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センター試験

祝合格! 鹿児島大学 地震の研究者になる夢をつかめ!

鹿児島大学_祝合格!

塾長です。

今日の夕方、鹿児島大学に合格した生徒が挨拶に来てくれました。明日、晴れて出発するそうです。

名古屋市天白区から鹿児島大学を目指す人は珍しいですね。遠いですから。それをわざわざ志望したのは、強烈な理由があったからです。

珍しい進学先なので、体験記を先に紹介します。大学の紹介は後半にしました。

合格体験記

ヒーローズの先生の丁寧なご指導のおかげで、私が希望していた大学に合格しました。
先生たちのお力なしでは、不合格で終わっていたと思います。
短い期間でしたが、今までの間、本当にありがとうございました。

合格体験記は、たくさん書きたい子と、あっさりの子がはっきり分かれます。もちろん、どちらも好きです。本人の性格を知っているからこそ、塾長にとっては暖かい文章に見えますよ。

世界から見てセンター試験は特殊なの?

秋が終わるころだったでしょうか。確か、もう寒い時期だったと記憶しております。

帰国子女で日本の教育課程では教わってきませんでした。
それでも、行きたいところは全て日本の大学なんです!
でもセンター試験の問題が解けません。
日本の教育は海外とは全然違う・・・どうにか差を埋められないでしょうか。

そんなご相談のお電話でした。

塾長は、国際バカロレアの教育課程の生徒を指導した経験があります。そのこと書いた昔のブログを見て、お電話したそうです。なかなか指導できる人が見つからなかったそうです。

こうして、一般入試で点が取れるようにする指導と、国際バカロレアの特別枠で受験するための指導の、2本立てがスタートしました。

もちろん国際バカロレアで手薄になっている単元を中心に、センター試験や赤本について対策しました。というか、残された期間で他のことを少しでもやったら、それこそ時間の浪費でした。

マイナスからのスタート、超・面接対策!

課題は他にもありました。これは指導が始まって、しばらくしてから分かったことです。

面接の対策です。面接で「逆転」する必要があったからです。

というのは、願書と一緒に提出した「自己推薦文」が一部まずかったのです。

もちろん大部分はOKです。さすが、国際基準の教育を受けて来ただけあって、自分の考えを述べることには積極的です。これは強みですね。

しかし「自己推薦文として」見れば、これは問題があったのです。

「大学の教授が」読むという視点で整理できていなかったのです。読ませてもらって、私は直ぐに気が付きました。

あー、もっと早く見せてもらうべきだった!

塾長は焦りました。

高校では自己推薦文の内容までは指導しない?

もともと入塾した時には、

「自己推薦文は学校の指導を受けているので大丈夫です。」

と言われました。学校から特別枠で推薦を出してもらうからです。国際コースを擁する高校からの国際枠での推薦です。わざわざ塾から口出しするのも高校側に失礼だと思いました。それならば、高校側でしっかり指導されているだろうと思ってしまいました。

すでに受験していた他の大学の面接について話を聞いた時に、彼はこう言いました。

「いやー、面接官との相性が悪かったんですよ。高校の先生にも、そう言われました。そこは残念でした。」

この話を聞いて、塾長は胸騒ぎがしました。
確かに、面接官との相性が無いとは言わない。しかし入試である。普通、そんなものは排除するように行われる。少なくとも面接官との相性と合否は関係ないことを前提にして、面接対策をすべきなのだ。

本当に高校側でちゃんと指導されているのだろうか?
あるいは、あえて慰めで言ったのだろうか?

志望校のハードルが高いこともあり、とても気になりました。それで念のために、鹿児島大学の自己推薦書に、どんなことを書いたのか聞いてみました。すると、不安がほぼ的中していたのだと悟りました。

やっぱり面接も塾で指導します

すぐにお母さまに

「面接も指導することにします。」

と伝え、願書のコピーを見せてもらうように伝えました。

そして次の授業の時に、それを開けてみて不安の原因がハッキリしました。

「大学の教授が読む」という視点で書かれていなかったからです。

高校受験や専門学校なら良いでしょう。しかし大学受験は違うのです。大学受験は「研究者に成りたい人」に向けた受験なんです。その考慮がゴッソリ抜けていました。

これはまずい、どう逆転するか・・・

国立大学の試験です。高いハードルです。競争相手がいたとしたら、相当レベルの合否争いになります。

本人には正直に「マイナスからのスタート」だという厳しい現実を伝えました。そして想定質問と回答の原稿をゼロから練り直していったのです・・・

夢を貫いて勝ち取った合格!

対策の練り直しです。

「どうして地震の研究がしたいの?」

地震の研究がしたいことは、前から聴いていました。それが具体的にどういうことなのかを、あらためて本人に質問してみて、その真意を深堀りしていきました。

次に、鹿児島大学の中でも特に行きたい研究室はどこか、どの教授の研究のどこに興味があるかを確認しました。

それが分かると、私も一緒に調べました。その分野の研究がどういうものか、一緒に勉強しました。

「あ、ほんとだ。〇〇教授の研究ってすごいね。ちょっと論文の一部が載っているから訳してあげるね。」

そうやって、大学で研究している自分の姿が目に浮かぶまで、徹底的に詰めていきました・・・

とまあ、なんやかんやありましたが、

「先生、鹿児島大学に合格しました。私立も合格しました!」

喜びの電話をいただいた時には

「うおー、すごい、本当にすごいぞ!」

と喜び合いました。

最初は厳しい現実がありました。
しかし、それにもめげずに、淡々と努力を続けました。
そのひたむきな努力が、きっと彼に合格をもたらしたのでしょう。

ちなみに、3教科の一般受験で挑んだ私立大学も、全て合格していました。
一般受験の対策は、これはこれで、また多く語れるのですが、きりがないので割愛します。

とにかく、武勇伝をありがとう。

そして、本当に合格おめでとう!

推薦入試は甘くないぞ!

昨日の合格体験記もそうですが、これからは指定校推薦でも特殊推薦でも、塾長はガンガン指導します。推薦だって甘くはないですよ!

政府は教育改革の中で

「推薦受験やAO入試が、学力の低い生徒たちの抜け穴的な受験にならないように」

と各大学へ通達をしています。

推薦受験も今後は基準が厳しくなっていきます。

各大学が示している「アドミッションポリシー」と比較して、自分がそれに合っていれば優秀、そうでなければご縁が無い、というのが推薦入試です。

今後はそういう審査が厳格になっていきます。

鹿児島大学

国公立の総合大学で、9学部および複数の研究施設を擁している、とても規模の大きな大学です。キャンパスも広大です。南九州を代表する大学と言えます。都会の大学が2,3のビルで構成されているのに比べると、土地の広さも建物の数もスケールが違います。いかにも国立の総合大学という感じで、広くて大きなキャンパスに憧れている人にはお勧めの大学です。

  • 文系(2学部): 法学部と教育学部
  • 理系(7学部): 医学部、歯学部、共同獣医学部、工学部、理学部、農学部、水産学部

稲森和夫氏が卒業生であることでも有名です。京セラを創業し、日本航空を経営難から立て直した日本を代表する経営者ですね。

南九州の地場産業や地理の特性を活かした研究や、防災など地元の要求に応える研究が盛んです。学部名を見ても、そのことが分かるでしょう。

例えば、火山、地震の研究も有名です。特に火山と地震の研究については、世界中から科学者が集まります。南九州は、霧島火山群や桜島など、狭い範囲に複数のカルデラ火山があります。こんな土地は世界でここしかありません。だから研究者が集まります。

ちなみに桜島を含む姶良カルデラと言えば、今から2万9000年前の旧石器時代に大噴火を起こしたことで有名です。吹き上げられた溶岩や噴石や灰によって、南九州は30mも埋められてしまいました。現在のシラスです。
海を隔てた高知県でも20m、鳥取でも7m、京都で4m、関東でさえ10cmも降り積もったそうです。当時、日本の西半分の縄文文明を壊滅させました。

九州地方は、このように世界最大規模の噴火を起こすカルデラがあるため、鹿児島大学は国の重要な研究拠点になっています。

南にある種子島は、ロケット発射で有名ですね。鹿児島大学は宇宙産業の研究も盛んです。

このように、鹿児島という場所を活かした大学であるため、日本の中でその地位は揺らぎようがないでしょう。

 


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高校の授業も変わる? 大学入学共通テストの出題傾向まとめ

大学入学共通テストの出題傾向_202002

塾長です。

ご存知、センター試験が終了しました。来年の令和3年1月に受験するのは「大学入学共通テスト」になります。

昨年末は何かとニュースになりましたね。英語の民間試験の導入が見送られた。記述式問題の導入も見送られた。・・・何かと状況が二転三転しました。

で、あれから結論はどうなったの?

1月29日に正式な方針発表があったので、まとめておきます(ソースは大学入試センター)。

センター試験からの主な変更点

英語 <配点と解答時間>
・リーディング100点+リスニング100
・リーディング80分+リスニング30分(※)
<出題方針>
単独問題(発音、文法、整序など)の廃止
・リスニングは1回読みがメイン
・リーディングは多様なテキストで構成

※リスニングの実際の試験時間は60分ですが内30分は機器の説明や準備です

国語 <配点と解答時間>
・変更なし
<出題方針>
異なる種類の分野の文章などを組み合わせた、複数の題材による出題を構成
数学Ⅰ
数学ⅠA
<配点と解答時間>
・100点 70
<出題方針>
・数、式、表やグラフなどを使って問題解決をさせるような出題
教科書を越えた数学の定理などを既知の知識を活用しながら導かせるような出題
数Ⅱ
数ⅡB
<配点と解答時間>
・変更なし
<出題方針>
・数Ⅰ、数ⅠAに同様
物理
化学
生物
地学
<配点と解答時間>
・変更なし
<出題方針>
・数Ⅰ、数ⅠAと同様
選択問題の廃止
地理
歴史
公民
<配点と解答時間>
・変更なし
<出題方針>
仮説を立て、資料に基づいて根拠を確かめたり推論させたりするような出題
全体
(共通)
<出題形式>
連動型の問題が登場

※連続する複数の問いに対して、正解の組み合わせを解答させ、しかも正答は1つとは限らないような出題形式。

全体を通じて、身近な話題や資料から何らかの課題や仮説を立て、科目の知識を使ってそれらを解いたり説明したりするような、実践的な学力が問われるようになります。

「主体的・対話的で深い学び」が試される!?

教科書の知識が広くまんべんなく出題される傾向は今までと同じです。

しかし、それだけではありません。

教育改革の目玉である「主体的・対話的」で「深い学び」をしてきたかどうか。これも問われるようになります。

なんのこっちゃ?

と思いますね。これは簡単に言えば、

高校の授業を再現しているような設問

も出題されるようになる、ということです。具体的には、

  • 生徒や先生たちがディスカッションしている対話文
  • 時事関係の記事や資料
  • 政府の発表している統計資料やその派生資料

などといった資料や話題を基にして、教科書の知識や考え方を結び付けて考えさせるような問題です。例えば社会では1問1答のような暗記の詰込みタイプの勉強だけ繰り返しても、点数が取れないということです。

入試センターの資料にはこうあります。

授業において生徒が学習する場面や、社会生活や日常生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータなどを基に考察する場面など、学習の過程を意識した問題の場面設定を重視する。

なぜ、こんな出題をするか。それは、高校の授業を強制的に変えるためです。

入試問題が「主体的・対話的で深い学び」を問うような形式

になれば、高校の授業もその対策として、それに合わせた形式の授業をやらざるを得なくなるからです。

教育改革では、これまでの「高校の先生が模範を示す一方的な授業」を改めます。生徒たちが積極的に考えを発表したり、仮説を検証したりするような授業にならないといけません。そうした授業改善を強制的に推進してもらうために、ゴールである入試問題を先に変えてしまうというわけです。

本気の改革ですね。

高校の先生の技量がめっちゃ試されそうです。

 


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社会が得意な人に勉強の仕方を聞いてみたらすごかった件

5教科の教科書のイラスト

塾長です。

今日は「社会が苦手な人」に向けた記事を書きます。

社会が頭に入りません

塾長は中学生のとき、社会がもっとも苦手でした。いま思えば、色々な勘違いがあったからです。

正直に言って社会が好きではなかったです。テスト前になると、

「とにかく覚えることを最低限に絞りたい!」

という思いから「まとめノート」を作ったり「これだけ覚えれば」的な参考書を買ったりして、それだけを覚えるようにしていました。しかし全く頭に入らなかったです。

高校受験生になると、苦手などと言ってはいられません。自分なりに暗記を頑張りました。それでも5には届きませんでした。最高値が5×(ゴバツ)でした。4.5くらいの価値なんですかね。社会は高得点者が多かったので5が取りにくかったです。美術、音楽、技術は5が取れたのに、社会は最後まで取れなかったです。

塾長が社会を克服できたのは、大学受験の後半になってからでした。色々な遠回りをしたもんです。

(多くの人は、年齢とともに社会は頭に入りやすくなるようです。きっと知識が増えたり、視野が広がって興味を持てるようになるからでしょう。)

社会が得意な人に聞いてみた

ちょっと前に、ヒーローズの勉強会がありました。その帰りに、小出先生を車で駅まで送ることになりました。小出先生はヒーローズ西春校の塾長です。なんと早稲田大学の文系学部ご出身。

早稲田大学の文系ともなれば、社会の偏差値70後半~80台という世界です。きっと社会なんて最初から得意だったに違いありません。

そして、ふと、知りたくなりました。

いったい何をどのように勉強していたのだろうか?
そもそも私とは頭のつくりが違うのだろうか?

こりゃもう、聞くしかない!

そう思って、助手席の方へ質問をぶつけていったわけです。

私: 小出先生は、社会が得意でしたか?

小: ええ、まぁ、文系でしたから。

私:  社会の勉強の仕方って、どうしたらよいですか?

小: まぁ、そうですねぇ。
実は、よく聞かれるんですけど、何て答えたらよいか困ってしまうんですよね。

私: え、なんで困るんですか?

小: これと言って特別な何かを答えられるわけでもないですから。
どこを覚えればよいかとか、何が重要かとか、ポイントは何かとか聞かれても、
「全部」
としか答えようがないんです。
問題集や模試の問題を解いてみて、出題されたところをチェックしていくじゃないですか。そうすると結局のところ、教科書のどこからでも出題されているんですよ。だから何をどうに勉強したとしても、結局は
「教科書のすべてが大切」
という話になっちゃうんですよ。それなら最初から「全部が大切」って言ってもらった方が解りやすいと僕は思うんです。

私: な、なるほどぉ・・・。
確かに、理系に置き換えたら、それ、分かる気がします。
数学でも化学でも物理でも、結局のところ、
「自分で教科書や参考書を執筆できる!」
くらいに身に着いてないと、勉強したとは言えないですもんね。

小: 英文法とかでもそうですよね。

私: そうですね。

小: 社会だからと言って、何か特別な勉強があるという感覚は、僕にはあまりないです。
他の教科と同じで、教科書を隅々まで全て頭に入れれば良いというか。
逆に、教科書の中で知らないことが1つでもあると不安になりますよね。
それで、もっと細かく読み込むとか、そのベージに関連した問題を解いてみるとか。
何を勉強するかなんて、そうやって自然にやることが決まってくるじゃないですか。

私: 確かに。
そう言われると、アニメやポケモンの好きな生徒と同じかも。
めちゃくちゃキャラ設定が詳しいんですよね。
そして知らないことがあると友達から聞いたり、自分で調べたりして、まめにチェック。
それって勉強法と同じですよね。

小: ホントですよね。
本当は生徒だって、勉強の仕方が分かってるんじゃないかと思うんです。

私: 確かに!
どのような教科であろうと、いさぎよく最初から
「教科書のすべてが大切」
と受け入れてしまえば、自然に勉強の方法が決まってくるってことですね。
なるほど、なるほど。
確かに、言われてみればそうですね。

まとめ

ということで、社会の勉強方法はいたってシンプルでした。

「教科書のすべてを頭に入れると決める!」

そのように決めて徹底すれば、勉強の仕方は自動的に決まります。そのように自動的に決まってくる勉強法こそが、正しい勉強法というわけです。

極めた人の答えはシンプルですね。ズバッと一刀両断されたような凄さでした。

現場からは以上です。

あとがき

塾長は大学受験でも社会にてこずりました。理系の国公立大学を受験していたので、社会はセンター試験だけ必要でした。社会はできるだけ勉強したくないと思っていました。

現役の高校3年生では日本史を選択しました。
「日本史なら中学でやったし、センターはマーク試験だし、ある程度はカンでも行けるっしょ。」
みたいな甘い考えでした。日本史を選択した動機からして安直というか不純でした。
それで日本史の「一問一答」という問題集の1冊だけをやり込もうと決めたのですが、そもそも姿勢が後ろ向きだったせいか、いくらやっても頭に入らなかったです。
そしてセンター本番では全く点数が取れませんでした。

浪人してからは「倫理、政治・経済」に変更しました。
「公民ならば、文脈や理屈で内容を理解できそうだし、まだ理屈で覚えることが可能だろう」
と思ったからです。
一問一答のような丸暗記だけではダメだという反省から、少しは進化しました。

倫理、政治・経済を勉強してみると、日本史よりは興味を持つことができました。ちゃんと教科書を読むようになりました。(教科の好き嫌いにムラが出てくるのは仕方がないですね。)
そして良かったのは、ちゃんと深く理解しながら勉強する姿勢に変わったことでした。用語解説の厚い参考書(駿台の「倫理,政治・経済用語資料集」だったかな)を買ってきて、調べながら、納得しながら勉強するようになりました。

もちろん社会の勉強時間も読み込む参考書のページ数も大幅に増えてしまったのですが、むしろ、その方が楽に頭に入りました。
そしてセンター本番では目標点を取る事ができました。

結局のところ「これだけ」みたいな勉強はダメだということです。「全部」とか「深く」とかいう姿勢の勉強にしたほうが、むしろ楽に頭に入っていくものです。

この先、教育の方針がどんどん変わって、例えば、社会の試験が「教科書の持込可能」というような制度に変わったとしても、「全部」・「深く」という姿勢で勉強しておけば、対応できるのではないでしょうか。

 


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【塾長の独り言4】大学入試 英語の民間試験活用がドタキャンされたので、言いたい事を言います

塾長が大学入試制度の諸問題を考えている様子の絵

こんにちは。塾長です。

今回は、ちょっと文句を言います。

センター試験に代わって来年度から実施される大学入学共通テスト。その準備として、いよいよ高校2年生に共通IDと呼ばれる受験番号が発行されようとしていました。しかし、いきなり英語でコケてしまいました。なんと、英語の民間資格試験を入試に活用する話が、急に無くなったのです。正確には2024年度まで延期されました。文部科学省の決定は11月1日。正にドタキャンでした。

これについて、ぐちぐち言います(動画です)↓

大学入試 英語の民間試験活用がドタキャンされたので、言いたい事を言います

https://youtu.be/JB4AZvM4OFs

 

何がキャンセルされたの?

令和2年度(2019年11月の時点で高校2年生)から、大学入試制度が新しくなります。センター試験が廃止されて、新しく「大学入学共通テスト」になります。

といっても、独立行政法人 大学入試センター が実施することには変わりがありません。一部の試験形式と、制限時間、配点が変わります。ここでは全てを書きませんが、詳細は当センターが発表している

★ 独立行政法人 大学入試センター
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等

などをご覧くださいませ。
今回は英語に話を絞ります。英語では、下のように変更される予定でした。

新しい英語の試験

  • リーディング 80分 200点 → 80分 100
  • リスニング  60分  50点 → 60分 100 
  • 話す・書く  なし → 民間資格試験を活用

このうちの「民間試験を活用」が今回キャンセルされてしまい、4年間も延期されてしまいました。

これまでは、入試センターの用意したリーディング試験とリスニング試験だけを受験すれば、その合計点が志望する大学へ通知される仕組みでした。入試改革では、それに加えて、英検やGTECといった民間試験のスコアも一緒に、志望する大学へ通知されるようになる、というのが新しく、大きな変更点でした。

そして11月1日に、民間試験をスコアを使うことが、延期されたということです。

ちなみに、英語の民間試験は、「英検」、「GTEC(ベネッセ主催で、主に学校で受験)」、「TOEFL」、「ケンブリッジ英検」などです。他にもありますが、塾長の周りでは受験した人を見たことが無いので、メジャーなのはこれくらいでしょう。検定料だけで見れば5,000円台で受験できるのが英検とGTECだけですから、多くの高校生にとって、事実上はこの2つで選択となります。

受験可能な4技能試験は、次のサイトが便利です。

★英語4技能試験情報サイト 資格・検定試験 比較一覧表
http://4skills.jp/qualification/comparison.html

まだ1年以上あるのに、どうしてドタキャンなの?

今回の変更で最初に影響を受けたのが、大学入試を目指している高校2年生たちです(この記事を投稿した2019年11月の時点)。大学入試は、まだ1年以上先の話しです。

いえいえ、実は、その準備がすでに始まろうとしていたのです。そのための手続きが、正に11月1日から開始されるよう体だったからです。具体的には、下の手続きがドタキャンされました。

とん挫した実施計画

  • 11月1~14日 高校→入試センター 共通ID発行の申込
  • 2020年1月 入試センター→生徒 共通IDの通知(ハガキ)
  • 4月~12月 民間の英語資格試験を受験(2回まで)
  • 2021年1月 共通テストの受験

練習して慣れるために今年から受験していた

そして、実質的にはもう始まっていました。民間試験を高校3年生の内に2回受験できるとはいえ、生徒たちからしてみれば、少しでもスコアを伸ばそうと思ったら3回でも4回でも練習したいでしょう。

実際、次の日曜日は英検準2級や2級の面接試験(2次試験)の日です。うちの教室からも高校2年生が受験します。もちろん練習のためです。しかし、今回の件で、その練習は取り越し苦労になってしまいました。もちろん本人のためにはなりますので決して無駄にはなりません。しかし他のやることを切り捨てて受検してきたことには変わりありません。そして受験料もかかっています。

そもそもの問題とは?

検定料の問題

大学入試改革で、センター試験と新しい共通テストの検定料は変わりません。しかし、英語だけは民間資格試験が別料金なので、その分が事実上の追加料金になります。

そして、民間の試験ということは、もともと任意の受験です。学習塾や英会話教室にかよったり、練習で回数を多く受験したりするのも、すべてお金がかかります。ということは、収入の格差で大学受験の有利・不利が決まりやすくなってしまいます。

つまり、経済格差の問題があたらしく発生します。

機会の不公平

大学入試センターが行う試験は、これまで実施してきた実績や体制があり、地方や交通の便の悪い地域でも受験できました。

しかし民間試験は基本的に都市部でしか受験会場が用意されません。そうなると英語の民間試験を受験するために、別途、交通費や宿泊費がかかります。年に2回受験できるのが、安心ではなくて経済負担という不安になってしまうのです。仮にお金があったとしても、それだけ予定の都合がつきにくくなります。

つまり、受験のチャンスが不平等である、という問題も発生します。

ちなみに、民間企業が地方に試験会場を用意できないのは当たり前です。赤字が出せないからです。多くの人数が集まらない地域では、経費がかさむばかりで、1企業ではその損失に耐え切れません。これは企業が悪いのではありません。日本の税制は赤字企業でも法人税を課しますし、信用保証協会や銀行、株主が評価するのは黒字であることで社会奉仕ではないからです。利益の出ない行動をする企業なんて、国や銀行や株主、時には世論によって一瞬でつぶされます。つまり赤字の行動=悪行というのが方程式です。日本に限らず、どこでもそうですが。

教科間のバランスの問題

これは塾長の意見です。何人かの知識人は似たような主張をしていますが、少数意見かもしれません。

英語、数学、理科、社会、国語

この5教科の中で、もっとも資格だ、スコアだ、習い事だ、などと騒がれているのが英語です。他にたくさん教科があるのに、英語だけが騒がれ過ぎている印象です。これは1億人がみな英語を喋れなければいけない、という間違った印象があるからでしょう。

どうせ1億人の全員に学ばせるなら、英語なんかよりも、数学や読解力(論理国語)、それに近代史とそれに関係する地理や文化(現代の文学)でしょう、って思います。数学に抵抗がある人はプログラミング(コーディングではないよ)でも良いです。

逆に、英語がペラペラでも、話の内容に教養がなく、文化への理解もなく、ウィットのない事ばかりをしゃべられたのでは、仕事にしろ文化交流にしろ、何の役にも立ちません。むしろ害です。英語が片言でも、論理的で、文化への理解があり、創造的なことを話せた方が良いに決まっています。

何が言いたいかというと、国が主導して、ほとんどの受験生が受験するような試験であるのに、英語だけを特別に取り上げて騒いでいるのが滑稽だということです。

英語は表現手段の1つに過ぎません。日本語、英語、数式、楽譜、絵画なご、数ある表現技法や言語のうちの1つです。

それでも英語力の優れた人材を求めるのであれば、それは大学がそれぞれ個別に試験を実施すればよいだけです。

例えば数学なら、センター試験や共通テストで数学Ⅲを出題していませんよね。数学Ⅲは大学の理系学部が個別試験で実施しています。

共通テストで英語に実用的な技能試験まで出題するというおは、数学で言えば数Ⅲを出題するようなものです。

ちなみに、日本語でさえ、日本人の読解力は、まだまだ不足しています。そちらの技能アップの方が先、という指摘もあります。

みなさんは、どう思います?

問題は前から指摘されていた

英語の民間資格試験の活用には、このように色々な問題がありました。しかも、これらはずっと以前から指摘されていました。

だとしても、つい先月までは、実施が決まっているものとして、目の前の生徒たちと一緒に対策を進める方に力を入れてきました。文句を言っても教育論を語っても、困るのは生徒です。ならば黙って対策を進めるしかありません。

しかし、ここへ来て、いきなりストップです。急ブレーキをかけたら、完成の法則で止まり切れなかったのが文句でしえた。ちょっと言いたくなったので動画にしました。

メディアや野党の皆さん、問題を指摘して政府や文部科学省をたたくのはけっこうですが、どうせ炎上させるなら、なぜ、もっと早くやらなかったんですかね?

どちらにしろ、国で主導する試験である限り、大学入試センターに窓口を一本化するような試験方式や体制をつくるしか解決のしようが無いように思います。

細かいことは未定

さて、英語以外の科目ついては、予定通り、新しい形式や時間配分、配点で試験が準備されていくそうです。

とはいえ、英語の試験の細かい部分が、まだ曖昧です。ストップすることしか決まっていません(11月3日)。

英語の民間試験活用がストップした今、このまま、リーディング100点、リスニング100点の新しい配点で行くのか、あるいはセンター試験の形式に戻すのか。はたまた、さらに折衷案を出してくるのか。

今後の文部科学省の発表を待つ必要があります。

直接の被害者はもちろん大学受験を目指す高校2年生。そして高校の教職員と大学入試センターの職員。もちろん参画していた英語の資格試験を行っている民間の業者さんたち。心中をお察しします。

お疲れ様です。これからも日本のために、一緒に頑張りましょう。

 


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【塾長の独り言2】小学生や中学生にプログラミングさせても無意味!?という誤解がなぜ日本には根強いのか?

なぜプログラミング教育は誤解だらけ?

塾長です。

2020年度から実施されるプログラミング教育が目の前に迫ってきました。それなのに、今だに「そんなの意味あるの?」という疑問の声を聞くことがあります。もちろん多くは「誤解」からくるご意見です。今回はその誤解の正体について語ります。

解説動画の方が良い方は下のYouTubeでどうぞ。

【塾長の独り言2】小学生や中学生にプログラミングさせても無意味!?という誤解がなぜ日本には根強いのか?

(※)動画を撮った後で気付いたのですが、「黒歴史」と「ブラック企業」の2つの「黒」で話しがまとまっている気がするのは偶然です。たまたまで、他意はありません。何はともあれ、誤解が解けて日本のプログラミング教育が正しい形で盛り上がることを願います。

 

子供にプログラミングなんて習わせてどうするの?

最初に政府がプログラミング教育をうたったとき、賛同の声よりも、むしろ批判の声が高まりました。多くの人が誤解し、そして混乱したからです。私が思うに、その混乱の原因は2つあります。

日本人の誤解

  1. 日本ではプログラミング教育で失敗した黒歴史があるから
  2. 日本では「プログラミング」の意味が「コーディング」だから

1つ目は、高校数学にプログラミングを導入して失敗した「黒歴史」があったからです。
あの時は「フローチャート」と「BASIC」という特定の技術領域に偏ってしまったのが敗因です。実際、2014年度のセンター試験まで数学2BでBASICのプログラミングが出題されていました。センター試験の過去問集が、まるで人に見られたくない黒歴史のアルバムのようになっています。

2つ目は、日本では「プログラミング」の意味が、頭脳労働ではなく肉体労働の「コーディング」を意味しているからです。
日本では経験豊富でスキルの高い人が頭脳労働の「設計」を分担します。そして若手がその設計をただコンピューター語に翻訳することを「プログラミング」と呼んできました。要するに日本の多くの職場では「プログラマー」=「下っ端」なのです。
ところが海外でプログラマーと言えば、時にスティーブジョブスビルゲイツのように「世の中の仕組みを変えてしまった人」という意味まで含みます。

さて、海外視察で意識を高めた政府高官は、もちろん未来志向で意欲的な意味を込めて「プログラミング教育」と言ったつもりでした。しかし上記2つの背景を持つ日本社会では、その言葉はマイナスイメージでした。とても残念です。

日本のプログラマーは文系で、海外では理系!?

海外でプログラマーが世界の仕組みを変え続けてきたのには、日本とかなり違った事情があります。それは、日本のプログラマーが文系で、海外のプログラマーが理系だということです。

日本では理系の大学生の多くが公務員か研究職か工業系に進んでしまい、ソフトウェア産業にはあまり就職しませんでした。一部のパソコン好きな人くらいでした。信じられないかもしれませんが、2010年ころまで、多くの日本企業はプログラムの価値を低く見てきました。若手はその価値を理解していたかもしれません。しかし日本は年功序列。企業の上層部の人達は平成初期の感覚でプログラムを機械の付属品くらいにしか思っていませんでした。そのためプログラミングしている部署自体が、出世の見込めない部署にされていました。そんな状況のため、理系の技術者が多く育ちませんでした。そして才能のある人間は海外に行ってしまいました

実際、日本においてプログラマーの仕事の多くは、理系の知識を使いませんでした。日本のIT会社の仕事と言えば、ほとんどが事務作業を自動化するような開発です。そのような仕事が山ほどあって、それで飯が食っていけました。その種のプログラムは高度な数学や物理を使いません。算数しか使いません。いえ、本当は目に見えない所で、めちゃくちゃ高度な数学や物理学が使われているのですが、そういう肝心な機能は海外で発明されてしまっており、日本はそうした海外の技術を使ってプログラミングするだけです(※)。ですから文系の人でもプログラミングさえ勉強すればできるようになります。しかも仕事が多くあって、常に人材不足で残業だらけ。文系だろうが理系だろうが、多くの人がプログラマーになってきました。それが日本です。

(※)悲しいことにソフトウェア産業において日本は技術後進国です。
WindowsにMacOS、Linux・・・どれもアメリカ産です。インターネットやデーターベースの仕組みもアメリカ産です。人工知能や新しいプログラミング言語など、時代を切り開くソフトウェア技術のほとんどが海外製です。ビッグデータを抱えるGAFAは全てアメリカの企業です。日本人の多くは日本ではなくアメリカに納税している形になっています。
そして、塾長がマイクラミングを開発した時に参考にしたのは、英語のホームページと中国語のホームページだけです。スクラッチ3.0の仕組みをちゃんと解説している日本人は一人もいませんでした

日本のプログラミングはプラモデルみたいなものだった

たとえ話をします。

たとえば、プラモデルを組み立てるのに文系も理系も関係がありませんよね。必ず組み立て方を説明する図面や解説が着いてきます。その通りに組み立てれば、ちゃんと形が出来上がります。確かに作るためには一定の技量が必要で、時間もかかるし苦労もします。同時にチャレンジや楽しさもあります。色塗りなどで作り手の個性を出すこともできます。日本のプログラミングは、正に「プラモデルを組み立てる作業」のような感じでした。

しかし海外のプログラミングは、もっと根本的な開発を含んできました。

化学の専門知識を持った技術者がプラモデルに相応しいプラスチックそのものを創造しました。あるいは塗料を作りました。物理学や工学の専門家がプラスチックを綺麗に成型する機械を発明しました。数学を操る技術者が図面や解説を何倍に拡大・縮小して印刷しても滑らかに表示できる数式を作りました。ソフトウェア工学の専門家が、それらをデーターベースやソフトウェアに置き換えてパッケージ化し、製造方法そのものを商品にしました。

上の話しは、あくあまでもたとえ話です。

要するに、ほとんどの日本のプログラマーは、今まで発明の必要がないか、発明ができない立場や状況にいました。しかしプログラミングは安い作業ではありません。他の職業と同じで、むしろ世の中を良くする仕組みを創造する活動です。

色々な分野の専門知識が、色々な立場の人たちに広く利用できるようになる、そういう仕組みを創り出していく活動も「プログラミング」に含められます。また、そういう夢をぜひ持って欲しいと思います。

20世紀後半、確かに日本人の技術力は多くの分野で世界1位だったかもしれません。しかしコンピューターが発達してソフトウェアの重要性が高まるにつれ、日本の技術力はどんどん影を薄めてきました。過去の栄光に浸るには、僕らはまだ若すぎます!

早く目覚めなければいけません。日本人はプログラミングにおいても「世の中の仕組みを根本から変える発明」を目指さすべきです。そういう人が千人に1人、いや万人に1人でも出て来るような社会にしていく必要があると思います。

プログラムの基礎が国語や数学や物理!?

プログラミング教育よりも、まず読解力だ、算数・数学だ、という主張が根強いです。英語教育を強化する時にも同様の主張があります。読解力や算数・数学が大切なのはもちろんです。しかし、だからと言ってプログラミングや英語は後回しで良いとはなりません。むしろ読解力や算数・数学の技能を発揮してプログラミングして欲しいと思います。

それがどういう事かを考えてみましょう。

コンピューターを触らないプログラミング

今から25年くらい前、大学生の時。私は選択科目の中で「コンピューターアルゴリズム」を受講しました。大学生になったらプログラミングを勉強しようと決めていたからです。「アルゴリズム?」という疑問を抱きつつも、コンピューターと名の付く講義がそれしかなかったので、迷わず選択しました。ところが、最初の講義で取り組んだのは図形の問題でした。次の週も数学でした。最後は円周率を速く正確に求める数式の問題でした。結局、その講義の中ではコンピューターを1秒も使いませんでした。紙と鉛筆だけの世界でした・・・

アルゴリズムは「算法」と和訳されるみたいですね。そういえばコンピューターは計算機でした。同じ計算結果を得るために、どんな式を使うかで計算の速さが変わりますプログラミングする前に、より速くより正確に計算できる数式を考えること。それがアルゴリズムでした。ですから、残念ながら最後までコンピューターを使わなかったわけです。

仕事の早さも電気代もプログラマー次第!?

ただし学びは大きかったです。

  • プログラマーが数学や物理の公式を知っているか否か
  • 更にその公式を目的に応じてカスタマイズできるか否か

こうしたことで、計算の速さも計算結果の正確さも大きく変わってしまう、ということを理解できました。しかも電気代も時間も大きく変わってしまいます。同じ仕事をするのに、時には1万倍くらい効率が変わったりします。使うエネルギーが何桁も小さくて済みます。

もしも世界中のプログラマーがアルゴリズムを学べば、世界中のコンピューターが消費する電力が今よりもずっと減って、地球の温暖化さえ防げるのではないか、と思ったくらいです。

例えば、四捨五入をどう求めるか?

アルゴリズムしだいで計算量が変わってしまう簡単な例を出します。おそらく、よくある例題だと思います。

「与えられた小数を、小数第1位を四捨五入して整数の概数にしなさい。」

これを四捨五入の考え方どおりに、正直にプログラミングするなら、次のような6行以上の処理(プログラム)になるでしょう。

「整数部分」 に 「小数」の整数部分を代入しろ
「小数第1位の数」 に 「小数」の小数第1位を代入しろ
もしも 「少数第1位の数 」が4以下 ならば
「整数部分」を表示しろ
そうでなければ
(「整数部分」+1)を表示しろ

しかし、もっと簡単な方法があります。

「整数部分」に(「小数」+ 0.50 )の整数部分を代入しろ
「整数部分」を表示しろ

これなら、たったの2行です。工夫すれば1行にもできます。注目すべきは小数第一位について「四捨」と「五入」で場合分けする必要がないところです。コンピューターで遅い処理の1つが場合分けです。これが無いのは大きいですね。

これがアルゴリズムを考えるということです。そして本来はアルゴリズムも「プログラミング教育」に入ります。むしろアルゴリズムの方が大切です。

「目的」と「手段」を分けて考える発想を養う

上で見たように、コンピューターを使いこなすということは、目的と手段を分けて考えることに他なりません。

「四捨五入を求める」という目的の実現方法は何通りも考える事ができます。視野を広げるほど、いろいろな手段が思いつきます。
そして上の例題では、たまたま「小数第1位を」四捨五入する条件だったので「0.5を足す」という短い計算方法が選択できたわけです。

プログラミング教育では、次のような取り組みを体験させる狙いがあります。

  • 答えが1つに定まらないような問題にチャレンジする。
  • 試行錯誤で最適解を見つける。

難問に対して「無理だ」と即答しては何も生まれません。正解が1つという発想を捨て、今できる最大限の答えを見つける発想を変えれば、できることが生まれます。そのように視野を広げて、手段を何通りも並べて、何度も試しながら、最適解を導いていくこと大切なのです。

またそのために、国語、算数、理科、社会、英語や美術、技術などの素養が必要です。逆に、勉強したことを使おうとするから身に着きやすくなる、という側面も出てくるでしょう。

今こそ理系的なプログラミング教室が必須!

ですから「ただ図面を見ながら組み立てるだけ」みたいなプログラミング教室には、絶対にしたくありませんでした。
また、時代や流行りに依存するような専門知識を詰め込んでも、価値がないと思いました。

かつて高校生がBASICというプログラミング言語を習わされて、それでセンター試験も受験しました。しかし今やBASICを使う最先端の仕事など、ほとんどありません。高校までの学校教育において、特定のプログラミング言語の用語や文法を覚えさせても意味がないのです。時代に合わせた職業訓練は専門学校の仕事です。
第一、みんながプログラマーになるわけではありません

そして実際のところ、「組み立てるだけ」とか「職業訓練の簡易版」のような小中学生向けのプログラミング教室が多いです。私はそういうプログラミング教室を教育とは見なしていません。もちろん趣味と割り切れば良いですが、私は少なくとも自分の子供にそれをやらせようとは思いません。

そうではなく、もっと根本的に、生徒たちの血肉になるような活動にしたいと思いました。
理数系の頭脳や論理的な思考力を、ちゃんと伸ばす活動にしたいと思いました。

知らないうちに、高度な数学的なセンスや図形のセンスが身に着いている。
知らないうちに、創造する喜びが体験できている。

そんなプログラミング教室にすべきだと思いました。

だから、もう自分でプログラミング教室を作るしかなかったのです。

マイクラミング

本来のプログラミング教育は、偏った専門知識を覚えさせたり、特定の技能を訓練するものではなく、子供たちが問題に立ち向かう基礎力を育てるものです。

マイクラミング」は、そんなプログラミング教室になっています。そうなるように教育改革後の学習指導要領をにらめっこしながら作りました。子供たちの頭を良くするために塾長が自ら開発!しました。

そして、テキストは本厚木校の髙橋先生にお願いして、小学生にも親しみやすい構成にしてもらいました。「プロボン」というキャラクターも生まれました。ありがとうございます。

生徒たちは、パソコンやプログラミングの専門用語なんて、ほとんど覚えません。いち早く課題を解決することやマインクラフトで建築を「創造」することに没頭できるようになっています。試行錯誤が大切なのであって、専門知識の暗記をしたいわけではないからです。

それでいながら、小学1年生がマイナスの数を理解し、計算もできるようになります。それどころか、高校2年生の空間ベクトルで習うはずのxyz座標を、小学生が理解して、使いこなしています。そのような数学の知識を活用してプログラミングを楽しんでいます。
そして、マインクラフトの世界に多くの魔法をもたらしています。

小学1年生でも取り組めるジュニアコースから、三角関数やデータ処理を扱うハイコースまで用意しました。実際ヒーローズ植田一本松校プログラミング教室には、小学1年生から高校3年生まで広い層が在籍しています。

日本人の「プログラミング」に対する誤解がちゃんと解けて、正しいプログラミング教育が、もっともっと盛り上がっていくことを願うばかりです。

まずは近隣の方から、ぜひお立ち寄りくださいませ。

 


名古屋市天白区の植田で塾を探すなら個別指導のヒーローズ!!

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大学受験生の数学 国公立大学の二次試験は部分点を狙え!

大学の講義室の写真

塾長です。

国公立大学を目指している受験生に質問です。記述試験マーク試験、どちらの方が点を取りやすいですか?

嫌煙されがちな「記述試験」ですが、理系科目に関しては、実は「記述の方が実力を発揮しやすい」です。今回はその理由と記述の対策について書きます。国公立大学の理系を志望する受験生の話しです。

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合格者たちの想いで 2018

卒業アルバムの寄せ書きのイラスト

新しい元号が令和に決まりました。
東邦高校が春の甲子園で見事に全国優勝を果たしました。

嬉しくて新鮮な話題が4月を彩っています。
4月は17人の入塾があり、教室にも新鮮な風が吹いています。

振り返れば3月は激務でした。
受験の追い込み授業、新入生の受け入れ、学年の切り替え作業、人事の雑務などなど。
慌ただしくて過去を振り返る間もなかった気がします。

しかし卒業生のみんなのことを忘れたら勿体ない!
みんな個性が強かったもんな~
ようやく春を実感できたところで、少し思い出を書き留めておきます。

教室にほぼ住んでいたMさん

教室を開けるといつも一番にやって来たのが中3生のMさん。
マイ机があって毎日決まった席に座ります。もちろん塾としては「マイ机」なんて制度はないはずですが、1番に来て座るのですから自然にそうなるわけです。

他の生徒が来る前の時間帯は、私がパソコンをカチャカチャ打つ音と、Mさんが自習でカリカリ書く音だけが静かな教室に聞こえていました。
私が仕事に飽きると、Mさんに「何してるのぉ?」と声をかけては雑談しました。

勉強というよりは作業系のことが好きみたいで、漢字練習を喜んでするのでした。将来は職人になりたいというので、高校受験もそれを踏まえて指導しました。

超理系人間のYくん

数学や物理が大好きで、大学進学は物理学者になれる学科を希望していました。同時にそれを志すだけの才能が自分には無いともこぼしていました。
私はそれに対して「才能の有る無しが判断できる程の努力をまだしてないでしょう」と切り返したものです。

物理学は大掛かりな実験装置を使うことが多いので、私は「本気なら浪人してでも予算の手厚い旧帝大に行け」と勧めましたが、彼は現役で進学することを選びました。もちろん、それも正解です。

受験が終わった後は、大学の線形代数やプログラミングについて予習をしました。大学で好きな研究が少しでも早くできるよう、その武器となりそうな知識を教えておきました。

心残りは現代らしいプログラミングまで教えられなかったこと。オブジェクト指向にはじまり、辞書型やJSONといったデータ構造が人気の理由まで。どうしても時間が足りませんでした。

まぁ、でも、彼なら大丈夫でしょう。

チャレンジを譲らなかったKくん

私は高校受験の時に、かなりチャレンジな受験をしました。結果は大敗で私立高校に進学しました。でもあの時チャレンジしたからこそ、自分の能力を期限ぎりぎりまで上げられたのだと思います。

Kくんと面談した時、かつての自分を思い出しました。

面談で安全圏に志望を下げるか、そのままチャレンジするか聞きました。Kくんはチャレンジすると即答しました。

それからたくさん勉強しましたが、結局、第2志望へ進学することになりました。しかし合格発表当日の電話の声は元気で、翌日、教室に来た時の顔もスッキリした感じでした。

そうそう。受験でやり切るって、こういう顔になれる事なんだよね。

私はKくんの様子を見て、そうに実感しました。「学年で何番で合格していたかな。高校では上位を狙おうね。」と私は言いました。「はい。高校でも頑張ります!」と彼は即答しました。

最近は受験を楽に済ませようという風潮が高まっています。そんな中で、自分の意志でチャレンジを選択した強さは立派でした。

センター過去最高点でも音楽の道を選んだHさん

中2から高3まで5年間ヒーローズに通い続けたHさん。彼女は本番に強いです。

センター試験は自己最高点を記録しました。センタープレテストでは志望校の中で最難関の国立大学でもB判定だったのですが、本番はそれ以上のできでした。例えば国語は174点。かなりの実力者です。
思い返せば、高校受験も試験日の出来が一番良かったと言っていましたっけ。

高校3年間のうちに志望が固まって「音楽の先生になりたい!」が彼女の夢になりました。そのため大学の個別試験はピアノや声楽といった実技試験が加わりました。その練習でとても忙しい毎日でした。

考えに考えた結果「まずは音楽をみっちり修行したい!」ということで、教育学部ではなく音楽大学に進む決意をしました。それで国立大学は途中で受験を辞退しました。

ヒーローズで勉強してきましたが、受験で直接その実力を有効活用することはありませんでした。しかし、せっかく優秀なので放ってはおきません。今度は「ヒーローズの講師」として、その実力をちゃんと使ってもらうことにしました。

部活が忙しすぎたAくん

Aくんは植田中学のハンドボール部でした。最も練習がハードな運動部の1つです。

中2の面談では、「ハンドボールはスポーツとしては好きですが、その練習量を高校まで続ける自信はないです。だから勉強を頑張って普通科に進学します。」と言っていました。

中3春の面談では、「推薦がもらえるみたいです。推薦を受けるかどうか迷っているので、推薦が無くても良いように勉強を頑張っておきたいです。」という調子でした。

中3夏の面談では、「引退できないみたいです。推薦をもらえる可能性が何校かありますが、どれが良いでしょうか?」という調子になりました。

結局、偏差値の高い進学校に推薦が決まりました。それからは「入学した後で、一般受験で入って来た他の人達に置いていかれないように、3月まで勉強をちゃんと続けます。」ということになり、中3の最後までヒーローズに通い続けました。有名進学校だけあって宿題がどっさり出ました。3月まで塾を続けて良かったですね。

フタを開けてみれば「勉強を頑張って普通科に行く」という目標と「ハンドボールを続ける」という目標(しがらみ?)の両方を達成してしまったわけです。

進学に約1年間迷い続けましたが、一番良い結果になったのではないでしょうか。

他にもたくさん、一人ひとりの思い出がありますが、もう日付が変わってしまったので、これくらいで筆をおきます。

ここに書けなかった生徒たちのことも思い出しています。

卒業生全員の活躍を祈っています!
みんな、また遊びに来いよ!!

 

ちなみに・・・

進路実績はコチラ

※毎年ブログやチラシで公開しています。

 


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大学入試改革 あれからどうなった? 英検受けるべき?

センター試験2019年1月英語リスニングの変キャラをバックにタイトル

大学入試センター試験が終わって1週間が経ちました。
リスニングの「謎キャラ」が話題になった一方で、受験生は志望校の決断に忙しかったです。

さて、そのセンター試験は今の高校2年生で最後となります。
つまりセンター試験は、あと1回しか行われません。

2020年度(2021年1月)からは「大学入学共通テスト」に代わるからです。

現段階での「大学入試改革」をまとめておきましょう。

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センター試験 2019年の問題を解いてみた塾長の所感

2019センター試験

この週末はセンター試験でした。
月曜日に生徒の保護者様から

「塾で教わった問題が出て、最高点が取れた、と喜んでましたよ!」

と嬉しい報告を受けました。
でも風邪をひいたので塾はお休み・・・寒かったもんなぁ。

新聞で問題と正答が公開されたので、さっそく解いてみました。
レベル感、勉強法などについてまとめました。

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