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中学生

宿題を解くのに電卓を使うのはサボり?それともITの活用?

オンライン指導を受けている男の子とイラスト

塾長です。

コロナの第2波が話題ですが、再びオンライン授業になってもよいように準備だけはしておきましょう。
さて、ICTに関連して、

「教育にコンピューターを活用するか否か」

について少し考えたいと思います。
その身近な例、というか、素朴な疑問として

「宿題をやるのに電卓を使うのはOK?」

というのがあると思います。

何のために教育でコンピューターを使うのか

今年度から始まっている教育改革の目玉の1つが、

  • 学校や家庭で、どんどんコンピューターを使おう!
  • 学校のwifiやICTをめっちゃ充実させるぞ!
  • プログラミング教育を必須化するぞ!

というものです。

  • コンピューターの活用
  • 問題を解決する体験

これを早くから経験させていくそうです。
今や

コンピューターが当たり前!

という世界ですから、これは賛成です。
ただし、子供たちに

問題解決!

と言われても、何が

「問題」

なのかピンとこないでしょう。
もしも子供たちがこれを、

「宿題の問題」

のことだと思ったのならば、どう行動するでしょう。
それを「解決」するために(答えを得るために)、パソコンや電卓を束でしょう。

確かに問題の解決です。
コンピューターを活用です。
まぁ、なんとなく良いことのように感じます。

一方で、何となく「それは違う」ような気もします。

どっちなんでしょう?

「問題解決力」の「問題」って何?

そもそも教育改革の中で言われている

「問題解決力」

とは、何なんでしょうか?

もっと言えば、問題解決では何を

問題?

としているのでしょうか。
これは、さんざん議論されてきて、もう分かっています。
一般に

「答えが1つに決まらないような問題」

のことです。

例えば、人に楽しい時間を過ごしてもらおうと思ったら、その方法は何通りもありますよね。
学習塾で勉強法を指導する、分からない問題を解説する、という時のやり方も色々あります。
このように、人に何かを提案するような活動は、答えが1つではありません。

他には、みんなの意見をまとめて何かの結論を出すような活動もそうですね。
普通は人によって意見がバラバラですから、それが1つにまとまる事はありません。
それぞれの立場でそれぞれが正解なのですから、スタートから答えが多くある状態です。
できるだけ多くの人が「納得できるもの」を探していく活動になります。

もちろん、新型コロナウィルスに対応する活動も、まさに答えが1つに決まりませんね。
地域や年齢、経済状態や人々の感情などといった、様々な条件によって状態がどんどん変化してしまう問題です。
でも、誰にとって、いつ、どこで、どれくらい怖くて大変なのかは、状況によって変わってきます。
それぞれの状況によって、対応する方法や程度の組み合わせが無数に出てきます。
だれも正解が分からないからこそ「決断」するしかありません。

芸術家の作品だってそうですよね。
同じテーマで作品の創作に取り組んだとしても、人によって作品の姿かたちや表現方法はさまざまです。

まだまだあります。

答えが1つに決まらないような問題。

皆さんは、どんな問題を思いつきますか?

ヒントを出しましょう。
簡単です。

世の中の仕事の多くは、答えが1つでない問題を含んでいる!

ということです。

コンピューターに任せて良いことは何?

上で見たような、

答えが1つに決まらないような問題

を解決しようとするとき、コンピューターを活用することが多いです。
より速く、より正確に、より便利に、より省エネに、より安く、より多くの解決パターンを生み出せるからです。

そう考えると、

あれ、人間のやることが、無くなってしまうのかな?

という錯覚を起こしますが、実はそうではありません。

そもそも答えが1つに決まらない問題なのです。
コンピューターを使ったとしても、相変わらず答えは何通りか出てきてしまいます。
ですから、最後に答えを絞るのは、行動を決断するは、やっぱり人間の仕事なのです。

ただ、コンピューターを活用すれば、その「何通りかの答えにたどり着くまでが高速」なのです。

コンピューターは計算機です。
答えが1つに決まる問題を、多量に瞬時に解ける機械です。

ですから、これからは

  • 答えが1つに決まる問題 → コンピューターにやらせる
  • 答えが1つに決まらない問題 → 人間が考える

となるわけです。
そして、

答えが1つに決まらない問題

を解決するためには、あらかじめ

答えが1つに決まる問題

を大量に処理しておく必要があるのが普通です。
要するに、難しい問題は、事前準備の処理が大変なんです。

だからコンピューターを活用すれば、大変な事前準備が加速されるので、その分だけ解決も速くなるというわけです。

逆に、答えが1つに決まる問題の処理に、人間が1つ1つ手作業で対応していたら効率が悪いです。

答えが1つということは、答えの出し方も1つにパターン化できるということです。
そのようなパターン処理は、どんどんコンピューターに任せればよいのです。

それなら宿題に電卓を使っても良い?

このように考えてくると、計算ドリルの問題を電卓に解かせるのは正しいことのように思います。
だって、計算ドリルの問題には全て「正解」が1つずつあります。
それならばコンピューターの仕事ということになりそうです。

え、本当でしょうか?

でも、やっぱり

「なんか違う!」

と思いますよね。
その違和感はどこから来るのでしょうか。

これは

「電卓を使う」

というところに落とし穴があるわけです。

訓練期間は電卓を使ってはいけない

電卓を「正しく使いこなす」には、数の性質や計算のルールを熟知している必要があります。
例えば、こんな問題ならどうでしょう。

311+207×503

これを左から順に電卓にそのまま打ち込んでい行くと、その答えが

260554

と表示されます。
これは間違った答えです。
なぜ間違えたのでしょう。

それは、電卓は打った順番に計算を実行してしまうからです。
つまり、電卓が次の手順で計算してくれたので、間違った答えになりました。

311+207=518
518×503=260554

結果的に「足し算より掛け算を先にやる」という計算のルールを間違えたことになります。
計算のルールを知っていたら、次のように電卓を使ったでしょう。

207×503=104121
311+104121=104432

これなら正しいです。

つまり、数の性質や計算のルールを知らなければ、電卓すら正しく使えません。

ですから、小学生は、数の性質や計算のルールを熟知するまでは、ちゃんと手を動かして計算して欲しいですね。

計算の過程で「数の繰上り」や「足し算と掛け算の関係」などについて多くを経験します。
電卓を使わないで、まずは手で計算して、そうした「数の動き」を経験しましょう。

その訓練が終わるまでは、電卓を使ってはダメですよ。

訓練が終わったら使ってもよい

これが中学生なら、どうでしょうか。

例えば「資料の整理」で平均値を出す計算です。

115、 309、 221、 405、 323、・・・199、の平均値を求めなさい。

みたいな問題だったら、これは電卓を使ってもOKだと思います。

ここでの訓練内容が、「平均値」の意味と使い方を熟知することだからです。
足し算や割り算のことを練習する場でも、その段階でもないからです。

しかし、エクセルや統計ソフトを使って、平均値や中央値、最頻値などを全自動で計算してしまうのは反則になります。
それでは訓練にならないからです。

もちろん、この問題を高校生や大学生が処理するのであれば、どうぞソフトでもアプリでも使ってください。

もちろん、中学生でも

「とっくにマスターしてますけど。こんな問題、簡単すぎて時間の無駄ですけど。でも提出課題だから仕方がないんですけど。」

という人ならば、どうぞソフトでもアプリでもお使いくださいませ。
何といってもコンピューターは作業時間の短縮が得意なのですから。

その宿題がお子さんの能力の成長にとって、ただの無駄な作業でしかないなら、電卓やアプリを使ってもOKです。
内申点を逃さないための「仕方のない作業」であれば、むしろそのアリバイ工作にパソコンや電卓が大活躍です。

本番のテストや入試で点が取れる実力があるはずですから、だれも文句は言いません。

検算に使うなら、むしろOK!

学校によっては、ドリルや問題集の答えを生徒に配らないところがあります。
その場合は、宿題はただの「作業」でしかなく、時間の無駄です。
勉強にはなりません。

なぜなら、学校に提出して、それが戻ってきて答えが分かる頃には、何をやったか忘れてしまうからです。
「忘れない内に解き直す」から勉強になります。
やったことを事細かくずーと返却されて来るまで覚えていられるレベルなら、そもそも解けています。
というか、そんなお子さんは、もうドリルをやっているレベルじゃないでしょう。

ですから不幸にも答えが無いような宿題をする時には、自分で出した答えが正しいか「確かめるため」に、電卓をどんどん使いましょう。

もしも電卓の計算結果と、自分のひっ算の結果が違う時、

なぜだろう?

と考えて、教科書を見直して、正しい答えが出るように調べ直したり、計算し直したりすることは、むしろ良い勉強になります。

「自分の力で解いたものを確かめるため」

これに電卓やコンピューターを後から活用するのはOKです。

「苦手なことから逃げても良い」という新しい常識

さて、そうは言っても、

できないモノはできない
ダメなものはダメ

ということがあります。

どうしても苦手!

そういうものが、人にはあるものです。

  • どんなに計算練習しても、必ずランダムなミスが発生してしまう。
  • どんなに勉強しても、どうしても漢字のミスが出てしまう。

もしも、このような悩みを子供が抱えているとしたら、どう考えますか?
苦手な所で立ち止まり続けて、その先の可能性まで犠牲にしてよいのでしょうか?

私は、それは違うと思います。

ですから、これからの時代は、

「苦手なことを自分の代わりにやってもらうため」

にコンピューターを活用してよいと思います。
それが、認められるようになるだろうと予想しています。
もっとリアルに、子供たちの立場で言い換えれば、きっとこうなると思うのです。

  1. 苦手なことを何とかするため!
  2. 社会の変化に対応する方を優先するため!

そのためにコンピューターを活用する!

誰もがそんなふうに公言できる日が来ることを、塾長は望んでいます。

まず、自分たちの問題を解決するためにコンピューターを使って欲しいと思います。
自分の抱えている問題は、きっとどこかの誰かも抱えているはずです。
コンピューターを使って、その問題が解決できるなら、むしろその方法をどんどんシェアすべきでしょう。

コンピューターの導入と言われると、何やら「新しい取り組み」というイメージが先行します。
どうしても子供たちに「新しいこと」や「たいそうなこと」を学ばせる印象があるかもしれません。

しかし、そんなに身構えて考える必要もないでしょう。
もっとシンプルに考えて良いと思います。

子供の周りにいる大人の価値観

皆さんは次のうち、どちらの方により多くの時間をかけるべきだと思いますか?

  1. 得意なことを伸ばす
  2. 苦手なことを克服する

平成初期までは2番が美徳とされていたように感じます。

しかし現在は1番の方が圧倒的に大切になってきています。
なぜなら「集合知」による問題の解決が主流になって来たからです。

「集合知」とは、みんなで「得意」なことを出し合って、お互いの「苦手」を補い合って、共通の問題を素早く解決してしまうことです。
インターネットを通じて人々が知恵を出し合い、すばやく問題を解決できる時代になったので、これからはそれが加速します。
苦手なことを克服する労力があったら、得意なことを伸ばす方が、早く社会のためにもなります。

このように

「ITSを使いこなす」

ということは

「集合知の一員になる」

ということにもなります。

まず、このような時代の流れを子供たちの周りの大人たちが、どれくらい意識しているでしょうか?

もしも上の2番を美徳としている大人が多すぎると、その子は不幸だと思います。
完全に周りが時代錯誤をしているからです。

周囲の大人の価値観が子供に与える影響は、とても大きいと思います。

苦手なことを上手に扱うスキル

もちろん苦手なことを放っておいてよい、とは言っていません。
そうではなくて、昔と違って今は「苦手」を扱う方法が色々あるということです。
克服したり、回避したり、コンピューターに代行させたり。

親からしてみれば、子供に不得意なことがあれば、それだけで本当に心配になります。
ただでさえ、日本人は文化的に、褒めるよりもダメ出しの方を多く口にしてしまいます。
我が子の将来を案じて心配するのは分かりますが、ダメ出しばかりでは子供は嫌になってしまいます。

ところが、よく考えてみると、苦手から逃げるのは当たり前のことです。

社会に出れば、自分が「できること」を考えるよりも先に「できないこと」を自覚して、先にリスク管理をする方が10倍くらい大切になります。

  • 「できること」で能力を発揮して
  • 「できないこと」は抱え込まない

これは仕事の鉄則です。
そのために組織があり、報連相を徹底しているのでしょう。
コンピューターが発達する前から常識だったはずです。

だったら、子供たちに対しても、考え方を少し変えていきましょう。
私たち大人ができること。
これまでの少し古かった考え方、

  • 得意なことは伸ばしてあげたい。
  • 苦手なことは、できるだけ克服して欲しい。

これを少し変えていきましょう。

  • 得意なことは、伸ばしてあげたい。
  • 苦手なことは、うまく対応できるようにして欲しい

こんな風に、より現実的というか、より賢いというか、そんな方向性も有りだと思います。

子供たちの未来にコンピューターの活用は必須です。

「コンピューターを活用するのが当たり前」

という状況をつくっていかなければいけないのです。

そして、当たり前にコンピューターを活用するようになるのであれば、今よりも広い価値観で使われることも、当然考えていく必要があるでしょう。

子供たちの未来のために、コンピューターを活用しましょう。

 


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学年末テスト対策 時事用語の解説と補足

時事用語を解説しているイメージ写真

塾長です。

中学3年生の学年末テストの対策も大詰めです。テスト週間になると「時事用語の解説」を配っています。定期テストで時事問題を出す学校があるからです。ただ今回は配るのがちょっと早かったので、ニュースに少しだけ差分が出てきました。そこで今回は2つほど差分の話題をピックアップしておきます。天文ネタと国際ネタです。

ちなみに学校の先生は、なぜか科学ニュースや国際ニュースについて時事問題をあまり出題しません。だから今回は印刷し直すほどではないと考え、このブログに載せるにとどめます。なお、天文ニュースは塾長の趣味で肉厚の解説です。

※新聞を読むうえで理解しておくべきキーワードを赤表示にしてあります

オリオン座のベテルギウスが暗い!もうすぐ爆発!?

やっぱり宇宙ネタから話すとテンション上がります。

いま、オリオン座にある1等星ベテルギウス」が変です。2019年10月頃から暗くなり始め、1月の時点で明るさが2.5分の1にまで減少してしまいました。つまり、明るさが1等級もダウンして、ほとんど2等星の明るさになっています。パッと見るとオリオン座の形が変わったのかと思うほど、変な違和感を感じます。

オリオン座とは?

冬の星座と言えばオリオン座ですよね。具体的には、いつ頃、どこに見えるのでしょうか。
小学4年生と中学3年生の理科で習います。国立天文台のホームページで1月の星空を見てみましょう。オリオン座を見つけてみてください。


出典: 2020年1月中旬 20時頃の東京 国立天文台(NAOJ)より

ベテルギウスとは

オリオン座には2つの1等星があります。赤いベテルギウスと、青白いリゲルです。オリオン座が南に見える時、三ツ星の左上にある方がベテルギウスです。赤いので色ですぐに解ります。

そしてオリオン座の左には「冬の大三角」が見えます。1等星でできた逆さの正三角形です。オリオン座のベテルギウス、小犬座のプロキオン、そしておおいぬ座のシリウスです。

このように、ベテルギウスは冬の星空を形どる重要な星なんです。

存在感の無さも100年に1度なら目立つ

その重要な星が暗くなったので、今見ると妙なアンバランスを感じます。ベテルギウスの存在感が無さすぎて、見慣れた形が崩れています。

まず、オリオンの右肩(左側)がスカスカです。勇ましく棍棒を振り上げているはずの肩が弱弱しいです。脱臼でもしたのでしょうか。ギリシャ神話では、オリオン座は夏のサソリ座から逃げ回っている設定ですが、そんなことでは、さそり座に追いつかれてしまいますよ。もっとも、地球温暖化で、冬は夏に追いつかれるのかもしれませんが。

そして、冬の大三角が見つかりません。「え、どこ?」という印象です。リゲルの方が目立つので、ベテルギウスをすっ飛ばしてリゲルへ視線が行ってしまい、キレイな三角形が結べません。

ベテルギウスが暗くなる周期は、なんでも5.9年と425日の2種類があって、両者のタイミングが一致すると、めちゃ暗くなるのだそうです。だいたい100年に1度くらいでそうなり、どうやら今回が観測史上もっとも暗いらしいです。

地味な現象ですが珍しいので、ぜひ見ておきましょう。

巨大で不安定。爆発が近い!?

実際のベテルギウスの大きさは、なんと太陽の1000倍!
もしもベテルギウスが太陽系の中心にあったら木星公転軌道の近くまで飲みこまれてしまいます。

それほど大きな星とは言え、大きな天体望遠鏡で見たとしても普通は点にしか見えません。ベテルギウスまでの距離は500光年。途方もなく遠いからです。

それでも世界最大で視力4000のアルマ望遠鏡なら、その姿をとらえることができます。


出典: 2018/1/23 アルマ望遠鏡がとらえたベテルギウス 国立天文台(NAOJ)より

ベテルギウスの姿は赤く、いびつです。もうすぐ大爆発すると言われています。そのため不安定で、星の明るさだけでなく、形さえも変わりやすいです。

もしもベテルギウスが爆発したら、遠い地球でさえ、オゾン層の一部が破壊されるそうです。そしてブラックホールができるだろうとも言われています。ちなみに、ブラックホールができるような星の大爆発のことを「超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)」と呼びます。太陽よりずっと巨大な星は、最後に超新星爆発を起こすそうです。

ベテルギウスが爆発したら満月の100倍も明るく輝くそうです。それだけ明るければ夜でも普通に歩けますね。そんな状態が3か月くらい続くそうですよ。しかし、その後は数年かけて暗くなっていき、遂には見えなくなってしまうそうです。

爆発するのは、1年後とも10万年後とも言われています。なにしろ宇宙規模の現象なので、アバウトさも宇宙規模です。

超新星爆発で地球上の生物が大量絶滅!?

ちなみに超新星爆発が起こると、その星の自転軸から強烈な放射線ビーム(ガンマ線バースト)が発射されることが多いです。もしもそのビームが地球に向いていれば、地球上の生命の多くが絶滅してしまいます。ベテルギウスは星の形や温度分布がでこぼこしているので、星が自転する様子が直接観測されています。その観測の結果、ベテルギウスの自転軸は、地球には向いていないことが分かりました。一安心です。

ちなみに超新星爆発の放射線で、地球上の生命が大量に絶滅したことが、これまでに何度かあったようです。生命誕生から40億年ともなれば、進化の歴史に宇宙が関係してくるのですね。

さて、次のニュースです。

イラン政府がウクライナ航空機を人的ミスで撃墜したことを認めた

とても悲しいニュースです。しかもニュースの内容が二転三転したために、混乱した人も多かったでしょう。実際に私も、生徒に時事用語の解説を配った後でも話が変わったので、ニュースを見るたびに混乱しました。

どんなミスだったの?

当時のイラン軍は臨戦態勢でした。いつでも攻撃できるような緊張した状況のとき、たまたま飛行していた民間の旅客機を、敵機と間違えて攻撃してしまったのだそうです。勘違いだったそうです。

犠牲者は民間人

ウクライナ政府の発表によると、乗客167人、乗員9人が搭乗していて、全員が亡くなってしまったそうです。82人がイラン人、63人がカナダ人、ウクライナ人11人、スウェーデン人10人、ドイツ人とイギリス人が各3人だったそうです。

犠牲者の中でカナダ人が多かったため、カナダ首相の声明もニュースで放送されたいたのです。

イランは誰に対して臨戦態勢だったの?

イランはアメリカからの攻撃を想定していました。両国は何十年も国交を断絶していて緊張状態です。イランの隣国のイラクには、アメリカ軍が駐留してイラン軍の攻撃に備えています。実際、今年に入ってからも攻撃しあっていました。ここ2週間だけで次のような緊張状態が連続しています。

  • 1/3 米軍はドローン兵器でイラン司令官のソレイマニ氏を含む計10人を殺害
  • 1/4 米ドナルド・トランプ大統領は、攻撃の正統性を発表、
    イラン国内のアメリカ人に退去命令
  • 1/7 イラクの米軍駐留基地に、イラン側から十数発の弾道ミサイルが着弾
    イランはソレイマニ殺害への報復攻撃だと発表
  • 1/8 ウクライナ国際航空の旅客機がイランの首都テヘランで墜落
  • 1/11 イラン政府はミスによる誤爆と発表

そもそも何で対立しているの?

イランはもともとアメリカと親しい国でした。しかしアメリカがイランの原油について利権を主張し過ぎたとしてイラン国民が反発、1979年に革命を起こし反米国家になってしまいました(イラン・イスラム革命)。それ以来、イランとアメリカは仲が悪いままです。一触即発の緊張状態が何十年も続いています。

穏健派だったオバマ政権の時代に関係が少しだけ改善しましたが、強硬派のトランプ政権になると一転して悪化する方向へ逆戻りしました。

日本との関係は?

日本とイランは良好な外交関係にあり、その関係は100年近く続いています。石油の約85%を中東から輸入する日本にとって、むしろイランとの外交は大切です。

ところがアメリカは、日本のようにイランと外交関係にある国々に対しても、「イランから石油を買うなら、アメリカが経済制裁するぞ!」と脅してきました。

そのたびに石油の値段が高騰したり、株価が下がるなど、日本にとって良いことはありません。

アメリカがイランと貿易する関係諸国に対してまで経済制裁の手を広げるのは、いくら何でもやり過ぎということで、アメリカは仕方なく「期限付きで制裁対象から除外」するという姿勢を維持しています。とても不安定な状態です。

昨年6/13に安倍首相はイランを訪問し、アメリカとイランの仲裁を試みました。しかし両者の仲はそうそう簡単には良くなりません。日本とイランの友好関係を確かめるに留まりました。

ボーイング737MAXとは関係なかった

撃墜されたウクライナ航空機の機体は「ボーイング737」という機体でした。そして、最初のニュースでは、軍やテロとは関係なく「技術的な問題で墜落した事故」だと報道されました。これがとても紛らわしかったのです。

というのは、昨年12月に米ボーイング社は「ボーイング737MAX」という機体の生産中止を報道したばかりだったからです。ボーイング737MAXは、墜落事故が多くて生産中止に追い込まれたのです。

多くの人が「またボーイング737MAXの墜落か」と勘違いしたことでしょう。私も勘違いしました。

機種名が紛らわしいのです。正確には、誤爆されたウクライナ航空の機種は「ボーイング737―800NG型機」でした。これは安定飛行をする名機です。生産中止になったのは「ボーイング737MAX型機」です。名前は似ていますが、まったく評判の違う機体でした。

結局、今回撃墜された飛行機は、ボーイング737MAXの欠陥の話しとは何も関係がありませんでした。

新聞やニュースを見ても意味が分からない

正直に言って、新聞やテレビのニュースは、読んでも聞いても、サッパリ意味が分からないですよね。訳も分からないまま「ふーん」と聞き流している場合が多いです。

情報が断片的だからです。

ニュースで報道される情報は、昨日までのニュースとの「差分」だけです。情報が必要最低限に切り取られ過ぎていて、前後が見えません。いきなり差分だけ言われても意味が分からないんです。例えば

カルロス・ゴーン被告はブラジルの有力紙の取材で 「日本人はのろまで、準備と計画、理解にたくさんの時間をかける必要がある」と語った

などというニュースを見たところで、

「はぁ?何のこと??」

ってなります。なぜゴーン氏なのか、なぜ「のろま」と言っただけでニュースになるのか。その日のニュースを見ただけでは、理由も意味がサッパリです。上で解説したニュースもそうでしょう。

イラン政府は1/11、ウクライナ航空機を人的ミスで誤って撃墜したことを認めました。

これも難しすぎてわかりません。なぜイラン政府なのか。「認めた」とは、どういうことか。ニュースではカナダ大統領のコメントが出て来て、さらに混乱したでしょう。このニュースの背景にある、イラン、イラク、アメリカの関係の説明があった上で、さらに誤爆により一方的に巻き込まれた人たちとの関係が説明されないと、ニュースの意味がサッパリ分からないと思います。

まだ知識の乏しい中学生や高校生がニュースを理解するのは、もっとハードルが上がるでしょう。

ですから教室では、ニュースのに出て来るキーワードに対して、事の発端や背景、言葉本来の意味などを解説しているわけです。新聞が読めないのは漢字や用語が多いからではありません。背景の説明が省略されているために、そもそも文脈が分からないから読めないのです。

それに、新聞やテレビのニュースを見ても無関心な状態は、人としてどうかと思います。意味が分かれば関心の持ちようが出てきます。

予想問題は学校から嫌われる

ちなみに、時事問題の「予想」は学校の先生に、めちゃくちゃ嫌われます。

これは以前の記事「時事問題の対策は、問題を予想するのではなく用語を学習する」(2019/5/29)でも書きました。

そりゃそうですよね。学校の先生は生徒に新聞を読んで欲しいから時事問題を出すのです。予想問題に飛びついて、中身のない暗記だけをされては先生の教育方針が台無しです。ちなみに学校の先生でなくても「本当の教育」を語る人たちから嫌われます。教育って熱いですから。

何より、塾が嫌われるならまだしも、生徒が先生から嫌われたらかわいそうでしょう。万が一にも塾の配っている「ズバリ予想」みたいなプリントが、学校の先生に見つかってしまったら目も当てれません。

塾から時事対策のプリントを配る時には、生徒が安心して学校に持っていけるような物にしておくべきだと思います。

 


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かっこいい技術者になるための勉強を全部解説(2020年版)

塾長が思案している顔の写真と議題

塾長です。

新年が明けましたので、日本の将来を照らしたい気分で書きます。全ては書けないので「技術立国日本の復活」というテーマで書いてみます。
やりたい事が見つかっていない子供たち、理系の進学を希望する学生さんたち、子供のキャリアを考えている保護者や先生の皆さんに読んでみて欲しいです。
後半は日本の現状に対する危機感や、教育改革の正しい方向性の提案などについても書きました。

長文なのでお急ぎの方は「日本の学生にお勧めの勉強」をお読みください。

日本の強い分野

日本の技術力で強い分野と言えば何でしょうか?

塾長は、機械、材料、土木、医療などが思い浮かびます。どれも職人の蓄積した知識や技を機械化することで世界をけん引してきました。例えば、自動車やロケット、リチウム電池、道路やダムの建設、新薬、がんの治療や移植手術などは、日本が世界に誇る分野というイメージを持っています。

日本人は、コツコツと改善や創意工夫を続けて、品質を磨きあげるような仕事が得意です。だからハードウェアの要素技術にも強いと思います。

過去の栄光にしないために

ただし新しい分野へ挑戦し続けなければ、日本の強みですら「過去の栄光」になります。すでに家電や工作機械、半導体の多くで生産拠点が海外に移り、日本は空洞化しました。Made in Japan の製品の多くは、ふたを開けてみれば中身のほとんどが海外製です。

頑張っているのは日本だけじゃない

急速に技術力をつけ、日本に追いつき、そして追い越している国が世界中でどんどん生まれています。かつて日本の製品がアメリカやヨーロッパで飛ぶように売れ、貿易摩擦をうみました。今や日本が貿易摩擦を受ける側です。

不利を覆す競争力

日本はコスト競争の点で圧倒的に不利です。人件費や多重課税の問題、資源やエネルギーの自給率が低い問題などがあるからです。その不利を覆すほどの技術力で付加価値を生み出さなければ、国としては成り立たないことは、容易に想像できます。

さらに課題があります。今や「働き方改革」の流れで「仕事が生きがい=ブラック」という図式ができました。この図式の中では既存のような「職人の技 -> 機械化 -> 競争力」という順番で競争力を鍛えるやり方が許されません。これからは職人がいなくなります。私生活に仕事を持ち込む職人さんの姿そのものがブラック認定されるからです。本人が良くても周囲の社員に迷惑だと非難されます。よって他の方法で競争力をつける仕組みが必要です。

  • 新興国とのコスト競争に巻き込まれない新しい技術分野
  • 働き方改革と両立しならが競争力をアップできる技術分野

それは何でしょうか?

日本がもっと強化すべき分野

以上をふまえて、これから日本が強化すべき分野は何でしょうか?

それは政府がずっと訴え続けています。教育改革も Society5.0 構想も、STEAM教育やプログラミング教育も、すべて繋がっています。にも関わらず日本が伸び悩んでいる分野です。

「ビッグデータをロボットや人工知能に活用する」
「IOTとICTでビッグデータを蓄積する」
「人間がロボットや人工知能と協力し合う」

など、近未来の社会を思い描くたびに引き合いに出される技術です。
それらはズバリ

  1. データサイエンス
  2. 人工知能
  3. 量子コンピューター

です。要するにITSに関連する技術分野です。特に日本はソフトウェア分野が弱いので強化していく必要があります。

データサイエンス、人工知能、量子コンピューターのソフトウェア部門。これらが日本の技術課題だと思います。

なぜ強化する必要があるのか?

現状、これらに関連するニュースには、日本の名前が悲しいほどに出てきません。アメリカやヨーロッパ諸国に比べて日本は出遅れており、分野によっては中国や韓国、一部の新興国にも追い越されています。
実際にネットで技術資料を検索してみてください。出てくるのは英語と中国語の資料ばかり。日本語の資料は5~10年くらい遅れいているか、レベルの低い内容のものばかりです。

競争力だけが理由ではありません。

今や日本の社会は問題が山積みです。格差や貧困の問題、病気や環境の問題、政治や民主主義のあり方の問題、生きがいや文化の問題、国際的な経済摩擦の問題などです。これらについて情報を正しく扱い、分析し、解決につなげていくためには、上にあげた分野の技術を、もっともと強化する必要があるのです。そして解決の必要があるからこそ、ニーズがあり、仕事が生まれ、付加価値が生まれるのです。そして何より、世界中の国々が同じような問題を抱えています。

むしろ競争力の向上は、そうした問題解決をしていく活動の結果論でしかありません。

ただ、今の日本の技術力のままではヤバいです。ホントにマジで。

日本の学生にお勧めの勉強

ということで、本日の本題です。

データサイエンス、人工知能、量子コンピューターのソフトウェア技術。これらの分野は将来が有望です。高い年収が見込めますし、どこの国に行っても引手あまたです。

その技術力を身に着けるために、今から何を勉強したらよいかを書きます。とは言え塾長は塾の先生に過ぎません。だから塾の先生みたいな言い方で書きますね。

ズバリ、以下です!

データサイエンスを研究するために必要な勉強

データサイエンスは、情報を大量に集めて大量に処理する中から、価値のある情報や規則を見つけ出す分野です。例えるなら、鉱山を掘って多量の土砂の中から金やダイヤモンドを見つけるようなものです。その方法を開発します。

それに必要な勉強は下表の通りです。

データサイエンスを専攻するために必要な基礎学力
学年層 学ぶべき教科 独学で進める分野
大学
  • ◎コンピューター情報処理
    ・プログラミング言語を1つ以上
    ・データーベース
    ・アルゴリズム
    モデル設計オブジェクト指向
  • ◎統計学
  • ◎線形代数(行列)
  • ◎微分積分学
  • 〇経済学や心理学などの中から専門分野を1つ以上
基本すべて独学

プログラミング言語は研究室で使われているものから習得

※大学は研究機関なので、勉強(知識や基礎技能の補充)は自分で進める

高校
  • ◎数学(数Ⅲ、数Ⅱ、数B、数Ⅰ、数A)
  • 〇英語
  • 〇現代文(論理国語
  • ◎社会と情報/情報の科学
  • 〇理科や社会の各教科から得意分野を1つ以上
  • プログラミングの基礎
    Python
    SQLなど
  • データー構造
    (テーブルと正規化、クラスとオブジェクト)
  • 統計学の初歩
  • 認知心理学の初歩
  • マーケティングの初歩
  • 行列とベクトル
中学
  • ◎英語
  • ◎数学
  • ◎国語の現代文
  • 〇社会(特に経済分野
  • 〇理科
  • △保健体育
  • ◎技術のコンピューター関連知識
  • プログラミングの初歩
    Excelマクロ
    Scratchなど
    (関数を使う)
    定理や公式の活用
  • パソコン操作
小学
  • ◎国語
  • ◎算数
  • 〇理科
  • 〇社会
  • △音楽
  • △図画工作
  • △家庭
  • ◎英語
  • プログラミング的思考
  • プログラミング体験
    Scratchなど
    (変数やリストを使う)
  • パソコン操作

赤字表記: 日本の教育現場で指導が手薄な単元

データサイエンスの技術を持つ人材は、世界的に見ても非常に少ないです。この分野を扱う学科を新設する大学がこれから増えるでしょう。
就職に有利です。高い年収が見込めます。しかも金を掘り当てれば億万長者という分野です。

人口知能を研究するために必要な勉強

人工知能は「人間に出来てロボットやコンピューターにはできない」ような仕事を、ロボットやコンピュータにもできるようにする分野です。気の利くロボットやコンピュータを発明して、世の中をどんどん便利にしていく分野です。

それに必要な勉強は下表の通りです。

人工知能を専攻するために必要な基礎学力
学年層 学ぶべき教科 独学で進める分野
大学
  • ◎コンピューター情報処理
    ・プログラミング言語を1つ以上
    ・アルゴリズム
    モデル設計オブジェクト指向
  • 〇テンソル解析
  • ◎ベクトル解析
  • △関数論
  • △統計学
  • ◎線形代数(行列)
  • ◎微分積分学
  • △解析力学
  • △心理学
  • △中国語(できれば)
基本すべて独学

プログラミング言語は研究室で使われているものから習得

※大学は研究機関なので、勉強(知識や基礎技能の補充)は自分で進める

高校
  • ◎数学(数Ⅲ、数Ⅱ、数B、数Ⅰ、数A)
  • 〇英語
  • 〇現代文(論理国語
  • ◎社会と情報/情報の科学
  • △生物基礎
  • △美術/音楽/書道など
  • プログラミングの基礎
    Pythonなど
  • データー構造
    (シーケンス、クラスとオブジェクト)
  • アルゴリズムの初歩
  • 認知心理学の初歩
  • 古典力学の初歩
  • 行列とベクトル
中学
  • ◎英語
  • ◎数学
  • ◎国語の現代文
  • △社会(特に経済分野
  • ◎理科
  • △美術
  • △音楽
  • △保健体育
  • ◎技術のコンピューター関連知識
  • ◎部活・生徒会・課外活動などの活動経験
  • プログラミングの初歩
    Excelマクロ
    Scratchなど
    (関数を使う)
    定理や公式の活用
  • パソコン操作
小学
  • ◎国語
  • ◎算数
  • ◎理科
  • △社会
  • △音楽
  • △家庭
  • △図画工作
  • ◎英語
  • プログラミング的思考
  • 外で友達と遊ぶこと
  • プログラミング体験
    Scratchなど
    (変数やリストを使う)
  • パソコン操作

赤字表記: 日本の教育現場で指導が手薄な単元

人工知能の意味は、時代とともに高度になります。

最近では人間の脳をモデルにした「ディープラーニング」という方法が盛んに研究されています。人間のように経験から学習し、学習したことを活かして答えを出すことができます。まだまだ発展途上ですが、特定の能力に限れば、すでに多くのサービスが実用化されています。

例えば、インターネット上でウソの情報と本当の情報を見分けたり、街中で犯罪者を見分けたりするような人工知能は、すでに実用化されています。

人工知能を利用したサービスは、これから多く開発されます。これも今のところ人材不足で就職に有利です。人工知能の仕組みの根本を開発できる人ほど、高い年収が見込めます。

量子コンピューターを研究するために必要な勉強

量子コンピューターは、量子力学という物理学の難しい原理を応用した全く新しいタイプのコンピューターです。得意分野では「スーパーコンピューターの1億倍」の計算スピードで、しかも「消費電力がそれほどかからない」という夢のようなコンピューターです。それを開発していく分野です。

それに必要な勉強は下表の通りです。

量子コンピューターを専攻するために必要な基礎学力
学年層 学ぶべき教科 独学で進める分野
大学
  • ◎コンピューター情報処理
    ・プログラミング言語を1つ以上
    ・アルゴリズム
    ◎テンソル解析
  • ◎ベクトル解析
  • ◎関数論
  • 〇統計学
  • ◎線形代数(行列)
  • ◎微分積分学
  • ◎量子力学
  • ◎解析力学
  • 〇熱力学
  • 〇電子工学
  • 〇電磁気学
  • △中国語(できれば)
基本すべて独学

通常のプログラミング言語と量子コンピューター用のプログラミング言語の両方を習得する事が望ましい

※大学は研究機関なので、勉強(知識や基礎技能の補充)は自分で進める

高校
  • ◎数学(数Ⅲ、数Ⅱ、数B、数Ⅰ、数A)
  • 〇英語
  • 〇現代文(論理国語
  • 〇社会と情報/情報の科学
  • ◎物理
  • プログラミングの基礎
    C/C++言語
    Azure/Q#など
  • 量子力学の初歩
  • 古典力学の初歩
  • 行列とベクトル
中学
  • ◎英語
  • ◎数学
  • ◎国語の現代文
  • ◎理科(特に物理分野)
  • △社会(特に経済分野
  • △音楽(特に楽譜)
  • ◎技術のコンピューター関連知識
  • プログラミングの初歩
    Excelマクロ
    Scratchなど
    (関数を使う)
    定理や公式の活用
  • パソコン操作
  • 電子工作など
小学
  • ◎国語
  • ◎算数
  • ◎理科
  • △社会
  • △音楽
  • △家庭
  • △図画工作
  • ◎英語
  • プログラミング的思考
  • 自然の中で遊ぶこと
  • プログラミング体験
    Scratchなど
    (変数やリストを使う)
  • パソコン操作
  • キャンプなど

赤字表記: 日本の教育現場で指導が手薄な単元

量子コンピューターは、まだまだハードウェアの開発とソフトウェアの開発の両方が必要です。この分野を志す高校生は、特に物理や数学を偏差値65以上まで強化していく必要があります。ハードウェアを開発するためには高度な物理学と数学の両方が必要です。

すでに量子コンピューター用のプログラミング言語やGUI開発環境が存在しているとは言え、今のところプロとして働いている量子コンピューター専門のプログラマーは、世界に数えるほどしかいません。市販の書籍や専門書で、そのプログラミングを学ぶことは可能です。量子コンピューターが広く使われるようになるのは10年後か20年後です。しかし研究所や先行開発ではすでに必要とされています。GoogleやIBMなどといった世界のトップ企業に就職したければ、ぜひ挑戦したい分野です。

途方もない可能性を秘めた技術分野

量子コンピューターを支える理論のひとつに、物理学の「量子もつれ」があります。この技術を利用して中国は「絶対に情報を盗まれない通信」の技術を開発し、なんと既に実用化されています。またその技術を搭載した人工衛星も中国で打ち上げられました。次世代のインターネット技術を担うのは中国かもしれません。人工知能や5Gも中国の台頭が著しいです。今後は中国語を学ぶエンジニアが増えるでしょう。

また、量子コンピューターの技術が、逆に物理学の最新理論にフィードバックされるようにもなりました。量子コンピューターのキュービット配列の振る舞いで、宇宙空間の性質を説明できるそうです。将来は空間をプログラミングする、なんてこともできるようになるかもしれませんね。

教育改革では間に合わないので民間の努力次第!

少し前まではSFの夢物語だったのに

「高速で飛行するロケットは、時間がゆっくり進む」などといった難しい相対性理論。物理学者の趣味みたいな話と思いきや、今やカーナビやスマートフォンの地図表示には必須です。

同じように「生きているけど死んでいる猫」などと訳の分からない説明する量子力学も、決して物理学者の趣味ではありません。今や量子コンピューターの基本原理です。「どこの国か世界最速のスーパーコンピューターを作れるのか。」が注目されて来た中で、まさかスーパーコンピューターの1億倍の計算速度をもつ量子コンピューターが登場して来るとは。多くの人にとって想定外の驚きだったことでしょう。

最近は、このような空想レベルに最先端の科学や技術が、あっという実用化されるようになってきています。しかも加速しています。コンピューターに限らず、遺伝子の利用や文化や価値観の融合なども加速しています。

変化が速すぎて教育改革が追い付かない

こうした最先端の技術が身近に利用できるようになったのは素晴らしいことです。できれば使いこなしたいです。いや、もっと言えば、ぜひ「作り出す側」に回って欲しいと思います。

そこで教育も改革だ、と思うのですが・・・とてもついて行けません。変化が激しくて、4年に1度の教科書改訂や10年に1度の教育改革なんかでは、とてもじゃないけど対応できません。公教育の変化を待っていてはダメなんですよね。

これは学校がダメという話ではありません。むしろあたり前の事なんです。そもそも公教育の使命は、今も昔も「基礎の学力」の底上げだと思うからです。教科書で勉強できるのは、色々な学問の土台となる「基礎」だけなんです。教科書は、多くの国民が共通に学ぶものですから、それで良いと思います。

たとえ、いくつかのモデル校でプログラミング授業や逆転受業に成功したとしても、それは一部の先行事例に過ぎません。それがきっかけで変わるとしても全体としては10年単位でゆっくりとしか変わる事ができません。

日本に限らずどの国でも、そのことは今後もずっと変わらないと思います。

変化への対応は民間の役目

ということは、自分から社会の変化に目を向けて、興味を持ったことを見つけたら、それについてどんどん主体的に学んでいかないといけません。

しかし独学できるとは限りません。そこで民間企業の取り組みが大切になってきます。

学習塾としてできること

ということで、変化の激しい部分を臨機応変に取り入れて指導するのは、主に民間の役割だと思います。とりわけデータサイエンス、人工知能、量子コンピューター等は必ずしも全員が学ぶ必要はありません。

「学んでいる日本人の割合を増やす」

というのが本当のテーマです。ですから公教育というよりは民間の学習塾が学校に協力しながら担うべきだと思います。それだけに、学習塾でこれらにつながる素養をどこまで指導できるのかは、とても挑戦しがいのあるテーマです。

また指導要領で足りない所や大人の事情で消されてしまった単元などについても、学習塾で補えるでしょう。

もちろん受験指導の方が優先されますから、限界はあります。それでも少なくとも「部活」の一部を置き換えるような活動として、学習塾の役割を拡大させるような余地はあると思います(もっとも今後は受験指導のニーズは減るでしょう。少子化で全入学時代になるからです)。

逆に、こうした新しい取り組みを民間でどんどんやらないと、日本はオワコンになります。現状では上で挙げた分野の素養を持った日本人の割合が少なすぎます。

学習塾の活動が日本を救うカギになるかもしれません。そういう意気込みでやる必要があるでしょう。(もちろん他の業界の方たちも、そのような使命を感じて各々取り組まれていると思います)

同じ過ちを犯さないでくれ

塾長が日本の教育に危機感を感じている理由は、他にもいろいろあります。

教科書改訂の大きな失敗例

例えば、かつて、高校の「数学C」で学ぶことができた「行列」は、先の教科書改訂で消されてしまいました。今の高校生は行列を学びません。

マジですか?
マジです。

コンピューターグラフィックやロボットの姿勢制御、統計処理や人工知能などでは行列は必須です。

「なぜ、ベクトルを学ばせておきながら行列を学ばせない?」

塾長にはあの教科書改訂は意味不明でしかありませんでした。日本を沈没させたかったのでしょうか。悪意しか感じられない改悪だったと思います。

その影響で、今の日本の理系の大学生は、かなり深刻な状態に陥りました。

偏差値の高い大学の学生でさえ、2次元の運動方程式しか解けません。3次元や4次元(電磁気学)のベクトル方程式が解けない状況です。また古典制御はできても現代制御が分かっていません。扇風機やエンジンの制御は理解できても、ロケットやドローンの制御を理解できないのです。

今になって、ソフトウェアや航空機、宇宙開発などの分野で日本は技術者不足に悩むんでいます。それは当然と言えます。素養のある学生を早くから発掘できるような発想で教育体系が組まれていません。教科書で扱う範囲がとても狭いのです。そのくせ計算のスピードやトリッキーな計算テクニック、重箱の隅をつつくような知識の問題で差をつけようとします。そういう定期試験や入試問題です。日本の試験問題は、ちょっと発想がズレています。まるで人間の対戦相手が社会問題ではなくコンピューターになっているという点でズレています。速さや正確さでコンピューターに挑戦するのは人としてどうかと思います。

企画段階から失敗している改革の例

また教育改革の趣旨が「入試改革」というのもどうかと思います。

実は入試制度を改革しても効果なし

少子化なのに大学が増え続けきて、そして現在に至る。それが今の日本です。受験倍率が平均1.0を切り全入学時代を迎えます。これからは受験しなくても高校や大学に行けるのです。

となれば「受験」は「努力」の理由にはなりません。記述問題などで受験問題を難しくしても効果がないでしょう。難しい問題を捨てても入学出来ますから。つまり教育改革の趣旨を「入試改革」にしたのが誤りです。入試改革を経ても学生の学力は上がらないでしょう。

もともと「入試で出題されない内容は誰も勉強しないし、生徒は授業を聞いてくれない。」という現場の先生の声を反映して「先に入試問題を変えてから、それに合わせて指導要領を改訂する」という「高大接続改革」なる指針が生まれました。しかし、これには少子化で全入学時代になるという考慮が抜けていました。

教育改革は簡単に実現可能?

このような時代に教育改革をやるならば「合格しないと卒業させない」ような、むしろ「卒業改革」の方ではないでしょうか。

例えば、塾長がお偉いさんなら次のように卒業改革を推進します。

センター試験の問題も体制もそのまま。
ただその位置づけを「高卒認定試験」と言い換えます。
「45%以上の得点で合格」などとします。
3年後のセンター試験から実施とします。

これを文部科学大臣を通じて宣言してもらいます。それだけです。これならほぼ0円、0秒で教育改革が完了します。いや、教育改革に使った予算を「センター試験の無償化」に使えばよかったのではないでしょうか。

合格点が取れないと卒業できません。つまり浪人生が留年生に変わります。ついでに留年生の身分が浪人生並みに向上します。もちろん留年しても高校は無償です。それでも留年は嫌でしょうから、多くの高校生が今よりも勉強してくれるようになるでしょう。卒業がかかっているので新高1から勉強してくれることでしょう。だから実施を3年後に引き伸ばしてもまったく問題ありません。

しかも全員が平等に合格できます。同時に卒業証書の信頼度が上がり、企業は採用時にわざわざSPI試験などをする必要が半減するでしょう。高卒をできる学力ならば十分な初任給を設定できるようになるでしょう。企業としても、下手な大卒生を採用するよりも、できる高卒生の方が安心です。

そうなってくると、無理して現役で大学へ進学しなくてもキャリア形成ができます。働きながら進学する事が、むしろし易くなるでしょう。

大学生のレベルも底上げされます。大学生が中学生レベルという、いわゆる「教育困難校」がなくなります。大学の卒業証書の価値もグンと上がりますね。

ゲームをプログラミングさせるのは教育ではなくて趣味

上の話を見ていただければ、プログラミング教育の位置づけが俯瞰できたと思います。

プログラミングと言えば、ゲームを作ったりロボットを作ったりする印象を持たれる人が多いでしょう。もちろん、そのような技術者はたくさん活躍しています。しかし、それはほんの1キャリアに過ぎません。

ゲームを作る、ホームページを作る、業務の自動化をする、ロボットを動かす。

こうした従来からあるプログラミング業務は、もはや新しい技術はそれほど多くありません。出尽くされている技術を組み合わせるだけです。もちろん細かい技術の流行り廃りはあるので、いざ仕事で使う時になってから、その時々のトレンドを学ぶのが一番です。

ですから何も小学生から無理してゲームプログラミングを学ぶ必要はないでしょう。それにコンピューターを娯楽に使うだけではもったいないです。

もっと、ちゃんと「コンピューターを使いこなす」ための勉強をして欲しいと思います。

教育において「コンピューターを使いこなす」とは、いったいどういうことでしょうか?

それは「社会の問題を解決するため」にコンピューターを道具として使えるように育成していくことだと思います。従来の勉強で学んだことをコンピューターで表現させるのが正しい取り組みと言えましょう。プログラミングだけに注目して、ゲームやロボットを新規に作らせてもしょうがないです。

コンピューターは道具です。多くの人が喜んだり、多くの人に新しいものを提供したりする活動の方が、あくまでも主役です。その素養を育てるために従来の勉強が大切であるとに代わりありません。

コンピューターを使いこなすためのプログラミングを学んで欲しいです。

中学、高校、大学へと進学し、学ぶことが高度になれば、それを表現するプログラミングも高度になります。そして高度に専門的な分野の例として、データサイエンス、人工知能、量子コンピューターという分野を紹介しました。これらの分野でプログラミングすることが、キャリアの最終段階でコンピューターを使いこなす、という話になるでしょう。

ですから上で見たように、プログラミング教育は「ゲームやロボットを作って楽しい」というものではありません。むしろ、学校の勉強にしっかり取り組む中でコンピューターを使っていく取り組みと言えます。音楽や図工の勉強も、プログラミングに繋がっていきます。

ここ数十年で、日本の状況はすっかり変わりました。現実が変わったのに考え方や制度が変わっていません。だから変わりましょう。変えましょう。今は2020年です。

 


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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL

【中1英語】高校生も意外と知らない現在進行形の意味とは?

勉強で混乱する生徒のイラスト

塾長です。

中学1年生の英語が、とうとう大混乱の「現在進行形」に突入してきました。

「英語が苦手です」

この時期、そんなふうに学習相談に来られる新規の中学2年生。あるいは、学年が上がるにつれて定期テストの点数が下がって来たというご相談。実際に解答用紙を分析すると、だいたい中1のこの時期に原因があることが多いです。

「現在進行形」で英語の混乱がはじまる!?

中学1年生の英語の教科書。だいたい、どのような教科書でも、次のような流れで英語を習います。

最初にbe動詞の文を習います。

Saki: Ms. Baker, this is your pen.
Ms. Baker: Oh, yes. That’s my pen.

などという、現実ではあまり聞かない会話文で習います。

次に、一般動詞の文を習います。

I like math. I study it every day. I like music, too. I play the guitar in a band.

などという、輝かしい生徒の自己紹介文で習います。

それぞれの否定文疑問文を覚え、How many ~? や Who~? などの疑問詞の使い方も覚え、やがて生徒たちは悟りを開きます。

先生、だんだん英語がわかって来ました。英語のルールを簡単にまとめると、

be動詞の文」と「一般動詞の文」は混ぜるな、危険

ってことでしょ。
この2つは否定文と疑問文をつくるルールが全く別だから、分けて考えればいい。
それさえ分かっちゃえば、疑問詞だって意味の違いだけで難しくはないですよ。
英語なんて、あとはもう暗記だけですよ。

やっとのことで英語のヒミツが見えてきました。苦手な英語が乗り越えられそうだと思えてきました。
正にその矢先です。見上げるほど高い壁のように「現在進行形」が目の前に立ちはだかります。

現在進行形は、

be動詞 + 一般動詞のing形

です!

なんということでしょう。「混ぜるな危険」だったはずの「be動詞」と「一般動詞」が、ここで混ざってしまいます!
ちゃんと英語を勉強して来た生徒の方が、むしろ混乱します。

そして、中学1年生の不幸はまだまだ続きます。

現在進行形のあと、さらにさらに、過去形助動詞can と続くのです。英語の高いハードルが次々に現れます。

英語が得意科目に変わるかもしれない。そんな希望が持てた時期が、僕にもありました(過去形)。

塾長は中学生のとき、むりゃくちゃ英語が苦手だったらか、よ~く分かりますよ。
でもこの苦労、きっと最初から英語が得意だった人には、分からないだろうなぁ・・・

「進行形」=「している」はウソ!?

現在進行形で発症した混乱を完全に治すためには、やはり文法をちゃんと理解するのが近道です。まず、

一般動詞に “ing” をつけたら動詞(動作)ではなくなる

ということを頭に叩き込みましょう。このように説明すると、

え!?「~している」という意味だから「動作」じゃないの?

と思われるでしょう。実はそれが混乱の原因です。そもそも「ている」という和訳が不十分です。それは次の例文を見れば明らかでしょう。

私は犬を飼っている

◎ I have a dog.
× I am having a dog.

英語の参考書には「have, live などは進行形に使えない動詞である!」などと、いかにも重要ポイントっぽく書かれているものがあります。ますます混乱しますね。こんなのポイントでも何でもありません。次のように考えれば一発で理解できます。

進行形は「瞬間の様子を表わす

◎ 進行形=瞬間の様子
× 進行形=動作

進行形は、動いているものの時間を止めて、写真のようにある瞬間だけをとらえた表現です。ぱっと見たその瞬間は何かしていた。でも次の瞬間は分からない。そんな臨場感のあるニュアンスです。

動画と違って写真は動きませんから、動作ではありません。「瞬間」は「様子」です。「やさしい」とか「しあわせ」とか「黄色い」とかと同じで、姿や形や状態を表現する言葉と同じです。

人や物の様子を表現するのは「be動詞の文」でした。

主語 + be動詞様子
I am happy.
The box is yellow.

これと同じように

主語 + be動詞動詞のing形様子
My dog is running over there.

とすれば良いわけです。
現在進行形の文の正体は、何のことはない、ただの「be動詞の文」でした。「動詞のing形は、動作ではなく様子」という事実さえ受け入れれば、be動詞の文だと思ってしまえば恐れる必要はありませんでした。

やっぱり「混ぜるな危険」は正しかった!

現在進行形の正体が「be動詞の文だと分ってしまえば、否定文疑問文の作り方も、もう知っていることになります。
be動詞の文では、

  • be動詞を主語の前に出せば疑問文
  • be動詞に後に not を置けば否定文

と文法が決まっていましたから、その通りでOKです。もちろん疑問文に対する答え方や、疑問詞を使った疑問文の作り方、答え方も同じです。

  • 肯定文: My dog is running over there.
  • 否定文: My dog is not running over there.
  • 疑問文: Is my dog    running over there?
    Yes, it is. / No, it isn’t.

たとえ現在進行形が登場しようとも、

「be動詞の文」と「一般動詞の文」は混ぜるな、危険!

は成り立っていました。これで一安心です。

進行形に使えない動詞なんて無いぞ

ところで「have, live などは進行形に使えない動詞である!」という説明。さて、本当でしょうか?

そこでクイズです。have や live の進行形をあえて訳してみましょう。
次の例文を無理やり訳したら、いったいどうなるでしょうか?

I am having a dog now.

このような英文は作れなくもないです。ただ、何かとてつもなく特別な事情がありそうな文になります。

今この瞬間は犬を飼っているが、次の瞬間は飼っていないかもしれないぜ。

というような意味になるでしょう。間違いなく、動物愛護団体から非難されるでしょう。
次はどうでしょうか。

I am living in Nagoya now.

俺は今、名古屋で生きてるぜ!

例えば新幹線で名古屋を通過中に、たまたま名古屋っぽい経験ができたとしたら、このような表現も一興ですね。

英文法を教えることは必要か不要か?

ところで、英文法を細かく説明すると「受験英語」とレッテルを張ってバカにする人たちがいます。「一部の」英語が超得意な人たちから、希に非難を受けることがあります。

「そんなの生きた英語じゃない!」
「ネイティブの赤ん坊は英文法を教わらなくても、英語が自然に話せるようになるのだから、英文法なんていらない。」

なんてね。全くその通りです。ごもっともでございます。

英語が大好きな人は

「英語はやっぱり、めっちゃ聞いて、めっちゃ話せば、できるようになる!!」

という言います。きっと、そうなんでしょう。

英語を「経験する量」を圧倒的に増やせば、英語の「肌感覚」や「センス」が自然に身に着き、英語をマスターできる。そういう道をこそが英語をマスターする最善の方法だという主張です。もちろん、それができれば良いと塾長も思います。実際、現地に住んでしまえば、誰だって英語を話せるようになるのですから。

ただし、それが「できれば」の話しです。

考えてみてください。部活と両立し、5教科以上も勉強する必要があるのです。そんな中で、英語だけを勉強するわけにはいきません。英語の勉強に割けるのは、せいぜい1日平均45分くらいでしょう。

しかも日本語と英語は、あまりにも違います。

限られた時間の中で、日本語とあまりにも違う英語を、ちゃんと理解して、しかもテストで点数を取らなければならない現実があります。

そのためには、ある程度の公式が必要だと塾長は思うわけです。

それが英文法です。文法を馬鹿にしちゃいけません。

中学1年生の文法を、しっかり奥底まで理解する事が、その後の英語人生を豊かにすると言っても過言ではありません。

あとがき

塾長は中学生の時、英語がめっちゃ苦手でした。中1からダメでした。中1で習うはずの「be動詞の文と一般動詞の文はルールが別!」ということすら、中3の夏休みになって、ようやく知ったのです。

このことを生徒や保護者の皆さんにお話しすると、誰も信じてくれません。私は私で、それがお世辞だと勝手に信じることにしていますが。

しかし本当です。図書館の自習室で

「へぇ、be動詞と一般動詞って、分けないといけないんだぁ!」

と声も出さずに感動し、同時に焦ったのを覚えています。

「こんな簡単な法則、な、なんで中学の先生は誰も教えてくれないんだよ!」

なんて思っていましたっけ。高校受験の時は、独学の限界を知りましたよ。

塾長が中学生の時は、学校の先生が文法を体系的に説明してくれることなんて、まず無かったです。意味も分からず音読し、カセットテープをキュルキュルと巻き戻しては、同じ例文を何度も聞かされました。次に、先生が生徒を順番に当てて、定型文の単語を適当に入れ替えた文を言わされました。ただ、それだけでした。日本中の英語の先生たちが、英語の指導法を分からなかったのだと思います。

ただ、塾に行っている人たちだけが、英文法という秘密を知っていました。

今は教科書が良くなって、文法の説明も少しは書いてあります。そして学校の先生が普通に文法を説明してくれるそうです。みんな幸せですね。

それでも困ったら、塾長のところに来てください。

 


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【勉強法】うわさは本当だった。学年上位の勉強のやり方!

勉強が好調な女の子のイラスト

塾長です。

ブログ、何を書こうかなー。撮りためた動画とか書きかけの記事とか、ストックは色々あります。それでも昨日の生徒たちの顔を思い浮かべると、何から書こうか迷うんです。それが今回たまたま、塾の大先輩にあたる國立先生のブログを拝見したら、私の思ってたことが絵になっているではありませんか。流石です。ということで、今日はもう、これを紹介します!

出典: さくら個別指導学院 國立先生のブログ 「さくら個別ができるまで」

学年順位1ケタだった10人のテスト勉強の平均値を紹介!

学年10番以内の中学生からヒアリングした、データにもとづいた「正しい勉強法」の示唆。國立先生のブログと言えば、このように受験情報や勉強法をデータに基づいて紹介されていることでも有名。流石ですね!

できる生徒は無理をしない「コツコツ型」

下の数字をご覧ください。意外です。
学年10番以内と言われると、毎日ガリ勉している印象かもしれませんが、思ったほど勉強時間は多くありません。むしろ中学お受験生の方が勉強しています。

  • テスト週間中の平日勉強時間 3.4時間
  • テスト週間中の土日勉強時間 7.8時間
  • 普段の平日勉強時間 1.5時間
  • 普段の土日勉強時間 2.45時間

※詳細は出典元をご参照ください

直前に焦って10時間とかやっても遅いんですね。「普段からコツコツやっている人には勝てない」ということが、あらためて浮き彫りになりました。

勉強と部活の両立も可能だった

よく「部活と勉強の両立」といわれますが、このくらいの勉強時間なら、十分に両立が可能でしょう。逆に、このくらいの勉強時間すら確保できないような、練習時間の長い部活は、度が過ぎていると言えるでしょう。
実際、昨年度から多くの中学校で、部活動の活動時間を「準備や片付けを含めて3時間以内」に自主規制する動きが広がってきました。制限がある中で練習効率を上げるために知恵を絞る。これこそ「プログラミング的思考」なのですが、部活もプログラミング的思考で「ダラダラにサヨナラ」ですね!

「勉強時間」の意味にも注意しよう!

勉強時間を考える時に、やはり「集中力」も大切です。集中していない時間を勉強時間に数えるわけにはいかないのですが・・・実は、数えてしまう子がたくさんいます。
学年上位者にとって「勉強」だと思う時間は、おそらく「集中して乗っている状態」だけを思い浮かべています。
成績の低い子は、気が散っていても机に座っていれば「勉強」したと思ってしまうので、同じ「勉強時間」でも濃度が違います。

同じ時間だけ机に向かっていても、成績の良い子は、頭の中で考えていることが全くちがいます。

これについては、先週の私のブログで書いております。そちらもご覧ください。

塾長ブログ 2019/12/6
逆です。お友達と一緒に勉強するから成績が上がらない!

集中力がある、という意味を「授業中にノートをとる」ことを例に具体的に説明してあります。

できる生徒は学校のワークを先出しする「未来予知型」

下の数字をご覧ください。勉強のできる子とできない子の決定的な違いだと思います。

  • 学校のワークの1度目を終えるタイミング 9.5日前
  • 学校のワークを何回繰り返すか 2.5回
  • 副教科を取り組み始めるタイミング 6.2日前

※詳細は出典元をご参照ください

学校からテスト範囲表が配られた時点で、学校の課題類は2周目に入っているのです。2~3回繰り返して完璧にしようと思ったら、逆算して、テスト10日前には2周目を開始する必要があります。そのような「未来から逆算して行動する習慣」が身に着いているのです。

さらに、副教科も1夜漬けではありません。1週間前から悠々と開始しています。これが内申42を超えて来る世界です。

もちろん私の指導経験でも、同じような感覚です。植田学区は比較的レベルが高いと言われて来ましたが、この数字を見る限り、正しい勉強法は学区に関係ないことが分かります。勉強に王道なし、正しいものは正しい、ということですね。

ということは、もう次のテスト勉強が始まっている!?

ちょうど昨日、中学3年生に学年末テストの対策案内を配布しました。ついでに愛知全県模試の過去問も配りました。未来志向で行動するには、早め早めの行動に越したことはありません。早く終われば2周目、3周目ができますし、弱点補強もできます。

中学1、2年生の学年末テストは、2月ですが、同様に早く着手しましょう。ちょうど個票が返って来て、学校の懇談会も終わって、テストの振り返りをしたところですよね。ここで勉強しなければ、せっかくの振り返りが水の泡です。

もう次のテスト範囲を勉強し始めていなければいけませんね。

テスト範囲?

そんなの、前回のテスト範囲の次のページからに決まってます!

少なくとも今、学校で進んでいるところまでは、学校のワークの1周目を終わらせましょう。もう始まっています。

まとめ

まずは基本から、という意味で、簡単にまとめます。

  • 部活のある平日は、超集中して毎日1.5時間くらい勉強する
  • 部活のない平日は、超集中して毎日3.5時間くらい勉強する
  • テスト10日前には、学校のワーク1周目を終わらせる
  • 学校のワークは3周くらいする
  • 今日からテスト対策をはじめる

あとがき

今回は國立先生のブログから正しい勉強法について紹介しました。中学生のデータだと思いますが、高校生の定期テスト対策も同様だと思います。さすがに高校生が毎日1.5時間は少ないと思いますが、方向性は同じです。

上で紹介した國立先生のブログ記事には、ピクトグラムでアイコン化した「勉強法」と「ダメダメ勉強法」の表示がありまして、これがまた秀逸です。國立先生にお願いして、うちの教室にも張らせていただこうかしら。

 


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【塾長の独り言2】小学生や中学生にプログラミングさせても無意味!?という誤解がなぜ日本には根強いのか?

なぜプログラミング教育は誤解だらけ?

塾長です。

2020年度から実施されるプログラミング教育が目の前に迫ってきました。それなのに、今だに「そんなの意味あるの?」という疑問の声を聞くことがあります。もちろん多くは「誤解」からくるご意見です。今回はその誤解の正体について語ります。

解説動画の方が良い方は下のYouTubeでどうぞ。

【塾長の独り言2】小学生や中学生にプログラミングさせても無意味!?という誤解がなぜ日本には根強いのか?

(※)動画を撮った後で気付いたのですが、「黒歴史」と「ブラック企業」の2つの「黒」で話しがまとまっている気がするのは偶然です。たまたまで、他意はありません。何はともあれ、誤解が解けて日本のプログラミング教育が正しい形で盛り上がることを願います。

 

子供にプログラミングなんて習わせてどうするの?

最初に政府がプログラミング教育をうたったとき、賛同の声よりも、むしろ批判の声が高まりました。多くの人が誤解し、そして混乱したからです。私が思うに、その混乱の原因は2つあります。

日本人の誤解

  1. 日本ではプログラミング教育で失敗した黒歴史があるから
  2. 日本では「プログラミング」の意味が「コーディング」だから

1つ目は、高校数学にプログラミングを導入して失敗した「黒歴史」があったからです。
あの時は「フローチャート」と「BASIC」という特定の技術領域に偏ってしまったのが敗因です。実際、2014年度のセンター試験まで数学2BでBASICのプログラミングが出題されていました。センター試験の過去問集が、まるで人に見られたくない黒歴史のアルバムのようになっています。

2つ目は、日本では「プログラミング」の意味が、頭脳労働ではなく肉体労働の「コーディング」を意味しているからです。
日本では経験豊富でスキルの高い人が頭脳労働の「設計」を分担します。そして若手がその設計をただコンピューター語に翻訳することを「プログラミング」と呼んできました。要するに日本の多くの職場では「プログラマー」=「下っ端」なのです。
ところが海外でプログラマーと言えば、時にスティーブジョブスビルゲイツのように「世の中の仕組みを変えてしまった人」という意味まで含みます。

さて、海外視察で意識を高めた政府高官は、もちろん未来志向で意欲的な意味を込めて「プログラミング教育」と言ったつもりでした。しかし上記2つの背景を持つ日本社会では、その言葉はマイナスイメージでした。とても残念です。

日本のプログラマーは文系で、海外では理系!?

海外でプログラマーが世界の仕組みを変え続けてきたのには、日本とかなり違った事情があります。それは、日本のプログラマーが文系で、海外のプログラマーが理系だということです。

日本では理系の大学生の多くが公務員か研究職か工業系に進んでしまい、ソフトウェア産業にはあまり就職しませんでした。一部のパソコン好きな人くらいでした。信じられないかもしれませんが、2010年ころまで、多くの日本企業はプログラムの価値を低く見てきました。若手はその価値を理解していたかもしれません。しかし日本は年功序列。企業の上層部の人達は平成初期の感覚でプログラムを機械の付属品くらいにしか思っていませんでした。そのためプログラミングしている部署自体が、出世の見込めない部署にされていました。そんな状況のため、理系の技術者が多く育ちませんでした。そして才能のある人間は海外に行ってしまいました

実際、日本においてプログラマーの仕事の多くは、理系の知識を使いませんでした。日本のIT会社の仕事と言えば、ほとんどが事務作業を自動化するような開発です。そのような仕事が山ほどあって、それで飯が食っていけました。その種のプログラムは高度な数学や物理を使いません。算数しか使いません。いえ、本当は目に見えない所で、めちゃくちゃ高度な数学や物理学が使われているのですが、そういう肝心な機能は海外で発明されてしまっており、日本はそうした海外の技術を使ってプログラミングするだけです(※)。ですから文系の人でもプログラミングさえ勉強すればできるようになります。しかも仕事が多くあって、常に人材不足で残業だらけ。文系だろうが理系だろうが、多くの人がプログラマーになってきました。それが日本です。

(※)悲しいことにソフトウェア産業において日本は技術後進国です。
WindowsにMacOS、Linux・・・どれもアメリカ産です。インターネットやデーターベースの仕組みもアメリカ産です。人工知能や新しいプログラミング言語など、時代を切り開くソフトウェア技術のほとんどが海外製です。ビッグデータを抱えるGAFAは全てアメリカの企業です。日本人の多くは日本ではなくアメリカに納税している形になっています。
そして、塾長がマイクラミングを開発した時に参考にしたのは、英語のホームページと中国語のホームページだけです。スクラッチ3.0の仕組みをちゃんと解説している日本人は一人もいませんでした

日本のプログラミングはプラモデルみたいなものだった

たとえ話をします。

たとえば、プラモデルを組み立てるのに文系も理系も関係がありませんよね。必ず組み立て方を説明する図面や解説が着いてきます。その通りに組み立てれば、ちゃんと形が出来上がります。確かに作るためには一定の技量が必要で、時間もかかるし苦労もします。同時にチャレンジや楽しさもあります。色塗りなどで作り手の個性を出すこともできます。日本のプログラミングは、正に「プラモデルを組み立てる作業」のような感じでした。

しかし海外のプログラミングは、もっと根本的な開発を含んできました。

化学の専門知識を持った技術者がプラモデルに相応しいプラスチックそのものを創造しました。あるいは塗料を作りました。物理学や工学の専門家がプラスチックを綺麗に成型する機械を発明しました。数学を操る技術者が図面や解説を何倍に拡大・縮小して印刷しても滑らかに表示できる数式を作りました。ソフトウェア工学の専門家が、それらをデーターベースやソフトウェアに置き換えてパッケージ化し、製造方法そのものを商品にしました。

上の話しは、あくあまでもたとえ話です。

要するに、ほとんどの日本のプログラマーは、今まで発明の必要がないか、発明ができない立場や状況にいました。しかしプログラミングは安い作業ではありません。他の職業と同じで、むしろ世の中を良くする仕組みを創造する活動です。

色々な分野の専門知識が、色々な立場の人たちに広く利用できるようになる、そういう仕組みを創り出していく活動も「プログラミング」に含められます。また、そういう夢をぜひ持って欲しいと思います。

20世紀後半、確かに日本人の技術力は多くの分野で世界1位だったかもしれません。しかしコンピューターが発達してソフトウェアの重要性が高まるにつれ、日本の技術力はどんどん影を薄めてきました。過去の栄光に浸るには、僕らはまだ若すぎます!

早く目覚めなければいけません。日本人はプログラミングにおいても「世の中の仕組みを根本から変える発明」を目指さすべきです。そういう人が千人に1人、いや万人に1人でも出て来るような社会にしていく必要があると思います。

プログラムの基礎が国語や数学や物理!?

プログラミング教育よりも、まず読解力だ、算数・数学だ、という主張が根強いです。英語教育を強化する時にも同様の主張があります。読解力や算数・数学が大切なのはもちろんです。しかし、だからと言ってプログラミングや英語は後回しで良いとはなりません。むしろ読解力や算数・数学の技能を発揮してプログラミングして欲しいと思います。

それがどういう事かを考えてみましょう。

コンピューターを触らないプログラミング

今から25年くらい前、大学生の時。私は選択科目の中で「コンピューターアルゴリズム」を受講しました。大学生になったらプログラミングを勉強しようと決めていたからです。「アルゴリズム?」という疑問を抱きつつも、コンピューターと名の付く講義がそれしかなかったので、迷わず選択しました。ところが、最初の講義で取り組んだのは図形の問題でした。次の週も数学でした。最後は円周率を速く正確に求める数式の問題でした。結局、その講義の中ではコンピューターを1秒も使いませんでした。紙と鉛筆だけの世界でした・・・

アルゴリズムは「算法」と和訳されるみたいですね。そういえばコンピューターは計算機でした。同じ計算結果を得るために、どんな式を使うかで計算の速さが変わりますプログラミングする前に、より速くより正確に計算できる数式を考えること。それがアルゴリズムでした。ですから、残念ながら最後までコンピューターを使わなかったわけです。

仕事の早さも電気代もプログラマー次第!?

ただし学びは大きかったです。

  • プログラマーが数学や物理の公式を知っているか否か
  • 更にその公式を目的に応じてカスタマイズできるか否か

こうしたことで、計算の速さも計算結果の正確さも大きく変わってしまう、ということを理解できました。しかも電気代も時間も大きく変わってしまいます。同じ仕事をするのに、時には1万倍くらい効率が変わったりします。使うエネルギーが何桁も小さくて済みます。

もしも世界中のプログラマーがアルゴリズムを学べば、世界中のコンピューターが消費する電力が今よりもずっと減って、地球の温暖化さえ防げるのではないか、と思ったくらいです。

例えば、四捨五入をどう求めるか?

アルゴリズムしだいで計算量が変わってしまう簡単な例を出します。おそらく、よくある例題だと思います。

「与えられた小数を、小数第1位を四捨五入して整数の概数にしなさい。」

これを四捨五入の考え方どおりに、正直にプログラミングするなら、次のような6行以上の処理(プログラム)になるでしょう。

「整数部分」 に 「小数」の整数部分を代入しろ
「小数第1位の数」 に 「小数」の小数第1位を代入しろ
もしも 「少数第1位の数 」が4以下 ならば
「整数部分」を表示しろ
そうでなければ
(「整数部分」+1)を表示しろ

しかし、もっと簡単な方法があります。

「整数部分」に(「小数」+ 0.50 )の整数部分を代入しろ
「整数部分」を表示しろ

これなら、たったの2行です。工夫すれば1行にもできます。注目すべきは小数第一位について「四捨」と「五入」で場合分けする必要がないところです。コンピューターで遅い処理の1つが場合分けです。これが無いのは大きいですね。

これがアルゴリズムを考えるということです。そして本来はアルゴリズムも「プログラミング教育」に入ります。むしろアルゴリズムの方が大切です。

「目的」と「手段」を分けて考える発想を養う

上で見たように、コンピューターを使いこなすということは、目的と手段を分けて考えることに他なりません。

「四捨五入を求める」という目的の実現方法は何通りも考える事ができます。視野を広げるほど、いろいろな手段が思いつきます。
そして上の例題では、たまたま「小数第1位を」四捨五入する条件だったので「0.5を足す」という短い計算方法が選択できたわけです。

プログラミング教育では、次のような取り組みを体験させる狙いがあります。

  • 答えが1つに定まらないような問題にチャレンジする。
  • 試行錯誤で最適解を見つける。

難問に対して「無理だ」と即答しては何も生まれません。正解が1つという発想を捨て、今できる最大限の答えを見つける発想を変えれば、できることが生まれます。そのように視野を広げて、手段を何通りも並べて、何度も試しながら、最適解を導いていくこと大切なのです。

またそのために、国語、算数、理科、社会、英語や美術、技術などの素養が必要です。逆に、勉強したことを使おうとするから身に着きやすくなる、という側面も出てくるでしょう。

今こそ理系的なプログラミング教室が必須!

ですから「ただ図面を見ながら組み立てるだけ」みたいなプログラミング教室には、絶対にしたくありませんでした。
また、時代や流行りに依存するような専門知識を詰め込んでも、価値がないと思いました。

かつて高校生がBASICというプログラミング言語を習わされて、それでセンター試験も受験しました。しかし今やBASICを使う最先端の仕事など、ほとんどありません。高校までの学校教育において、特定のプログラミング言語の用語や文法を覚えさせても意味がないのです。時代に合わせた職業訓練は専門学校の仕事です。
第一、みんながプログラマーになるわけではありません

そして実際のところ、「組み立てるだけ」とか「職業訓練の簡易版」のような小中学生向けのプログラミング教室が多いです。私はそういうプログラミング教室を教育とは見なしていません。もちろん趣味と割り切れば良いですが、私は少なくとも自分の子供にそれをやらせようとは思いません。

そうではなく、もっと根本的に、生徒たちの血肉になるような活動にしたいと思いました。
理数系の頭脳や論理的な思考力を、ちゃんと伸ばす活動にしたいと思いました。

知らないうちに、高度な数学的なセンスや図形のセンスが身に着いている。
知らないうちに、創造する喜びが体験できている。

そんなプログラミング教室にすべきだと思いました。

だから、もう自分でプログラミング教室を作るしかなかったのです。

マイクラミング

本来のプログラミング教育は、偏った専門知識を覚えさせたり、特定の技能を訓練するものではなく、子供たちが問題に立ち向かう基礎力を育てるものです。

マイクラミング」は、そんなプログラミング教室になっています。そうなるように教育改革後の学習指導要領をにらめっこしながら作りました。子供たちの頭を良くするために塾長が自ら開発!しました。

そして、テキストは本厚木校の髙橋先生にお願いして、小学生にも親しみやすい構成にしてもらいました。「プロボン」というキャラクターも生まれました。ありがとうございます。

生徒たちは、パソコンやプログラミングの専門用語なんて、ほとんど覚えません。いち早く課題を解決することやマインクラフトで建築を「創造」することに没頭できるようになっています。試行錯誤が大切なのであって、専門知識の暗記をしたいわけではないからです。

それでいながら、小学1年生がマイナスの数を理解し、計算もできるようになります。それどころか、高校2年生の空間ベクトルで習うはずのxyz座標を、小学生が理解して、使いこなしています。そのような数学の知識を活用してプログラミングを楽しんでいます。
そして、マインクラフトの世界に多くの魔法をもたらしています。

小学1年生でも取り組めるジュニアコースから、三角関数やデータ処理を扱うハイコースまで用意しました。実際ヒーローズ植田一本松校プログラミング教室には、小学1年生から高校3年生まで広い層が在籍しています。

日本人の「プログラミング」に対する誤解がちゃんと解けて、正しいプログラミング教育が、もっともっと盛り上がっていくことを願うばかりです。

まずは近隣の方から、ぜひお立ち寄りくださいませ。

 


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祝ノーベル賞! 科学者になりたい中学生、高校生にお勧めの本

祝!ノーベル化学賞受賞、吉野教授おめでとうございます。

塾長です。

台風19号の対応で投稿がすっかり遅れてしまいました。本当はこれを投稿したかったんです。

祝!ノーベル化学賞受賞

名城大学の吉野教授、ノーベル化学賞の受賞、おめでとうございます!!
地元の名古屋は歓喜して盛り上がってます。

そこで科学者になりたい中学生・高校生に向けた動画をつくりました。おすすめの本を紹介します。

科学者になりたい中学生・高校生におすすめの本

【進路選択】名城大学の吉野教授、祝!ノーベル化学賞!!科学者を目指したい中学生、高校生にお勧めの本とは?

 

実学に偏り過ぎてヤバイ日本の基礎研究

学問には、いや、国にとって、基礎研究と実学の両方がバランスよく必要です。ところが日本の現状では、基礎研究をないがしろにし、実学を重んじる傾向が強くなりすぎています。先進国の中で唯一、研究者の人数や論文の数を減らしているのが日本。今は過去の実績でノーベル賞が出ていますが、今後は受賞できなくなるだろうと言われています。

このままで良いのでしょうか?

科学者を目指す中学生や高校生を応援しよう!

確かに、科学者になれるのは、ほんの一握りの人達です。天才なのか努力家なのか、その両方なのか。どちらにしろ人並外れたものをもっている人が鳴れる職業の1つです。とはいえ、どんな分野でもそうですが、そういう人材はすそ野が広くないと誕生しません。多くの人が科学者を目指すから優秀な科学者が生まれるのです。

目指すのは自由です。途中で挫折したって良いです。大学で何を学ぼうが、結局はすべて自分の役に立ちます。

ですから、科学者になりたいという学生がいたら、ちゃんと応援してあげたいものですね。

幸い、名古屋には名城大学と名古屋大学があります。2つの大学は距離が近く、また共同研究も盛んで、人事の交流もあります。どちらもノーベル賞を受賞した先生が在籍しています。科学者になりたい中学生や高校生は、ぜひ、この地域の大学を目指してみてください。

お待ちしております!

もちろん、教室でそのための受験指導もしますよ!!

科学者を目指す中学生や高校生にお勧めの本

さて動画の中でも紹介していますが、科学者を目指す、または科学に興味のある学生に読んで欲しい本があります。それが講談社の「ブルーバックス」というシリーズの本です。私見ですがこのシリーズには、次の特長があります。

  • 理数系で話題の分野がほとんど網羅されている
  • 有名な研究者ご本人が執筆されている本が多い
  • 難解な専門用語や数式をできるだけ避けて解説

ということで、中学生や高校生が、科学者のディープで難解な研究分野について知るのに、ちょうどよい本です。

例えば・・・

物理学者を目指すなら、こんな本はいかがでしょうか。

地学や火山に興味があれば、例えばこんな本。

生物学ならこれとか。

数学ならこれなど。

もちろんプログラミングの本もあります。

これ以上難しい内容になると、もう大学に行ってからでないと理解できません。逆に、これ以上簡単になると、研究の本当の姿がつかめません。そういうギリギリのところで書かれている本だからこそ、お勧めします。

本によっては、中学生や高校生にとって、読んでも難しくてよく分からないところを多分に含んでいます。しかし、科学者になりたいような生徒なら、それを解りたい、知りたいと思うことが、またモチベーションになるでしょう。

教育改革の趣旨はOK! でも勘違いは禁物

塾長の立場で心配なのは、教育改革の趣旨がねじ曲げられてしまうことです。

教育改革で理想なのは、基礎研究を目指す学生と、実学を目指す学生が、バランスよく輩出されるようになることだと思います。

ここで「基礎」というのは簡単という意味ではなくて「いろいろな研究や学問の土台」という意味です。

今までの日本の教育は「知識の詰込み」がメインで知識を活かす「実学」の側面が弱かったです。それを反省して教育改革では知識を積極的に活かしていく趣旨になっています。とてもよい趣旨だと思います。

ただし、その過程で産業界の意見を多く取り入れたせいか、産業界の「実学」的なものの見方で、その趣旨を極端に解釈している人が多くなっています。

たとえばプログラミング教育の勘違い

たとえば、来年度からプログラミング教育が必須化されますが、それを「コーディング教育」だと勘違いしているプログラミング教室があります。特定の開発言語を覚えさせるような教室です。ただ単に大人の技術者向けの研修を簡単にしただけという、教育改革とは関係のないプログラミング教室が多く乱立してしまいました。

技術は日進月歩だし、幼少期における英才教育は無意味であると科学的に証明されています。それなのに小学生に特定のプログラミング言語を教え込むことに、いったいどんな意味があるのでしょうか。彼らが大人になるころには、せっかく覚えたプログラミング言語が、すっかり廃れている可能性が大きいです。それなら、しっかりと国語や算数の勉強をして、時代の流行り廃りによらない基礎学力を、しっかり身に着けておくべきでしょう。

そもそも、知識を活かす分野には、自然や社会の心理を探求して新しい知識や価値観をもたらす「基礎研究」が根底にあって、その上に、時代に合わせて社会を豊かにしていく「実学」があります。そのどちらも大切です。国や社会にとって、どちらか一方というわけにはいきません。要はバランスなんです。

政治での勘違い

最近の日本は「国家百年の計」を志せる人間が少なくなってきました。行政の予算割を1つ見ても「ムダ」の定義がおかしいです。民間で十分にできることに予算を出し、国家でしかできない事には予算を出しません。ひとたび「産学官連携」という言葉が出ると、全ての研究分野がそうでなければならない、という勘違いが政治家の間で直ぐに蔓延してしまいます。

産学官連携は良いことですが、行政の役割は3者をつなげる「仕組み」を提供する事であって、直接的に税金を投入する事ではありません。すぐに応用できそうな研究を民間につなげる、あるいは投資家の目に見えるようにする、というものであって、お金を出すのはあくまで民間です。

国が税金を投入するのは、民間では難しい、基礎研究に他なりません。今は役に立たないかもしれない。しかし人々の価値観にインパクトを与えたり、数十年後には何かの役に立つかもしれない。そういう基礎研究は民間では予算を出せません。だから国が出すべきなんです。

今の予算配分は、その逆をやっています。

教育者は勘違いしてはいけない

最近の学生はとてもしっかりしています。ちゃんと将来のことを考えています。たのもしいです。これは中学校や高校でキャリア教育がされてきた成果だと思います。若者の平均所得が低下している中で現実的な選択を迫られている、という背景は否めませんが、学校の先生やNPOの活躍が大きいことも事実だと思います。

そうした学生たちを私たちが、いざ進路指導をする時に、何に気を付けるべきでしょうか。

やはり世の流行り廃りに流されて、何でもかんでも実学の方面へ導くようなことがあってはならないと思うのです。

「先生、ぼくはノーベル賞を取りたいです。」
「そんなの無理に決まってるだろ。」

「文学部で哲学を学びたいです。」
「それは何の役に立つか分からないし、就職に有利とはいえないぞ。」

「大学に行きたいです。」
「女の子なんだから、そんなに勉強しなくてもよいでしょう。」

こんな間違った指導をしてしまわないように、本当に気を付けなければいけません。

難しいのは、保護者と生徒の間で、上で見るような闘争や葛藤がある時です。
もちろん、最終的にはご家庭の判断にゆだねるしかありませんが、少なくとも間に入って、生徒の本音を保護者にぶつけるところまでは、やり切る必要があると思います。

この変化の激しい時代に、だれも10年先を予想できません。だからこそ、生徒たちが大人になって頑張っていくためには、少なくとも生徒たち自身が納得して選択してきた道でなければならないと思います。

 


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小説をたくさん読んでます。でも国語が得意になりません。

寝っ転がって読書する少年のイラスト

こんにちは、塾長です。

昨日は残業していたら、なんと夜23時過ぎに来客がありました。音大に進学した卒業生です。
大学の帰りにピアノのレッスンを受け、終電と最終バスで戻って来たところだそうです。いつもこんな感じで夜までレッスンだそうです。大学生活はとても充実しているようですね。20分ほど近況を話してくれました。
学業でも優秀な生徒だったので講師をお願いしたかったのですが、まだまだ忙しそうでした。「はい、先生、こんな時間までお疲れさまです。」と言って、お菓子をちょこんと置いて帰っていきました。

ありがとう!

さて、今日は国語の読解力についてです。

本をたくさん読んだら読解力が上がりますか?

そんな素朴な疑問にお答えします。もちろん読む本によります。そして残念ですが「ライトノベル」を読んでも国語力は上がりません。

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数学が苦手なら必見!(再掲)意外と忘れている数学の超基本

計算ミスの実例の写真とタイトル

こんにちは、塾長です。

数学の計算が苦手な人が、なぜ苦手なのか?

その理由と対処について、2年ほど前に私が書いた記事があります。まだアメブロで書いていた時代です。

今あらためて読んでみて、我ながら良く書けてるなぁ~と思ったので、このブログでも再掲しますね。
せっかくだから、少し読みやすく段組みして、言葉も補完してみました。

この時期は必見ですよ!

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