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ノートがきれい過ぎる生徒が伸び悩む理由

学校の勉強の様子の写真

伸び悩む生徒の行動パターンについて、今回はノートに注目します。
昔から少しはあった傾向ですが、特にここ数年で増えてきた印象です。
それは、

ノートに答えしか書かない

という行動です。

途中の計算や、考えの過程でメモしたことなど、
せっかく書いたものを、消しゴムでわざわざ消して、
解答のみを整然と書き残していく・・・

まるでロボットが書いたようなノートなのです。

答え合わせをして間違ったとしたら、
×印を付けて、模範解答の正答を赤で書き写すだけ。

そんなノートでは、後で見直したときに何の情報も得られません。

 お子様への声かけ

成績が上がる勉強方法 = 見直しがち密、反復を徹底

と言っても過言ではありません。

そのためには、ノートに途中計算や、考えの過程、自分なりに書いた図表などが、克明に書き残されている必要があります。
もしもお子様のノートがそうなっている場合には、

  • 過程も書き残すようにしよう、
  • ノートは考えたことを書きとめて見直すために使おう、

というふうにアドバイスしてあげてください。

学校現場で起きていること

それにしても、なぜ?
こんな変な文化が蔓延してきたのでしょうか?

生徒たちに聞いて回ると、

  • 学校の先生がそうするうように指示している
  • 学校の先生が黒板に書く板書がそうである
  • 正答を赤で書き写して提出しないといけない

ということらしいです。

学校の教育現場で何やらおかしなことが起こっているのでしょうか?

さらに話を聞くと、

事前に作成してきた講義ノートを黒板に書き写し、
生徒にそれを書き写させるだけ、

みたいな先生が、どうも多いようです。

例えば数学なら、途中の計算過程はなく、
立式と答えが黒板に書かれるだけみたいです。

先生自身が考えてやって見せる、
生徒に言わせながら黒板にみんなの考えを再現させる、

そういう授業をできない先生が増えているのでしょうか?

あるいは、

ミスを恐れて萎縮してしまい、
準備したことしか書けない先生が増えているのでしょうか?

塾や予備校の講師が答えを間違いまくったら、
生徒が退塾したり講師がクビになったりします。

しかし、学校の先生にはそのリスクがほとんどありません。
それだけに、ミスなど恐れず、もっと過程も含めて基本を大事にして欲しいものです。

やることが多すぎる学校の先生!?

教育改革や入試改革の影響で、授業や定期テストでも、応用問題や記述問題の扱いが増えました。
しかし現実問題として、定期テストの平均点は下がり続けています。

もしかしたら、

厚くなり続ける教科書に対して、授業時間がひっ迫してきているのかもしれません。
学校の先生にとって、基本を多角的に取り扱える余裕が無くなってきたのかもしれません。
だとしたら、とても不幸なことです。

とはいえ、学校は教育の社会基盤です。

教育の最低品質を行政と一緒に保証するのが社会的な役割のはず。
難しい問題を解ける一部の生徒を褒めたたえるよりも、
1人でも多くの生徒に基本を叩き込むことの方が先決ではないでしょうか。

もうこれ以上の単元は入らない!

そんな学校現場からの悲鳴が聞こえてきそうです。

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