願いしたり、協力したりしていくしかないです。
とにかく健康第一ですから、引き続き行政や学校の指示に従いつつ、わたしたちも最善の努力をしましょう。
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