こんばんは、塾長です。
公立高校の入試が終わりました。来週の3月18日が合格発表です。
今年はAグループの問題の方が難しかったと聞きますが、どんな入試問題だったのでしょうか?
さっそく分析しました!
こんばんは、塾長です。
公立高校の入試が終わりました。来週の3月18日が合格発表です。
今年はAグループの問題の方が難しかったと聞きますが、どんな入試問題だったのでしょうか?
さっそく分析しました!
塾長です。
公立高校入試について、今年の出願傾向を考察します。
ちょど愛知県の公立高校入試で出願の修正までが終わりました。これで最終的な倍率が確定したからです。
倍率は愛知県のホームページ「令和2年度入学者選抜の志願状況等」で確認できます(2020/2/25発表)。
このデータや生徒たちの動きから、出願の動向を見ていきましょう。
愛知県の場合、公立高校入試の出願は次の手順で行われます(日付は令和2年の例)。
2月20日の夜に倍率を確認して、不安なら翌日21日に志望校を変更します。例年なら、そこでまた生徒が動いて2~3割の高校は倍率が 0.01~0.02 ほど変動します。
ところが、今年はほとんど変動しませんでした。
つまり「出願後に志望校を変更した生徒がほとんどいなかった」というわけです。
ヒーローズ植田一本松校の生徒が良く出願する高校について、具体的に見てみましょう。
※ 順番は愛知県の発表順です
高校名 | 倍率 | ||
出願時 | 最終 | (昨年) | |
愛知商業 | 1.41 | 1.41 | (1.35) |
松陰 | 2.12 | 2.12 | (2.74) |
昭和 | 1.62 | 1.62 | (2.10) |
熱田 | 2.63 | 2.63 | (2.73) |
名南工業 | 1.89 | 1.89 | (2.22) |
日進西 | 1.86 | 1.86 | (2.01) |
長久手 | 1.70 | 1.70 | (1.67) |
緑 | 1.76 | 1.76 | (2.22) |
山田 | 2.59 | 2.59 | (2.45) |
名東 | 2.11 | 2.11 | (2.43) |
若宮商業 | 1.61 | 1.61 | (2.04) |
愛知総合工科 | 1.93 | 1.93 | (1.53) |
名古屋西 | 2.55 | 2.55 | (2.86) |
天白 | 2.71 | 2.71 | (2.79) |
日進 | 1.01 | 1.01 | (1.13) |
東郷 | 1.79 | 1.79 | (1.97) |
菊里 | 2.42 | 2.42 | (2.63) |
名古屋商業 | 2.17 | 2.18 | (1.93) |
上の表の「出願時」と「最終」の列を見比べてみてください。今年の2月20日と2月25日の比較です。
今年は出願の修正がほとんどありませんでした。
もう少し詳しく見ていきましょう。
昨年アップしていた松陰、名南工業、日進西、愛知総合工科も、今年は変化がありませんでした。
名古屋商業(CA)高校だけが唯一、倍率の0.01ポイント増加させましたが、それ以外は数字が動きませんでした。
私立高校の授業料が無償化されますが、これが大きな要因かもしれません。
多くのご家庭にとって、私立も公立も授業料は無料です。
これが安心材料となり、公立高校をのびのびとチャレンジする、志望の意志を固くする、という生徒が増えたのかもしれません。
※高校無償化については、こちらの記事に詳しく書きました。
つぎに昨年から変化した部分に注目します。昨年と今年の比較です。
全体的に、普通科の倍率が下がり、専門科の倍率が上がった傾向です。
つまり公立高校は「実学志向」が強まった感じがします。
昨年度に比べて、普通科の高校はほとんど倍率が下がっています。その原因として考えられるのは
ということでしょう。
私立高校は4月から無償化されます(年収制限あり)。そのため私立高校に志願者が流れています。
※高校無償化については、こちらの記事に詳しく書きました。
普通科とは逆に、商業科や総合学科の高校は倍率を上げています。
専門的な環境が必要な学科は、授業料も高くなりがちですが、公立高校なら安心です。愛知総合工科のように自治体のバックアップがあれば、なおさら就職への期待も高まります。
環境面で公立高校は専門学科への期待が高まっていると考えられるでしょう。
授業料に差がなくなってくれば、中身で選ばれるようになる、ということですね。
私立高校も公立高校も、授業料が無償化になって良かったです。
ただし注意点があります。
受験日程の関係で、どうしても次のような学力格差が生まれやすいです。
公立高校 > 私立高校(一般入試) > 私立高校(推薦入試)
とても耳の痛い話です。
あらためて入試日程を見てみましょう(令和2年度の例)。
これが「受験勉強を止める日」です。
公立高校を受験する生徒に比べて、私立高校の専願なら1カ月、私立高校の推薦なら2か月も早く、受験勉強を止めてしまいます。
具体的には、次の悪影響につながります。
国語は教科書の構成上、学年末テストまでに全ての単元が終わります。一方、他の4教科は学年末テストが終わった後でも、まだ重要単元が残っています。
受験が早く終わった生徒たちは、次の単元について勉強不足になりがちです。
特に英語と数学は、高校に入ってからの基礎力になる単元です。
例えば、数1の「三角比」や数2の「三角関数」が苦手な高校生は、中3の冬の単元からやり直した方が良いかもしれませんよ。
「世の中科」や「情報編集力」で有名な藤原和博先生によれば、
知識7割、思考3割
なんだそうです。ロボットや人工知能が発達する未来でも、人間にとって知識が大切であることには変わりません。
これまでの「詰め込み教育」が
知識9割、思考1割
だったとすれば、それが教育改革で大幅に見直されて、
知識7割、思考3割
に変わっていきます。大幅に改革しても、たった2割しか変わりません。要するに、
人間は知識が無ければ考えることができない!
ってことです。時代がどうなろうと、これは変わらないってことです。
そして、義務教育は考えるのに必要な「最低限の知識」を学ぶ期間です。
時間のある学生のうちに、できるだけ知識を詰め込んでおきましょう。大人になってから学ぶには、お金と時間がかかって大変ですよ。今のうちに学んでおくことです。
ちなみに、うちの教室では、私立推薦で合格を決めた生徒たちも、まだ自習に来てますよ。
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
塾長です。
ご存知、センター試験が終了しました。来年の令和3年1月に受験するのは「大学入学共通テスト」になります。
昨年末は何かとニュースになりましたね。英語の民間試験の導入が見送られた。記述式問題の導入も見送られた。・・・何かと状況が二転三転しました。
で、あれから結論はどうなったの?
1月29日に正式な方針発表があったので、まとめておきます(ソースは大学入試センター)。
英語 | <配点と解答時間> ・リーディング100点+リスニング100点 ・リーディング80分+リスニング30分(※) <出題方針> ・単独問題(発音、文法、整序など)の廃止 ・リスニングは1回読みがメイン ・リーディングは多様なテキストで構成 ※リスニングの実際の試験時間は60分ですが内30分は機器の説明や準備です |
国語 | <配点と解答時間> ・変更なし <出題方針> ・異なる種類の分野の文章などを組み合わせた、複数の題材による出題を構成 |
数学Ⅰ 数学ⅠA |
<配点と解答時間> ・100点 70分 <出題方針> ・数、式、表やグラフなどを使って問題解決をさせるような出題 ・教科書を越えた数学の定理などを既知の知識を活用しながら導かせるような出題 |
数Ⅱ 数ⅡB |
<配点と解答時間> ・変更なし <出題方針> ・数Ⅰ、数ⅠAに同様 |
物理 化学 生物 地学 |
<配点と解答時間> ・変更なし <出題方針> ・数Ⅰ、数ⅠAと同様 ・選択問題の廃止 |
地理 歴史 公民 |
<配点と解答時間> ・変更なし <出題方針> ・仮説を立て、資料に基づいて根拠を確かめたり推論させたりするような出題 |
全体 (共通) |
<出題形式> ・連動型の問題が登場 ※連続する複数の問いに対して、正解の組み合わせを解答させ、しかも正答は1つとは限らないような出題形式。 |
全体を通じて、身近な話題や資料から何らかの課題や仮説を立て、科目の知識を使ってそれらを解いたり説明したりするような、実践的な学力が問われるようになります。
教科書の知識が広くまんべんなく出題される傾向は今までと同じです。
しかし、それだけではありません。
教育改革の目玉である「主体的・対話的」で「深い学び」をしてきたかどうか。これも問われるようになります。
なんのこっちゃ?
と思いますね。これは簡単に言えば、
高校の授業を再現しているような設問
も出題されるようになる、ということです。具体的には、
などといった資料や話題を基にして、教科書の知識や考え方を結び付けて考えさせるような問題です。例えば社会では1問1答のような暗記の詰込みタイプの勉強だけ繰り返しても、点数が取れないということです。
入試センターの資料にはこうあります。
授業において生徒が学習する場面や、社会生活や日常生活の中から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータなどを基に考察する場面など、学習の過程を意識した問題の場面設定を重視する。
なぜ、こんな出題をするか。それは、高校の授業を強制的に変えるためです。
入試問題が「主体的・対話的で深い学び」を問うような形式
になれば、高校の授業もその対策として、それに合わせた形式の授業をやらざるを得なくなるからです。
教育改革では、これまでの「高校の先生が模範を示す一方的な授業」を改めます。生徒たちが積極的に考えを発表したり、仮説を検証したりするような授業にならないといけません。そうした授業改善を強制的に推進してもらうために、ゴールである入試問題を先に変えてしまうというわけです。
本気の改革ですね。
高校の先生の技量がめっちゃ試されそうです。
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塾長です。
昨日は高3のお母さまからお礼のメールをいただきました。第1志望の大学に合格したそうです。詳細は伏せますが、不運な〇〇からの逆転合格でした。すごく立派でした!本当におめでとうございます。
この生徒はドラマチックなエピソードが盛りだくさんなのですが、お母さまから許可が得られたら後でブログにしますね。
さて今日のブログは、
これから受験生になる、あなたたち。
2月の時点で、中学2年生と高校2年生のあなたたち。
そう、そこの君たち!
植田中学、御幸山中学、牧の池中学、神丘中学、日進西中学、
菊里高校、天白高校、日進西高校、東郷高校、緑高校、愛工大名電高校、南山高校、愛知高校、東邦高校などの私立高校、
へ通っている2年生の皆さんに向けて書きました。
前半は心構え。後半は勉強の仕方についてです。
周りの先輩方の進路決定や合格の話しを聞いていると、
「あー、来年は自分の番かぁ。」
って思いますよね。
でも、ちょっと待ってください。来年どころか、今年ですよ。もう1年は無いですから。
下手すれば、
あと11か月!?
くらいしかないですよ。
大学受験生なら、大学入学共通テストが1月です。AO入試や推薦なら夏に大学訪問がありますよね。
高校受験生なら、私立高校の一般入試が2月上旬。推薦なら校内の内定が12月です。
どうみても1年ありません。
ということで、中2や高2の君たちは、もう立派な受験生でございます。
そんな君たちに、今の時点で知っておいて欲しいことがあります。それは受験勉強の正しい準備です。
と、その前に、次のことを押さえておきましょう。
多くの受験生や保護者様が勘違いしがちなことがあります。私も受験生のとき、そうでした。この勘違いにハマると勉強しても成績が伸びません。
それを先に対策しておきます。
それは「基礎」の意味を勘違いする事です。絶対にやってはいけません。
次の比較を見れば「はっ」と気づかされるでしょう。
「基礎を固める」とは・・・
× やさしい問題を解く
〇 教科書の内容をぬけもれなく頭に入れる
そうです。そういうことです。
もう少し言い換えます。
「基礎を固める」勉強とは・・・
× 問題集が10で教科書確認が0
〇 問題集が6~7で教科書確認が4~3
このように書くと、実践的なイメージがわきやすいでしょう。教科書は大切ですが、教科書だけじっと眺めていても頭に入りません。
この繰り返しです。
だから問題を解く時間が6~7で、教科書が4~3です。
「今まで気づかなかったけど、教科書って、すげー良くできている。」
そんな風に感じられるようになれば、もう偏差値60超えてます。
難問を解けなくても、基礎を徹底しただけで高い偏差値が取れるものです。まずはそこが本当の第一関門です。
とかく、夏までは上で見たような基礎を固めることに励んでください。
高校受験も大学受験も、夏休みまでは徹底した基礎固めをしましょう。それに相応しい教材を選んでください。よって2月のこの時期は、次のことを頭に叩き込んでおきましょう。
教科書だと何が重要か分からない・・・初学者はそうに思いますよね。そこでお勧めの教材を書いておきます。
名古屋の生徒なら学校が共販してくれる「新研究」または「マイペース」を必ず購入してください。5教科で7,500円前後です。この値段で基礎固めができるのですから、絶対にケチらないでください。サブノートなどの付属品もあるようですが、それらは学校の先生のお勧めに従えばよいです。
また、兄弟や親せきのお下がりは、あまりお勧めしません。書き込んであったら取り組みにくいですし、教科書改訂や移行措置などに未対応で、そういう差分に限って入試に出るものです。
日進市の生徒は、残念ながら良い共販がありません。むしろ粗悪品が共販されているようなので買わない方が良いです。いかにも天下りした職員が「過去問を適当に集めて作りました」的な問題集が共販されます。いきなり春から過去問に挑戦なんてあり得ません。解説がついていないし、印字もきれいではないので、お勧めしません。
それでは、どうするかというと、日進市は5教科全てに問題集が配られていますよね。これは名古屋市より恵まれています。ですから特に新しいものを買う必要はありません。中1~中3までに配られてきた5教科の問題集を解き直していけばOKです。
下手な学習塾の問題集を買わされるより、上に挙げたものをやる方が無難です。学習塾で販売する受験生用の問題集も「過去問シャッフル系」が多いので、春から取り組むには早いです。秋以降に活用してください。とにかく夏までは基礎固めが大切なのですから。
私立大学を受験するなら、夏まで基礎徹底です。
ただし国公立大学を志望するなら話が別です。今の時点で高1~高2の基礎が徹底されていないとまずいです。特に名古屋市内の国立大学ともなれば、受験勉強は1年では足りません。
何はともあれ、基礎徹底に適した教材ですね。
すべては無理ですので、英語と現代文を例に紹介しておきます。
英語と国語は長文読解の力を養ってください。古典もです。長文解釈を講義しているような参考書がお勧めです。実況中継本または動画教材が良いでしょう。
英文法や古典文法はもちろん大切ですが、できれば高2までに仕上げておきたいです。まだ未完なら並行してやりましょう。それに長文解釈の中で文法を確認していく方が、実践的で頭に入りやすいです。文法だけやる、単語だけやる、という極端な方法は時間が無駄になるので避けてください。
ポイントは、
長文解釈と文法と単語を全て平行でやる!
です。長文をやる中で、文法と単語を見直していきましょう。
英語長文の実力をつけるなら、例えば「やっておきたい英語長文300」(川合出版)が基礎固めに使いやすいです。
ただしこの問題集は、中学英語ができていて、高2までの定期テストである程度点が取れている人でないと解けないかもしれません。
中学から英語が苦手だったという人は、根本的に頭を英語脳に改造する治療が必要です。その場合は「英文解釈教室 基礎編 伊藤和夫著」(研究社)がお勧めです。今から読み始めてください。
もちろん英文法や単語帳も大切です。しかしそれらの参考書は多くの高校で配布しているものがあると思いますので、それで良いと思います。
くりかえしますが、重要なのは、長文解釈の中で文法や単語の知識を「使う」「引き出す」ということです。長文を解釈しながら既存の文法や単語を見直していってください。文法書や単語帳は学校から配布されたものや自分が気に入っているものでOKです。
続いて現代文です。
現代文ならば出口先生の「システム現代文 ベーシック編」と「システム現代文 バイブル編」(どちらも水王舎)が鉄板ですね。
そもそも現代文はちゃんと勉強する学生が少ないです。しかし適当に読んで点が取れるほど甘くはありません。まずは「読み方」を頭に叩き込みましょう。知っているようで全く知らないものですよ。一字一句を正確に読むということを、まず身に着けること。これが現代文の基礎です。
似たような参考書に「船口の最強の現代文」(学研図書)もあります。こちらも定評があります。
シリーズが何冊かあるようです。
出口先生か船口先生か。好きな方をお使いください。
それから現代文は語彙力も大切です。言葉を知らなければ勘違いを起こします。お勧めが「現代文 キーワード読解」(Z会出版)です。
以上、ここまで書籍で紹介しましたが、動画の方が解りやすい人も多いでしょう。その場合はベリタスなどの動画教材を使いましょう。
ベリタスはヒーローズの教室でも受講できますので、お問い合わせください。
最後に大学受験について補足しておきます。
大学受験は高校受験とはレベル感覚が全く違います。もっとも感覚が違うのが、国立大学の受験の難易度でしょう。
「できれば国立大学で。ダメなら私立で。」
という感覚で受験に臨んではダメです。私立大学なのか国立大学なのか。最初からキッチリ決めて対策しなければ全く歯が立ちません。
まず、私立と国立で受験に必要な科目の数か変わってきます。国立なら7科目が普通です。私立なら3科目のみが普通です。国立に必要な科目数は私立の2倍以上です。
私立大学は科目が少なく、マーク形式が主流である代わりに、合格点が高くなります。3科目の中で苦手部分を無くさないといけません。受験科目を早く決め、選択と集中で偏差値を上げる必要があります。
国立大学は科目が多く、二次試験は記述試験です。問題の難易度が高く点が取りにくいです。解答用紙の書き方や部分点をとる練習などをしておく必要があります。
名古屋の生徒たちは地元志向が強いです。少しでも良い高校へ進学すれば、みんな高校受験のノリで
「国公立大学を目指します。」
などと言います。
しかし愛知県の国立大学は、どれもレベルが高いです。
名古屋大学、名古屋市立大学、名古屋工業大学です。
全国から受験生が集まってきます。
中学の時にクラスで1番だったくらいの実力では、このクラスに合格できるか分かりません。
例えば、あなたが理系の高校2年生だったとします。
今の段階で、数1Aや数2Bの教科書が頭に入っていないようなら、かなりヤバい状況です。三角関数に関連する公式が20個くらい書き出せるか、つくり出せるようでなければ、非常にまずいということです。
これが教科書レベルの知識、つまり「基礎」です。そういう基礎を遅くとも3月末までに覚え直しましょう。それができないなら、地方の国公立大学や私立大学も検討を始めてください。物理的に勉強時間が足りません。
逆にたどれば、部活と両立するなら高1からしっかり勉強していくことです。高1をサボってしまった人は、部活を止めて高2から猛追しましょう。
高3は全員が頑張ります。頑張るのが当たり前なので差がつきにくく、ましてや逆転も難しくなります。ですから高2最後のこの時期に、1カ月でも早く受験勉強をスタートして、少なくとも「基礎の徹底度合」で差をつけるしかありません。
合格して来た先輩たちは、自分が想像している以上の努力をしてきているものです。
がんばりましょう!
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塾長です。
2020/1/31に嬉しいニュースがありました。愛知県は恵まれていますね。
「私立高「無償」世帯拡大へ 愛知県、年収720万未満対象に」(中日新聞)
もともと愛知県は独自に助成を行い、全国より先駆けて私立高校の無償化に取り組んできました。来年度からやっと国の助成がそのレベルに追いつきました。そしたら、愛知県は更に対象を拡大することにしたのです。
そして国は入学金の補助はありませんが、愛知県は20万円まで補助され、その対象も今回は同様に拡大されます。
常に全国の先を行く高校の無償化。それが愛知県ですね!
そこで1月10日に書いたブログを更新しました。
「知っておきたい高校の授業料と無償化の実際(愛知県用 改定版)」
具体的に誰に何がどうなったのかは、上記をご覧くださいませ。
ただし愛知県の県議会で予算が通るのはこれから。あくまでも予算案の段階でニュースになりました。つまり具体的な金額はこれから決まります。上記ブログの更新では推測額を青色表示にしました。
現場からは以上です。
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この週末は最後の「センター試験」でした。来年からは「大学入学共通テスト」に変わります。
新聞で問題と正答が公開されたので、今年もさっそく解いてみました。
レベル感、勉強法、大学入学共通テストへの展望などについてまとめました。
塾長です。
今日は「社会が苦手な人」に向けた記事を書きます。
塾長は中学生のとき、社会がもっとも苦手でした。いま思えば、色々な勘違いがあったからです。
正直に言って社会が好きではなかったです。テスト前になると、
「とにかく覚えることを最低限に絞りたい!」
という思いから「まとめノート」を作ったり「これだけ覚えれば」的な参考書を買ったりして、それだけを覚えるようにしていました。しかし全く頭に入らなかったです。
高校受験生になると、苦手などと言ってはいられません。自分なりに暗記を頑張りました。それでも5には届きませんでした。最高値が5×(ゴバツ)でした。4.5くらいの価値なんですかね。社会は高得点者が多かったので5が取りにくかったです。美術、音楽、技術は5が取れたのに、社会は最後まで取れなかったです。
塾長が社会を克服できたのは、大学受験の後半になってからでした。色々な遠回りをしたもんです。
(多くの人は、年齢とともに社会は頭に入りやすくなるようです。きっと知識が増えたり、視野が広がって興味を持てるようになるからでしょう。)
ちょっと前に、ヒーローズの勉強会がありました。その帰りに、小出先生を車で駅まで送ることになりました。小出先生はヒーローズ西春校の塾長です。なんと早稲田大学の文系学部ご出身。
早稲田大学の文系ともなれば、社会の偏差値70後半~80台という世界です。きっと社会なんて最初から得意だったに違いありません。
そして、ふと、知りたくなりました。
いったい何をどのように勉強していたのだろうか?
そもそも私とは頭のつくりが違うのだろうか?
こりゃもう、聞くしかない!
そう思って、助手席の方へ質問をぶつけていったわけです。
私: 小出先生は、社会が得意でしたか?
小: ええ、まぁ、文系でしたから。
私: 社会の勉強の仕方って、どうしたらよいですか?
小: まぁ、そうですねぇ。
実は、よく聞かれるんですけど、何て答えたらよいか困ってしまうんですよね。私: え、なんで困るんですか?
小: これと言って特別な何かを答えられるわけでもないですから。
どこを覚えればよいかとか、何が重要かとか、ポイントは何かとか聞かれても、
「全部」
としか答えようがないんです。
問題集や模試の問題を解いてみて、出題されたところをチェックしていくじゃないですか。そうすると結局のところ、教科書のどこからでも出題されているんですよ。だから何をどうに勉強したとしても、結局は
「教科書のすべてが大切」
という話になっちゃうんですよ。それなら最初から「全部が大切」って言ってもらった方が解りやすいと僕は思うんです。私: な、なるほどぉ・・・。
確かに、理系に置き換えたら、それ、分かる気がします。
数学でも化学でも物理でも、結局のところ、
「自分で教科書や参考書を執筆できる!」
くらいに身に着いてないと、勉強したとは言えないですもんね。小: 英文法とかでもそうですよね。
私: そうですね。
小: 社会だからと言って、何か特別な勉強があるという感覚は、僕にはあまりないです。
他の教科と同じで、教科書を隅々まで全て頭に入れれば良いというか。
逆に、教科書の中で知らないことが1つでもあると不安になりますよね。
それで、もっと細かく読み込むとか、そのベージに関連した問題を解いてみるとか。
何を勉強するかなんて、そうやって自然にやることが決まってくるじゃないですか。私: 確かに。
そう言われると、アニメやポケモンの好きな生徒と同じかも。
めちゃくちゃキャラ設定が詳しいんですよね。
そして知らないことがあると友達から聞いたり、自分で調べたりして、まめにチェック。
それって勉強法と同じですよね。小: ホントですよね。
本当は生徒だって、勉強の仕方が分かってるんじゃないかと思うんです。私: 確かに!
どのような教科であろうと、いさぎよく最初から
「教科書のすべてが大切」
と受け入れてしまえば、自然に勉強の方法が決まってくるってことですね。
なるほど、なるほど。
確かに、言われてみればそうですね。
ということで、社会の勉強方法はいたってシンプルでした。
「教科書のすべてを頭に入れると決める!」
そのように決めて徹底すれば、勉強の仕方は自動的に決まります。そのように自動的に決まってくる勉強法こそが、正しい勉強法というわけです。
極めた人の答えはシンプルですね。ズバッと一刀両断されたような凄さでした。
現場からは以上です。
塾長は大学受験でも社会にてこずりました。理系の国公立大学を受験していたので、社会はセンター試験だけ必要でした。社会はできるだけ勉強したくないと思っていました。
現役の高校3年生では日本史を選択しました。
「日本史なら中学でやったし、センターはマーク試験だし、ある程度はカンでも行けるっしょ。」
みたいな甘い考えでした。日本史を選択した動機からして安直というか不純でした。
それで日本史の「一問一答」という問題集の1冊だけをやり込もうと決めたのですが、そもそも姿勢が後ろ向きだったせいか、いくらやっても頭に入らなかったです。
そしてセンター本番では全く点数が取れませんでした。
浪人してからは「倫理、政治・経済」に変更しました。
「公民ならば、文脈や理屈で内容を理解できそうだし、まだ理屈で覚えることが可能だろう」
と思ったからです。
一問一答のような丸暗記だけではダメだという反省から、少しは進化しました。
倫理、政治・経済を勉強してみると、日本史よりは興味を持つことができました。ちゃんと教科書を読むようになりました。(教科の好き嫌いにムラが出てくるのは仕方がないですね。)
そして良かったのは、ちゃんと深く理解しながら勉強する姿勢に変わったことでした。用語解説の厚い参考書(駿台の「倫理,政治・経済用語資料集」だったかな)を買ってきて、調べながら、納得しながら勉強するようになりました。
もちろん社会の勉強時間も読み込む参考書のページ数も大幅に増えてしまったのですが、むしろ、その方が楽に頭に入りました。
そしてセンター本番では目標点を取る事ができました。
結局のところ「これだけ」みたいな勉強はダメだということです。「全部」とか「深く」とかいう姿勢の勉強にしたほうが、むしろ楽に頭に入っていくものです。
この先、教育の方針がどんどん変わって、例えば、社会の試験が「教科書の持込可能」というような制度に変わったとしても、「全部」・「深く」という姿勢で勉強しておけば、対応できるのではないでしょうか。
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塾長です。
中学1年生の英語が、とうとう大混乱の「現在進行形」に突入してきました。
「英語が苦手です」
この時期、そんなふうに学習相談に来られる新規の中学2年生。あるいは、学年が上がるにつれて定期テストの点数が下がって来たというご相談。実際に解答用紙を分析すると、だいたい中1のこの時期に原因があることが多いです。
中学1年生の英語の教科書。だいたい、どのような教科書でも、次のような流れで英語を習います。
最初にbe動詞の文を習います。
Saki: Ms. Baker, this is your pen.
Ms. Baker: Oh, yes. That’s my pen.
などという、現実ではあまり聞かない会話文で習います。
次に、一般動詞の文を習います。
I like math. I study it every day. I like music, too. I play the guitar in a band.
などという、輝かしい生徒の自己紹介文で習います。
それぞれの否定文や疑問文を覚え、How many ~? や Who~? などの疑問詞の使い方も覚え、やがて生徒たちは悟りを開きます。
先生、だんだん英語がわかって来ました。英語のルールを簡単にまとめると、
「be動詞の文」と「一般動詞の文」は混ぜるな、危険!
ってことでしょ。
この2つは否定文と疑問文をつくるルールが全く別だから、分けて考えればいい。
それさえ分かっちゃえば、疑問詞だって意味の違いだけで難しくはないですよ。
英語なんて、あとはもう暗記だけですよ。
やっとのことで英語のヒミツが見えてきました。苦手な英語が乗り越えられそうだと思えてきました。
正にその矢先です。見上げるほど高い壁のように「現在進行形」が目の前に立ちはだかります。
現在進行形は、
be動詞 + 一般動詞のing形 ~
です!
なんということでしょう。「混ぜるな危険」だったはずの「be動詞」と「一般動詞」が、ここで混ざってしまいます!
ちゃんと英語を勉強して来た生徒の方が、むしろ混乱します。
そして、中学1年生の不幸はまだまだ続きます。
現在進行形のあと、さらにさらに、過去形、助動詞の can と続くのです。英語の高いハードルが次々に現れます。
英語が得意科目に変わるかもしれない。そんな希望が持てた時期が、僕にもありました(過去形)。
塾長は中学生のとき、むりゃくちゃ英語が苦手だったらか、よ~く分かりますよ。
でもこの苦労、きっと最初から英語が得意だった人には、分からないだろうなぁ・・・
現在進行形で発症した混乱を完全に治すためには、やはり文法をちゃんと理解するのが近道です。まず、
一般動詞に “ing” をつけたら動詞(動作)ではなくなる!
ということを頭に叩き込みましょう。このように説明すると、
え!?「~している」という意味だから「動作」じゃないの?
と思われるでしょう。実はそれが混乱の原因です。そもそも「している」という和訳が不十分です。それは次の例文を見れば明らかでしょう。
私は犬を飼っている。
◎ I have a dog.
× I am having a dog.
英語の参考書には「have, live などは進行形に使えない動詞である!」などと、いかにも重要ポイントっぽく書かれているものがあります。ますます混乱しますね。こんなのポイントでも何でもありません。次のように考えれば一発で理解できます。
進行形は「瞬間の様子」を表わす
◎ 進行形=瞬間の様子
× 進行形=動作
進行形は、動いているものの時間を止めて、写真のようにある瞬間だけをとらえた表現です。ぱっと見たその瞬間は何かしていた。でも次の瞬間は分からない。そんな臨場感のあるニュアンスです。
動画と違って写真は動きませんから、動作ではありません。「瞬間」は「様子」です。「やさしい」とか「しあわせ」とか「黄色い」とかと同じで、姿や形や状態を表現する言葉と同じです。
人や物の様子を表現するのは「be動詞の文」でした。
主語 + be動詞 + 様子
I am happy.
The box is yellow.
これと同じように
主語 + be動詞 + 動詞のing形(様子)
My dog is running over there.
とすれば良いわけです。
現在進行形の文の正体は、何のことはない、ただの「be動詞の文」でした。「動詞のing形は、動作ではなく様子」という事実さえ受け入れれば、be動詞の文だと思ってしまえば恐れる必要はありませんでした。
現在進行形の正体が「be動詞の文」だと分ってしまえば、否定文や疑問文の作り方も、もう知っていることになります。
be動詞の文では、
と文法が決まっていましたから、その通りでOKです。もちろん疑問文に対する答え方や、疑問詞を使った疑問文の作り方、答え方も同じです。
たとえ現在進行形が登場しようとも、
「be動詞の文」と「一般動詞の文」は混ぜるな、危険!
は成り立っていました。これで一安心です。
ところで「have, live などは進行形に使えない動詞である!」という説明。さて、本当でしょうか?
そこでクイズです。have や live の進行形をあえて訳してみましょう。
次の例文を無理やり訳したら、いったいどうなるでしょうか?
I am having a dog now.
このような英文は作れなくもないです。ただ、何かとてつもなく特別な事情がありそうな文になります。
今この瞬間は犬を飼っているが、次の瞬間は飼っていないかもしれないぜ。
というような意味になるでしょう。間違いなく、動物愛護団体から非難されるでしょう。
次はどうでしょうか。
I am living in Nagoya now.
俺は今、名古屋で生きてるぜ!
例えば新幹線で名古屋を通過中に、たまたま名古屋っぽい経験ができたとしたら、このような表現も一興ですね。
ところで、英文法を細かく説明すると「受験英語」とレッテルを張ってバカにする人たちがいます。「一部の」英語が超得意な人たちから、希に非難を受けることがあります。
「そんなの生きた英語じゃない!」
「ネイティブの赤ん坊は英文法を教わらなくても、英語が自然に話せるようになるのだから、英文法なんていらない。」
なんてね。全くその通りです。ごもっともでございます。
英語が大好きな人は
「英語はやっぱり、めっちゃ聞いて、めっちゃ話せば、できるようになる!!」
という言います。きっと、そうなんでしょう。
英語を「経験する量」を圧倒的に増やせば、英語の「肌感覚」や「センス」が自然に身に着き、英語をマスターできる。そういう道をこそが英語をマスターする最善の方法だという主張です。もちろん、それができれば良いと塾長も思います。実際、現地に住んでしまえば、誰だって英語を話せるようになるのですから。
ただし、それが「できれば」の話しです。
考えてみてください。部活と両立し、5教科以上も勉強する必要があるのです。そんな中で、英語だけを勉強するわけにはいきません。英語の勉強に割けるのは、せいぜい1日平均45分くらいでしょう。
しかも日本語と英語は、あまりにも違います。
限られた時間の中で、日本語とあまりにも違う英語を、ちゃんと理解して、しかもテストで点数を取らなければならない現実があります。
そのためには、ある程度の公式が必要だと塾長は思うわけです。
それが英文法です。文法を馬鹿にしちゃいけません。
中学1年生の文法を、しっかり奥底まで理解する事が、その後の英語人生を豊かにすると言っても過言ではありません。
塾長は中学生の時、英語がめっちゃ苦手でした。中1からダメでした。中1で習うはずの「be動詞の文と一般動詞の文はルールが別!」ということすら、中3の夏休みになって、ようやく知ったのです。
このことを生徒や保護者の皆さんにお話しすると、誰も信じてくれません。私は私で、それがお世辞だと勝手に信じることにしていますが。
しかし本当です。図書館の自習室で
「へぇ、be動詞と一般動詞って、分けないといけないんだぁ!」
と声も出さずに感動し、同時に焦ったのを覚えています。
「こんな簡単な法則、な、なんで中学の先生は誰も教えてくれないんだよ!」
なんて思っていましたっけ。高校受験の時は、独学の限界を知りましたよ。
塾長が中学生の時は、学校の先生が文法を体系的に説明してくれることなんて、まず無かったです。意味も分からず音読し、カセットテープをキュルキュルと巻き戻しては、同じ例文を何度も聞かされました。次に、先生が生徒を順番に当てて、定型文の単語を適当に入れ替えた文を言わされました。ただ、それだけでした。日本中の英語の先生たちが、英語の指導法を分からなかったのだと思います。
ただ、塾に行っている人たちだけが、英文法という秘密を知っていました。
今は教科書が良くなって、文法の説明も少しは書いてあります。そして学校の先生が普通に文法を説明してくれるそうです。みんな幸せですね。
それでも困ったら、塾長のところに来てください。
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
塾長です。
今回は勉強法の盲点をとらえてお伝えします。そのお題と塾長の結論は、ズバリこれです!
その理由を動画にしました。
※ 誤解を招かないために「勉強法の議論の他は一切含まない」ことを先にお断りしておきます。
× 友達がテスト勉強を始めたから、オレもはじめる。
× 友達が公立高校を受験するから、僕も受験する。
× 顧問の先生が「他のみんなは続けるよ」と言ったから、部活を引退せずに続ける。
× 友達が講習を受講するから、私も受講する。
× 友達が一緒に走ろうと言ったから、一緒に走った。(でも、途中で置いていかれた)
× 友達が「やる気がしない」と言ったから、今日は一緒に遊んだ。(でも、いちいち発言が後ろ向きすぎて、途中からウザくなった)
あれ、俺、何やってるんだろう・・・
あれ、私、何がしたいんだろう・・・
立ち止まって、自分はどうしたいのか、どうすべきなのか。
ちゃんと冷静に、じっくりと考えてみましょう。
勉強は人それぞれ。
目標も志望校も、頑張りたい度合いも、みな違います。
もちろん得意や不得意も。
たとえ目標点がはっきりしていないとしても、何点くらい取りたいか、くらいはあるはず。
それならば当然、やることも、努力の量も、いつから始めるのかも、すべて違ってきます。
自分の考えとお友達の考え、先生の経験と自分の現状、これらは全て別のことですよ。
自分はどうしたいのか、すべきなのか。
まずは「自分のため」に考えてみましょう。
自分のことが分かっていなければ、人のことを参考にすることは出来ません。
ただ合わせているだけ、というのは勉強にとって最悪の状態です。
「学ぶ」は古語の「真似ぶ」が語源だとかなんとか。とにかく、勉強は、できている人の真似をするのが基本です。
自分が目指していることをすでに達成している人、自分より優れている人。
そういう人たちの真似をすることから始めましょう。
もしもその人とは、あまり仲の良くなかったとしても、話を聞くくらいはできるでしょう。勇気を出して声をかけてみてください。
「僕も君みたいに数学ができるようになりたい。いつもどうやって勉強しているの?」
聴いてみてください。
きっと、いろいろな事が、自分とは違っているはずです。
科目が好きか嫌いか、使っている参考書、授業態度、教科書の読み方、問題集の使い方、記憶の正確さ・・・
目標が高ければ高いほど、その違いは多くなります。
発見が多くなるはずです。
自分との違いが分かったら、真似できることを真似しましょう。
勉強を頑張ろう!
と思ったら、仲の良いお友達に合わせるのではなく、「目標の上にいる人の真似をする」のです。
仲の良い友達は、仲の良いまま、ずっと付き合えばよいのです。
それまえ仲良くしてきた友達と、勉強時間に一緒にいる人達が違ったとしても、悪いことではありません。
プライベート時間は家族といるように、勉強時間は勉強仲間といるのが普通です。
部活の友達、趣味の友達、勉強の友達、いろいろな友達がいてOKです。
そして勉強の目標が変わったら、一緒に勉強する友達も変わります。むしろそうやって、どんどん友達が増えることもあります。
例えば、40人のクラスの中で、定期テストで1番を目指すとしましょう。
すると、今クラスで1番の人の勉強の仕方が、もっとも参考になるわけです。
逆に、自分を含めて残り39人の勉強法は、それより劣っていて、あまり参考になりません。
受験生なら、志望校の合格水準に達しているか、それ以上の人しか参考になりません。
もっと具体的な話をしましょう。
うちの教室から最寄りの進学校と言えば天白高校です。
1学年360名のマンモス校ですが、ここから名古屋大学に現役で合格できるのは、年に2~3名くらいです。
仮に文系と理系で、それぞれから1人ずつ合格するとしましょう。
すると、どうなるでしょうか?
天白高校から名古屋大学に合格したければ、模擬試験で学年トップでいること。
注意すべき点は「模擬試験」での順位です。
「定期試験」で学年トップというのは、難関大学を受験する上で、それほど大きな価値がありません。
むしろ定期試験で消耗しないために、定期試験は学年10位くらいまで落とすべきです。
つまり、同級生のだれも参考にならない、と言うことです。
周りのみんなが使っている参考書、休憩時間の雰囲気、勉強に対する価値観、集中力を持続できる勉強時間など何もかもが違います。
同様に、天白高校から国公立大学に合格しようと思ったら、模擬試験で上位1クラスにいる必要があります。
参考になるのは上位10%のみ。
90%の同級生たちは、自分の目標には合わない勉強をしている、と見る必要があるのです。
大雑把に言ってしまえば、天白高校から国公立大学に進学したい場合、
周囲の友達に合わせて勉強している時点で、90%の確率で不合格、となるわけです。
ひたすら孤独な受験勉強になるわけです。
「上位の勉強法を知っている人間に会いに」塾や予備校に行くわけです。
塾の先生やアルバイトの講師たち。
あるいは自分よりも上位にいる他校の生徒たち。
たいていの人は、塾や予備校に「勉強を教わりに」行くと思います。
一方で、難関校を目指す生徒たちは、真似する相手を探しに行くのです。
自分よりも上の目標を達成している、ということは、同じ時間を過ごしても、自分よりも中身の濃い時間を過ごしているに違いありません。
例えば、学校の授業中は、ほとんどの生徒たちが真面目にノートをとっていると思います。外見上は、みな同じようにノートをとっています。しかし、頭の中で起こっていることは、全く別なのです。
授業中に頭に入れるなんて、無理だ!
何もしない内から、そのように決めつけて行動しない人もいるかもしれません。しかし、それでは人の真似をすることはできません。
ちなみに、これまでグンと成績を伸ばすことに成功してきた生徒たちは、みな1年くらいでできるようになっています。
それから、人の話を正確に聞き取れることは、社会人になったら当たり前にできる必要があります。むしろ学生のうちに、そのような訓練をしておかないと大変ですよ。
できると思って毎日続けていれば、できるようになります。
× 友達がやっているからやる、友達がやっていないからやらない
◎ 目標を達成している人の良い習慣、考え方、頭の使い方を真似する
人間は勉強だけでは測れません。だから友達は色々です。みんないいヤツです。そんなの当然。
ここでは「勉強」という分野において「成績を伸ばす」という目的を果たす話し「だけ」をしています。
その限られた目的を果たすために、限られた時間、限られた資源、限られた体力をどういう風に配分するのか。そういうお話です。
人の存在意義とか、人権とか、道徳とか、友情とか、勉強以外の議論は一切混ぜないように、お願いします!
それでは逆に、なぜ、勉強以外の話しを混ぜてはいけないのか?
勉強しようとした時に、勉強以外のことも同時に、全てごちゃまぜでは、何の行動もできません。
全てを同時に考えたら、難しすぎて、何も言えないし、何もできなくなってしまうのです。
だからこそ、難しい話を切り離して、今、自分ができる勉強ことだけを切り取ってきて、そこに集中して、勉強という限られた成果からだけを、まずは出すのです。
それこそが、勉強の基本です。
ちなみに、何かをしようとすれば、必ず制約が付くものです。
人間は神ではありませんし、1日は24時間しかありません。
勉強に集中する時は、他のことについて多少の我慢や妥協をしましょう。
それも成長するのに必要な事だと塾長は思います。
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
こんにちは。塾長です。
今回は、ちょっと文句を言います。
センター試験に代わって来年度から実施される大学入学共通テスト。その準備として、いよいよ高校2年生に共通IDと呼ばれる受験番号が発行されようとしていました。しかし、いきなり英語でコケてしまいました。なんと、英語の民間資格試験を入試に活用する話が、急に無くなったのです。正確には2024年度まで延期されました。文部科学省の決定は11月1日。正にドタキャンでした。
これについて、ぐちぐち言います(動画です)↓
令和2年度(2019年11月の時点で高校2年生)から、大学入試制度が新しくなります。センター試験が廃止されて、新しく「大学入学共通テスト」になります。
といっても、独立行政法人 大学入試センター が実施することには変わりがありません。一部の試験形式と、制限時間、配点が変わります。ここでは全てを書きませんが、詳細は当センターが発表している
★ 独立行政法人 大学入試センター
「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト出題教科・科目の出題方法等」
などをご覧くださいませ。
今回は英語に話を絞ります。英語では、下のように変更される予定でした。
このうちの「民間試験を活用」が今回キャンセルされてしまい、4年間も延期されてしまいました。
これまでは、入試センターの用意したリーディング試験とリスニング試験だけを受験すれば、その合計点が志望する大学へ通知される仕組みでした。入試改革では、それに加えて、英検やGTECといった民間試験のスコアも一緒に、志望する大学へ通知されるようになる、というのが新しく、大きな変更点でした。
そして11月1日に、民間試験をスコアを使うことが、延期されたということです。
ちなみに、英語の民間試験は、「英検」、「GTEC(ベネッセ主催で、主に学校で受験)」、「TOEFL」、「ケンブリッジ英検」などです。他にもありますが、塾長の周りでは受験した人を見たことが無いので、メジャーなのはこれくらいでしょう。検定料だけで見れば5,000円台で受験できるのが英検とGTECだけですから、多くの高校生にとって、事実上はこの2つで選択となります。
受験可能な4技能試験は、次のサイトが便利です。
★英語4技能試験情報サイト 資格・検定試験 比較一覧表
http://4skills.jp/qualification/comparison.html
今回の変更で最初に影響を受けたのが、大学入試を目指している高校2年生たちです(この記事を投稿した2019年11月の時点)。大学入試は、まだ1年以上先の話しです。
いえいえ、実は、その準備がすでに始まろうとしていたのです。そのための手続きが、正に11月1日から開始されるよう体だったからです。具体的には、下の手続きがドタキャンされました。
そして、実質的にはもう始まっていました。民間試験を高校3年生の内に2回受験できるとはいえ、生徒たちからしてみれば、少しでもスコアを伸ばそうと思ったら3回でも4回でも練習したいでしょう。
実際、次の日曜日は英検準2級や2級の面接試験(2次試験)の日です。うちの教室からも高校2年生が受験します。もちろん練習のためです。しかし、今回の件で、その練習は取り越し苦労になってしまいました。もちろん本人のためにはなりますので決して無駄にはなりません。しかし他のやることを切り捨てて受検してきたことには変わりありません。そして受験料もかかっています。
大学入試改革で、センター試験と新しい共通テストの検定料は変わりません。しかし、英語だけは民間資格試験が別料金なので、その分が事実上の追加料金になります。
そして、民間の試験ということは、もともと任意の受験です。学習塾や英会話教室にかよったり、練習で回数を多く受験したりするのも、すべてお金がかかります。ということは、収入の格差で大学受験の有利・不利が決まりやすくなってしまいます。
つまり、経済格差の問題があたらしく発生します。
大学入試センターが行う試験は、これまで実施してきた実績や体制があり、地方や交通の便の悪い地域でも受験できました。
しかし民間試験は基本的に都市部でしか受験会場が用意されません。そうなると英語の民間試験を受験するために、別途、交通費や宿泊費がかかります。年に2回受験できるのが、安心ではなくて経済負担という不安になってしまうのです。仮にお金があったとしても、それだけ予定の都合がつきにくくなります。
つまり、受験のチャンスが不平等である、という問題も発生します。
ちなみに、民間企業が地方に試験会場を用意できないのは当たり前です。赤字が出せないからです。多くの人数が集まらない地域では、経費がかさむばかりで、1企業ではその損失に耐え切れません。これは企業が悪いのではありません。日本の税制は赤字企業でも法人税を課しますし、信用保証協会や銀行、株主が評価するのは黒字であることで社会奉仕ではないからです。利益の出ない行動をする企業なんて、国や銀行や株主、時には世論によって一瞬でつぶされます。つまり赤字の行動=悪行というのが方程式です。日本に限らず、どこでもそうですが。
これは塾長の意見です。何人かの知識人は似たような主張をしていますが、少数意見かもしれません。
英語、数学、理科、社会、国語
この5教科の中で、もっとも資格だ、スコアだ、習い事だ、などと騒がれているのが英語です。他にたくさん教科があるのに、英語だけが騒がれ過ぎている印象です。これは1億人がみな英語を喋れなければいけない、という間違った印象があるからでしょう。
どうせ1億人の全員に学ばせるなら、英語なんかよりも、数学や読解力(論理国語)、それに近代史とそれに関係する地理や文化(現代の文学)でしょう、って思います。数学に抵抗がある人はプログラミング(コーディングではないよ)でも良いです。
逆に、英語がペラペラでも、話の内容に教養がなく、文化への理解もなく、ウィットのない事ばかりをしゃべられたのでは、仕事にしろ文化交流にしろ、何の役にも立ちません。むしろ害です。英語が片言でも、論理的で、文化への理解があり、創造的なことを話せた方が良いに決まっています。
何が言いたいかというと、国が主導して、ほとんどの受験生が受験するような試験であるのに、英語だけを特別に取り上げて騒いでいるのが滑稽だということです。
英語は表現手段の1つに過ぎません。日本語、英語、数式、楽譜、絵画なご、数ある表現技法や言語のうちの1つです。
それでも英語力の優れた人材を求めるのであれば、それは大学がそれぞれ個別に試験を実施すればよいだけです。
例えば数学なら、センター試験や共通テストで数学Ⅲを出題していませんよね。数学Ⅲは大学の理系学部が個別試験で実施しています。
共通テストで英語に実用的な技能試験まで出題するというおは、数学で言えば数Ⅲを出題するようなものです。
ちなみに、日本語でさえ、日本人の読解力は、まだまだ不足しています。そちらの技能アップの方が先、という指摘もあります。
みなさんは、どう思います?
英語の民間資格試験の活用には、このように色々な問題がありました。しかも、これらはずっと以前から指摘されていました。
だとしても、つい先月までは、実施が決まっているものとして、目の前の生徒たちと一緒に対策を進める方に力を入れてきました。文句を言っても教育論を語っても、困るのは生徒です。ならば黙って対策を進めるしかありません。
しかし、ここへ来て、いきなりストップです。急ブレーキをかけたら、完成の法則で止まり切れなかったのが文句でしえた。ちょっと言いたくなったので動画にしました。
メディアや野党の皆さん、問題を指摘して政府や文部科学省をたたくのはけっこうですが、どうせ炎上させるなら、なぜ、もっと早くやらなかったんですかね?
どちらにしろ、国で主導する試験である限り、大学入試センターに窓口を一本化するような試験方式や体制をつくるしか解決のしようが無いように思います。
さて、英語以外の科目ついては、予定通り、新しい形式や時間配分、配点で試験が準備されていくそうです。
とはいえ、英語の試験の細かい部分が、まだ曖昧です。ストップすることしか決まっていません(11月3日)。
英語の民間試験活用がストップした今、このまま、リーディング100点、リスニング100点の新しい配点で行くのか、あるいはセンター試験の形式に戻すのか。はたまた、さらに折衷案を出してくるのか。
今後の文部科学省の発表を待つ必要があります。
直接の被害者はもちろん大学受験を目指す高校2年生。そして高校の教職員と大学入試センターの職員。もちろん参画していた英語の資格試験を行っている民間の業者さんたち。心中をお察しします。
お疲れ様です。これからも日本のために、一緒に頑張りましょう。
名古屋市天白区の植田で塾を探すなら個別指導のヒーローズ!!
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