塾長です。
国公立大学を目指している受験生に質問です。記述試験とマーク試験、どちらの方が点を取りやすいですか?
嫌煙されがちな「記述試験」ですが、理系科目に関しては、実は「記述の方が実力を発揮しやすい」です。今回はその理由と記述の対策について書きます。国公立大学の理系を志望する受験生の話しです。
塾長です。
国公立大学を目指している受験生に質問です。記述試験とマーク試験、どちらの方が点を取りやすいですか?
嫌煙されがちな「記述試験」ですが、理系科目に関しては、実は「記述の方が実力を発揮しやすい」です。今回はその理由と記述の対策について書きます。国公立大学の理系を志望する受験生の話しです。
塾長です。
「勉強ができる」ということは、ズバリ「言葉の使い方が正確」だと言い換えることができます。そこで今日は「言葉を正確に使う」ための練習をします。あとで3つの例題を出しますから練習してみてください。
その前に、なぜ、こんな練習をするかについて、もう少し説明します。
成績が良い子が、どのような心づもりで教科書を読んでいるか、知っていますか?
少しでも曖昧な記憶があったら直ぐに修正する。教科書の内容くらいなら何も見ずに説明できるようにする。そういう心づもりです。
教科書に出て来た用語を正しく使って、教科書の内容がちゃんと説明できれば、勉強したことが良く身に着いている、と言えます。つまり「自分の力だけで教科書の執筆をどこまで再現できるか」に日々チャレンジするのが勉強の基本です。このような生徒は、実に問題を1問解くたびに実力が上がっていきます。正に最強の状態です。チートではありません。基本ですが徹底すれば最強。勉強ってそういうもんです。
ただ、これだけでは精神論で終わってしまいますから、今日は具体的な練習まで踏み込みます。
こういうセリフをよく聞きます。
「あー、分かってはいるけど、何て書いたらよいか分からない。」
これは実のところ「解ってない」ということです。言葉の使い方、受け取り方が雑だから、それだけ記憶が雑になっている状態です。教科書や参考書に書いていあることを大雑把にとらえれば、大雑把であいまいな記憶しか残りません。その状態は「解っているつもり」であって、解っていないのです。伸び悩む子は、こうした「解っているつもり」にはまり込んでいます。
つまり、そこを改善すれば、もっと成績が上がるわけです。それなら「用語を使って正確に説明できる」を「解った」の基準に変えれば良いわけです。これを決意して日々実行するようにすれば、その時点で、あなたの成績はさらに上がり始めます。
ここで注意が1つあります。このような話をすると、
「国語力を鍛えれば、他の教科もできるようになるはずだ。」
という極論に走ってしまう人がいます。教育者の中にも、こういう人がいるので驚きです。もちろん、これは間違いです。国語力は国語だけ勉強しても身につきません。そもそも言語というのは、色々な知識体系の中で使われて、初めて深く使いこなせるようになるのです。
そこで、今回は、英語、国語、数学、プログラミングの4分野を横断して、言葉の使い方についてレクチャーします。同じことを言うのに、英語、国語、数学、プログラミングのそれぞれで書き方が変わります。同時に、それぞれの書き方の性格が深く理解できます。
今回は時間の都合で例題が3つだけですが、考え方の雰囲気をぜひ掴んでください。
次の2つの文について意味の違いを説明してください。
2つの意味の違いは、英語にすれば明確になります。英語なら次のようになります。
同じ日本語でも数学的な表現を導入すれば、もっと明確な日本語になります。
ちなみにプログラミング的な思考で言えば、次のようになります。
この例題では、たった1文字の違いで意味が大きく異なる例を考えました。日本語の助詞の「や」を「と」に変えるだけで、お家に帰れる条件が大きく変わってしまいました。英語やプログラミング言語では、”and” と “or” の違いに相当します。
数学やプログラミングは表現が厳密です。曖昧を許しません。「分かったつもりだった。でも、わかってなかった」というのを見抜くには、このように数学的な表現で言い換えてみるのが一番です。
次の2つの文について意味の違いを説明してください。
2つの意味の違いは、英語にすれば明確になります。英語なら次のようになります。
(*) 文脈によっては次の解釈もあり得る。今回は上の意味とします。
I will go fishing tomorrow morning. But now I am watching birds.
同じ日本語でも数学的な表現を導入すると、もっと明確な日本語になります。
ちなみにプログラミング的な思考で言えば、次のようになります。
この例題では、文章から「いつやったのか」という時間の概念を読み取ることを考えました。
時間の概念を正しく読み取れるか否かは、「現在形」を正しく理解しているか否かにかかっています。
現在形、過去形、未来形、進行形など色々な時制がありますが、おそらく、もっとも難しい時制が「現在形」だと思います。なぜなら現在形は「時制がない」というのが本質だからです。不思議なことに英語も日本語も、現在形だけは時間の概念が曖昧です。
例文の現在形「私は朝釣りに行く」を、「日々の習慣」として読み取ってくれた人は何割いたでしょうか。おそらく「(今は鳥を見ているが、明日の)朝は釣りに行く(つもりだ)。」と解釈した人もいたと思います。英語の現在形で書かれて初めて「習慣」のことだと納得できたのではないでしょうか。
詳しい参考書を見れば、英語の「現在形」は次のように解説されていると思います。このことは、中学2年生は知っていなければいけません。
英語の現在形が表わす意味の範囲
○ いつものこと、習慣
○ あたりまえのこと、真理
× 意思(やるつもり)
× 今のこと(現在だけのこと)
日本語でも語尾「します」を「しました」に変えれば過去形です。しかし反対に「します」が現在形なのかと言えば、そうとも限りません。強い意志で言い切る時も「します!」と言いますから、この場合は未来形になってしまいます。そのため、誤解を避けるために日本語では「よく」「しばしば」などを添えて現在形を表現します。
現在だけのことを表現するのは、現在進行形です。進行形は注目した瞬間の様子を写真のように切り取って来て、臨場感と共に表現する言い方です。現在進行形は「今この瞬間のこと」を表現します。過去進行形なら「過去のある時点での瞬間のこと」を表現します。
実は、人間の文化が発展するのに伴って、言葉で使われる時制の種類も増えてきた、という歴史があります。
実際、漢文(中国語の古文)には時制がありません。それより1,000年以上も新しい時代に開発された日本語の古文でさえ、現在・過去・未来の3種類くらいしか時制がありませんでした。
それに対して、現代の日本語や英語には、その倍以上の時制があります。進行形や完了形、仮定法があり、それぞれに現在、過去、未来の組み合わせがあります。
おそらく原始時代、人類が話し始めたころには、言葉に時制などは無かったのだと思います。その時々のことを話していただけだと思います。きっと、それが今でいう現在形なのでしょう。その後、過去形や未来形など追加され、表現の幅が増えて来て、現在の文法に至ったのだと思います。
このように時間の概念は、歴史と共に複雑になってきています。ちゃんと意識すればするほど、時間の感覚を正確に言葉にするのは難しいことだと分かります。それだけに、ちゃんと勉強しなければ正しく読み書きができません。
次の文を読んで「私」が持っているものを正確に説明してください。
英語なら次のようになります。
同じ日本語でも数学的な表現を使えば、もっと明確な日本語になります。
ちなみにプログラミング的な思考で言えば、次のようになります。
人が口論するとき「そこまでは否定していない。」という誤解が良く起こります。使っている言葉が、自分の言いたい事とズレていたり、相手が解釈を間違ったりするからです。
何が否定で、何が肯定なのか。
表現のルールを正しく知らないと、こうした誤解を招きます。受験生は点数を落とします。
ご存知、not は後続の文脈を全て否定しますが、but があると、それ以降は肯定に戻ります。つまり not の否定を but でキャンセルします。オセロのように、not の後ろは黒一色だけど but 以降からは白一色になる、と考えればわかり易いでしょう。従って、例文をわかり易くすれば、
I don’t have money. I don’t have any other kinds of treasure. I have an apple.
となります。すると、お金は「全否定」ではないことにも気が付くでしょう。お金が0とは明言していません。お金に関しては「事実上は持ってない」くらいの意味になります。
今回は私の時間や体力の関係で、例題が3つだけでした。この種の例題は考え始めればきりがありません。要は、一字一句に込められた意味を、1つ1つ確認しながら漏らさず拾っていく、そういう読み方をしましょう、ということです。
逆に、そのような読み方ができるように、文法や単元のポイントを覚えていきましょう。
今後どんな教科のどんな文章でも、ここで考えて来たように、一字一句の細部に注意して読むおようにしてください。教科書を読むとき、黒板を見る時、参考書を読むとき、すべてこのように一字一句を正確にとらえるようにしましょう。
ぜひ、この姿勢を身に着けて欲しいと思います。
例えば、数学で「平行四辺形」について理解を深めようと思ったら、まず平行四辺形の「定義」と「性質」を、それぞれ正確に確認し、言えるようにすることです。
「平行四辺形」の定義を答えてみてください。
○ 2組の辺が平行な四角形
× 平行が2つある(用語「辺」、「四角形」がない)
× 対角線が中点で交わる(これは定義ではなく性質)
× 体格の和は180度(これは定義ではなく性質)
など
もちろん、理科でも社会でも一緒です。
社会人になって、会議に出たりお客さんと話しをする時も一緒です。
教科書に10のことが書いてあったら10のことを覚えて使えるようにしましょう。相手が10のことを言ったら、10のことをメモしましょう。もしも7や8になったら、読み返して、質問して、必ず10にするのです。
それが勉強の神髄といっても過言ではないです。頑張ってね。
私たち人間が、日常の会話で使っている日本語や英語は「自然言語」と呼ばれます。みんなが使っているなかで、単語や言葉の使い方が、自然に生まれたり変化したりしているからです。
自然言語では、説明不足が良く起こります。文脈の細かいことは説明しないで、相手の想像にだいたい任せてしまいます。話し手や聞き手にとって何らかの不便が生じない限り、説明不足でも会話が成り立っていることになります。例えば、
「今日は良い天気ですね。どこかへ出かけるんですか?」
「ええ、良い天気ですね。ちょっとそこまで買い物に行くだけです。」
こんな会話はよくあります。
しかし冷静に考えれば、この会話は全く意味が不明です。まず「良い天気」とは、どの程度の天気なのでしょうか。その人がその日に望んでいた天気なんて知りません。もっと言えば、雲の割合は?、日照時間は?、降水量は?、気温?は、湿度は?、など一切情報がありません。また「ちょっとそこまで」って、どこまでなんでしょうか。これも答えが得られていません。
しかしお互いに声を掛け合って挨拶がしたいだけなら、このような情報の欠落した会話でも、ちゃんと成立したことになります。
これが自然言語というものです。
挨拶には良いかもしれませんが、何かを正確に表現しようとすればするほど、むしろ誤解を招くリスクが増大します。そういうものだということを皆が良く知っておく必要があります。
ですから勉強で知識を正確に使ったり、考えを正確に整理したりするときには、自然言語を無理にでも正確に使う必要があります。これには訓練が必要で、5教科をちゃんと勉強していく中で熟練度が上がります。ただし1教科だけ、3教科だけ、理系科目だけ、など勉強の幅を狭めてしまうと、このような訓練が十分にできなくなります。
実際、社会人になったら「5W1Hを確認しろ!」などという研修を受けます。あるいは入社試験で読解力が無いと判断されれば、そもそも採用されません。仕事では「いつ」「どこ」「だれ」「なに」「どのように/いくらで」を確認しながら会話するように訓練します。情報のヌケモレが無いようにするためです。
自然言語は、ものごとを正確に表現するのに、とても苦労します。表現の仕方も人によってバラバラになりやすい、そういう性質があるのです。
一方、数学やコンピューター言語はまったく逆です。最初から、物事を正確に記述するために生まれた技法だからです。
数学は自然界の法則を正確に記述できるように、記号や式の書き方が決まっています。プログラミング言語はコンピューターへ正確に命令を伝えるために記号や文法が決まっています。どちらも人間が論理的に考え出した「言語」です。
ですから、もしも自分が何か説明しようとした時、その説明が十分に正確なのか否かをチェックするのに、数学やプログラミング言語が使えます。数学やプログラミング言語を使って説明し直してみると、説明不足があるかないかをチェックする事ができるでしょう。
ちなみに、プログラミング言語でも、まだまだ曖昧な記述ができてしまいます。曖昧な記述は、あとあとコンピューターの誤作動を引き起こし、時には社会問題にさえなります。そのため曖昧な記述を排除すべく、プログラミング言語も進化してきました。昔からあるプログラミング言語(C言語やBASICなど)よりも、近年に登場してきたプログラミング言語(JavaやPythonなど)の方が、曖昧な記述が排除されやすく、より高機能になっています。
今後もプログラミング言語はどんどん進化して、新しい言語が出て来るでしょう。ですから学生の皆さんが、もしもプログラミングを勉強するなら、その時代に合ったプログラミング言語で学習するのが良いです。
逆に小学生や中学生が、今から特定のプログラミング言語に精通したとしても、大人になるころには違うプログラミング言語を使うことになるでしょう。
来年度からプログラミング教育が必須化されますが、これは特定のプログラミング言語をマスターする活動ではありません。プログラミング的な考え方を体験する活動です。例えば、学校の授業としてC++言語やJavaでゲームをつくる、なんてことには決してならないので注意しましょう。プログラミングの文法を子供たちに細かく教えても、将来はその文法が変わるでしょう。
そんなことよりも、より普遍的な「論理的な思考力」の方をしっかり磨いてほしいと思います。そのために、多くの教科を学んで欲しいと思います。
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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
〒468-0009
名古屋市天白区元植田1-202 金光ビル2F
TEL:052-893-9759
教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
塾長です。
夏休みも半ばを過ぎました。宿題はもう終わりましたか?
さて、植田中学1年生の宿題の1つに「英作文を100個を作る」というのが出ているそうです。そこで英作文をやってくれる人工知能をスクラッチでプログラミングしてみました。ところが自動作成される英文が変過ぎて笑えます。
「面倒なことはコンピューターにやらせる!」これからの時代はこれだ!
と言いたかったのですが、やっぱり宿題は真面目に取り組むしかなさそうです。
こんにちは、塾長です。今年は冷夏と言われていたはずなのに、この暑さ。災害級です。皆様くれぐれもご無理をされないようにお願いします。
さて、プログラミング教室へのお問い合わせが増えてきました。
「どんなことをやるのですか?」
「学校でも始まると聞きました。体験してみたいです。」
「子供がやりたいと言ってます。体験できますか?」
はい、ぜひ、来て見て体験してください。百聞は一見に如かず。お待ちしております!
一方、プログラミング教育が良く分からない方もまだまだ多いはず。そこでお電話をいただく前に読んでいただけるよう、少し説明を綴ってみたいと思います。
塾長です。おはようございます。
夏期講習、面談、体験授業などで忙しくしていたら、すっかりブログを書かなくなっていました。先日の面談で、お母さまから「ブログ読みました」と言われて思い出しました。ありがとうございます。
さて「プログラミング教室は何歳から?」についてお答えします。よく聞かれます。
こんにちは。塾長です。
夏期講習の案内を準備中です。詳細は来週くらいに生徒へ配布します。ぜひお楽しみに。
7月22日~8月10日、および、8月19日~8月31日
※前後には予備日も設けます。
希望する日程と時間帯を選んで通塾することができます。
通塾の希望日時は、専用の用紙に記載して事前に登録します。
ただしプログラミングの夏期講習は日時が決まっています。
今年も各種ご用意します。概要は以下です。詳細は配布する資料をご覧ください。
今年からプログラミング教室でも夏期講習を始めます。計6時間でやり切るコースをいくつかご用意します。お楽しみに!
プログラミングの楽しさとお子様に秘めた才能を親子でぜひ実感してください。
もちろん外部生も受講できます。ただし座席に限りがあり、開催日時は固定です。何回か開催しますので、ご都合の合う日程で登録をお願いします。
小学生は、来年から強化を問わずプログラミング教育が必須化されます。
中学生は、すでに中1の1学期にタイピングテストがあり、中3までに表計算の関数を少し習います。また紗来年度からプログラミング教育が必須化されます。
乗り遅れないようにしましょう!
今年も開講します。
主に次の受験を目指す方向けです。夏期講習というよりは3カ月コースになります。
受験級別に面談対策や英作文対策は塾長が対応します。
うちの周囲には英会話教室がたくさんあります。「もう僕がやらなくてもいいかな。」などと、実は少し気を緩めていたました。しかし甘かったです。生徒から「やって欲しい」と言われてしまいました。ですから今年もやることにしました。
受験生と言えば夏は最後の基礎固めです。
キレイごとを言ってごまかすよりも、わかり易く端的に話をします。
夏休みに勉強を400時間以上できない受験生・・・きついことを言うようですが、その時点で
志望校を1ランク下げてください。
大学受験であれば、まず国公立を諦めてください。
「そんなことはない。頑張ればなんとかなる!」
と言えるのは、IQテストを受けて125以上ある人だけです。
受験生にとって勉強量を減らせる理由なんて、本当は存在しません。定員がある限り、受験は競争です。
「おいおい、塾長は普段から『勉強は自分との闘い、他人と比べても仕方ない』って言ってなかったっけ?」
という突っ込みが来そうですね。それは勉強を5年、6年という長いスパンで考えれば、コツコツやってきた人がたいていは勝つ、という意味です。生まれつきの能力差を努力で乗り越えろ、だから誰でも将来に夢を見ろ、という意味です。長い目で自分を成長させ、自分にとって幸せな人生を勝ち取る、という大目標のもとでなら、自分との戦いに集中すればよいのです。
しかし、この時期の受験生は、残り1年もありません。センター試験まで半年です。短期間であるほど競争の色が強くなるのは否めないのです。ですから、教育者というよりも予備校の先生っぽく、あえて現実的に言います。
「部活が忙しいから大変」
という理由が、親や学校の先生に通じたとしても、合否には関係がありません。ですから自分のためにはなりません。他の受験生のためにはなります。
受験生の夏休みとは、そういう時期です。それも踏まえて部活の取り組み方を決断してください。もちろん部活を頑張る、勉強を頑張る、両方頑張る、そのどれも正解です。しかし決断せずに後悔するのは不正解です。ですから全ての現実を踏まえた上で、決断しましょう。
さぁ、この夏、誰よりも熱い勉強をしましょう!
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こんにちは!塾長の松下です。
昨日の午前中は、ヒーローズ西春校に行ってきました!
この夏から西春校さんもプログラミング教室を始めます。その準備を手伝ってきました。いよいよ北名古屋市のみなさんもマインクラフトでプログラミングを学べるようになりますよ!
乞うご期待です!!
午後からは植田一本松校でいつも通りプログラミング教室をしました。生徒がミッションを早くクリアしたので、残り時間を自由にしました。やっぱり子供たちは溶岩とかTNTが大好き。「数千個のTNTを爆発させる」というプログラムを作って遊んでいました。
IT系の国家資格と言えば、次の3つを押さえておく必要があります。この順番にレベルアップします。
中でもプログラミングの技能を問われるのが「基本情報技術者」です。毎年多くの人が受験します。
主にプログラムの設計、開発を行う技術者の知識や技量を証明する資格です。国家試験に合格するともらえます。英検で言えば2級くらいに相当します。
商業高校や工業高校では、高校2年生くらいから学校で受験を勧められます。普通科でも科学部やデータサイエンス部など、IT系に興味のある人ならチェレンジすることがあるでしょう。もちろん、通信系やIT系に就職したら、会社から受験を勧めらることが多いです。
これに関して、少し前、今年1月24日に衝撃的なニュースがありました。
2019年秋期の試験を最後にCOBOL(コボル)が廃止されるというのでます。代わりに2020年春期からはPython(パイソン)になるそうです。情報ソースは情報処理推進機構によるコチラの発表です。
え、コボル?、パイソン?
という人も多いでしょう。COBOLやPythonはプログラミング言語の種類です。
例えば、ブログは日本語で書きます。曲は音符で書きます。計算は数式で書きます。化学変化は化学反応式で書きます。このように、何かを書き表すとき、それに合った表現方法(言語)が存在します。
コンピューターも同じで、コンピューターを使う目的ごとに表現方法や文法があります。それがプログラミング言語です。たくさんの種類があり、目的に応じて使い分けられています。
ところが国家資格で使えるプログラミング言語は、たったの4つしかありません。
基本情報技術者の資格試験では、プログラミングの技能が問われます。自分の得意なプログラム言語を選択して受験することができます。ただし、その選択肢が4つしかありません。しかも来年からそれが変わります。
これまでは次の4種類でした。
COBOL、Java、C言語、アセンブラ言語(CASL II)から1つ選択
それが2020年の春から
Python、Java、C言語、アセンブラ言語(CASL II)から1つ選択
に変更されます。国家資格を取れる4つのプログラミング言語から、COBOLが姿を消し、Pythonが登場したのです。こえれは事実上、
「COBOLはもう古い。」「Pythonがメジャーになった。」
と国が認めたに等しいです。だからニュースなんですね!
上で挙げた5つのプログラミング言語について、それぞれの特徴を簡単に説明します。
私が大学生のころまでは、COBOLを使えれば就職に有利でした。大企業の多くが大型コンピューターを持っていて、それを使うために必要だったからです。ところが、ここ数十年でデーターベースの技術が一般化し、同時にパソコンの性能が飛躍的に良くなってしまい、大型コンピューターが不要になってしまいました。今ではCOBOLで仕事をしている人を、ほとんど見かけません。
プログラミング言語にも栄枯盛衰があるのですね。
ちなみに、私たちのプログラミング教室「マイクラミング」を支えるプログラミング言語たちは、次のようになっています。
JavaScriptはJavaの縮小版です。ブラウザの中だけで動作します。PHPやSQLなど国家資格には関係ないプログラム言語が出てきましたね。プログラム言語はとても種類が多いのです。私はマイクラミングを開発するために、これら全てのプログラミング言語を勉強しました。勉強は一生続くのです。
ちなみにマインクラフトそのものはJavaで作られているそうですよ。
そして生徒の皆さんが使うプログラミング言語はScratch(スクラッチ)です。
来年度から小学校で、更に年度から中学校でプログラミング教育が必須化されます。
おそらく多くの小学校では Scratch(スクラッチ)というプログラミング言語が使われるでしょう。今まで色々な学校現場で使われてきた実績がありますし、何より無償で使えるからです。
もちろん私たちのプログラミング教室「マイクラミング」もスクラッチです。小学2年生から高校生まで通っています。
しかし、残念ながら、この Scratch(スクラッチ)では国家試験を受験できません。国家試験はプロの能力試験なので、プロが使わない言語では受験できないのです。
ただし、民間の試験ならあります。Scratchで能力を試したければ民間試験でチャレンジしましょう。
スクラッチが得意なのは、あくまでも学校教育や趣味の領域です。ですから、スクラッチでプログラミングを練習したら「次のステップ」へ進みましょう。
Scratchの次のステップとしてお勧めなのは、Python(パイソン)またはJava(ジャバ)です。
どちらも無料で始めることができます。また解説書やインターネット上の情報が豊富で調べやすいです。
どちらかというと、理系の学生はPython、ゲーム制作などクリエイターになりたい人はJavaを学んでみるとよいでしょう。
ただし就職してからPythonやJavaを使うかどうかは分かりません。しかし1つのプログラミング言語に精通しておけば、他のプログラミング言語を学ぶのが簡単になります。プログラミング言語には共通する考え方が多いからです。
C言語は文法が多くて細かいです。難しいというよりは、めんどくさいです。ちょっとした処理を実現するにも、何十行ものプログラミングが必要になります。
「こういう時はこう作れ」的な定石をたくさん覚える必要があります。そして後述する「オブジェクト指向」に対応するためにC++言語という拡張版も学ぶ必要があります。
歴史の長い言語なので学びが多い一方、書籍が多すぎてピンキリです。良書を探すのに苦労します。身近に知見者がいれば、聞くのが一番でしょう。
そんなこんなで、マスターするまでの道のりが長いです。
その代わり、マスターしたら超強力なプログラミング言語になります。その道のプロになると決めたら取り組んでみてください。
CASLはマイコンなどのハードウェアを使うためのプログラミング言語です。ハードウェアの知識が必要になりますから、これも初学者にはお勧めしません。また実際に何かを作ろうとするとCASLは使えません。ハードウェアのメーカーごとにプログラミング言語が違うからです。CASLは練習用の言語と割り切った方が良いでしょう。
それから、プログラミング言語とは別に、「オブジェクト指向」という考え方を、しっかり学んでおくことをおすすめします。
オブジェクト指向は、人間が物事の構造や関係をとらえる様子を、整理したり正確に記述したりするための技術です。
現代のプログラミング言語のほとんどは、その根底にオブジェクト指向があります。大きなプログラムや複雑なプログラムを考える時ほど、オブジェクト指向が必須になってきます。ぜに学んでみてください。きっと頭の中がすっきりするでしょう。
国家資格の「基本情報処理技術者」を受験できるプログラミング言語は4つしかありません。そして今年でCOBOLが廃止され、来年からPythonが追加されます。
来年から小学校で必須化されるプログラミング教育ではScratchが大活躍します。
しかし仕事でScratchは使えません。ステップアップにはPythonかJavaが塾長のおすすめです。
プログラミング言語と並行して「オブジェクト指向」を学ぶと良いでしょう。頭を整理するのに役立つ技術です。
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
マイクラミング開発者で元エンジニアの塾長です。エンジニアだったのは、もうかなり昔の話ですが。
さて、このゴールデンウィーク前後で、プログラミング教室の環境をパワーアップしました。
生徒にとって、より使いやすい環境にしました。
それで今年の連休は半分仕事でした。
「部活ばっかりで連休はありませんでした。全く楽しめませんでした。」
「僕と一緒だね。」
連休明けは、高校生の生徒とそんな会話で始まりました。
ゴールデンウィークが始まりました。塾長です。
今日からオフ、普通のパパに戻ります。
ゴールデンウィークと言えば、2年前に息子のためにプログラミング環境を構築して、一緒に遊んだ記憶があります。同じようなことを考えている理系パパのために、実は、
スクラッチ3.0 + マインクラフト
という、子供にとって最強で無双の遊べる環境を無料で公開しています。パソコンが触れるパパ向けです。
https://mana-viva.jp/mana-viva/2019-01-08-scratch30-micraft
Googleで調べた限りでは、今のところ世界で初です。ここだけです。最新版の「スクラッチ3.0で」マインクラフトのプログラミングがここまでちゃんとできる環境は。しかも無料。
どんなものなのか、インストール方法からサンプルプログラムまで、ひととおり載せていますので、良ければご覧くださいませ。
日曜日は塾の先生が集まる勉強会「塾ブログフェス2019 in NAGOYA」に参加してきました。
「塾ブログって、どうやって書くの?」
というテーマで、80名以上の塾の先生が全国から名古屋に集結!
日本一の塾ブロガー、さくら個別指導の國立先生の呼びかけです。昨年に引き続き今年で2回目。こんなに集まるなんて國立先生マジでスゴイよ。
とても勉強になって、たくさんの出会いがあって、新しいアイデアも生まれて・・・とにかく充実してました。
いろいろあり過ぎて頭が整理できないので、今回は経験した順に、時系列で書きます。