塾長です。
今回は高校生からよく出る質問、というか疑問
虚数 $ i = \sqrt{-1} $ は実在しない数なのか?
について考えてみます。
Contents
2次方程式と2次関数のおさらい
解の公式
まず中学3年生が1学期で習う「2次方程式の解の公式」を思い出してみましょう。
2次方程式$ ax^2+bx+c=0 $の解の公式
$$ x = \frac{ -b \pm \sqrt{b^2-4ac} }{ 2a } $$
判別式
高校1年生になると、さらに「判別式」を習います。
1学期の後半または2学期の初めくらいです。
実数$x$について、2次方程式$ ax^2+bx+c=0 $の判別式をDとすると、
- $D < 0$ のとき、解は0個(解なし)
- $D = 0$ のとき、解は1個(重解)
- $D > 0$ のとき、解は2個
続いて、2次関数$ y=ax^2+bx+c $のグラフと判別式Dとの関係について習います。
2次方程式$ ax^2+bx+c=0 $の解を、次の連立方程式の解とします。
$$ \begin{cases}
y=ax^2+bx+c \\
y=0
\end{cases} $$
$x-y$平面上で2式それぞれのグラフを描くと、その交点が解になっているのでした。
つまり、
2次方程式$ ax^2+bx+c=0 $の判別式をDとする。
$ y=ax^2+bx+c $と$x$軸との共有点は、
- $D < 0$ のとき、0個
- $D = 0$ のとき、1個(接する)
- $D > 0$ のとき、2個(交わる)
この様子を直感的なグラフで表すと、次のようになります。
複素数
高校2年生では、虚数単位 $ i = \sqrt{-1} $ を導入して、$x$を実数から複素数へ拡張します。
すると方程式の解を必ず求めることができるようになります。
2次方程式$ ax^2+bx+c=0 $の判別式をDとすると、
- $D < 0$ のとき、解は複素数で2個
- $D = 0$ のとき、解は実数で1個(重解)
- $D > 0$ のとき、解は実数で2個
であり、どの場合でも解は、
$$ x = \frac{ -b \pm \sqrt{b^2-4ac} }{ 2a } $$
と表すことができる。
特に$D < 0$ のときは$ i = \sqrt{-1} $ として、$$ x = \frac{ -b \pm \sqrt{|D|} i }{ 2a } $$
である。
ざっと、ここまでが中3、高1、高2の二次方程式と二次関数のおさらいです。
複素数の世界では必ず共有点がある?
素朴な疑問
さて、ここで塾長は、ふと疑問に思いました・・・
せっかく複素数まで拡張して、判別式$D<0$の場合でも解が求まるようになったのに、対応するグラフの共有点が無いままって、寂しくない?
寂しいですよね!?
疑問です。というか、不満です。
なんとかして、このモヤモヤを解消する必要があります。
問題解決というヤツです。
仮説を立ててみる
そこで、
もしかしたら、グラフを複素数まで拡張すれば、共有点が2つに見えるのではないか?
という仮説を立ててみました。
本当にそうなるのでしょうか?
コンピューターの力を借りて、そのグラフを描くことにチャレンジすることにしました。
仮説を立てて確かめるってヤツです。
4次元のグラフは描けない!!
コンピューターは具体的な数値しか扱うことができません。
そこで今回は、つぎの関数を例に、グラフを描いてみることにします。
$$y=x^2-2x+2 $$
もちろん、これの判別式Dは負です。
$$D=(-2)^2 – 4 \times 1 \times 2 = 4-8 = -4 < 0$$
そして方程式$x^2-2x+2=0$の解は
$$x=1 \pm i$$
という虚数解です。
今回の目的
今回の目的を次のように設定します。
xを複素数としたときに、
$$ \begin{cases}
y=x^2-2x+2 \\
y=0
\end{cases} $$
の共有点が2つあることをグラフで示す!
実数と複素数で何がどう変わる?
高校1年生までは、$x$も$y$も実数ですから、これは、
実数$x$ を与えると、実数$y$ が1つに定まる関数のグラフ
つまり、
数直線上の1つの実数$x$を、また別の数直線上の1つの実数$y$へ移し変える関数のグラフ
ということになります。
つまり「2本の数直線」があれば、話ができます。
よって、
$x$ が実数ならば、
$y=x^2-2x+2 $ のグラフは、x軸とy軸で構成される「平面(2次元空間)」の上に描くことができる
ということです。
直線は「1次元」ですから、2本の直線で表現できる空間は、せいぜい「2次元空間」となります。
さて、
ここで$x$を複素数に拡張します。
そこで2つの実数$a,b$を使って$x=a+bi$としましょう。
$$ \begin{cases}
y=x^2-2x+2 \\
x=a+bi \\
i = \sqrt{-1}
\end{cases} $$
すると、式の計算結果$y$も複素数になります。
そこで2つの実数$c,d$を使って$y=c+di$としましょう。
すると、これは、
複素数$x=a+bi$ を与えると、複素数$y=c+di$ が1つに定まる関数のグラフ
つまり、
実数平面上の座標$(a,b)$を別の実数平面上の座標$(c,d)$に移し変える関数のグラフ
ということになります。
つまり「2つの平面」があれば、話ができます。
よって、
$x$ が複素数ならば、
$y=x^2-2x+2 $ のグラフは、平面a-bと平面c-dで構成される「4次元空間」の中で描くことができる
ということです。
平面は「2次元」ですから、2つの平面で表現できる空間は、せいぜい「4次元空間」となります。
拡張し過ぎた
上の考察から、コンピューターで「4次元のグラフ」を描けば、今回はミッションクリアできそうです。
・・・ん?
無理です!
私たちはどんなに精神を研ぎ澄ませても、3次元までしか空間の広がりを認識することができません。
ましてやグラフを描くことも見ることもできません。
これはコンピューターでも表示できません。
(計算だけならできます。表示が無理ということです)
グラフを3次元にまとめる!
ということで、何とかして3次元で済ませる方法を考えなければいけません。
グラフを3次元で描けるようにする
という「課題」が生まれてしまいました。
どうしたらよいでしょうか?
【豆知識】
問題解決の世界では、最終的に解決する「目的」のことを「問題」と呼びます。
そして、問題を解決する過程(途中)で乗り越えるべき「目標」のことを「課題」と呼びます。
そもそも何がしたかったのか?
道に迷ったら、目的の再確認です。
目的さえ達成すればよいのです。
もしかしたら「やらなくても良いこと」で悩んでいたりするかもしれません。
今回は、$y=x^2-2x+2 $ と $y=0 $ の共有点が2つあることをグラフで描きたかったのでした。
あ、な~るほど!
次元を減らす
目的の式をじーっと眺めていたら、思いつきました。
$ y=0 $なのですから、$y$の方は2次元も必要ありませんね。
だって0(ゼロ)の時だけ考えればよいのですから。そこで、
yの次元を2次元から1次元に減らす!
ことを考えましょう。
グラフ表示の方針
ということで、グラフに表示する方針をまとめましょう。
実数の世界のグラフは、横軸がx軸、縦軸がy軸です。
今回は$x$を複素数$a+bi$へ拡張したのですから、そのグラフは、
- $x軸$を複素平面$a+bi$へ拡張(平面:2次元)
- $y軸$も複素平面$c+di$へ拡張(平面:2次元)
としたかったのですが、無理でした。
これではグラフの座標が (a,b,c,d) の4次元になってしまい、描けないからです。
そこで次の方針としたのでした。
- $x軸$を複素平面$a+bi$へ拡張(平面:2次元)
- $y軸$は1次元に落とした値(直線:1次元)
つまり、
- 横軸だったx軸は、横に広がる複素平面に拡張
- 縦軸だったy軸は、実数の数直線のまま
これなら3次元の立体的なグラフで表すことができます。
あとは、縦軸のyをどのような値に決めるか、ですね!
案1:yの実数だけを縦軸にとる → 失敗!
そもそもグラフは実数しか描けません。
そのため、1つの複素数を2つの実数の組に対応させ、それを平面上に表すのでした。
であるならば、安直ではありますが、yの実部だけをグラフに採用すればよいかもしれません。
- 横軸:複素数$ x=a+bi $(平面:2次元)
- 縦軸:$y=c+di $の実部$c$(直線:1次元)
それでは、この案でグラフを描いてみましょう。
こうなりました。
馬の鞍みたいな形のグラフになりました。
最後の考察で、このグラフも少し使いますから、とりあえず「馬の鞍型」のグラフとでも呼んでおきましょう。
ちなみに、赤い線が、実数の$x-y$平面上のグラフ(平面 $ b=0 $ で切った切り口)です。
さて、これで目的は果たせたでしょうか・・・?
うーん、何だかよく分かりません。
$x$を複素数に拡張したおかげで、確かに平面$y=0$との共有点は存在しそうです。
しかし「共有点が2つ」である様子が、これでは分かりません。
よく考えてみたら、これはダメです。
もしも4次元のグラフが描けるとすれば、本来のグラフは、
(a,b,c,d) の4次元でグラフを描き、それを平面$c=0$でカットした切り口が、求める3次元のグラフ
が本当のグラフです(※)。
4次元のグラフは描けませんが、本来はそんな感じです。
そう考えると、無条件に$y$の虚部を捨ててしまったのがダメでした。
(※)【豆知識】
4次元の立体を平面で切ると、その切り口が3次元の立体になります。
私たちの世界は3次元です。私たちの世界で立体は3次元です。
例えば、スイカを包丁で切った時の断面を想像してみてください。
スイカは3次元の球です。それを2次元の平面でスパッと切ると、切り口が2次元の円になります。
4次元の世界は、私たちの世界よりも1つ次元が上ですから、上の考察をすべて1つずつランクアップして考えます。
つまり、4次元の中で球体を切ると、切り口が3次元の球になります。
案2:yの絶対値を縦軸にとる → 成功!
そこで、数学的に条件を壊さないことを考えます。
$y=c+di=0$
すなわち、
$c=0$かつ$d=0$の場合
を考えたグラフであれば目的を達成できるわけです。
ところで、
$|y|=0$も同様に$c=0$かつ$d=0$です。
ですから縦軸を$|y|$とすれば、これは実数ですから、うまく1次元に収まります。
- 横軸:複素数$ x=a+bi $(平面:2次元)
- 縦軸:$|y|$すなわち$\sqrt{c^2+d^2} $(直線:1次元)
それでは、この案でグラフを描いてみましょう。
こうなりました。
うまくいきました!
グラフの2カ所が尖っていて、2つの虚数解
$$x=1 \pm i$$
の所で平面$y=0$に突き刺さっていそうです。
共有点は「2だけ」ですから、平面$y=0$上で、それぞれ1点ずつ、チョン、チョンと、くっ付いているはずです。
グラフの解像度の問題で「点」まで鋭利に描き切れていません。
念のため、100倍に拡大してみましょう。
$x=1 + i$の付近を100倍に拡大してあります。
この倍率で$x=1 – i$も同時に描くのは不可能なので、1つだけで確認します。
どうです?
共有点の1つ$x=1 + i$の位置へ、グラフが突き刺さっている感じがしますよね。
このグラフを1000倍にしても、10000倍にしても、ずっとこんなグラフになります。
「1点に突き刺さ差っている!」
のですから、倍率をどこまで上げても、こんな感じです。
もちろん、$x=1 – i$ についても同様です。
これで本当に
「たった2点」だけの共有点を持つ!
ことが、グラフで表示できたのではないかと思います。
思ったより大変でした。
教えてエライ人!
上のような考察をFacebookにアップしていたら、色々な人からご意見をいただきました。
なかでも吉田先生には色々と教えていただきました。
ということで、今回のエライ人は、吉田信夫先生です!
吉田先生はあの「大学への数学」で原稿を書かれていた先生の内の1人です。
超すごくないっすか!
先生のブログ「yoshidanobuo’s diaryー高校数学の“思考・判断・表現力”を磨こう!」はこちらです。
グラフで虚数解を見える化するにあたり、いろいろとご指導をいただきました。
また数学的におかしな用語の使い方についてもご指摘いただき、修正することができました。
用語の誤用
今回やってしまった用語の誤用を2つ紹介します。
どこが間違っているのか、考えてみてください。
- 誤用1:「$y=x^2-2x+2$の判別式の値は負です。」
- 誤用2:「複素数$x=a+bi$と実数$y$において、$y=|x^2-2x+2|$のグラフ(a,b,y)は、平面$y=0$と2点で接しています。」
わかりますか?
私は吉田先生に指摘されるまで気づかなかったです。まさに
「それは違反です」
という感じで、御用とあいなりました。
大学入試の2次試験で記述回答を予定している人は、気を付けてくださいね。
さて、上のものは次の点で間違っていました。
- 誤用1:関数に対して判別式を語ったところがアウト。判別式は方程式「$0=x^2-2x+2$」に対して定義されるもの。
- 誤用2:「接する」は「微分可能な領域」で定義されるもの。今回は尖っていて微分不可(微分する向きによって微分係数が異なる)。
さぁ、どうでしたか?
滑らかに「接する」グラフにする
さらに誤用2に関連して、グラフが2つの$x=1 \pm i$で「接する」ようなyの取り方も教えていただきました。
みなさん、分かります?
- 横軸:複素数$ x=a+bi $(平面:2次元)
- 縦軸:$|y|^2$すなわち$ c^2+d^2 $(直線:1次元)
それでは、この案でグラフを描いてみましょう。
こうなりました。
yの値が2乗されているので、グラフが大きくなりすぎて「2点」どころではなくなってしまいました。
そこで例によって、$x=1 + i$の付近を100倍に拡大してみましょう。
おお、本当に滑らかに接してそうですね!
例によって「1点」で接しているので、このグラフを1000倍にしても、10000倍にしても、ずっとこんなグラフになります。
次元を減らすもう1つの方法
さらにさらに、吉田先生からもう1つのグラフ表示の方法を教えていただきました。
$x=a+bi$ としたときに$y=0$を満たすような
$y=0$ を (a,b) だけで描く!
です。
つまり、(a,b)に色々な実数を当てはめて $x=a+bi$ を動かしたときに、$y$ がどのように動くかを図示します。
もう少し正確に言うと、$y=0$ を満たすような「yの実部」と「yの虚部」をそれぞれ平面(a,b)上に図示します。
$y$ の値もまた (a,b) の関係式として表現されるため、グラフの次元は(a,b)の2次元だけで済みます。
1つの複素平面だけで示すやり方です。
やってみましょう。まず、
$$ \begin{cases}
y=x^2-2x+2 \\
x=a+bi \\
y=c+di
\end{cases} $$
について、
$x=a+bi$ を $y=x^2-2x+2$ に代入して整理すれば、
$$ y=a^2-b^2-2a+2+2b(a-1)i $$
です。
$y=c+di=0$ すなわち $c=0$かつ$d=0$ の場合を考えるわけですから、
$$ \begin{cases}
a^2-b^2-2a+2=0 \\
かつ\\
2b(a-1)=0
\end{cases} $$
すなわち、
$$ \begin{cases}
b = \pm \sqrt{(a-1)^2+1} \\
かつ \\
a=1 または b=0
\end{cases} $$
です。
これらの交点が求める解になります。
あらためて、実部の$a$を$x$とし、虚部の$b$を$y$として、複素平面$x-y$にグラフを図示したのが下です。
これは吉田先生からいただいたグラフです(軸が$x-y$になっていますが、$a-b$に読み替えてください)。
$a^2-b^2-2a+2=0$のグラフが青で、$a=1$と$b=0$のグラフが赤です。
確かに複素平面の世界では、2点の共有点がありました。
そしてグラフの交点はそれぞれ、$ 1+i $ と $ 1-i $ です。
これは感動です!
考察とまとめ
もしも
$$ \begin{cases}
y=x^2-2x+2 \\
x=a+bi \\
y=c+di=0
\end{cases} $$
のグラフを4次元 $(a,b,c,d)$ の空間上に描けたとしましょう。
すると、上の吉田先生からいただいた平面グラフは、その4次元グラフを $y=0$ で切った切り口であるといえます。
やってみました。それが下のグラフです。
緑の実線が、実数の世界での2次関数のグラフです。
赤の実線と青の実線は、それぞれ上の平面グラフに対応しています。
このグラフをもとに、これまでの話を全て振り返ってみます。
まず青い曲面が、最初に描いた「馬の鞍型」のグラフです。
これは4次元グラフを平面 $ d=0 $ で切ったときにできる立体です。
そして、この青い曲面をさらにy=0で切ると、青い実線の双曲線になります。
次に、4次元グラフを平面 $ c=0 $ で切ったときにできる立体も考えます。
それが、上のグラフの赤い曲面です。
そして、その赤い曲面をさらにy=0で切ると、赤い実線の2直線になります。
そして青い双曲線と赤い直線の交点が、まさに $ 1 \pm i $ となっています。
これらの様子を総合すると、2次方程式の虚数解 $ 1 \pm i $ は、
- 3次元空間 (a, b, c) の曲面(縦軸をyの実部としたグラフ)
- 3次元空間 (a, b, d) の曲面(縦軸をyの虚部としたグラフ)
- y=0の水平な平面
の3つを重ねた時にできる共有点
であることがグラフで確認できました。
グラフ表示に使ったPythonプログラム
今回、グラフを描くのにプログラミング言語の「パイソン(Python)」を使いました。
以下が、そのプログラムです。
Jupyterという環境を使いました。
ちなみに、パイソンのプログラミングを学ぶなら、無料で使える Google Colaboratory がオススメです。
もちろん下のプログラムも Google Colaboratory で動作します(動作確認済)。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
from mpl_toolkits.mplot3d import Axes3D
%matplotlib inline
fig = plt.figure(figsize = (8, 8))# Axes3D
ax = Axes3D(fig)# タイトルを設定
ax.set_title(“$y=|x^2-2x+2|$”, size = 20)
#ax.set_title(“$ y = |x^2-2x+2|^2 *100 $”, size = 20)# 軸ラベルを設定
ax.set_xlabel(“x-Real”, size = 14)
ax.set_ylabel(“x-Image”, size = 14)
ax.set_zlabel(“y”, size = 14)# 表示角度の設定
ax.view_init(elev=10, azim=35)# 座標のメッシュ
rr = np.linspace(-1.5, 3.5, 200)
ii = np.linspace(-1.5, 3.5, 200)
#rr = np.linspace(0.9, 1.1, 200)
#ii = np.linspace(0.9, 1.1, 200)
i0 = np.zeros(200)
r,i = np.meshgrid(rr, ii)
z = r + i*1j# 曲線・曲面を描画
y0 = r*r-2*r+2
ax.plot_wireframe(rr, i0, y0, color = “red”)
y = np.abs( z*z-2*z+2 )
#y = ( np.abs( z*z-2*z+2 ) )**2 *100
ax.plot_surface(r, i, y, color = “yellow”, alpha=0.4)
plt.show()
あとがき
どの学年も文字式と関数の季節になりました。
今年から中学生は教科書改訂で「主体的な学び」が重視され、プログラミング教育も強化されました。
来年からは高校生でもそうなります。
そういう流れの中で、今回は、
高校生のレベルで数学を題材に「主体的な学び」を「プログラミング」も活用して行ったらどうなるか?
を実践してみました。
さらに今後の常識というか、新しい価値観である
「集合知」で「問題解決を加速する」という姿勢
も取り入れてみました。
ですから、問題解決の用語や流れも、それとなく意識してあります。
これが次世代型の教育であり、同時に、いま日本で遅れてしまっている教育でもあります。
今のところ私はそのように思っております。
教育者も間違えます。
先生が何でも知っていて間違いを起こさない聖人君子である、なんていう時代は終わっています。
そもそも非科学的で不合理です。
もう、1人の聖人君子や、優れたリーダー、1部の天才に問題の解決を任せるよな時代では、ありません。
というか、そんな人はいません。
幻想です。
今や、世界中の人たちがコンピューターでつながっているのです。
みんなが意見や知恵を出し合う「集合知」で、いち早く問題を解決していこう!
そのように考える方が大切です。
このような価値観でコンピューターを活用しながら問題解決を実践できる人。
それが、これから日本で、いや世界で多く必要とされる人たちなのだと思います。
現場からは以上です。
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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
〒468-0009
名古屋市天白区元植田1-202 金光ビル2F
TEL:052-893-9759
教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL