塾長です。
この猛暑で愛知県は「熱中症警戒アラート」の発令を続けています。
ここ最近、確かに部活で熱中症になり体調を崩す塾生が出てきています。
塾生の様子を見る限り、毎日10人に一人はそうなります。
豊橋市は小学校の部活動を来年度から廃止します。
こちらは教員の働き方改革が主な理由です。
おやおや、健康面や教員の働き方の面からは、部活動は何かと邪魔者にされてしまいます。
受験という観点ではどうでしょうか?
国公立大学に行きたければ高2で部活を止めよう
まず自分の高校から
「毎年、何人が国公立大学に合格できているか?」
を確認してください。
最寄りの天白高校では、浪人生を含めて約40人です(*)。
もちろん現役合格ともなれば、その半数以下になります。
そこで多めに見積もって、
天白高校から国公立大学に現役合格できるのは上位20人
と仮定しましょう。
360人が入学し、5人が退学または留年し、355人が卒業します。
そのうちの上位20人です。
つまり、
20÷360×100=5.6%
ですから、国公立大学を目指す生徒たちのとって、
せいぜい上位6%の生徒しか、正しい勉強時間や勉強法をしていない!
ということになります。
94%の生徒は間違っている!
ということです。
つまり、
周りに合わせて勉強していたら合格できない!
ということです。
ほとんどの生徒は部活を引退してから本気で勉強をします。
その時点で間違っていることが、数字から明らかです。
よって、
誰よりも早く部活を引退!
というのが正解になります。
高3で部活を引退するのが間違いであれば、高2で引退することになります。
高1で引退するくらいなら、そもそも部活に入ってはいないでしょう。
ちなみに天白高校に限って言えば、
高校1年生は必ず何かの部活に入らなければならない
という校則があります。
それならば、高2で引退するしかありません。
注意事項
最初に書いた通り、あくまでもこれは一般受験で国公立大学を現役合格するための分析です。
なにも進路は国公立大学だけではありませんので、このような分析は進路の選択の種類だけ行う必要があります。
また上位20人というのは校内の定期テストの順位とは関係ありません。
河合塾や駿台模試などを5教科で実施した場合の順位を想定しています。
私の指導経験によれば、定期テストで学年1位をとっても国公立大学には合格できない生徒がいます。
定期テストの学年順位は上位1クラス以内で妥協し、受験科目の勉強に注力して模試の方で偏差値アップを狙う方が有利です。
(*) 参考資料
天白高校の公式ホームページ内「天白高校 卒業後の進路」における2020年度の実績など
生まれつき知能指数の高い子だけが有利になる「部活と勉強の両立」
それでも学年の上位ともなれば、部活動と勉強を本当に両立できてしまう生徒がいます。
しかし、それが手本になるかと言えば、そうとも限りません。
なぜなら、部活と勉強の両立をできる生徒は、とても限られているからです。
少ない時間で学習効果が得られる生徒は、文字通り知能指数の高い子です。
つまり、がんばって勉強して天白高校に合格してきた時点で、あなたは特別な存在ではありません。
天白高校を超楽勝で上位で合格したぜ
高校受験勉強?
なにそれ、やった記憶が無い
くらいの余裕で天白高校に来ている子でもなければ、部活のハードな練習と勉強の両立なんて不可能です。
従って、もしも
「Aさんは両立できているよ。頑張っているよ。もっと君も頑張ろう!」
などと慰留を押し通されてしまうとすれば、これはかなり危険です。
生まれつきの能力で生徒を選別しているという恐ろしい行為です。
人権無視です。
今時そんな先生はいないとは思いますが。
もしも万が一、不幸にも、部活の顧問の先生からしつこく慰留されるとすれば、それはご自身の出世のためです。
あるいは新興宗教です。
生徒の将来とは1ミリも関係が無いので、耳を貸す必要はないでしょう。
ほとんどの子にとって、部活動の時間をほどほどに制限する必要があります。
勉強するので部活の途中で帰宅します
平成時代までの異常に長い練習時間を考えれば、部活動は半分はサボるくらいがちょうどよいのです。
それを許さない「村意識」は生徒の将来性まで奪いかねません。
それでも部活は人生のプラスになる!?
それでは部活が悪いのかと言えば、決してそうではありません。
塾長は高校時代に、それはそれは部活で大いに充実した毎日を送りました。
自分がそんな思いをしておいて、生徒たちには部活を止めろなんて一方的に言うのはズルいです。
だから、そういう一方的話をしているワケではありません。
部活はやったほうが良いです。
もちろんやらなくても良いです。
入りたい部活が無ければ、自分で新しく作るのも良いです。
要するに、生徒の目標や現状の能力、使える時間などを考慮して、
全員一律ではなく、一人一人が参加の仕方を選択できる部活
にすることが大切だと言っているだけです。
その上で「現実をしっかりと認識」して部活に参加して欲しいと思います。
例えば、
最後まで部活を一生懸命やり切りたい!
高3の夏まで大会に出たい!
という強い希望があるなら、それも良いでしょう。
受験の方法は色々あります。
進路もいろいろあります。
そういうのも一緒に考えて、トータルで両立は可能です。
浪人する覚悟はありますか?
しかし現実を無視するのはダメです。
高3の夏まで大会に出て、秋から猛烈に勉強して、国公立大学を目指したい!
これはダメです。
これをしたいなら、浪人を覚悟してください。
高3の夏まで大会に出たい。
秋から猛烈に勉強しても、国公立大学には届かないだろう。
だから浪人も覚悟する。
とはいえ、お父さんやお母さんに理解してもらえるだろうか・・・
これが現実です。
ちゃんと保護者に浪人の可能性について、自分の口から自分の意思で話をして、そして理解をしてもらいましょう。
部活というわがままを押し通し、浪人の経済的な負担をもお願いするのです。
そのくらいの説明は、自分でしましょう。
その上で、部活を頑張ってください。
そのような意味で一生懸命にやった部活は、必ず人生のプラスになると思います。
きっと大学生活でも役に立つでしょう。
ちなみに塾長の経験から正直に言いますと、浪人は辛いです。
塾長は勉強が好きな方ですが、それでも辛かった・・・
それを乗り越える覚悟も忘れずに。
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