こんにちは、塾長です。
ここ最近ずっとテスト対策やら夏期講習の準備やらで超忙しくて、しばらくブログに手が回りませんでした。
テスト対策で授業が増えると、学習報告で文字を書く量も増えます。今ざっと計算しましたが、保護者様に送る学習報告だけで1日に6000~9000文字も書いていました。ブログを書く体力も時間も残らないわけです。
さて「教育虐待」という言葉をご存知でしょうか。
こんにちは、塾長です。
ここ最近ずっとテスト対策やら夏期講習の準備やらで超忙しくて、しばらくブログに手が回りませんでした。
テスト対策で授業が増えると、学習報告で文字を書く量も増えます。今ざっと計算しましたが、保護者様に送る学習報告だけで1日に6000~9000文字も書いていました。ブログを書く体力も時間も残らないわけです。
さて「教育虐待」という言葉をご存知でしょうか。
こんにちは。塾長です。
夏期講習の案内を準備中です。詳細は来週くらいに生徒へ配布します。ぜひお楽しみに。
7月22日~8月10日、および、8月19日~8月31日
※前後には予備日も設けます。
希望する日程と時間帯を選んで通塾することができます。
通塾の希望日時は、専用の用紙に記載して事前に登録します。
ただしプログラミングの夏期講習は日時が決まっています。
今年も各種ご用意します。概要は以下です。詳細は配布する資料をご覧ください。
今年からプログラミング教室でも夏期講習を始めます。計6時間でやり切るコースをいくつかご用意します。お楽しみに!
プログラミングの楽しさとお子様に秘めた才能を親子でぜひ実感してください。
もちろん外部生も受講できます。ただし座席に限りがあり、開催日時は固定です。何回か開催しますので、ご都合の合う日程で登録をお願いします。
小学生は、来年から強化を問わずプログラミング教育が必須化されます。
中学生は、すでに中1の1学期にタイピングテストがあり、中3までに表計算の関数を少し習います。また紗来年度からプログラミング教育が必須化されます。
乗り遅れないようにしましょう!
今年も開講します。
主に次の受験を目指す方向けです。夏期講習というよりは3カ月コースになります。
受験級別に面談対策や英作文対策は塾長が対応します。
うちの周囲には英会話教室がたくさんあります。「もう僕がやらなくてもいいかな。」などと、実は少し気を緩めていたました。しかし甘かったです。生徒から「やって欲しい」と言われてしまいました。ですから今年もやることにしました。
受験生と言えば夏は最後の基礎固めです。
キレイごとを言ってごまかすよりも、わかり易く端的に話をします。
夏休みに勉強を400時間以上できない受験生・・・きついことを言うようですが、その時点で
志望校を1ランク下げてください。
大学受験であれば、まず国公立を諦めてください。
「そんなことはない。頑張ればなんとかなる!」
と言えるのは、IQテストを受けて125以上ある人だけです。
受験生にとって勉強量を減らせる理由なんて、本当は存在しません。定員がある限り、受験は競争です。
「おいおい、塾長は普段から『勉強は自分との闘い、他人と比べても仕方ない』って言ってなかったっけ?」
という突っ込みが来そうですね。それは勉強を5年、6年という長いスパンで考えれば、コツコツやってきた人がたいていは勝つ、という意味です。生まれつきの能力差を努力で乗り越えろ、だから誰でも将来に夢を見ろ、という意味です。長い目で自分を成長させ、自分にとって幸せな人生を勝ち取る、という大目標のもとでなら、自分との戦いに集中すればよいのです。
しかし、この時期の受験生は、残り1年もありません。センター試験まで半年です。短期間であるほど競争の色が強くなるのは否めないのです。ですから、教育者というよりも予備校の先生っぽく、あえて現実的に言います。
「部活が忙しいから大変」
という理由が、親や学校の先生に通じたとしても、合否には関係がありません。ですから自分のためにはなりません。他の受験生のためにはなります。
受験生の夏休みとは、そういう時期です。それも踏まえて部活の取り組み方を決断してください。もちろん部活を頑張る、勉強を頑張る、両方頑張る、そのどれも正解です。しかし決断せずに後悔するのは不正解です。ですから全ての現実を踏まえた上で、決断しましょう。
さぁ、この夏、誰よりも熱い勉強をしましょう!
名古屋市天白区の植田で塾を探すなら個別指導のヒーローズ!!
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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
〒468-0009
名古屋市天白区元植田1-202 金光ビル2F
TEL:052-893-9759
教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
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こんにちは。塾長です。
各中学校からの期末テストの範囲が出そろいました。
それで昨日は朝から対策プリントの準備で忙しかったです。夕方から来る生徒に渡せるように「うおーー」って授業の直前まで作業していました。
さて。これからテスト週間を迎えるわけです。ここでもう一度、正しい勉強方法を押さえておきたいです。
最初に「やってはいけない勉強」から書き出します。みんなはやってないよね!?
はい、これは絶対にやってはいけない勉強法ですね。ここで「絶対に」と強調するのは、誰でもやってしまいそうなミスだからです。気を付けていないと、ついついこうなってしまいます。何が悪いのかというと「勉強を全くやっていない」という点です。こんなことをやっていても、伸びるわけがありません。
しかし、ひょっとしたら「え、これのどこがダメなんですか?」という人もあるかもしれません。
これがダメなのは、わかり易いでしょう。他人の行動は客観的に分析しやすいですからね。しかし、やっている本人にしてみれば、「やっているのに伸びない」と悩むものです。実際、初めて塾に来る生徒の何割かは、こんなやり方をしてきた生徒たちです。しかも、こうした悪い習慣を直してもらうのって、意外と苦労するものなんですよ。習慣になってしまっていますから。
上で挙げた2例は、どちらも「勉強していない」という点がダメな点です。〇付けで終わるのは、準備作業だけで終わる、ということです。準備作業を勉強だと勘違いしているのが根本原因です。誰かが教えてあげるまで同じ行動を繰り返してしまいます。
「問題を解いて〇付けをする。」
これは今の実力で解ける範囲を確認しただけです。この段階では、できなかったことが、まだそのままです。何ができないかが判明したにすぎません。
しかし勉強とは「できない」を「できる」に変えることです。
つまり、できなかった問題について、教科書や説明ページに戻るか先生に聞くなどして、理解や暗記をやりなおし、再びチャレンジして「できる」ようになったことを確認して、そこで初めて「勉強した」と言えるのです。
できることを繰り返すのは、ただの作業です。
実力を伸ばしたいなら、点数を上げたいなら、「できなかったこと」を「できる」ように変えるための「勉強」をしなければ何も始まりません。
しかし伸び悩んでいる人の多くが、勉強をする前に止めてしまいます。
「勉強」していますか?
「作業」で終わっていません?
逆に言えば、〇付けというのは本当は正しくありません。〇になった部分は作業なのですから大切ではないんです。大切なのはむしろ×の方。×に着目して、そこを早く「できる」に変えていくことが大切です。
実は、勉強ができる子がやっているのは〇付けではなかったのです。本当は「×付け」をしていたんですよね。
同じように机に向かい、同じページを解き、同じように赤ペンで〇付けをしているようで、実は考えていることが全く逆だったんです。
勉強ができる子は「×付け」をしていて、伸び悩む子は「〇付け」をしていたんです。
勉強は人と競争しても仕方がありません。それでやる気が出るなら手段として競争するのは勝手です。しかし勉強ができるか否かは、やり方や意識の持ち様が大きいのです。人の優劣とは関係ないです。誰にでもできますし、今の自分を超えることができます。
ですから、今日からぜひ「×付け」をするようにしてください。×を前向きにとらえる良い習慣に変えてください。分からない問題が多いなら、×付けを5問ごととか10問ごととか、細かく区切って行えばよいのです。
そして×の問題について、ちゃんと教科書やノートに戻って納得がいくまで見直しましょう。それを加速するには学校の先生や塾の先生に聞くのが一番でしょう。もちろんGoogle先生でも良いです。手段はどうであれ、そうやって「できる」問題が増えていく時間が、あなたの本当の「勉強」です。
勉強とは「できない」を「できる」に変えることです。ですから「できない」を発見したら、それを周囲の大人たちと共有できることが出発点になります。しかし現実には、
と子供に思わせてしまっています。反射的にそう思ってしまうのは可哀そうです。しかしそういう子供たちが日本にはとても多いです。もちろん、それは周囲の大人たちが子供たちにそう教え込んでいるからです。
お父さん、お母さん、子供が間違えたり悪い点数をとっても、決して怒らないでください。「難しいね」と言って一緒に考えてあげてください。それが「できる」に変わることを一緒に喜んでください。大人として子供を叱らなければ、躾なければ、という呪縛から、ぜひご自身を解放してあげてください。
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こんにちは。ヒーローズ植田一本松校の塾長、松下です。
日曜日は塾長ではなく普通のパパに戻ります。子供2人を連れて名古屋大学の学祭「名大祭」に行って参りました。朝は梅雨らしく曇っていましたが、昼からパッと晴れて夏らしくなりました。
上の子は中学1年生。小学生になってから毎年のように連れて来ています。下の子は2歳半で、昨年から連れてきています。「大学の楽しさ」「世界レベルの研究」を目で見て手で触って、アカデミックな雰囲気を肌で感じて欲しくて。
昔から名古屋大学の門はどこか不明ですが、雰囲気的に入り口らしいグリーンベルトの横が毎年ゲートになります。今回は令和になって最初の学祭になりますが、記念すべき第60回でもあるそうです!
名古屋大学の学園祭。門の前にて。
まず最初にパンフレットをもらいました。毎年来ているので、もらえる場所を知っています。今年は例年に比べて出店の数が少なかった印象です。うちの子たちは毎年「スーパーボールすくい」、「てっぽう」や「輪投げ」など、およそ全ての出店の勧誘につかまって、なかなか前に進めません。今年もそうなるだろうと、小銭を握りしめて覚悟していましたが、拍子抜けでした。
とりあえず暑いので地下鉄に隣接した学内のコンビニで飲み物を買いました。その足で、そのままグリーンベルトを渡って博物館へ行きました。
まず名古屋大学博物館の展示イベント「アフリカから東山キャンパスまで:名古屋大学が収集した考古資料」を見に行きました。
入るとすぐに歴代の電子顕微鏡が展示されています。
その奥にはネアンデルタール人の化石や5~7万年前の石器などが展示されています。どれも本物です。旧石器時代の石器「ハンドアックス」が想像以上に大きな石のかたまりでした。私の手では片手で持てません。隣には、それでイノシシを狩る様子の想像絵がありましたが、それを見て大きさに納得しました。
さらに奥に行くと、縄文土器や土偶が展示されています。これまた本物が当たり前のように並んでいます。学校では縄文土器の特徴を「厚手でもろい」と教わりましたが、そんなことはありません。すでに縄文中期には弥生土器にも似た薄手で上品なものが存在していたようです。
最近の考古学では縄文時代の文化が見直されていますから、この先、教科書の説明もどんどん変わっていくでしょう。ただし今の段階では、学校のテストで縄文土器のことを「薄手で上品」なんて書いたら、きっと×をもらうでしょう。塾で生徒に教えるときは要注意です。
ちなみに本物の隕石も展示されてました。「隕鉄」といって、石というよりは、ほとんど鉄の塊に見えます。手で触ったり、磁石がくっつくことを確かめたりできました。「こんな簡単に触っちゃったけど、本物なんだよね!?」というくらい身近にポンと展示してありました。逆にビックリです。
博物館を後にしてから、名古屋大学付属高校の方にある全学教育棟に移動しました。私は天体研究会のプラネタリウムに行きたいのですが、中1の息子は、その前に行きたいところがあるみたいです。
黄鉄鉱の結晶を探せ!
石のことを研究している「化石鉱物同好会」というディープなサークルがあります。そこで、勾玉で有名な翡翠(ヒスイ)の原石を見つける体験、砂の中から黄鉄鉱の結晶を見つける体験、琥珀を磨いて持ち帰れる体験、岩塩をキレイに割って持ち帰れる体験などをさせてもらいました。さらに出口のところで、好きな石を1つ選んでプレゼントまでしてくれました。正に至れり尽くせりのオモテナシでした。こうして年に1回、我が家には石のコレクションが増えていくのです。きっと来年も増えるのでしょう。
そうやって中1の息子が石の世界を堪能している一方で、2歳の子は直ぐに飽きてしまい、会場から外へ脱出してはグリーンベルトまで走っていくのでした。私はそれを何度も追いかけて、何度も連れて帰る、というのを繰り返していました。さすがに2歳の子に石の世界は分からないですからね。
続いて私が学生時代に所属していた天体研究会による「銀河鉄道931」へ行きました。
中1の息子は星占いを申し込み、出て来た結果を読んでいました。私は学生たちが撮影したキレイな天体写真に見入っていました・・・なんていう暇は私には無く、2歳の息子が学生のお菓子を横取りしようとしたり、展示物を壊そうとしたりするので「こら、こら、ちょっと待ったー!」といって追い掛け回しっぱなしでした。
そんなわけで写真を取り忘れました・・・。
本当は名物のプラネタリウムも見たかったのですが今年は諦めました。どうやら2歳の子が、う〇ちをしたようです。オムツを取り替える方が先です。さすがにその状態で密室のプラネタリウムに入るわけにはいきません。全員が毒ガス中毒になってしまいますからね。
コンビニに買い物に行き、ビニール袋をゲットし、広めのトイレを探してオムツ交換をしました。
学祭と言えば、焼きそば、たこ焼き、玉せん、というのが定番ですが、今年は出店が少ないことから、かえって行列の長さがハンパなく長かったです。ちょっと子供2人と一緒に30分待ちとかは無理かなと判断しました。
名古屋大学のキャンパスは広いので、学内にいくつものカフェや食堂があります。例えばコンビニが2店舗とスターバックスコーヒーが1店舗あります。
今年はスターバックスに行きました。BBQポークとハム&マリポーチーズ、飲み物は抹茶フラベチーノとマンゴー パッション ティー フラペチーノを買って、図書館前の池の横で、ベンチに座って食べました。
昼食を済ませてから教育棟本館に行きました。そこでまず、名古屋大学宇宙開発チームNAFTというサークルの展示会「Link Space ~宇宙を身近に~」に行きました。これまた昨年に続いて2回目です。
このサークルはなんとロケットやロボットを開発しています。開発費は学生たちが持ち寄った資金と、ボーイング社の協賛金だそうです。
会場では大島で打ち上げたロケットの実物が展示されていて、それを打ち上げた時の動画も流れていました。
なぜか2歳の子がロケットに食いついて触りまくりでした。なんでだろう?
上の子の方は、ボール型のロボットに興味が沸いたようで、実際に開発した学生に質問をたくさんしていました。
また面白かったのが、宇宙船と地上の管制塔とのコミュニケーションを模倣した、体験型の実験でした。壁を隔てて席が向かい合っています。そこに私と息子が座ります。私の手元にはレゴで組み立てた変な形の完成品があります。しかし壁があるので息子からはそれが見えません。息子の手元にはバラバラになったレゴの部品があり、使わない部品も混ざっています。もちろん私からは見えません。私は言葉だけで息子に指示を出し、息子にレゴを組み立てさせ、同じものの完成を目指す、というものでした。
実物を見ることができれば簡単な作業のはずですが、とても苦戦しました。それでも途中から、不明点や形状の確認について息子から質問してくれるようになり、コミュニケーションの効率や正確さが発展していくのを体験しました。最後には無事に完成できて良かったです。膝の上にいた2歳の子が完成品をいちいち壊して邪魔された、というのは体の良い言い訳です。
子供が「ゲームをしたい」というので、今度はアプリ開発団体 jackによる「IT Fes-アプリ展示・体験会」に行きました。
何という名前のゲームか聞きそびれましたが、かなりハマるゲームのようでした。パパは暇でした。
大学生が作ったゲームにチャレンジ!
最後に、名古屋大学奇術研究会による「クロースアップマジックショー」に行きました。10人以上が並ぶ大盛況でした。
並んでいる途中で、2歳の子がまさかの2度目のう〇ち。上の子に列に並んでもらっておきながら、急いでオムツ交換へ走りました。なんだかんだ時間がかかってしまいました。列に戻ると上の子がポツンと列の先頭で本を読んで待っていました。私たちが戻るのが遅くて、2回くらい飛ばしてもらったそうです。寂しい思いをさせてしまいました。実は午前中に名大祭のイベントの1つ「古本市」にも立ち寄って、そこで「最新の宇宙像」(ジョージ・ガモフ著、小尾信彌訳、1959年)という宇宙の本を100円で買ってあげていました。それが暇つぶしになったのが幸いでした。
マジックはプロなみのものでした。コインのマジックとカードを使ったマジックを目の前の直ぐ近くで披露してもらいました。目の前にある4枚のエースが次々に消えて、それが箱の中に揃っていた時には、びっくりしました。本当に不思議でした。どうなってるのかサッパリわかりません。上の子はカードや箱を手に取って何度も確かめ、何とか種明かししようとしましたが、何とも成りません。パパも全く分かりません。
とても楽しかったです。
研究でも趣味でも、何でも夢中になることは良いことです。普通の人では気づかないような面白いことをたくさん発見できます。そして、そういう人の話を聴くと、ただの石ころにも興味が持てたり、目の前の手さばきが魔法のように感じられて感心するものです。そうやって人に新しい知見や驚き、喜びを与えることができます。
分野は問いません。子供達にも何か夢中になれるものを見つけて欲しいと思います。
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個別指導ヒーローズ 植田一本松校
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塾長です。
中学1年生の英語。ついに一般動詞が出てきました。ここが「英語の得意と不得意を分ける分岐点」なんですよね。みなさん、しっかりね。
その一般動詞の1つ、study を生徒に教えていて、ふと思いました。
何で最初に study なんだろう?
こんにちは!塾長の松下です。
昨日の午前中は、ヒーローズ西春校に行ってきました!
この夏から西春校さんもプログラミング教室を始めます。その準備を手伝ってきました。いよいよ北名古屋市のみなさんもマインクラフトでプログラミングを学べるようになりますよ!
乞うご期待です!!
午後からは植田一本松校でいつも通りプログラミング教室をしました。生徒がミッションを早くクリアしたので、残り時間を自由にしました。やっぱり子供たちは溶岩とかTNTが大好き。「数千個のTNTを爆発させる」というプログラムを作って遊んでいました。
IT系の国家資格と言えば、次の3つを押さえておく必要があります。この順番にレベルアップします。
中でもプログラミングの技能を問われるのが「基本情報技術者」です。毎年多くの人が受験します。
主にプログラムの設計、開発を行う技術者の知識や技量を証明する資格です。国家試験に合格するともらえます。英検で言えば2級くらいに相当します。
商業高校や工業高校では、高校2年生くらいから学校で受験を勧められます。普通科でも科学部やデータサイエンス部など、IT系に興味のある人ならチェレンジすることがあるでしょう。もちろん、通信系やIT系に就職したら、会社から受験を勧めらることが多いです。
これに関して、少し前、今年1月24日に衝撃的なニュースがありました。
2019年秋期の試験を最後にCOBOL(コボル)が廃止されるというのでます。代わりに2020年春期からはPython(パイソン)になるそうです。情報ソースは情報処理推進機構によるコチラの発表です。
え、コボル?、パイソン?
という人も多いでしょう。COBOLやPythonはプログラミング言語の種類です。
例えば、ブログは日本語で書きます。曲は音符で書きます。計算は数式で書きます。化学変化は化学反応式で書きます。このように、何かを書き表すとき、それに合った表現方法(言語)が存在します。
コンピューターも同じで、コンピューターを使う目的ごとに表現方法や文法があります。それがプログラミング言語です。たくさんの種類があり、目的に応じて使い分けられています。
ところが国家資格で使えるプログラミング言語は、たったの4つしかありません。
基本情報技術者の資格試験では、プログラミングの技能が問われます。自分の得意なプログラム言語を選択して受験することができます。ただし、その選択肢が4つしかありません。しかも来年からそれが変わります。
これまでは次の4種類でした。
COBOL、Java、C言語、アセンブラ言語(CASL II)から1つ選択
それが2020年の春から
Python、Java、C言語、アセンブラ言語(CASL II)から1つ選択
に変更されます。国家資格を取れる4つのプログラミング言語から、COBOLが姿を消し、Pythonが登場したのです。こえれは事実上、
「COBOLはもう古い。」「Pythonがメジャーになった。」
と国が認めたに等しいです。だからニュースなんですね!
上で挙げた5つのプログラミング言語について、それぞれの特徴を簡単に説明します。
私が大学生のころまでは、COBOLを使えれば就職に有利でした。大企業の多くが大型コンピューターを持っていて、それを使うために必要だったからです。ところが、ここ数十年でデーターベースの技術が一般化し、同時にパソコンの性能が飛躍的に良くなってしまい、大型コンピューターが不要になってしまいました。今ではCOBOLで仕事をしている人を、ほとんど見かけません。
プログラミング言語にも栄枯盛衰があるのですね。
ちなみに、私たちのプログラミング教室「マイクラミング」を支えるプログラミング言語たちは、次のようになっています。
JavaScriptはJavaの縮小版です。ブラウザの中だけで動作します。PHPやSQLなど国家資格には関係ないプログラム言語が出てきましたね。プログラム言語はとても種類が多いのです。私はマイクラミングを開発するために、これら全てのプログラミング言語を勉強しました。勉強は一生続くのです。
ちなみにマインクラフトそのものはJavaで作られているそうですよ。
そして生徒の皆さんが使うプログラミング言語はScratch(スクラッチ)です。
来年度から小学校で、更に年度から中学校でプログラミング教育が必須化されます。
おそらく多くの小学校では Scratch(スクラッチ)というプログラミング言語が使われるでしょう。今まで色々な学校現場で使われてきた実績がありますし、何より無償で使えるからです。
もちろん私たちのプログラミング教室「マイクラミング」もスクラッチです。小学2年生から高校生まで通っています。
しかし、残念ながら、この Scratch(スクラッチ)では国家試験を受験できません。国家試験はプロの能力試験なので、プロが使わない言語では受験できないのです。
ただし、民間の試験ならあります。Scratchで能力を試したければ民間試験でチャレンジしましょう。
スクラッチが得意なのは、あくまでも学校教育や趣味の領域です。ですから、スクラッチでプログラミングを練習したら「次のステップ」へ進みましょう。
Scratchの次のステップとしてお勧めなのは、Python(パイソン)またはJava(ジャバ)です。
どちらも無料で始めることができます。また解説書やインターネット上の情報が豊富で調べやすいです。
どちらかというと、理系の学生はPython、ゲーム制作などクリエイターになりたい人はJavaを学んでみるとよいでしょう。
ただし就職してからPythonやJavaを使うかどうかは分かりません。しかし1つのプログラミング言語に精通しておけば、他のプログラミング言語を学ぶのが簡単になります。プログラミング言語には共通する考え方が多いからです。
C言語は文法が多くて細かいです。難しいというよりは、めんどくさいです。ちょっとした処理を実現するにも、何十行ものプログラミングが必要になります。
「こういう時はこう作れ」的な定石をたくさん覚える必要があります。そして後述する「オブジェクト指向」に対応するためにC++言語という拡張版も学ぶ必要があります。
歴史の長い言語なので学びが多い一方、書籍が多すぎてピンキリです。良書を探すのに苦労します。身近に知見者がいれば、聞くのが一番でしょう。
そんなこんなで、マスターするまでの道のりが長いです。
その代わり、マスターしたら超強力なプログラミング言語になります。その道のプロになると決めたら取り組んでみてください。
CASLはマイコンなどのハードウェアを使うためのプログラミング言語です。ハードウェアの知識が必要になりますから、これも初学者にはお勧めしません。また実際に何かを作ろうとするとCASLは使えません。ハードウェアのメーカーごとにプログラミング言語が違うからです。CASLは練習用の言語と割り切った方が良いでしょう。
それから、プログラミング言語とは別に、「オブジェクト指向」という考え方を、しっかり学んでおくことをおすすめします。
オブジェクト指向は、人間が物事の構造や関係をとらえる様子を、整理したり正確に記述したりするための技術です。
現代のプログラミング言語のほとんどは、その根底にオブジェクト指向があります。大きなプログラムや複雑なプログラムを考える時ほど、オブジェクト指向が必須になってきます。ぜに学んでみてください。きっと頭の中がすっきりするでしょう。
国家資格の「基本情報処理技術者」を受験できるプログラミング言語は4つしかありません。そして今年でCOBOLが廃止され、来年からPythonが追加されます。
来年から小学校で必須化されるプログラミング教育ではScratchが大活躍します。
しかし仕事でScratchは使えません。ステップアップにはPythonかJavaが塾長のおすすめです。
プログラミング言語と並行して「オブジェクト指向」を学ぶと良いでしょう。頭を整理するのに役立つ技術です。
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塾長です。
今回の定期テストの個表が返って来ています。
中2から通っている高校2年生が、ついに学年1位を達成しました。おめでとうございます!
ある中3男子が総合点で自己最高点をマークした一方、前回自己最高点だった中3女子は、前回ほどではないものの目標点+7点をマークしました。
また、詳細は伏せますが、数学が12点から67点にハイジャンプした生徒もいました。
これからスパイラル学習法で学んでいく新入生たちは、先輩たちの姿を見て、しっかり着いて来てください。
さて、生徒を指導していると「教育の間違った常識」というものに遭遇することがあります。例えば前回のブログ「できる子は、教科書に線を引かない、ノートをまとめない」もそうでした。教科書に線を引いたりノートをキレイにまとめた方が成績が上がりそうな気がします。しかし現実は反対で、テスト期間にそういう作業をしている生徒ほど点数が伸び悩むものです。
今回は「暗算」についてぶった切ります!
例えば、数学で次のような悩みがある場合。きっと、あることが原因です。いったい何だと思いますか?
算数や数学がいつから苦手になるのかは人によります。小学校5年生くらいから、あるいは中学1年生になってから。人それぞれですが、苦手になりやすい人の共通点は、およそ決まっています。それは、
という習慣です。こんな状態も同じです。
こうした習慣があると「算数」から「数学」へ発展しません。中学生になっても算数しかやっていないので、数学が苦手になってしまうのです。逆に言えば、その習慣を改善すれば数学を克服する道が開けます。
『いつまでも「算数」しかやっていない』と書きました。そもそも算数と数学は何が違うのでしょうか。
小学校までの算数は、主に、整数、小数、分数を使った「算術」について学びます。要は、目に見える物を数で表し、計算を通じて色々な視点で物の個数や量を測れるようにする訓練です。
基本的に、数には「個」「匹」「リットル」「円」などの単位が必ず付きます。具体的な「経験」を通じて「数」の基本概念を抽象化していく「過程」にいるからです。したがって教科書の構成は、
となっています。
例えば小学1年生の初期では、まだ「ペン1本」の1本と「パイナップル1個」の1個は、別のものだと認識しています。それを「合わせていくつ買いましたか?」という計算を経験させると、単位を外して抽象的に考えるようになります。つまり「ペン1本だろうがパイナップル1個だろうが、数が1であることに変わりはない!」と考えて「合わせて2つ」と答えられるわけです。
このように、
具体的な経験 → 整数、小数、分数への抽象化
を繰り返しながら学びます。とても大変な経験時間を要するので、小学校の算数では、これ以上の数の拡張をしません。ちなみに余談ですが、この抽象化に失敗すると、例えば「ウン、と合わせて、ペン・パイナップルが1つ」と答えてしまうわけです。
したがって、算数の世界では「数」と言えば、整数、小数、分数でしかなく、その範囲に限って加減乗除を学ぶだけです。そのため数の「性質」や「法則」の種類が少なく、計算が単純なだけに、暗算がし易いです。
中学生以降の数学は、数の概念に「負の数」「文字式」「多項式」「無理数」が仲間入りします。単位のないものばかりです。そして数と数を足したり掛けたりしたように、例えば、式と式を足したり掛けたりします。
このように、数と同じように計算できるものが学年と共に増えていきます。整数、小数、分数に限られていた算数の世界とは違い、数の概念がどんどん広がります。正に「数」の広がりを「学ぶ」ので「数学」と呼ぶわけです。それゆえ、何のどこが「数としての性質」なのかという「法則」や「定理」が重要になってきます。
したがって教科書の構成は、
となっています。例えば中1なら最初に「方程式」という単元で、定理を使って「移項する」「分母を払う」などの抽象的な計算練習をします。その後「方程式に利用」という単元で、買い物や速さを扱う具体的な問題を解きます。
定理を使った抽象的な訓練 → 具体的な問題にあてはめる
これは算数とは真逆の構成です。
したがって、式の変形(計算)には必ず定理(理由)が当てはまります。そして1行の式変形に複数の定理が複雑に当てはまることさえあります。逆に定理に当てはまらないた式変形は、たまたま数字があっていたとしても間違いです。これを放っておくと計算ミスが多発するようになります。
つまり、算数の計算に比べたら「なぜそうできるのか」の理由付けが複雑なんです。それゆえ計算が速いことよりも、論理的に正しいかどうかを確認する方が、よっぽど重要になってきます。むしろ暗算はミスを生むリスクでしかありません。
このように算数と数学は、まったく視点の異なる学問です。中学から学ぶ数学は「数の性質」に注目し、その性質をあてはめる対象を「負の数」や「式」にまで拡張していくわけです。
1つ1つの計算(式変形)には、それぞれ理由があります。その理由は教科書に「定理」や「法則」としてすべて書いてあります。数はそれほど多くありませんが、組み合わせて使ったり、直ぐに思いつけるようにする訓練が必要です。
そして、もしも計算が間違っていたら、その理由を必ず言えるようになっています。ですから数学では丁寧に「なぜ、どうして」と確認していくことが大切です。
そうやって注意深く計算していれば、自然と「途中の式を書いて確かる」という手順の繰り返しになるはずです。
逆に「なぜ、どうして」を確認せず、とにかく速く答えを出すことにこだわり過ぎると、計算の「理由」を無視することが多くなり、分からないことがどんどん増えてしまいます。そうすると、暗算でできるような単純な計算だけを好むようになり、新しい定理を取り入れた数の拡張ができません。
これが数学が苦手になる理由です。つまり、
暗算にこだわる → 理由を無視する/暗算ができる簡単な問題だけ好む → 数の拡張ができない → 数学が苦手になる
というメカニズムです。
数学の計算には全て理由がありますが、実際には、いちいち理由を確かめるのもしんどいです。そこで色々な計算パターンを網羅した問題集を何周かした方が、手っ取り早く計算力が身に着きます。これはアウトプット型の勉強なので、私も大部分は賛成です。ただし注意点があります。それは必ず次のことを守る、ということです。
この注意点を守らないと、ある日、全て忘れてしまいます。理由のないものは頭に残らないんです。
とにかく問題集を何百ページ、プリントを何十枚もこなし、数多くの暗算パターンを覚えてスピーディに計算をしていく生徒。一見、数学が得意のように見えますが、そうとも限りません。中には少しでも応用問題になると、ポキッと折れたようにできなくなってしまう生徒が出てきます。
もちろん本当に計算もできないほど苦手な生徒からしたら、こうした生徒は「数学できるじゃん」と思うかもしれません。しかし数学は「数」の概念を広げていく学問です。基本定理を自覚せず、パターン認識だけで計算ができるようになったとしても、それはいつか破綻してしまいます。
高校で「数学が苦手」というレベルはまちまちですが、それでも赤点や赤点ギリギリならば、かなり苦手と言えるでしょう。
「数学を何とかしたい!」
そう言って高校コースから入塾して来る生徒たちの多くは、実は数学が苦手なわけではありません。ちゃんと教えると、意外とすんなり理解してくれます。点数からは想像できないくらい早く解けるようになってしまいます。ほんと、そんな子が多いんです。ただ、
自分でどう勉強したらよいか分からない!
そう悩んで入塾して来るのです。
そういう生徒たちは、とにかく大量の問題集や大量のプリントで中学の数学を乗り切ってきたタイプの生徒たちばかりです。公式の暗記やパターンの認識はとても速いです。しかし教科書の読み方を知りません。
高校の数学では定理の数が増えます。しかし何十枚もプリントを出してくれるわけではありません。学校で配られる問題集の解説は簡素なものが多いです。それで、自分で何をしたら良いのか分からなくなってしまい、数学ができなくなってしまうのです。
例題のパターンごとに解き方を教えれば、直ぐ解けるようになってくれますが、それだけでは根本解決にはなりません。定期テストはしのげても、模試や入試では歯が立ちません。それじゃ不十分だという事を私は高校生の時に思い知らされています。浪人してから気が付かされました。
だから、そういう生徒たちに指導することだって同じです。
高校生になっても数学が得意な生徒は、むしろ、ゆっくり取り組みます。取り組む問題集も限られています。その代わり、1つ1つ、自分の頭で考え、手を動かし、納得するまでじっくり取り組むのです。
中学生でも、数学で80点以上をコンスタントに取ってくる生徒は、やっていることが意外に多くありません。忙しい部活と勉強を両立してしまう生徒は、取り組む内容を絞ることができています。その代わり、細かいところの隅々まで納得いくまで、じっくり取り組んでいます。
ノートを見ると、途中の計算式や、考えに必要な数直線や表などが、ちゃんと書かれています。
それでは計算が遅いかというと、そんなことはありません。定理が良く身に着いているので、無駄な計算が少なく、ミスも少なく、消しゴムをほとんど使わないので、結果的に暗算が得意な生徒よりも早く終わります。これは学年が上がるほど、そうなります。
ですから数学を始める中1の段階で、できるだけ暗算を捨てる方が良いのです。
何度も書きますが、数学は数の性質が大切です。計算の根拠となる「数の性質」を正しく使わないと答えも間違えます。つまり論理が正しくないと答えが間違うようになっています。論理を確かめるには途中の式を書くしかありません。暗算はミスを生むリスクでしかありません。
「最終的な答えさえ合っていればいいや」
という短絡的な考え方では、あっという間に限界がきてしまいます。
さて、ここであらためて問いたいのです。
人より速く計算できることが、そんなに大切な事ですか?
江戸時代は速く計算できる人が希少だったでしょう。昭和時代もそうだったかもしれません。でも今はどうでしょうか。電卓が100円ショップで買えたり、スマフォの電卓アプリが使えたりする時代です。人の手で計算するスピードに、それほど大きな価値はないと思います。
そしてコンピューターが安くなり、これから人工知能が身近になっていくことを考えれば、複雑な計算もコンピューターに任せればよくなるでしょう。
ですから、私たち人間のやることは、数の性質を良く知り、その性質を応用した命令をコンピューターに与えることです。電卓と競争するのではなく、コンピューターと会話できるような数学的な素養を養ってほしいと思います。
もちろん、数の性質や多様性を多く知っていて、その結果として計算が速くなるのは、積極的に良いことだと思います。教育的な意味として良いと思います。そしてコンピューターを使いこなせる、という意味でも良いことです。
数の概念を狭い範囲に限定して「計算の速さを競う」ような価値観は、間違っていると思います。「暗算が速い方が優れている」と子供たちに思わせることは、むしろその後の数の広がりを邪魔してしまう危険性があるので要注意です。
子供たちを電卓と競争させてはいけません。算数から数学へステップアップできるように、
「途中の式をちゃんと書きましょう。」
「計算に使った数の性質を確認しましょう」
と、正しく子供たちに教えるべきだと思います。
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教室の様子(360度カメラ) http://urx.blue/HCgL
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こんにちは。塾長の松下です。
期末テストが近づいてきました。そして中間テストの個票や成績表が出てくるころです。学校によっては面談もあるでしょう。
そこで今回は「テストの正しい見直し方」について動画にまとめました。次の期末テストの点数アップにつながる内容にしました。
テストの見直しをすると、次のテストの出題傾向すら分かるようになってきます。必然的に、より点数の取りやすい勉強方法が分かります。そういうお話です。
塾長の生出演がちょっと気持ち悪いですが、ご覧くださいませ。
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塾長です。
中間テストは半数の生徒が自己最高点または自己最高順位をマークしました。中には「数学の点数が2倍になった!」と喜ぶ生徒もいました。自己ベストを更新したのは素晴らしいことですね。
今日はその方法について書きます!
と、その前に、勉強の大前提を書いておきます。
勉強で成績を上げるためには、精神の安定が必要不可欠、大前提です。ところが残念なことに、精神の安定を脅かすものが身の回りにはたくさんあります。例えば点数が低くて怒られてしまうと、精神が不安定になります。萎縮してしまって主体的に勉強ができる心境になりません。
私は生徒に対して、いや自分の子供に対しても、点数のことで叱ることはありません。点数よりも勉強の中身を細かく見て、やり方、プロセスを一緒に見直します。
なぜなら、それが勉強で最も大切なことだと知っているからです。点数は後からついてくるものです。
それから、私自身が中1の最初のテストでひどい点数を取った経験があるから、といのもあります。自分のことを棚に上げて子供を叱るのはフェアではありません。ウソは指導の根拠を無くします。
過去に栄光があるかどうかよりも、どうやって成績を上げたのかを教えた方が生徒のためになります。
何はともあれ、勉強を通じて皆さんは「良い人生を送るための武器」を手に入れてください。そこに向かって指導をしているので、低い点数で怒ってしまうほど私は短絡的ではありません。
自己最高を記録する
苦手を克服して点数を2倍にする
こうした実力は、小手先の裏テクニックでは達成できません。もっと長い目で生徒に勉強してもらっているからこそ、出てくる結果なんだと思います。
長い目で何を勉強させるのかは、長くなるので後で書きますが、ここでは「点数が悪くて叱るのは、短絡的で良くないこと」だと言っておきます。
そういうわけですから、塾生の皆さんは「定期テスト振り返りシート」をちゃんと提出しましょう。
さて、話を勉強の方法に戻します。
一般論では分かりにくいので、具体例で考えます。例えば、次の行動は要注意です。
伸び悩んでいる生徒や、一部の塾から転塾してきた生徒によくみられる行動パターンです。
なぜ、これらがダメなのか、ちょっと考えてみてください。
1~4は、作業と勉強の区別がついていない状態です。私もそうでした。
5~7は、やることの目的や優先順位が考えられていない状態です。
では、どのようにしたら良いでしょうか。
上で挙げたダメな例を、良い例に変えるなら、こうなります。
これらに共通した考え方は「アウトプットを重視する」です。伸び悩む子はインプットばかりでアウトプットを訓練しません。直感的ですが、次のようにまとめることができます。
さらに「あと回し」にする習慣が身に着いてしまうと、もっと伸びません。
これが今日の本題です。
教科書に線を引くのは逆効果です。成績の良い生徒ほど、教科書に線を引かなくなります。
え?
と思いますよね。真面目にちゃんと勉強するなら、線を引くでしょ、と思いますよね。ところが逆効果です。さて、
本当に、教科書に線を引くのは積極的でしょうか?
いえ、実は消極的です。むしろ後ろ向きです。一見、積極的に見えるところが落とし穴なんです。
教科書に線を引くとき、きっと
「これは大事。あとでまた見よう!」
と思って線を引きますよね。ところが、これがダメなんです。無意識の中で
「後でやる」→「今は別にいいや」→ 後回しスイッチ、オン!
という風に、脳があと回しモードになってしまうからです。後回しにしたら、脳ミソがその場で覚えてくれません。教科書を開くのは覚えるため。それなのに、その場で覚えないなんて変ですよね。
さらに人によっては
「線を引いたところ以外は覚えたくない」
という意識があるかもしれません。情報を減らしたいのでしょうが、脳は関連する情報が少ないものほど忘れやすいです。情報を減らせば、むしろ暗記が不利になります。そうなればなおさら良くありません。
結局は教科書のほとんど全てが重要なんですから、そもそも線なんて引く必要はありません。線を引いたら教科書の全部が線だらけになって終わるだけです。
教科書には線を引くのではなく、どんどん新しい情報を書き込んでください。問題集で間違えたところを見直したら「なるほど、教科書のこの知識は、こうやって使うんだ。」「ここに結び付くんだ」などと新しい発見をするでしょう。そうした発見を教科書に書きこんでいくのです。
そうやって、どんどんアウトプット力を鍛えます。
ちなみに教科書に書き込むレベルになると、学年順位で上位20%以内に到達しているでしょう。
はい、これも良くありません。本屋さんに行くと「東大生のノートの取り方」みたいな本が売れているようです。あれは、教科書をやり尽くしたレベルの生徒が、さらに上のレベルの要点をまとめるための技術です。
私は上で「教科書に発見したことを書き込もう」と書きました。その別冊版を作るようなものです。教科書にまとまっていることを、わざわざ書き写すようなことではないので注意しましょう。
繰り返しになりますが、教科書をまとめ直すなんて無駄なことは止めましょう。なぜダメかといえば、教科書に線を引くのとまったく同じ理由です。
「ノートに書いた」→「あとでこれを見直せばバッチリだ」→ 後回しスイッチ、オン!
となるからです。書いたことに安心して、脳が内容を覚えてくれません。それに教科書はすべて重要です。ノートをまとめていったら、教科書がもう1冊できるだけです。
テストでは、教科書や参考書を「見ずに書けること」「見ずに解ける」ことが試されるのですから、教科書や参考書を見ずに書く、見ずに解く、という訓練をできるだけ多くすることです。
次の期末テストが近づいています。早い所ではすでに3週間前です。
必ず前回のテスト勉強で「何の対策が不足していたのか」を分析し、次回は改善するようにしましょう。点数が良くても悪くても、必ず改善してください。
行動パターンの改善こそが大切で、勉強をする意味そのものです。点数に一喜一憂する人は、あまり伸びません。ちゃんと分析して次回に活かす、そしてその姿勢を継続することが大切です。
ここで勉強時間とは作業時間ではないことを注意しておきましょう。
「勉強」と「作業」の区別がついている生徒ほど成績が伸びやすいです。
上に述べたように、アウトプット重視の勉強に切り替えて、今回よりも次回、次回よりもそのまた次回、自分の行動パターンをどんどん改善しましょう。
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塾長です。
生徒たちのほとんどが中間テストを終えました。今回も一部で時事問題が出題されました。そこで時事問題の対策について具体的に書いていきます。
テスト前にいつも配布している時事用語の解説プリント。今回はどれだけ役に立ったでしょうか?
時事問題はニュースの話題から出題されます。ニュースと言えば新聞の記事をスクラップしておくのが良いですね。ところが最近では新聞を購読していない世代が増えています。生徒に
「新聞を読もうね」
と言っても
「うちは新聞を取ってないです」
と返ってくるのが普通になりました。学校の先生も「新聞を読め」とは言いにくくなっているそうです。新聞を購読できない環境の生徒に配慮するためです。
学校や学年にもよりますが、中学や高校の定期テストでは時事問題が出ます。特に社会や理科、保健・体育などで出題されるのが普通です。期末テストでは保健・体育のテスト範囲にも注意しましょう。
定期テストの時事問題は、入試問題のそれとは異なり、ここ1~2か月くらいで話題になったニュースから出題されます。
ところで、新聞を読まない、あるいは読めない生徒が増えているのに、なぜ時事問題が出題されるのでしょうか?
このような環境が十分に整っている、とされているからでしょう。
またスマートフォンも普及しました。ネットニュースやニュースアプリがより身近になっています。新聞を購読できない人がいたり、購読率が下がってきたとしても、その代替手段は十分に多くあり、さらに多種多様な形でニュースにアクセスできると考えられているのでしょう。
もしもテスト範囲表に「時事問題」と書かれていたら、対策する必要があります。しかし、その方法を間違えると学校の先生から変に目をつけられてしまう危険性があるので注意してください。
何年か前の話になります。生徒が教えてくれた話です。
テストが近くなると学校の授業が自習になる事があります。そんなとき「的中!時事予想問題」という他塾のプリントを必死に暗記している生徒がいたそうです。その塾に通っている生徒だったようです。それを見つけた学校の先生が生徒のところに行って、そのプリントを取り上げました。そして少し怒った口調で、こう言ったそうです。
「こんな、問題と答えを丸暗記するようなことをやらせたくて時事問題を出しているんじゃないぞ。みんなにとって重要だと思うことを出す。例えば将来、年表に載ったり教科書に載ったりしそうなこととか、そういうものだ。だから、このプリントにあるような問題は絶対に出さないからな!」
生徒たちの間では、これがちょっとした話題になりました。ある生徒は時事問題の出題傾向が分からなくなったと言い、また別の生徒は、時事問題の出題傾向が分かったと言いました。プリントを取り上げられたその生徒は、同じ塾の生徒たちから恨まれたかもしれません。その生徒のせいでプリントが役に立たなくなってしまったと勘違いされたのなら、ちょっとかわいそうです。
ただ、私はその話を生徒から聞いた時、学校の先生が怒るのも当然だと思いました。
たいていの場合、時事の予想問題は、ニュースの文面でキーワード部分が穴抜きになっているものです。いわゆる穴埋め問題です。
ここで、よくある勘違いが「話題の大きさ」=「重要度」と思い込んでしまうこと。そんな勘違いした人が作れば、ワイドショーネタになるようなニュースの用語が多く含まれることになります。もちろん週刊誌の暗記みたいな作業をしても勉強にはなりません。
要は「社会」や「理科」の勉強からは程遠い内容になってしまいます。テスト前に、そんな無駄なことをしたくないですよね。
確かに時事問題はニュースで話題になったことから出題されますが、学校の先生は流行語を覚えて欲しいわけではありません。学校や教科書で学んだことを使って世の中を見て欲しい、知識を知恵に変えて欲しい、と思っているのです。
ですから、ただ流行語を追いかけるような間違った予想問題を見れば、「勘違いするな!」と言いたくなるのです。学校の先生が怒ったのは、生徒の将来のためですよ。
ヒーローズ植田一本松校でおこなう時事問題の対策は、用語の解説です。具体的には次のようなものを1枚のプリントにまとめて配ります。
こうすることで生徒自身がニュースを読めるようになったり、より詳細な情報を検索できるようにしています。社会に出てから役に立つような素養、つまり本当の学力を身に着けて欲しいと思います。実は保護者様からも「勉強になった」と喜ばれています。
実際この5月に配った内容です。
数か月分のニュースからピックアップすること、紙1枚に収めること、できるだけ中立の視点で書くこと、という作業の難しさがあります。誰か代わってほしいです。
最近のニュースに関連した用語の解説です。詳細は新聞を読め!ニュースを見ろ!!
■最近話題の人物 【社会・理科・体育】
人名 身分 概要・トピック 安倍晋三(あべしんぞう) 内閣総理大臣 自民党総裁
(2006年も総理)
第4次安倍内閣。衆議院解散総選挙で自民党は過半数の議席で大勝。昨年10月に改造内閣発足。自民党総裁は3期連続で務める。 大村秀章
(おおむらひであき)愛知県知事
(3期目)2/4 愛知県知事選挙で大勝し当選。リニア中央新幹線や中部国際空港の2本目の滑走路など経済政策を優先。投票率35.51%は過去3番目の低さ ウラジーミル・プーチン 【ロシア】
ロシア大統領 北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の島々)や日ロ貿易で日本と対話中。11/14、1956年の「日ソ共同宣言」に基づいた連携強化で対話中。 ドナルド・トランプ 【アメリカ】
アメリカ大統領 米国の共和党
民主党からの大統領。就任1年半。過半数が共和党の上院とは「ねじれ」状態。「アメリカ第一主義」の政策で、特に中国との貿易摩擦に懸念がある テリーザ・メイ 【イギリス】
イギリス首相 イギリスで女性2人目の首相。EU離脱に向けEUと作成した離脱後の協定案が国内で否決されて厳しい立場。離脱を5/22まで延期してさらに調整中。 習近平(シー・チンピン) 【中国】
中国国家主席 ユーラシア大陸圏内の国々と経済協力を強化する「一帯一路」構想を進めるが米国とは経済摩擦 文在寅(ムン・ジェイン) 【韓国】
韓国大統領 日本には慰安婦問題を非難するなど反日姿勢。北朝鮮と融和路線を続け9月には南北首脳会談を実現。経済は中国の一帯一路に参加。 金正恩(キム・ジョンウン) 【北朝鮮】
朝鮮民主主義人民共和国最高指導者 朝鮮労働党委員長。米トランプ大統領と会談、南北首脳会談を実施し平壌共同宣言に署名。 藤井聡太 (ふじいそうた)
プロ棋士 史上最年少でプロ棋士昇格(14歳2ヶ月)。史上最年少で将棋七段(15歳9ヶ月・61年ぶりに塗り替え)。瀬戸市出身。名大附属高校在籍 イチロー (本名:鈴木一朗)
元米大リーグの プロ野球選手
米マリナーズの元外野手。2019年3月に引退と帰国を表明。政府は国民栄誉賞を打診したが辞退。2016年に通算3000安打達成(史上30人目)。愛知県出身 大坂なおみ (おおさかなおみ)
プロテニスプレイヤー 1/20全豪オープンで初優勝9/8全米オープンテニスのシングルスで日本初優勝。2020東京オリンピックは日本国籍で出場予定、世界ランク1位。 本庶佑 (ほんじょたすく)
京都大学高等研究院特別教授 ノーベル生理学・医学賞受賞。免疫の働きにブレーキをかけるたんぱく質「PD-1」を発見し、これを取り除くことでがん細胞を攻撃できる新しいタイプのがん免疫療法の開発に貢献した。 カルロス・ゴーン ルノー・日産・三菱アライアンスの元社長兼最高経営責任者 昨年11/19自身の役員報酬を約50億円過少に記載した疑いで逮捕、社長を解任。容疑が多いとされ4/4に4度目の逮捕。一方、日本の検察が密室で取り調べを行う手法に対し世界中から批判の声もある。
■令和 (れいわ) 【社会】
平成の次の元号名。2019年5月1日から。4/30に天皇陛下が退位、5/1に皇太子徳仁親王(なるひとしんのう)さまが天皇に即位。今後10/22に即位を宣言する国事行為「即位礼正殿の儀」がある。よって今年に限り5/1と10/22は祝日となり、ゴールデンウィークは10連休となった。
■上皇陛下 (じょうこうへいか) 【社会】
天皇陛下の退位後の呼称のこと。また皇后は「上皇后陛下」となる(「陛下」は敬称)。皇太子が天皇に即位すると、それまでの天皇は上皇陛下になる。歴史的にはそうである一方、憲法に規定がないため、国は今上天皇の1代に限って特例法で対応。上皇の誕生は江戸時代後期の光格天皇以来、約200年ぶり。
■東邦高校 (とうほうこうこう) 【保体】
4/3第91回選抜高校野球の決勝戦で勝利し、東邦(愛知)高校が史上最多の5度目の優勝。東邦高校は平成元年にも優勝しているため、平成の最初と最後を甲子園の優勝で飾ったことになる。
■新紙幣 (しんしへい) 【社会】
2024年から使われる次の日本の1万円札、5千円札、千円札のこと。ちなみに500円硬貨も新しくなる。紙幣の刷新は20年ぶりで、偽造防止のために最先端の印刷技術が使われる。新しい紙幣に印刷される人物はそれぞれ、一万円札は渋沢栄一、五千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎となる予定。
■大阪万博(おおさかばんぱく) 【社会】
2025年に大阪府大阪市で開催が予定されている国際博覧会。11/24フランスのパリで開かれた国際会議で確定した。試算では来場者数約2,800万人、経済波及効果約2兆円と見積もられている。日本での万博は2005年の愛知万博以来。なお大阪万博は2度目で1970年から55年ぶりとなる。
■百舌鳥・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん) 【社会】
大阪府にある古墳群。世界三大墳墓(※)の1つで面積が世界最大の大仙古墳(だいせんこふん、別名、仁徳天皇陵 にんとくてんのうりょう)がある。5/14国連教育科学文化機関(ユネスコ)の勧告により世界文化遺産に登録される見通し。
(※) 世界三大墳墓 … 日本の仁徳天皇陵古墳、エジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の始皇帝陵
■5G(ふぁいぶじー) 【社会】【理科】【技術】
正式名称は「第5世代移動通信システム」。スマートフォンやパソコンで使われる無線の超高速通信網のこと。日本では東京オリンピックに合わせ2020年から使えるようになる見通し。現行の4Gに比べ20倍以上の超高速通信が可能で、世界中のIT企業や通信会社が技術開発や環境整備で競争している。それに先行して5G対応のスマートフォンが2019年から発売され始め、その都度ニュースになる状況。
5Gに必要な特許の取得件数は、1位 中国、2位 韓国、3位 アメリカ、4位 フィンランド、5位 スウェーデン、6位 日本、7位 台湾。アジア勢が台頭する中で日本の地位や技術力の低下が目立っている。
■小惑星リュウグウ 【理科】
日本のJAXAが2014年に打ち上げた探査機「はやぶさ2」が調査している小惑星。半径435m程度。
はやぶさ2が2/22に着地、4/5に弾丸を衝突させて直径10m人工クレーターをつくるなど調査が続いている。小惑星に人工クレーターを作ったのは世界初の実験。
■MOMO3号機(ももさんごうき) 【理科】
堀江貴文らが参画する北海道のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」が打ち上げたロケット。5/4に目標の高度100kmの宇宙圏に到達。日本で初めて民間企業が設計、製造、打ち上げの全てを実施。ホームセンターで手に入る部品を使うなどコストを削減しつつ、過去2度の失敗で技術を蓄積してきた。
日本の宇宙ロケットの開発は、これまでJAXA=宇宙航空研究開発機構が主導する形で行われてきた。そうした中、今回の打ち上げ成功は日本の民間企業によるロケットビジネスの扉を開いたと言える。
■ブラックホール 【理科】
天才物理学者アインシュタインの特殊相対性理論によって約100年前に存在が予言された天体。太陽の30倍以上の質量をもつ巨大な星が寿命になると超新星爆発を起こしブラックホールが誕生する。あまりにも重力が強すぎて、近くにある全て星や物質を吸い込んでしまい、光すら逃れられないため、宇宙にポッカリ開いた黒い落とし穴のように見える。またブラックホール同士が合体してより巨大なブラックホールに成長する。銀河や天の川の中心には巨大なブラックホールがあると言われる。
4/10日本の国立天文台は人類史上初めてブラックホールの写真撮影に成功したと発表。撮影したのは日本を含む世界13か国、200人以上の研究者からなる国際プロジェクトチーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope; EHT)」。地球上の6か所にある8つの電波望遠鏡を同期させ地球サイズの電波望遠鏡を構成。これにより人間の視力300万に相当する解像度を実現させた。
■F35A (えふ35えー) 【社会】【理科】【技術】
日本の航空自衛隊が2018年1月から導入している最新鋭で世界最強クラスの性能を誇るステルス戦闘機(レーダーで見つからない戦闘機)のこと。その保有数が軍事力の1つの指標にもなる。日本の所有数が世界第2位であることに中国やロシアが懸念。4/9訓練飛行中に青森県三沢市沖の太平洋に墜落。パイロットは先に脱出して無事だった。約1か月後に機体の一部が回収され事故の原因究明が進められている。
もともとF35Aはアメリカ空軍の戦闘機だが、日本政府がアメリカから技術を買い、愛知県小牧市にある三菱重工業小牧南工場で製造させた。日米同盟の強さを周辺諸国にアピールしつつ日本の航空技術を強化する狙いがある。1機あたり130~200億円(時期によりコストが違う。軍事機密で詳細は不明)。
■ボーイング737MAX(ぼーいんぐ737まっくす) 【社会】【理科】【技術】
世界中で運用されているアメリカのボーイング社製の航空旅客機。事故が相次ぎ、旅行者がこの機体の予約をキャンセルする騒ぎが世界中で起こったため、3/13米連邦航空局(FAA)はこの機体の運用を一時停止すると発表した。2年前に半年間で2回も墜落した他、昨年10月にインドネシアのジャワ島沖で墜落して189人、3/10にエチオピアで離陸直後に墜落して157人、合わせて346人が犠牲になっている。
■統一地方選挙 (とういつちほうせんきょ) 【社会】
県議会議員、市議会議員の選挙を全国的に一斉に行う選挙のこと。選挙の効率化を目的に1947年からは4年おきの4月に一斉に行われるようになった。4/7に愛知県の県議会議員選挙および名古屋市の市議会議員選挙があった。他の自治体も4/7または4/14に選挙を行った。大阪では行政改革や大阪万博の誘致で成果をアピールした大阪維新の会が議席数を伸ばした。
今回は無投票当選(立候補者が1人のみで競争相手がいないため、選挙をせずとも当選してしまうこと)や定数割れ(議員の定数に立候補者数が満たないこと)が相次いだ。日本の地方選挙は投票率の低さや立候補者数の少なさが問題になりつつある。民主主義を支える仕組みが揺らぎつつある。
■軽減税率(けいげんぜいりつ) 【社会】
生活必需品の消費税を8%に据え置くこと。消費税は2019年10月から10%へ引き上げられるが、消費税は低所得者にとって重税になるため貧富の格差が拡大する。そこで生活必需品の税率は軽減する。
ただし、小売店で会計処理が複雑になるなど懸念が多く、どの商品を生活必需品に入れるかを巡っては判断に限界がある。例えば、調味料の「みりん」が酒類と同じ10%であり、ファーストフードや弁当店などで「持ち帰り」で買ったら8%だが、それを店先のベンチで食べたら10%にされるなどの混乱がある。同時に政府はキャッシュレス化を進めるために、クレジットカードや電子マネーを利用した場合もポイント還元を通じて税率を低くする方針で、事情がさらに複雑になっている。
■ノートルダム大聖堂(のーとるだむだいせいどう) 【社会】
フランスにある教会で世界文化遺産。数日にわたって火事に見舞われ4/15鎮火。教会が所有する歴史的に貴重な絵画などは事前に退避して全て無事だった。教会修復のため世界中から寄付が集められている。
■持続可能な開発目標(略称:SDGs、通称:グローバル・ゴールズ) 【社会】
貧困に終止符を打ち、地球を保護し、全ての人が平和と豊かさを享受できるよう国連で定めた国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成され170か国が参加。気候変動や経済的不平等、イノベーション、持続可能な消費、平和と正義などの新たな分野を優先課題とする。国連開発計画(UNDP)が推進機関で、その予算を最も拠出しているのが日本。昨年7/7日本の外務省は、その活動を世界にアピールするため、YouTubeで世界的に有名になったピコ太郎を抜擢し、PPAPをSDGsバージョンで動画配信している。
■韓国元徴用工(かんこくもとちょうようこう) 【社会】
二度の大戦中、植民地であった朝鮮半島で日本の企業が雇った現地の労働者のこと。労働環境が劣悪で人権問題もあったため敗戦後に補償問題となった。1965年の日韓請求権協定において日本側が韓国へ一括して賠償する代わりに個々の補償問題は韓国内で処理することで政治的に決着。ところが10/30、韓国の最高裁判所にあたる大法院が日本企業に対して韓国の元徴用工に賠償金の支払いを命じる判決を下した。日本政府は「(協定に反する)ありえない判決」として抗議し、国際司法裁判所に提訴した。
現在、日本企業の日本製鉄(旧新日鉄住金)と不二越の資産が韓国国内で差し押さえられている状態。
5/1韓国側の弁護団が差し押さえている日本企業を売却して補償にあてさせる命令を出すよう裁判所に申請。日本政府は協定違反にあたるとして、売却を実行すれば対抗措置を取ると警告を発している。
■EU(ヨーロッパ連合 ヨーロッパれんごう)とイギリスの脱退 【社会】
ヨーロッパの28カ国が経済的政治的に連携を深める連合体。通貨や国境管理も統一され、国境を超えた通勤や通学、流通が自由である一方、国家間の経済格差がひずみを生むことがある。イギリスは2016年に国民投票でEUからの脱退を決め、今年3月30日に正式に脱退の予定だった。しかし英国内で合意に至らず、脱退を5月まで延期した。EUから離脱する国は初めて。
■モスクワ 【社会】
ロシア連邦の首都。1/22にロシアのプーチン大統領と安倍総理が首脳会談を開き、平和条約の締結を目指したが進展しなかった。ロシア国内の世論が支持しないことや日露の関係悪化が原因。
もともと11/14のシンガポールで会談を行い、1956年の「日ソ共同宣言」を基礎として平和条約交渉を加速させることで合意していたはずだった。なお、日ソ共同宣言には「平和条約の締結後、歯舞群島と色丹島を引き渡す」と明記されている。つまり平和条約の締結は北方領土の2島返還を意味する。
■TPP11(環太平洋パートナーシップ協定11)とアメリカの離脱 【社会】
アメリカを除いた11のTPP参加国(日本、ベトナム、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ペルー、メキシコ、カナダ)のこと。TPPは当初アメリカを含めた12か国で協議が始まったがトランプ政権に代わるとアメリカが離脱。そのまま残った11か国で調印され2018年12月30日に発効した。
■日欧EPA(にちおうEPA) 【社会】
日本とヨーロッパ連合のEPA(経済連携協定)のこと。2/1に発効。ほとんどの品目の関税が撤廃され、投資など幅広いルールの分野でも自由化が進む。EUと日本の人口が6億4000万人、輸出と輸入を合わせた貿易額は世界の37%、GDP=国内総生産の規模では28%を占める、大型の経済連携協定。アメリカのTPP離脱や米中経済摩擦など、保護主義(自国第一主義)の流れをけん制する効果も期待。
■杉原千畝 (すぎはらちうね) 【社会】 ※教科書P.231(教出) P.223(東書)
第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた外交官。ナチス・ドイツによって迫害されていた約6000人のユダヤ人に独断でビザを発給して亡命を手助けした。「命のビザ」とも「東洋のシンドラー」とも語られている。江戸川乱歩の同窓生。名古屋で学生時代を過ごし瑞陵高校出身。彼の資料は世界記憶遺産にこそ登録されなかったが、愛知県は瑞陵高校敷地内に杉原千畝顕彰施設を整備した。
以上!
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