夏休み、中学生がよく間違える英語の「あるある」を載せておきます。
(ちなみに数学版はこちらです)
下の例文は全てどこかが間違っています。
さあ、皆さんは直ぐに分かりますか?
問題. 次の例文の間違いを説明してください
中1
- Iam Ms.Ando.
- Is that Mt. Fuji? — Yes, that is.
- Are you practice the piano every day? — Yes, I am.
- I play the baseball.
- I want two lemon.
中2
- I looking for my pencil case now.
- We went to home by car.
- I want to a chef.
- Do you going to visit U.K. next week?
- I welcome customers to greet them.
中3
- I stopped to study because I was very tired.
- This painting loved by many people.
- Have you ever gone to Nagoya? — Yes, I have.
- Have you ever heard of the Amazon when you lived in Brazil?
- The girl’s voice became weak and weak.
全て解けるまで、頭をひねって考えてみてください。
下の学年の問題も、ぜひ解いてみましょう。
それでは答え合わせです。
答えを見て「なーんだ」と軽く見ないでください。
ミスで点を落とすとは、こういうことなのです。
さて、何問できましたか?
答え
中1
- 単語と単語の間にスペースがない。
- that で質問されたら it で受ける。Yes, it is. とすべき。
- be動詞と一般動詞が混在。Do you ~? — Yes, I do. とすべき。
- スポーツにtheは不要(楽器はつける)。I play baseball. とすべき。
- レモンに複数形のSが付いてない。two lemons とすべき。
中2
- 進行形のbe動詞が抜けている。I am looking for ~ とすべき。
- home の前に to は不要。We went home ~ とすべき。here, there も同様ですね。
- to の後の動詞の原形が抜けている。I want to be a chef. などとすべき。
- 一般動詞の疑問文 Do ~? と混ざっている。未来系 be going to は be 動詞の文法に従うべき。Are you going to visit ~? とすべき。
- 「お客様に挨拶をするために歓迎した」となって意味がおかしい。目的と行動つまり welcome と greet が逆。I greet customers to welcome them. とすべき。
中3
- 「とても疲れていたので立ち止まって勉強した。」となり、意味がおかしい。stop ~ing を stop to-不定詞 と間違えている。I stopped studying because ~ とすべき。
- 受け身のbe動詞が抜けている。This painting is loved ~ とすべき。
- 「あなたは名古屋に行ってしまったのですか? -- はい、そうです。」となり、その場にいない人との会話文になって奇妙。「行ったことがある」は have been to だから、Have you ever been to Nagoya? とすべき。
- 現在完了形に過去の1時点を表す when は使えない。since を使うべき。
- 状態の変化だから比較級を使って weaker and weaker とすべき。
1回目は作業、2回目が勉強
この種の間違えやミスは、演習問題を解きながら直していきましょう。
問題集は1回やって終わり、では意味がありません。
1周目は、間違った場所を見つけるための作業でしかありません。
必ず間違えたところに×印をつけてから、よく見直しましょう。
そして勉強らしくなるのは2周目です。
1周目で×印が付いた問題を自力で解ければOKです。
成長した証です!
できなかったら、また×印をつけて3週目に備えましょう。
もちろん3周目は、2周目で×印をつけた問題だけやればよいです。
伸び悩む子は「×印をつける」ことを嫌がります。
まわりの大人が間違いを叱り過ぎて、そうなったとしたら可哀そうです。
間違うのは成長の準備です。
恥じることはありません。
昔から
「聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
と言います。
そして真剣なのであれば、一時の恥でもありません。
夏休みの勉強、頑張っていきましょう!